ブライス・トゥラング

ウィキペディアから、無料の百科事典
ブライス・トゥラング
Brice Turang
ミルウォーキー・ブルワーズ #2
2024年6月18日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州コロナ
生年月日 (1999-11-21) 1999年11月21日(26歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
173 lb =約78.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手、遊撃手
プロ入り 2018年 MLBドラフト1巡目
初出場 2023年3月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2026年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
銀2026

ブライス・クレイグ・トゥラング(Brice Craig Turang, 1999年11月21日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州コロナ出身のプロ野球選手(内野手)。右投左打。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ所属。

父親もプロ野球選手(外野手)のブライアン・トゥラング(英語版)[1]。

経歴

プロ入り前

中学時代の2014年に行われたU-15 W杯で中堅手としてアメリカ代表に招集され、アメリカ野球協会(英語版)より最優秀選手賞を受賞[2]。 サンティアゴ高等学校(英語版)所属時代、マックスプレップスカップ(英語版)や[3]、2017年U-18 W杯アメリカ代表(英語版)での活躍が高く評価され、2018年ドラフト前の高校生野手としては最高クラスの評価を受けていた[4]。

プロ入りとブルワーズ時代

2018年6月のMLBドラフト1巡目(全体21位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名を受け[5]、契約金約341万ドルで締結しプロ入り[6]。同年7月13日にブルワーズ傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ブルワーズ(英語版)でプロデビュー[7]。8月にパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズ(英語版)へ昇格した。2018年シーズンは2球団合計で42試合に出場して打率.283、1本塁打、18打点、14盗塁を記録した。

2019年は開幕前に行われたMLB.comによるプロスペクトランキングでチーム1位・全体98位の評価を受けた[8]。シーズンはA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズで迎えた[9]。6月に同チームが所属するミッドウェストリーグのオールスターに選出された[10]。7月にはA+級カロライナ・マドキャッツへ昇格した[11]。このシーズンは2球団合計で129試合に出場して打率.256、3本塁打、37打点、30盗塁を記録した。

2020年はMLB.comのプロスペクトランキングでチーム2位の評価を受けた[8]。シーズンはCOVID-19の影響で、ウィスコンシンを拠点とするブルワーズのAlternate Training Siteに所属した。

2021年はAA級ビロクシ・シャッカーズとAAA級ナッシュビル・サウンズでプレーし、2球団合計で117試合に出場して打率.258、6本塁打、53打点、20盗塁を記録した。

2022年はAAA級ナッシュビルでプレーし、131試合に出場して打率.286、13本塁打、78打点、34盗塁を記録した。オフの11月15日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[12]。

2023年は開幕をメジャーで迎えた[13]。メジャーデビューとなった3月30日のシカゴ・カブスとのシーズン開幕戦では「9番・二塁手」で先発出場すると、3回表の初打席でマーカス・ストローマンからメジャー初安打を記録した[14]。二塁手として起用されたが打撃で結果を残せず、6月7日にAAA級ナッシュビル降格し、6月29日にメジャーへ再昇格した[15][16]。この年は137試合に出場して、打率.218、6本塁打、34打点、26盗塁、OPS.585を記録し、守備と走塁では結果を残したが、打撃は振るわなかった[17][18]。

2024年は155試合に出場して、打率.254、7本塁打、57打点、50盗塁、OPS.665を記録した[17]。また、守備面では自身初となるゴールドグラブ賞とプラチナ・ゴールド・グラブを受賞した[19][20]。

2025年は遊撃手へのコンバート予定されたが、腕の疲労によって開幕前に取りやめとなり、引き続き二塁手として起用された[21]。この年は156試合に出場して、打率.288、18本塁打、81打点、24盗塁、OPS.794を記録し、打撃面での成長を見せて、自身初となるオールMLBチームのセカンドチームに選出された[17][22]。

2026年はシーズン開幕前の3月に開催された第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表に選出された。3月17日の決勝のベネズエラ戦に敗退し、2大会連続の準優勝となった[23]。

選手としての特徴

打撃面では長打に乏しいものの出塁と機動力を武器とするリードオフマンタイプと評される。守備面では肩・守備範囲ともに平均よりは上程度と評価されている。(2020年)[8]

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2023 MIL 137448404468893612134264323811949.218.285.300.585
2024 155619559721422447195575065350121058.254.316.349.665
2025 1566595849716828218254812482566121503.288.359.435.794
2026 151680582102156373212621001955290311719.268.366.450.816
MLB:4年 599240621293175549812528322721192315122446652029.260.336.391.727
  • 2026年度シーズン終了時

ポストシーズン打撃成績

年

度
球

団
シ
リ
|
ズ
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2023 MIL NLWC 2530000000001010020.000.250.000.250
2024 NLWC 312113530080200010011.455.500.7271.227
2025 NLDS 521202310172000010080.150.190.350.540
NLCS 416150100011000010060.067.125.067.192
出場:3回 145449594011632010400171.184.245.327.572
  • 2025年度シーズン終了時

WBCでの打撃成績

年

度
代

表
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
2026[24] アメリカ合衆国 623222840012520010041.364.391.545

年度別守備成績

年
度
球
団
二塁(2B)遊撃(SS)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2023 MIL 119164268653.986221627081.000
2024 152240379778.989-
2025 153255343983.98530111.500
2026 151219369591.99242310.972
MLB 575878135927305.98829183129.961
  • 2026年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年はゴールドグラブ賞受賞

表彰

背番号

  • 0(2023年)
  • 2(2024年 - )

代表歴

脚注

注釈

出典

  1. ↑ Mitch Stephens (2018年6月4日). “WeNext: Major League talent Brice Turang reaps rewards from abundant family tree” (英語). MaxPreps.com. 2020年12月6日閲覧。
  2. ↑ Eric Sandheimer (2014年12月18日). “Corona Santiago freshman Brice Turang wins USA Baseball’s top award” (英語). LATimes.com. LA Times. 2020年12月6日閲覧。
  3. ↑ Kyle Glaser (2015年7月16日). “BASEBALL: Santiago’s Turang named National Freshman of the Year” (英語). PE.com. The Press-Enterprice. 2020年12月6日閲覧。
  4. ↑ Nathan Rode (2015年7月16日). “2018 PBR DRAFT 100” (英語). PrepBaseballReport.com. 2020年12月6日閲覧。
  5. ↑ “Brewers had previous relationship with first-round pick Brice Turang, a prep shortstop” (英語). JSonline.com. Milwaukee Journal Sentinel (2018年6月5日). 2020年12月6日閲覧。
  6. ↑ Stephen Cohn (2018年6月5日). “First-rounder Turang signs with Brewers” (英語). MLB.com. 2020年12月6日閲覧。
  7. ↑ Ben Reagan (2018年8月1日). “Brewers minor league roster moves: Brice Turang promoted; Jacob Nottingham to the DL” (英語). BrewCrewBall.com. 2020年12月6日閲覧。
  8. 1 2 3 “Brewers Top Prospects”. MLB.com. 2020年12月6日閲覧。
  9. ↑ “Brewers' Brice Turang: Ready for full-season ball” (英語). CBSスポーツ (2019年4月4日). 2020年12月6日閲覧。
  10. ↑ Chris Mehring (2019年6月5日). “Six Timber Rattlers Selected to Play in 2019 Midwest League All-Star Game” (英語). CBSスポーツ. 2020年12月6日閲覧。
  11. ↑ Duane Cross (2019年7月7日). “Turang walks off, up to another level” (英語). MiLB.com. 2020年12月6日閲覧。
  12. ↑ Simon Hampton (2022年11月15日). “Brewers Select Brice Turang and Abner Uribe” (英語). MLB Trade Rumors. 2023年4月25日閲覧。
  13. ↑ Adam McCalvy (2023年3月30日). “Brewers' roster set ahead of opener” (英語). MLB.com. 2023年4月25日閲覧。
  14. ↑ “Milwaukee Brewers vs Chicago Cubs Box Score: March 30, 2023” (英語). Baseball-Reference.com. 2023年4月25日閲覧。
  15. ↑ McDonald, Darragh (2023年6月7日). “Brewers Option Brice Turang, Reinstate Willy Adames” (英語). MLB Trade Rumors. 2026年1月2日閲覧。
  16. ↑ “Brewers shake up infield, send Urias to minors” (英語). ESPN.com (2023年6月29日). 2026年1月2日閲覧。
  17. 1 2 3 “Brice Turang Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & More” (英語). Baseball-Reference.com. 2026年1月2日閲覧。
  18. ↑ Adler, David (2024年3月13日). “'This kid's gonna make a quantum leap': Turang named Opening Day 2B” (英語). MLB.com. 2026年1月2日閲覧。
  19. ↑ Casella, Paul (2024年11月4日). “14 first-timers highlight 2024 Gold Glove winners” (英語). MLB.com. 2025年2月16日閲覧。
  20. ↑ Adler, David (2024年11月9日). “Raleigh, Turang honored for exceptional defense with Platinum Glove Awards” (英語). MLB.com. 2025年2月16日閲覧。
  21. ↑ McCalvy, Adam (2025年3月19日). “Turang's arm fatigue creates 1 of Crew's several roster hurdles” (英語). MLB.com. 2026年1月2日閲覧。
  22. ↑ McCalvy, Adam (2025年11月14日). “Peralta, Turang represent Brewers on All-MLB Second Team” (英語). MLB.com. 2026年1月2日閲覧。
  23. ↑ Anthony Castrovince (2026年3月17日). “Spirited Venezuela rallies in 9th to upend USA for 1st Classic championship”. World Baseball Classic. 2026年3月18日閲覧。
  24. ↑ “2026 WBC Player Hitting Stats” (英語). MLB.com. 2026年3月20日閲覧。

関連項目

外部リンク