ナミヘビ科

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ナミヘビ科
アメリカレーサー
アメリカレーサー Coluber constrictor
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 爬虫綱 Reptilia
目 : 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
科 : ナミヘビ科 Colubridae
学名
Colubridae Oppel, 1811[1]
和名
ナミヘビ科[1]

ナミヘビ科(ナミヘビか、Colubridae)は、爬虫綱有鱗目に分類される科。ヘビ3500種類の中で1800種類もいる大所帯でもある。ナミヘビ科(ナミヘビ上科・ナミヘビ亜科)の毒蛇は20~30種類程度である。

分布

南極大陸を除く全大陸に分布。

形態

最大種はオオカサントウ。頭部の鱗は大型。様々な環境に生息するため、環境に応じて様々な形態をしている。

毒

毒蛇というと別科のコブラ科やクサリヘビ科が有名だが、本科にも有毒種がいる。多くの有毒種は人体に深刻な被害をもたらすほどの強毒は持たないとされるが、ブームスラングやヤマカガシやアフリカツルヘビ(別名バードスネーク)等では噛まれた人の死亡例もある。別科の毒蛇と違い本科の有毒種の毒牙は奥歯にあるため後牙類とも呼ばれる。

生態

草原、森林、河川、池沼、湿地、農耕地等、人の手が加わった環境も含め様々な環境に生息する。地上棲、樹上棲、水棲と環境に合わせて適応している。

食性は総じて動物食で、小型哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類等を食べる。 偏食をする種もおり上記に挙げた生物や昆虫類、ミミズ、カタツムリ、卵等を専食する種がいる。

繁殖形態は主に卵生だが、寒冷地や水中に生息する種等では卵胎生の種もいる。

分類

以下の分類・英名は、付記のない限りReptile Database(2025)に従う[2]。和名は、付記のない限り中井(2021)に従う[3]。

人間との関係

中国等では食用とされることもある。またスジオナメラ等は皮が革製品に利用される。

クスシヘビはギリシャ神話に登場するアスクレーピオスの持つ杖のモチーフになったとして信仰の対象とされた。和名のクスシ(薬師)もこのことに由来する。

ペットとしても飼育されることもあり北アメリカに生息する種、特にコーンスネークとカリフォルニアキングヘビは繁殖個体が多く流通する。

日本では、ブームスラング属やヤマカガシ属、タキュメニス属(ハヤヘビ属)、アフリカツルヘビ属(バードスネーク属)が属単位で特定動物に指定されている[3][10]。

脚注

注釈

  1. ↑ Euprepiophis conspicillatusと表記されることがある[1]。
  2. ↑ Cyclophiops herminaeと表記されることがある[1]。
  3. ↑ Cyclophiops semicarinatusと表記されることがある[1]。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 日本爬虫両棲類学会 (2024) 日本産爬虫両生類標準和名リスト(2024年3月11日版). https://herpetology.jp/wamei/ (2025年2月4日アクセス).
  2. ↑ Colubridae. Uetz, P., Freed, P, Aguilar, R., Reyes, F., Kudera, J. & Hošek, J. (eds.) (2025) The Reptile Database, http://www.reptile-database.org, accessed 4 February 2025.
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 中井穂瑞領『ヘビ大図鑑 ナミヘビ上科、他編 分類ほか改良品種と生態・飼育・繁殖を解説』誠文堂新光社、2021年、335-359頁、ISBN 978-4-416-52162-5
  4. ↑ Alven B. Magdua, Jeszianlenn L. Plaza, Ike Louie Garne M. Gevertas, Ma. Connie Lizzie I. Caseñas, Nova Mae M. Cullantes, Alven L. Amarille, Marites B. Sanguila, "Dendrelaphis philippinensis (Philippine Bronze-back Tree Snake). Diet," Herpetological Review, Volume 52, Number 3, 2021, p. 663.
  5. 1 2 3 4 5 6 7 8 マーク・オシー『ヘビ大全』エムピージェー、2024年、132-143頁、ISBN 978-4-909701-87-9
  6. ↑ Grismer, L. 2012. Macrocalamus vogeli. The IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T192224A2057957. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2012-1.RLTS.T192224A2057957.en. Accessed on 04 February 2025.
  7. ↑ Hammerson, G.A. & Santos-Barrera, G. 2007. Lampropeltis alterna. The IUCN Red List of Threatened Species 2007: e.T63825A12719595. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2007.RLTS.T63825A12719595.en. Accessed on 04 February 2025.
  8. ↑ 疋田努「本邦爬虫両棲類和名考」『爬虫両棲類学会報』第2000巻 2号、日本爬虫両棲類学会、2000年、99-111頁
  9. ↑ Stuart, B., Thy, N. & Nguyen, T.Q. 2012. Oligodon saintgironsi. The IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T192167A2050100. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2012-1.RLTS.T192167A2050100.en. Accessed on 04 February 2025.
  10. ↑ 特定動物リスト (動物の愛護と適切な管理) (環境省・2025年2月4日に利用)

参考文献

  • クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』、緑書房、2000年、152-177頁。

関連項目