ヒトナー

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ヒトナー
ジャンル SF漫画[1]
漫画:ヒトナー
作者 屋宜知宏
出版社 集英社
掲載サイト 少年ジャンプ+
レーベル ジャンプ コミックス
発表期間 2026年4月22日[2] -
巻数 既刊1巻(2026年9月4日現在)
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『ヒトナー』は、屋宜知宏による日本の漫画。ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)にて、2026年4月22日から隔週水曜更新で連載中[2][3]。話のタイトルに全て「ヒト」が入っている[4]。

沿革

2024年2月15日、少年ジャンプ+にて読切版掲載[5]、その後『少年ジャンプ+読切集『変』』に収録された[6]。

2026年4月22日から連載開始[2]。なお初回配信では読切版を第1話にして1~2話まで配信した。また4話まで毎週連載だったが、5話から隔週移行になる。

単行本第1巻が発売された際には、堀越耕平からコメントとイラストが寄せられた[1][7]。

あらすじ

様々な種の獣人“ケモ”たちが住む最果ての星では“ヒト”は空想上の生物で、神話や昔話に登場するヒトを愛好する者は“ヒトナー”と呼ばれていた。そんな星に宇宙船に乗ったカナシマヒトシと名乗る地球人が降り立つ。ケモたちは彼を調べようと考えるが、自分たちより賢い存在ではないかと思って警戒する。

登場人物

トネリコ
主人公[2]。山猫系獣人の女性。同作品の語り手も務める。獣民連邦政府の報道官であり、経歴としては中央大学を飛び級主席卒、内務省入省後も補佐官として頭角を現していた品行方正なエリート。実質的に下記のヒトシと強く接触したケモの第一号の人物。ヒトシに対しては交流や触れあいの中で、意図せず地球のイエネコ同様の甘やかしや各部位へのスキンシップを受けてしまい、それによってヒトシに飼い猫にとっての主人への親愛か恋愛感情同然の惚れ込みを抱いてしまい、公の場で「ヒトナー」宣言を開き直りながら叫んだり、自身や他の監査メンバーが快感を与えられたヒトシの手を「性器」扱いして各種画像媒体では黒塗り検閲したり、学校での小学生らとのヒトシの異文化交流の機会にはヒトシと密着したり、時に失礼な態度をとった子供達に語気を荒げて嫉妬を露わにしてしまう等大いに暴走してしまう。自認として「美ケモ」であり、後述の「ハルコ」の謎の動向には「自分とヒトシさんの現地での関係に嫉妬している」等と自意識過剰気味な自説を大真面目に立ててしまう。
カナシマ・ヒトシ
星間航行の果てにケモたちの星に辿り着いた宇宙飛行士の地球人。「ヒト01号」と公的仮称をつけられている(が、トネリコ等は「ヒトシさん」と親しく呼ぶようになる)。個人としては非常に温厚で良識人の好人物。また「この星からの星空は綺麗ですね」と語る等ロマンチストな一面もある。更には有人探査の宇宙飛行士としての経歴故か能力も優秀で、ケモ達の文字言語を比較的短期間で理解し、発話は未だ無理だが筆談でコミュニケーションに支障をきたしていない。また、「猫被り」等彼の母星では普通の慣用句であってもケモ達の間では良くない誤解を招く可能性がある単語は使わないよう慮ったり、ケモの子供達に地球のヒトの文明を説明する際は「どうすればこんなにたくさん国を作れるのか」「何故たくさん言語があるのか」等のヒトの歴史の闇に触れる可能性がある子供達の質問には顔に憂いを見せ、またかなり言葉を選んで配慮しようとする振る舞いが見える。トネリコに対しては自分に親身に接してくれる故か早い段階で打ち解けており、親しい間柄となっているが、彼女の過剰な自身への入れ込みようにはいささか引き気味。
ドリル
博士。ヒト研究委員会の顧問マンドリル系獣人。ヒトシとは個人的な親交を育みながら種族としての特異性を指摘している。ヒトシに対しても偏見なく接しており協力者ともいえるが、学者らしく二足歩行への進化についてヒトシのユーモアとロマン交じりの仮説である「星空が綺麗だったからじゃないですかね」という意見に「かつてのケモはそこまで視力が良くなかったからそれは可能性が低い」と夢がない回答をするなど、生真面目。
ラブラー
犬系獣人。獣民連邦を束ねる首長。ヒトシがケモの星に来訪する以前からプライベートで重度の「ヒトナー」嗜好者であり、この度のヒトの実在の判明には首長の立場から一見冷静沈着に振舞っているが内心歓喜している。流石に首長の立場から表立った公私混同はしないが、ヒトシがケモの星に骨を埋めるのならそれを受け入れる心構えであり、ケモとヒトの混血子孫繁栄も視野に入れているほか、ヒトへの嫌悪感が強いラオンに「ヒトナーにも段階があり誰もが抵抗なく楽しめるものもたくさんある」と自分の嗜好ジャンルを説得を交えて半ば強引に語りだすなどやや変人である。
ラオン
ライオン系獣人。獣民連邦の中央保安委員会長官。長官として、ケモとしては有能で立派な人物であるのだが、「ケモこそがこの宇宙で最も優れた存在」という選民思想の持ち主。突如星に来訪したヒトを危険視してヒトシの抹殺を企て、その後地球の存在が判明した後も「ケモの星を侵略しに来た地球からの尖兵なのではないか」と考える等、獣民連邦では国防等の観点から現状最もヒトや地球に対して敵対的なスタンスの人物。しかしトネリコやラブラー等、同僚や直属上司がヒトの魅力故にか大分肩入れして時に暴走気味なこともあり、何かと困惑し苦労を滲ませた表情を常にする現状にある。
ハム
ブタ系獣人。研究委員会の活動資金を提供している産業科学庁の大臣。ヒトシの定住を容認するが有用なテクノロジーの獲得を前提としている。自身の要職の立場や元々の当人の気質か経済面の利益にうるさいが、それ故にかヒトシにはビジネスライクな方面から好意的であり悪い人物ではない。

用語

ケモ
様々な動物から直立二足歩行の知的生命に進化した獣人。
ケモの星
獣人たちが住む惑星。
ヒト
ケモ社会の神話や昔話に登場する空想上の化け物だったが獣民連邦領内で実際の存在が確認された新種の生命体。
ハルコ
ヒトシが断片的に語った謎の存在。ヒトシの宇宙船コールドスリープのナノマシンに関わる何かである模様。人体の首から下を簡易的に模した体に謎の機械的頭部からなる「ヒト・ドローン」なる存在の出現にも関わっていると獣民連邦領では考察されている。トネリコはヒトシの恋人か何かと先走って勘違いしてしまい、問い詰めてしまう。

書誌情報

  • 屋宜知宏『ヒトナー』 集英社 〈ジャンプコミックス+〉、既刊1巻(2026年9月4日現在)
    1. 2026年9月4日発売[1][8]、ISBN 978-4-08-885231-7

脚注

出典

  1. 1 2 3 「堀越耕平も推薦の「ヒトナー」1巻発売、屋宜知宏が描く異種族間SF」『コミックナタリー』ナターシャ、2026年9月4日。2026年9月4日閲覧。
  2. 1 2 3 4 “ケモノが住む最果ての星にヒトが降り立つ、屋宜知宏「ヒトナー」が連載化”. コミックナタリー. ナターシャ (2026年4月22日). 2026年9月4日閲覧。
  3. ↑ 少年ジャンプ+ 2026年1月23日のポスト、2026年9月4日閲覧。
  4. ↑ 屋宜 2026, p. 4, 「CONTENTS」
  5. ↑ “獣人の住まう星、突如現れたヒトを観察していたら魅了され…屋宜知宏の新作「ヒトナー」”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年2月15日). 2026年9月4日閲覧。
  6. ↑ “ジャンプ+読切が単行本に! 「読切集」恋、情、生、変の4冊を同時刊行”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年1月4日). 2026年9月7日閲覧。
  7. ↑ 『ヒトナー』公式 2026年9月4日のポスト、2026年9月4日閲覧。
  8. ↑ “ヒトナー 1”. 集英社. 2026年9月4日閲覧。

参考文献

外部リンク