マーセル・オズナ

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マーセル・オズナ
Marcell Ozuna
アトランタ・ブレーブス #20
アトランタ・ブレーブス時代
(2021年4月6日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サントドミンゴ特別区
生年月日 (1990-11-12) 1990年11月12日(34歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 指名打者 外野手
プロ入り 2008年 アマチュアFA
初出場 2013年4月30日
年俸 $16,000,000(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マーセル・オズナ・アイデルフォンゾ(Marcell Ozuna Idelfonso,[注釈 1] 1990年11月12日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ特別区出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。MLBのアトランタ・ブレーブス所属。愛称はザ・ビッグ・ベアー(The Big Bear)[4]。

経歴

プロ入りとマーリンズ時代

2008年2月15日にフロリダ・マーリンズ(現:マイアミ・マーリンズ)と契約を結んだ[5]。契約後、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・マーリンズでプロデビュー[6]。

2009年からはアメリカ本土に渡り、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプレーした[6]。

2010年はA級グリーンズボロ・グラスホッパーズでプレーした[6]。

2012年11月20日に40人枠に登録された[5]。

2013年はA+級ジュピター・ハンマーヘッズに4試合出場した後、AA級ジャクソンビル・サンズに昇格した。4月30日にジャンカルロ・スタントンの故障者リスト入りに伴ってメジャーに初昇格を果たした[7]。同日のニューヨーク・メッツ戦で、ジェレミー・ヘフナー(英語版)からメジャー初安打を放った。最終的に70試合に出場して打率.265、3本塁打、32打点という打撃成績に加え、盗塁を5つ決めた[6]。マイナーリーグでは、2010年から2012年に3年連続で20本塁打以上を放った[6]。

マイアミ・マーリンズ時代
(2014年6月6日)

2014年は、中堅手のレギュラーに定着して153試合に出場。出場試合数を超える164三振を喫したが、全て前年を上回る打率.269、23本塁打、85打点を記録した[6]。

2015年も、中堅のレギュラーとして開幕を迎えたが、本塁打がなかなか出ない試合が続いた。さらに、インターリーグ辺りから失速し始めると、2割8分台あった打率が2割3分台まで低下。7月にはマイナー降格されるなど、打撃不振に陥った。約1ヶ月以上も昇格されずに、AAA級ニューオーリンズ・ゼファーズで33試合に出場し[6]、メジャー再昇格を果たすと最終的に打率は.259まで巻き返したが、本塁打は10本止まりだった[6]。

マイアミ・マーリンズ時代
(2016年4月11日)

2016年は4月こそ低調だったものの、5月に月間打率.416と調子を上げ、前半戦で打率.307、17本塁打を記録した。また選手間投票によって自身初のオールスターゲームに選出された。最終的には148試合に出場し、打率.266、23本塁打、76打点だった[6]。

2017年は昨年まで左翼手だったクリスチャン・イエリッチとポジションをスイッチするかのように左翼へコンバートされると、開幕から好調で、4月16日には自身初となるプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞した。2年連続でオールスターゲームに選出された。後半戦も調子は落ちず、9月14日にもプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを獲得した。159試合に出場し、打率.312、37本塁打、124打点と全ての項目で自己最高を記録し、自身初となる「3割・30本塁打・100打点」を達成した。オフに自身初となるシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞した。

カージナルス時代

2017年12月14日にマグネウリス・シエラ、サンディ・アルカンタラ、ザック・ガレン、ダニエル・カスタノとのトレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍した[8]。

2018年6月2日のピッツバーグ・パイレーツ戦で通算100号本塁打に到達[9]。6月17日に週間MVPを獲得した。7月30日のコロラド・ロッキーズ戦では自身初のサヨナラ本塁打を放った[10]。最終成績は148試合に出場して打率.280、23本塁打、88打点、3盗塁を記録した。

セントルイス・カージナルス時代
(2019年5月2日)

2019年は6月下旬に指の骨折で故障者リスト入りして、1か月以上離脱した[11]。最終的に130試合の出場で打率.241、29本塁打、89打点、12盗塁を記録した。チームが地区優勝したことで初めてポストシーズンに出場し、NLDS第4戦では2本塁打を放った。オフにカージナルスから1年1780万ドルのクオリファイング・オファーを提示されたが、拒否してFAとなった[12]。

ブレーブス時代

2020年1月21日にアトランタ・ブレーブスと1800万ドルの1年契約を結んだ[13]。背番号は「20」。

同年はCOVID-19の影響で60試合の短縮シーズンとなる中で全試合に出場。ナ・リーグでは史上初の指名打者制が導入され、65%にあたる39試合に指名打者として出場。外野の守備に就いたのは左翼19試合、右翼2試合だけだったが、フレディ・フリーマンとともに強力打線を牽引し、本塁打王と打点王の二冠となる18本塁打、56打点を記録しただけでなく、打率.338、出塁率.431、長打率.636はいずれも自己ベストを更新した。打率は首位打者のフアン・ソトとは1分3厘差の3位で三冠王を逃した。指名打者として出場した39試合では、打率.362、14本塁打、40打点を記録。ネルソン・クルーズ(OPS.997)、フランミル・レイエス(同.800)、ミゲル・カブレラ(同.743)など、他の指名打者の数字を大きく上回る活躍だった。ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ(NLCS)ではロサンゼルス・ドジャースを3勝1敗と追い込みながら、その後3連敗してシリーズ敗退した[14]。 オフに自身2度目のシルバースラッガー賞を受賞し、ナ・リーグ史上初の指名打者部門での受賞者となった。また、MVP投票では自己最高の6位だった[15]。12月9日にオールMLBチームのファーストチーム指名打者に初選出された[16]。12月11日にはエドガー・マルティネス賞を受賞した[17]。こちらもナ・リーグ史上初の受賞者となった。オフにFAとなった。

2021年2月5日にブレーブスと4年総額6500万ドルで再契約した[18]。オプションとして2025年は球団側が選択権を有する。しかし、シーズン途中の5月に家庭内暴力で逮捕され、制限リスト入りした。

選手としての特徴

打撃面では、長打力が持ち味。そのパワーは「モンスター・パワー」と評される[19]。パワーは広角に飛距離を出すレベルを誇り、満塁の場面にも強い[19]。

強肩が持ち味であり、「バズーカ・アーム」と評されるほどの実力を備える[19]。2017年オフにMLB.comのアナリストであるマイク・ペトリエロが、オズーナはMLB最高の左翼手だと述べた[20]。その理由として平均91mph(146 km/h)の強肩を挙げている。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2013 MIA 70291275317317431073251101302576.265.303.389.693
2014 1536125657215226523257853105411116412.269.317.455.772
2015 1234944594711927010176442302301311010.259.308.383.691
2016 1486085577514823623252760304432411511.266.321.452.773
2017 15967961393191302373361241302644014418.312.376.548.924
2018 STL 1486285826916316223252883004382311010.280.325.433.758
2019 13054948580117231292298912201622111421.241.328.472.800
2020 ATL 602672283877140181455600013830603.338.431.6361.067
2021 482081882140607672600001901466.213.288.356.645
2022 1245074705610619023194562104310212212.226.274.413.687
2023 1445925308414529140296100000257131349.274.346.558.904
2024 16268860696183310393311041004742317023.302.378.546.925
MLB:12年 1469612355587621514261212752642880291412951018231346141.272.334.475.810
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位

年

度
年

齢
リ
|
グ
打

率
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
打

点
盗

塁
出
塁
率
201323 ナ・リーグ --------
201424 --------
201525 --------
201626 --------
201727 6位4位--3位3位--
201828 --------
201929 --------
202030 3位2位9位-1位1位-3位
202131 --------
202232 --------
202333 ----5位---
202434 3位3位--2位4位-3位
  • -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)

ポストシーズン打撃成績

年

度
球

団
シ
リ
|
ズ
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2019 STL NLDS 5232169302185000010151.429.478.8571.335
NLCS 416160310040000000080.188.188.250.438
2020 ATL NLWC 2991100142000000050.111.111.444.555
NLDS 313133410053000000050.308.308.385.693
NLCS 7312948202166000020041.276.323.552.875
2022 NLDS 3880000000000000040.000.000.000.000
2023 NLDS 415131200020000020040.154.267.154.421
2024 NLWC 2870200021000100040.286.250.286.536
出場:5回 30123116152970551170001501392.250.285.440.724
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
左翼(LF)中堅(CF)右翼(RF)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2013 MIA -33773021.0003680522.977
2014 11292011.000140325850.985420001.000
2015 -111238510.99615350001.000
2016 11170001.000123276550.9839173001.000
2017 1523051050.984370001.000120001.000
2018 STL 147264644.985--
2019 129181440.979--
2020 ATL 1939010.975-23010.750
2021 48922001.000--
2022 5278110.988--
2023 230001.000--
MLB 571100825155.98641092321112.98867139832.980
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字は当該ポジションでリーグ最高
  • 各年度の太字年はゴールドグラブ賞受賞

タイトル

表彰

記録

背番号

  • 48(2013年)
  • 13(2014年 - 2017年)
  • 23(2018年 - 2019年)
  • 20(2020年 - )

脚注

注釈

  1. ↑ スペイン語発音: [maɾ.ˈsɛl o.ˈsu.na][2], 英語発音: [mɑ˞ˈseɪl oʊˈzunə][3]

出典

  1. ↑ “Marcell Ozuna Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2024年7月28日閲覧。
  2. ↑ “スペイン語の発音記号変換ツール”. easypronunciation.com. 2019年4月10日閲覧。
  3. ↑ “英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2019年4月10日閲覧。
  4. ↑ Joe Frisaro (2017年8月24日). “Breakdown of Marlins' Players Weekend names” (英語). MLB.com. 2017年12月15日閲覧。
  5. 1 2 MLB公式プロフィール参照。2017年12月15日閲覧。
  6. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Baseball-Reference参照。2017年12月15日閲覧。
  7. ↑ Joe Frisaro (2017年4月29日). “Stanton strains hamstring in 10th, put on DL” (英語). MLB.com. 2017年12月15日閲覧。
  8. ↑ Jenifer Langosch (2017年12月14日). “Cards finalize deal with Miami for All-Star Ozuna” (英語). MLB.com. 2017年12月15日閲覧。
  9. ↑ “Ozuna launches 100th career home run”. MLB.com. 2019年11月14日閲覧。
  10. ↑ “Ozuna's walk-off homer in 10th”. 2018年7月31日閲覧。
  11. ↑ “Cardinals activate OF Marcell Ozuna from injured list”. USA TODAY. 2019年11月14日閲覧。
  12. ↑ “Marcell Ozuna rejects Cardinals' qualifying offer”. MLB.com (2019年11月15日). 2021年9月20日閲覧。
  13. ↑ Mark Bowman (2020年1月21日). “Ozuna signs 1-year deal with Braves, to play LF” (英語). MLB.com. 2020年1月22日閲覧。
  14. ↑ “ブレーブスがWS進出に王手、カーショウ打ち崩す”. フランス通信社 (2020年10月16日). 2021年9月20日閲覧。
  15. ↑ “2020 Awards Voting”. Baseball-Reference.com. 2021年9月20日閲覧。
  16. ↑ Anthony Castrovince (December 10, 2020). “Here is the star-studded 2020 All-MLB Team” (英語). MLB.com. November 27, 2021閲覧。
  17. ↑ “オズナが最優秀DHのエドガー・マルティネス賞選出 - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年12月16日閲覧。
  18. ↑ “Braves Re-Sign Marcell Ozuna” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月6日閲覧。
  19. 1 2 3 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、314頁。ISBN 978-4-331-51921-9。
  20. ↑ “Ozuna leads Top 10 left fielders into 2018”. MLB.com. 2019年5月20日閲覧。
  21. ↑ “All-MLB Team” (英語). MLB.com. November 27, 2021閲覧。

関連項目

外部リンク