DJ・ルメイユ

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DJ・ルメイユ
DJ LeMahieu
2024年8月18日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州トゥーレアリ郡バイセイリア
生年月日 (1988-07-13) 1988年7月13日(38歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手、一塁手、三塁手
プロ入り 2009年 MLBドラフト2巡目
初出場 2011年5月30日
最終出場 2025年7月6日
年俸 $12,000,000(2020年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

デビッド・ジョン・ルメイユ(David John LeMahieu[注釈 1], 1988年7月13日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州トゥーレアリ郡バイセイリア出身の元プロ野球選手(内野手)、野球指導者。右投右打。

経歴

プロ入り前

2007年のMLBドラフト41巡目(全体1241位)でデトロイト・タイガースから指名されたが、契約には至らなかった。ルイジアナ州立大学に入学後は、大学野球で2年間プレーし、大学アメリカ代表に選ばれるなど活躍した[2]。

プロ入りとカブス時代

2009年のMLBドラフト2巡目(全体79位)でシカゴ・カブスから指名され、7月19日に契約。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスで3試合に出場後、7月28日にA級ピオリア・チーフスへ昇格。38試合に出場して打率.316、30打点、2盗塁を記録した。

2010年はA+級デイトナ・カブスでプレーし、135試合に出場して打率.314、2本塁打、73打点、15盗塁を記録した。8月31日にはフロリダ・ステートリーグのポストシーズン・オールスターチームに選出された[3]。

2011年はAA級テネシー・スモーキーズで開幕を迎え、50試合に出場。打率.358、2本塁打、27打点、4盗塁と結果を残し、5月30日にジェフ・ベイカーが離脱したため、代役としてカブスとメジャー契約を結んだ[4]。同日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。8回裏無死一塁の場面で、ジョン・グラボウの代打として出場したが、遊撃への併殺打となった[5]。23試合に出場したが、6月28日にAAA級アイオワ・カブスへ降格[6]。AAA級アイオワでは58試合に出場し、登録枠が拡大された9月6日にメジャーへ再昇格した[7]。この年メジャーでは37試合に出場して打率.250、4打点を記録した[8]。

ロッキーズ時代

2011年12月8日にイアン・スチュワート、ケイシー・ウェザーズ(英語版)とのトレードで、タイラー・コルビンと共にコロラド・ロッキーズへ移籍した[9]。

2012年3月3日にロッキーズと1年契約に合意。3月18日に傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ配属され、開幕を迎えた。5月23日にジョナサン・ヘレーラが故障者リスト入りしたためメジャーへ昇格[10]。6月からは二塁手として先発起用されていたが、打率.229と結果を残せず、6月10日から再び守備要員へ戻った。6月22日にヘレーラが復帰したため、AAA級コロラドスプリングスへ降格した[11]。7月17日にヘレーラとクリス・ネルソンが故障者リスト入りしたため、再びメジャーへ昇格[12]。昇格後は主に二塁手として先発起用された[8]。この年は81試合に出場して打率.297、2本塁打、22打点、1盗塁を記録した[8]。

2013年3月5日にロッキーズと1年契約に合意[13]。3月27日にAAA級コロラドスプリングスへ配属され、開幕を迎えた。開幕後はAAA級コロラドスプリングスで61試合に出場。打率.314、1本塁打、31打点、13盗塁と好成績を記録し、5月16日にメジャーへ昇格[14]。この年は109試合に出場して打率.280、2本塁打、28打点、18盗塁を記録した[8]。

2014年3月9日にロッキーズと1年契約に合意し[15]、自身初の開幕ロースター入りを果たした[16]。この年は、正二塁手としてプレーし、打撃では初めて規定打席に到達した[8]。オフに初めて二塁手でのゴールドグラブ賞を受賞した。

2015年は打撃面でも好調で、4月の打率は.406だった[8]。7月にはオールスターにも初選出されている。7月にも打率.400を記録するなどと好調を維持し、シーズン打率が3割を下回ることがほとんどなく、最終的にリーグ10位の打率.301を記録した[8]。

コロラド・ロッキーズ時代
(2016年5月14日)

2016年は2年連続3割の打率.348を記録し自身初のタイトルとなる首位打者を獲得し、出塁率もリーグ2位の.416を記録した。終盤に首位打者争いしていたダニエル・マーフィーが怪我で出場できなかったため、ウォルト・ワイス監督の方針により最終5試合のうちの4試合を欠場したため、物議を醸した[17]。守備では、422補殺(リーグ2位)、91併殺打(同3位)を記録し、守備防御点も+3と堅実だった[8]。このシーズンはホーム打率が.391を記録したが、ビジター打率は.303であり、打者有利である本拠地の恩恵を大きく受けた[8]。

2017年は自己最多の155試合に出場[8]。7月には月間打率.375を記録するなど夏場に調子を上げ、代替選出でオールスターにも出場。シーズンではリーグ7位の打率.310、8本塁打、64打点、OPS.783を記録し、3年連続の打率3割を記録した[8]。元々左投手を得意としている打者ではあるが、この年は対右投手の打率が.293に対して、左投手には.362、打席数は対右投手の3分の1程度であったが、対右投手よりも多い5本塁打を記録した[8]。オフに2度目のゴールドグラブ賞を獲得した。

2018年は打率.276で4年ぶりに3割を切ったが、キャリアハイの15本塁打を記録。守備ではまたゴールドグラブ賞受賞した。10月29日にFAとなった[8]。

ヤンキース時代

2019年1月14日にニューヨーク・ヤンキースと2年総額2400万ドルの契約を結んだ[18]。この年は、チームに故障者が続出する中で年間通じてメジャーでプレーし、本業の二塁手だけでなく一塁手や三塁手としても起用された[8]。打撃面でもシーズン終盤まで首位打者を争うなど活躍し、安打(197)・二塁打(33)・本塁打(26)・塁打(312)・打点(102)・長打率(.518)で自己最高を記録した[8]。6月には自身初となるプレイヤー・オブ・ザ・ウィークとプレイヤー・オブ・ザ・マンスに選出され、オールスターにも出場。オフにはシルバースラッガー賞を初受賞した。また、同年から新設されたオールMLBチームのファーストチーム二塁手に選出された。

2020年はCOVID-19の影響で60試合の短縮シーズンに。自身もキャンプ前の検査で陽性反応を示した[19]。シーズンは開幕2戦目から出場。序盤から好調で65打席で打率.411を残していたが、8月11日のボストン・レッドソックス戦で右手親指を捻挫し、10日間の故障者リスト入り[20]。同29日に復帰以降も調子を維持して、最終的に打率.364で首位打者を獲得した[8]。自身2度目のタイトルで、両リーグでの首位打者獲得は1900年以降では初の快挙となった[21]。出塁率(.421)とOPS(1.011)もリーグトップだった。オフの10月28日にFAとなり、球団から提示された1890万ドルのクオリファイング・オファーを拒否した[22]。12月9日にオールMLBチームのファーストチーム二塁手に2年連続2度目の選出を果たした[23]。

2021年1月27日にヤンキースと6年総額9000万ドルで再契約した[24]。

2022年は故障のため125試合の出場に留まったが、一塁で35試合、二塁で41試合、三塁で47試合に出場し、この年から新設されたユーティリティープレーヤー部門でゴールドグラブ賞を受賞した[25]。

2023年は前年比で11試合多い136試合と出場試合数を増やし、打率.243などを記録した[8]。

2024年は3月中旬に足を負傷したために開幕を故障者リストで迎え、5月28日に復帰した[26]。この年は67試合の出場に留まり、打率は自己最低の.204だった[27]。

2025年は45試合に出場し、打率.266、2本塁打、12打点を記録したが、7月9日にホルビット・ビバスを昇格させることに伴ってDFAとなった[28]。

指導者として

ヤンキース退団後は所属先が決まらずに過ごしていたが、2026年5月にノースウッズリーグ(英語版)(大学野球の夏季リーグ)のロイヤルオーク・レプラコーンズ(英語版)の監督に就任した[29]。

選手としての特徴

守備

広い守備範囲と高い確実性を兼ね備えた二塁守備を誇り、2018年には守備率.993[30]、DRS+18[31]、UZR+11[32](いずれもリーグ1位[30][31][32])を記録している。

過去3度にわたって二塁手としてゴールドグラブ賞を受賞しているほか、2017年にはゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル・アワード(セイバーメトリクスの守備指標が選考基準)を同時受賞している。

ヤンキース移籍後は二塁手以外のポジションも守り、2022年にはユーティリティープレーヤーとしてゴールドグラブ賞を受賞した[25]。

打撃

確実性のある打撃を持ち味とする。左投手を得意としており、2020年までの通算で対右投手の打率.298に対して、左投手には.325を記録している。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2011 CHC 3762603152001740010100122.250.262.283.546
2012 COL 8124722926681242942212321340428.297.332.410.742
2013 109434404391132132146281877319216713.280.311.361.673
2014 1495384945913215551724210107233729713.267.315.348.663
2015 1506205648517021562196123332504110720.301.358.388.746
2016 14663555210419232811273661178666238019.348.416.495.911
2017 15568260995189284824964653559169024.310.374.409.783
2018 128581533901473221522862652737028214.276.321.428.749
2019 NYY 14565560210919733226312102521446029014.327.375.518.893
2020 502161954171102101152730011802213.364.421.5901.011
2021 150679597841602411021657420573249416.268.349.362.711
2022 125541467741221801217646431267047112.261.357.377.734
2023 1365624975512122315194442202602312514.243.327.390.718
2024 6722820119415025226011619013513.204.269.259.527
2025 451421281334302431200001400354.266.338.336.674
MLB:15年 16736822613289617722783912624636639349374757524311048189.289.350.409.759
  • 2025年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

ポストシーズン打撃成績

年

度
球

団
シ
リ
|
ズ
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
2017 COL NLWC 1550000000000000020.000.000.000
2018 NLWC 1660110020000000011.167.167.333
NLDS 31290210030010030020.222.417.333
2019 NYY ALDS 315144420194000010040.286.333.643
ALCS 6292669102163000030020.346.414.615
2020 ALWC 211101300032000010010.300.364.300
ALDS 525223600062000120031.273.320.273
出場:4回 21103921425503391101011000152.272.340.424
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
一塁(1B)二塁(2B)三塁(3B)遊撃(SS)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2011 CHC 180011.000151622051.0001161245.818-
2012 COL 110001.00067105204233.994928001.00020000----
2013 120001.00090168271357.99314624021.00010000----
2014 10000----144257413699.991725001.00010000----
2015 -1493004529120.988--
2016 -146276422691.991--
2017 -1532514708106.989--
2018 -128209378490.993--
2019 NYY 4021519224.99275118155232.99352188747.963-
2020 11240011.000375182419.97111101622.929-
2021 5528613121.99783117156248.99339186266.930-
2022 3523013116.996415391221.986472310617.992-
2023 5638132236.9959817031.0006935136112.994-
2024 3818515216.990-36276714.989-
2025 -4559840181.000--
MLB 2391332928115.99411821988321748742.9912951475231945.97240000----
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年はゴールドグラブ賞受賞年

タイトル

表彰

記録

背番号

  • 33(2011年)
  • 9(2012年 - 2018年)
  • 26(2019年 - 2025年7月6日)

脚注

注釈

  1. ↑ ラストネームLeMahieuの発音: 英語発音:/leh-MAY-hue/, 英語発音: [ləˈmeɪhju], フランス語発音: [ləmajø]

出典

  1. ↑ “D.J. LeMahieu Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年3月10日閲覧。
  2. ↑ “DJ LeMahieu - 2009 - Baseball” (英語). LSU Tigers. 2020年9月9日閲覧。
  3. ↑ Brendon Desrochers (2010年8月31日). “Mesa tables debate, takes FSL POY”. MiLB.com. 2014年6月1日閲覧。
  4. ↑ “Cubs Place Infielder Jeff Baker on 15-Day D.L., Select Contract of Infielder DJ LeMahieu”. MLB.com Cubs Press Release (2011年5月30日). 2014年6月1日閲覧。
  5. ↑ “Scores for May 30, 2011”. ESPN MLB (2011年5月30日). 2014年6月1日閲覧。
  6. ↑ “Cubs recall right-handed pitcher Marcos Mateo, option infielder DJ LeMahieu to Triple-A Iowa”. MLB.com Cubs Press Release (2011年6月28日). 2014年6月1日閲覧。
  7. ↑ “Cubs recall LHP John Gaub, INF DJ LeMahieu and OF Lou Montanez from Triple-A Iowa”. MLB.com Cubs Press Release (2011年9月6日). 2014年6月1日閲覧。
  8. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 MLB公式プロフィール参照。2025年7月10日閲覧。
  9. ↑ “Rox acquire Tyler Colvin, D.J. LeMahieu from Cubs for Stewart, Weathers”. MLB.com Rockies Press Release (2011年12月8日). 2014年6月1日閲覧。
  10. ↑ “Rockies place INF Jonathan Herrera on 15-day disabled list”. MLB.com Rockies Press Release (2012年5月23日). 2014年6月1日閲覧。
  11. ↑ “Rockies reinstate INF Jonathan Herrera from 15-day DL”. MLB.com Rockies PressRelease (2012年6月22日). 2014年6月1日閲覧。
  12. ↑ “Rockies transactions for July 17”. MLB.com Rockies Press Release (2012年7月17日). 2014年6月1日閲覧。
  13. ↑ “Rockies transactions for March 5, 2013”. MLB.com Rockies Press Release (2013年3月5日). 2014年6月1日閲覧。
  14. ↑ “Rockies recall INF DJ LeMahieu and RHP Rob Scahill from Triple-A”. MLB.com Rockies Press Release (2013年5月16日). 2014年6月1日閲覧。
  15. ↑ “Rockies transactions for March 9”. MLB.com Rockies Press Release (2014年3月9日). 2014年6月1日閲覧。
  16. ↑ “Rockies announce active roster for Opening Day”. MLB.com Rockies Press Release (2014年3月29日). 2014年6月1日閲覧。
  17. ↑ “Rockies’ Walt Weiss would sit DJ LeMahieu if batting title hangs in balance” (英語). The Denver Post (2016年9月27日). 2016年10月30日閲覧。
  18. ↑ Bryan Hoch (2019年1月14日). “Yankees add free agent DJ LeMahieu” (英語). MLB.com. 2019年1月15日閲覧。
  19. ↑ “ブレーブスのフリーマンらコロナ陽性 米大リーグ”. 時事ドットコム. 2020年9月29日閲覧。
  20. ↑ “LeMahieu (thumb sprain) to IL; Andújar up”. MLB.com. 2020年9月29日閲覧。
  21. ↑ “【MLB】初の両リーグ首位打者に元楽天ジョーンズ以来の打撃2冠王…20年に生まれた快記録”. ニフティニュース. 2020年9月29日閲覧。
  22. ↑ “DJ LeMahieu To Reject Qualifying Offer” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年11月11日閲覧。
  23. ↑ Anthony Castrovince (2020年12月10日). “Here is the star-studded 2020 All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2021年11月27日閲覧。
  24. ↑ “Yankees Re-Sign DJ LeMahieu” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月28日閲覧。
  25. 1 2 Randhawa, Manny (2022年11月2日). “Gold Glove Awards announced, with 14 first-time winners” (英語). MLB.com. 2025年1月26日閲覧。
  26. ↑ Gonzalez, Alden (2024年5月29日). “With Yanks hot, LeMahieu returns as No. 9 hitter” (英語). ESPN.com. 2025年1月26日閲覧。
  27. ↑ Hoch, Bryan (2025年1月7日). “Why a DJ reprise in '25 wouldn't surprise Yanks” (英語). MLB.com. 2025年1月26日閲覧。
  28. ↑ Darragh McDonald (2025年7月9日). “Yankees Designate DJ LeMahieu For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年7月10日閲覧。
  29. ↑ ペリー丈勇 (2026年5月13日). “ヤンキース、ロッキーズで活躍した名内野手が帰還 「元首位打者」ラメイヒューが新たな挑戦へ”. スポーティングニュース日本語版. 2026年10月12日閲覧。
  30. 1 2 “Major League Leaderboards » 2018 » Second Basemen » Fielding Statistics » FP”. www.fangraphs.com.. 2019年5月25日閲覧。
  31. 1 2 “Major League Leaderboards » 2018 » Second Basemen » Fielding Statistics » DRS”. www.fangraphs.com.. 2019年5月25日閲覧。
  32. 1 2 “Major League Leaderboards » 2018 » Second Basemen » Fielding Statistics » UZR”. www.fangraphs.com.. 2019年5月25日閲覧。

関連項目

外部リンク