インディーズ

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インディーズ

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インディーズ(Indies、Independent music)は、主にある業種において大手に属さない、独立性の高い状態を指す言葉。インディー(indie)とも呼称される。

インディーズは、無名なものをマイナーと称するように、メジャーと資本関係や人的交流などを深く持たず、系列化されていない独立性の高いものなどを指している。

概要

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「インディーズ」の語源は「独立した」を意味する英語の「independent」である。英語では「independent」が単数形の語を形容する場合の略称は「indie music」や「indie」のように使われ、複数形の語を形容する場合は「indie labels」または「indies」のように使われる[1][2]。

ある業種や芸術などにおいて寡占が進むと、大衆に有名なものを「メジャー」、その他を「マイナー」や「インディーズ」と区分する傾向がある。音楽におけるインディーズの特徴は、メジャー・レーベルに比べてアーティストが、はるかに創造的な自由をコントロールできる点にある[3]。

詳細

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文化・芸術分野

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その他

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  • お笑い芸人:大手事務所に属さないインディーズ系のお笑いライブがあるほか、2000年代初頭に、東京芸人たち自身が会場を借りて独自にライブを主催するムーブメントが起き、自主興行のことは「地下ライブ」、出る芸人たちは「地下芸人」と呼ばれるようになった[5]。地下ライブに参加する芸人はチケットノルマ制である[6]。マヂカルラブリーがM-1グランプリ2020で優勝するなど、近年は地下芸人のメジャーシーンへの進出が注目されている[7]。
  • コンピュータゲーム:個人もしくは同人規模の企業開発のゲーム。インディーゲームとも呼ばれる。
  • プロレス:独立系のプロレス団体。日本では大仁田厚が設立したFMWの成功以降、全国に次々と旗揚げされる。地域密着などメジャーとは一線を画した独自の機軸を打ち出している団体が多いのが特色。広義ではメジャー団体(日本では新日本・全日本・NOAH、米国ではWWE、メキシコではCMLL・AAA)以外をまとめてインディー、インディーズと呼ぶ。2020現在ではインディー団体であるDDTが国内第2位的地位にあり、独立団体の意味合いが強い。
  • プロ野球:独立リーグ。NPB、もしくはMLBに属さない独立リーグ球団。インディペンデントリーグ。類似用語のマイナーリーグは意味合いが異なる。

映画

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欧米の映画業界における「インディーズ」とは、ハリウッドのメジャー映画スタジオ5社(ディズニー、ソニー・ピクチャーズ、パラマウント映画、ユニバーサル映画、ワーナー・ブラザース)の傘下に属していない会社を指す音楽産業・映画産業のような新しいもの、新鮮なものを消費者が常に求める業種においては、メジャーの音楽・映画のみが市場を100%独占することは難しい。映画におけるインディーズとして、興行成績のトップに立ったことがあるメルヴィン・ヴァン・ピープルズの「スウィート・スウィート・バックス・バッドアス・ソング」がある。[8]

歴史

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大企業のレコード会社やその系列会社はメジャー・レーベル、中小企業のレコード会社はインディーズ・レーベルと呼称される。 世界の音楽業界における「メジャー・レーベル」とは、一般的に世界の音楽市場の売上高で、全体のシェアの70%(アメリカ市場では85%)を占め[9]、「ビッグ・スリー」と呼ばれるユニバーサルミュージック(34%+旧EMI7%)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(28%)、ワーナー・ミュージック・グループ(16%)の3大レーベルを「メジャー・レーベル」と呼び指し、それ以外のレコード会社を「インディーズ・レーベル」と呼ぶことが多い。1990年代ではワーナーミュージックグループ、EMI、ソニー、BMG、ユニバーサル・ミュージック・グループ、ポリグラムの6大レーベルが世界的なシェアを占めていたが、その後合併や買収などを繰り返し、現在の三大レーベルとなった。

アメリカにおけるインディーズ・レーベルの歴史で重要な会社に、アトランティック・レコードやチェス・レコード[10] がある。黒人向けのレイス・ミュージック(人種の音楽)としてメジャー・レーベルが避けていたリズム・アンド・ブルースや、ロックンロールなどの音楽を積極的に取り上げ、アメリカ全土でポピュラー音楽としての地位を固めることに成功した。アトランティックにはルース・ブラウンらが、チェスにはチャック・ベリーやマディ・ウォーターズなどがいた。他にもスタックス・レコード、モータウン・レコードをはじめとするインディーズ・レーベルが、多くのヒット曲をリリースした[11]。

この後も欧米ではエルヴィス・コステロらが在籍したスティッフ・レコードやスペシャルズらが在籍した2トーン・レコードなど有力なインディーズ・レーベルが誕生した。1980年代にはカレッジ・ラジオの支援を受けたR.E.M.やU2が人気バンドになった[12]。後にラップ/ヒップホップのインディーズが台頭し、シュガーヒル・レコード、コールド・チリン・レコード、デフ・ジャム・レコード、ルースレス・レコード、デスロウ・レコードが人気レーベルとなった。IFPIの報告によると、インディーズ・レーベルによる音楽関連の売上高は2005年8月で全体の28.4%に達している。

日本のインディーズ

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日本の音楽業界における「インディーズ・レーベル」とは、日本レコード協会に加盟する「メジャー・レーベル」のレコード会社と対比する形で、同協会に加盟していない独立系レーベルを指す[注釈 1]。

戦前から日本コロンビアやテイチクなどのレコード会社が存在し、戦後はこれらが大手レーベルとして業界に君臨していた。その音楽界を革新し、インディーズ・スピリットを持っていたのが、1960年代後半のテンプターズ[13]やタイガース[注釈 2]、スパイダース、ゴールデン・カップス[注釈 3]、ザ・モップスなどのグループ・サウンズだった。ただ、GSはフィリップスなどからリリースされており、そのブームは数年で終了した。

1968年にはザ・フォーク・クルセダーズが自主制作で出していたアルバム『ハレンチ』に収録されていた「帰って来たヨッパライ」が、ラジオの深夜放送で頻繁にオンエアされ、EMIミュージックジャパン(当時の東芝音楽工業)が『ハレンチ』収録のオリジナルマスターでシングル盤を発売し、同グループが1年間の期限付きではあったが、メジャーデビューした。インディーズの音源がそのまま、メジャーで発売された例である。1960年代後半から1970年代前半には、アルバムをインディーズから出すフォーク、ロックのアーティストが増加し始めた。当時のフォークの代表的なインディーズ・レーベルとしては、URCレコード[注釈 4]やベルウッド・レコード、エレック・レコード[注釈 5]などがあげられる。

インディーズ・レーベルがメジャーに依頼して、メジャー・レーベルが販促、営業、流通機能を担う場合がある。その場合、レーベルがインディーズ扱いであっても「メジャー流通」と呼ばれる場合がある[注釈 6]。

日本ではロックミュージックの分野において、ヴイジュアル系とされるジャンルが存在する。1990年代のヴィジュアル系のブームは、X(現・X JAPAN)のエクスタシーレコードや、COLORのフリーウィルをモデルケースとした、多くのヴィジュアル系専門インディーズ・レーベルの存在が背景にあった。また、フリーウィル所属のDIR EN GREYのシングルでは、「予感」が人気投票1位になっている。[14] ヴィジュアル系以外では、2001年にMONGOL800が発表した『MESSAGE』が、280万枚のセールスを記録した。[15]その後、HYやDef Tech、ELLEGARDEN、Aqua Timezなどのインディーズ・アーティストが相次いでヒットを記録している[注釈 7]。

インディーズの音楽家は2種類存在し、好きな音楽やアートを追求し続ける者と、有名でないアーティストが属するメジャーへの踏み台と考える者がいる。音楽は基本的には文化やアートの一分野の側面があり、難解な音楽、実験的な音楽、ルーツミュージックなどの音楽を志向するアーティストも数多く存在する。しかし、これらの音楽はその評価とは裏腹に商業的な成功には恵まれないことが多く、資本の最大化を主眼としているメジャーの音楽会社においては、これらの売れないアーティストがその傘下で音楽を作ることを許されるのは稀な例である[16]。

これらのアーティストはアンダーグラウンドにおいてインディーズ・レーベルに所属し、その創作活動を続ける場合が多い。これらの背景から、インディーは「メジャーへの踏み台」としてではなく、「個性的な」音楽を志向するアーティストが存在し得る場」として、一つの唯一的な地位を有している[17]。

主なインディー・レーベル

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※日本国内のレコード会社については、[18]を参照。掲載しないもの;大手レコード会社、音楽以外の大企業、アイドル系、アニメ系、デジタルディストリビューターは掲載しない。※ネットレーベルは、関連項目を参照。

元インディーズ・レーベル

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脚注

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注釈

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  1. ↑ なお、日本においてはアーティストが同協会によって管理・発行されるISCRに登録されたCDなどの媒体を初めて流通させることを指して「メジャーデビュー」と呼称される。この場合、同協会会員社のレーベルから初めてCDなどの媒体が発売されるという意味の「メジャー・レーベルデビュー」とは異なる。
  2. ↑ 「花の首飾り」「モナリザの微笑み」「君だけに愛を」など多くのヒット曲を持つ有名なGS
  3. ↑ 「長い髪の少女」などのヒットを持つが、ステージではR&Bやロックのカバーを演奏した
  4. ↑ 岡林信康、加川良らが所属した
  5. ↑ よしだたくろう、古井戸らが所属した
  6. ↑ 2023年現在の例として、アップフロントワークス(アップフロントグループ)は流通をソニー・ミュージックソリューションズ(zetima)またはポニーキャニオン(hachama・Rice Music)に、に、ジェイ・ストーム(SMILE-UP.〈旧・ジャニーズ事務所〉運営)やトイズファクトリーは流通をソニー・ミュージックソリューションズに、ポリスター(プライエイド)は流通を日本コロムビアに委託している、等。
  7. ↑ Aqua Timezは2008年の紅白歌合戦で「虹」を披露した

出典

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  1. ↑ Inside YouTube's Controversial Contract with Indies Billboard、2014年6月20日
  2. ↑ Music - Introducing - Advice - The Right Deal For You - Major Labels Vs Indies - ウェイバックマシン(2012年8月27日アーカイブ分)、BBC
  3. ↑ Indies 2025年12月1日閲覧
  4. ↑ Stiff Records - CDs and Vinyl at Discogs
  5. ↑ “「地下ライブ」から生まれた芸人たち アルコ&ピースが見つけた境地”. withnews (2021年5月13日). 2023年8月6日閲覧。
  6. ↑ “ザコシショウ 地下芸人のお金のシステム明かす 「チケット全部売っても儲からない」ワケ”. スポーツニッポン. 2022年3月18日. 2023年8月6日閲覧.
  7. ↑ “「野田クリスタルが組みたがったもう一人の天才がいた!」地下時代のマヂカルラブリーを見出した“師匠”を直撃”. 文春オンライン (2021年4月15日). 2023年8月6日閲覧。
  8. ↑ “American Cinematheque Sets Melvin Van Peebles Tribute: The event, beginning today at the Directors Guild, will celebrate the man, the artist and his movies”. The Los Angeles Times. 2025年12月2日閲覧.
  9. ↑ Copyright Law, Treaties and Advice
  10. ↑ Chess Records - CDs and Vinyl at Discogs
  11. ↑ Motown 2025年11月12日閲覧
  12. ↑ REM U2 indierock 2025年11月18日閲覧
  13. ↑ テンプターズ Music-calendar.jp. 2025年12月1日閲覧
  14. ↑ DIR EN GREY投票 itmedia 2025年12月3日閲覧
  15. ↑ ロッキング・オン・ジャパン 2009年8月発売号 p.152
  16. ↑ Wheeler, Fred (2002年). “Interview with Bradley Joseph”. Indie Journal (archived page of indiejournal.com). 2004年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月21日閲覧。
  17. ↑ Polta, Anne (2007年2月8日). “Continuing Journey: Bradley Joseph sustains music career with songwriting, recording”. West Central Tribune (wctrib.com) (Minnesota, U.S.). 2008年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2007年2月18日閲覧.
  18. ↑ 日本レコード協会会員企業

関連項目

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