ファーム・リーグ

ウィキペディアから、無料の百科事典
ファーム・リーグ
競技日本プロ野球
開始年2026年
参加チーム14
国日本の旗 日本
前回優勝東地区:北海道日本ハムファイターズ(1回目)
中地区:横浜DeNAベイスターズ(1回目)
西地区:福岡ソフトバンクホークス(1回目)
最多優勝東地区:北海道日本ハムファイターズ(1回)
中地区:横浜DeNAベイスターズ(1回)
西地区:福岡ソフトバンクホークス(1回)

ファーム・リーグは、日本プロ野球 (NPB) の二軍リーグ。2026年にイースタン・リーグとウエスタン・リーグを再編して発足した。

歴史

NPBの二軍リーグは、1955年から2025年まではイースタン・リーグとウエスタン・リーグの2リーグ制で行われていた。チームの振り分けは1955年および1979年から2004年までの27シーズンは均等だったが、それ以外の44シーズンは均等ではなかった。また、イースタン・リーグ所属チームの大半が関東に集中していたのに対して、ウエスタン・リーグ所属チームは東海から九州にまたがっていたなど、移動(遠征)において大きな差があった。

2024年にオイシックス新潟アルビレックスベースボールクラブがイースタン・リーグに、くふうハヤテベンチャーズ静岡(現:ハヤテベンチャーズ静岡)がウエスタン・リーグに参入したことにより露呈した遠征費の公平性や、地方開催試合を増やして新たなファン獲得を目指す目的で、2026年に1リーグ・3地区制に再編された[1][2]。なお、再編や交流戦により全体としては更に経費増となったが、リーグに加盟する全球団の遠征費を一括管理(プール)し、配分する遠征費プール制は導入された[2][3]。また本拠地(参加チームの都道府県を含む)以外の地域での開催試合は相変わらず減少傾向にある[4]。

運営方式

各チームは年間135 - 145試合を行い、うち7割が同一地区内の対戦、3割が別地区との交流戦となり、交流戦は一軍のような特定の期間を設けず通年で行う[5]。チームの振り分けは東地区と中地区は5チームずつ、西地区は4チームで構成され、原則として、同一地区内の対戦6カード→交流戦2カードのローテーションを繰り返すが、東地区と中地区はチーム数が奇数であるため、同一地区内の対戦中も両地区の交流戦1カードが組まれる。雨天中止となった場合でも原則として再試合は行わず、各チームの消化試合数に応じた勝率により地区順位を決定する[6]。

ファーム日本選手権は、リーグ戦終了後、各地区1位の3チームと、2位のうち最高勝率チームがワイルドカードとして進出する[7]。

チーム一覧

地区分けは固定ではなく、ファーム拠点移転などを踏まえ、リーグ発足から2 - 3年後をめどに再編する予定[8]。

地区チーム名略称創設改称参入本拠地球場・所在地備考
東地区 とうほ東北楽天ゴールデンイーグルス 楽天 2005年 2026年 041009森林どりスタジアム泉
(宮城県仙台市泉区大沢)
ほ北海道日本ハムファイターズ 日本ハム 1948年 2004年 2026年 122246ファイターズ鎌ケ谷スタジアム
(千葉県鎌ケ谷市中沢)
北海道恵庭市に移転予定
ちば千葉ロッテマリーンズ ロッテ 1950年 1992年 2026年 111007ロッテ浦和球場
(埼玉県さいたま市南区沼影)
千葉県君津市に移転予定
とうき東京ヤクルトスワローズ ヤクルト 1950年 2006年 2026年 112241ヤクルト戸田球場
(埼玉県戸田市美女木)
茨城県守谷市に移転予定
おいオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ オイシックス 2006年 2024年 2026年 151009HARD OFF ECOスタジアム新潟
(新潟県新潟市中央区長潟)
二軍戦のみ参加
中地区 よこ横浜DeNAベイスターズ DeNA 1950年 2012年 2026年 142018横須賀スタジアム
(神奈川県横須賀市夏島町)
よみ読売ジャイアンツ 巨人 1949年 1961年 2026年 132250ジャイアンツタウンスタジアム
(東京都稲城市矢野口)
さ埼玉西武ライオンズ 西武 1951年 2008年 2026年 112089CAR3219フィールド
(埼玉県所沢市上山口)
はやハヤテベンチャーズ静岡 ハヤテ 2023年 2026年 221007ちゅ〜るスタジアム清水
(静岡県静岡市清水区庵原町)
二軍戦のみ参加
ちゆ中日ドラゴンズ 中日 不明 1956年 2026年 231002ナゴヤ球場
(愛知県名古屋市中川区露橋)
東海地方の他球場に移転予定
西地区 はん阪神タイガース 阪神 1950年 1957年 2026年 282022日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎
(兵庫県尼崎市杭瀬南新町)
おりオリックス・バファローズ オリックス 1949年 2009年 2026年 271004杉本商事バファローズスタジアム舞洲
(大阪府大阪市此花区北港緑地)
ひ広島東洋カープ 広島 1950年 1968年 2026年 352080広島東洋カープ由宇練習場
(山口県岩国市由宇町笠塚)
ふ福岡ソフトバンクホークス ソフトバンク 1949年 2005年 2026年 402117タマホーム スタジアム筑後
(福岡県筑後市津島)

年度別順位

年度地区優勝2位3位4位5位
2026東日本ハム楽天ロッテヤクルトオイシックス
中DeNA巨人西武中日ハヤテ
西ソフトバンクオリックス阪神広島-

脚注

  1. ↑ NPB、2軍公式戦の概要と日程発表 3地区制に再編、「ファーム・リーグ」3・14開幕(サンケイスポーツ 2026年1月23日)
  2. 1 2 「2軍戦1リーグ3地区制再編は「経費節減が目的ではない」パ・リーグ理事長 オーナー会議」『日刊スポーツ』2025年7月14日。2026年4月24日閲覧。
  3. ↑ 「プロ野球二軍、70年続いた2リーグ制を解体――「3地区制」導入で何が変わる?」『マイナビニュース』2026年8月1日。2026年9月23日閲覧。
  4. ↑ “プロ野球の地方開催(地方巡業)とは?減少の背景から価値・球団戦略・これからの形まで徹底解説”. SPOBASE (2026年7月6日). 2026年9月27日閲覧。
  5. ↑ 正式名称は「ファーム・リーグ」 1リーグ3地区制に再編の2軍戦日程発表 日本選手権は計4球団参加(毎日新聞 2026年1月22日)
  6. ↑ “2026年度ファーム・リーグ選手権試合日程 補足”. 日本野球機構 (2026年1月22日). 2026年4月24日閲覧。
  7. ↑ “2026年プロ野球ファーム日本選手権(仮称)は静岡での開催が決定、4チームによるトーナメント方式でファーム王者を決定!”. 日本野球機構 (2026年3月10日). 2026年4月24日閲覧。
  8. ↑ 鳥谷越直子「NPBが今季導入ファーム新制度「1リーグ3地区制」の日程発表 優勝決定方式も刷新」『日刊スポーツ』。2026年9月20日閲覧。

関連項目

外部リンク