| ルックバック | |
|---|---|
| ジャンル | ヒューマンドラマ 青春 百合 ホラー[1] スリラー[1] |
| 漫画 | |
| 作者 | 藤本タツキ |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載サイト | 少年ジャンプ+ |
| レーベル | ジャンプ・コミックス (JUMP COMICS PLUS.) |
| 発表期間 | 2021年7月19日 |
| 巻数 | 全1巻 |
| 話数 | 全1話 |
| 映画 | |
| 原作 | 藤本タツキ |
| 監督 | 押山清高 |
| 脚本 | 押山清高 |
| キャラクターデザイン | 押山清高 |
| 音楽 | haruka nakamura |
| 制作 | スタジオドリアン |
| 製作 | 「ルックバック」製作委員会 |
| 配給 | エイベックス・ピクチャーズ |
| 封切日 | 2024年6月28日 |
| 上映時間 | 58分 |
| その他 | ODS作品 ドルビーアトモス・ドルビーシネマ順次上映 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
『ルックバック』は、藤本タツキによる日本の漫画作品。『少年ジャンプ+』(集英社)にて2021年7月19日に公開された、全143ページからなる長編読み切り。小学4年生の藤野と、同校に在籍する不登校の京本の、漫画を描く女子2人の人生が描かれる[2][3][4]。

藤本の出身地である秋田県にかほ市が主な舞台となっており、同市内に実在する店舗なども作品内にて登場している[9][10]。また、山形県山形市の私立大学で藤本の出身校でもある東北芸術工科大学も登場している[10][11]。
日本時間の2021年7月19日から『少年ジャンプ+』で配信。配信開始から30分でTwitter上のトレンド2位に上った[2]。同日の午前10時過ぎにはトレンド1位となり[12]、関連するワードもトレンドを独占した[13][注 1]。閲覧数は一晩で120万を超え[12]、24時間で250万を突破し、2日弱で400万に到達した[15]。7月30日には既に閲覧数500万を超えている[8]。
ウェブメディア『リアルサウンド』では、反復構造に意味を仕込む手法や、時代性の高い作風、メッセージ性、作者自身の漫画愛が高く評価された[17]。同メディアの成馬零一は「レイアウトとコマ運びこそが藤本タツキ作品の最大の魅力」「極論を言うなら、2コマあれば世界の本質を表現できてしまう漫画家」と評した[7]。
2021年12月9日、宝島社発行のムック『このマンガがすごい!2022』において、本作がオトコ編1位に選出され、同誌に描き下ろしイラストが掲載された。同ランキングでは前年にも藤本タツキ作品である『チェンソーマン』がオトコ編1位を獲得しており、オトコ編における同一作者の2年連続受賞は今回が初めてとなった[18]。
本作には、漫画家や漫画関係者が多く反応した。漫画家では渡辺潤が本作と藤本を絶賛し、大童澄瞳も今後の抱負を決意した[11]。浅野いにおも反応を見せた[19]。劇中の舞台でもある東北芸術工科大学も反応を示した[11]。その他、本作に言及した著名人を下記に挙げる。
2023年5月9日に発表された「楽天Kobo電子書籍Award 2023」一巻完結!読み切りコミック部門にて、第1位を獲得[20]。
本作については、多くの読者から「既存作品からのオマージュではないか?」と指摘されている作品が存在している。
ライターの小林白菜は、2ページ目の"Don't"と最終ページの文字およびタイトルを組み合わせるとオアシスの「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」のタイトルになること、また最終ページには映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブルーレイ版のパッケージに似たものが描かれていることを指摘している[13]。
編集者の天野龍太郎も『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が描かれていることに同意し、また映画が1969年のシャロン・テート殺害事件を未然に防ぐストーリーであることにも触れ、『ルックバック』の全体的なストーリーと共通しているとも述べた[21]。
天野はこの他にも、藤野が雨に打たれながら喜んでいる場面を『雨に唄えば』や『ショーシャンクの空に』や『台風クラブ』、パラレルワールドが描写されている点を『ラ・ラ・ランド』、漫画が藤野と京本の未来に大きく影響している点を『バタフライ・エフェクト』、事件発生後の藤野と事件発生前の京本がドアの隙間をすり抜けた4コマ漫画を介して繋がっている描写を『インターステラー』との共通点として挙げている[21]。
また、映画作品の他に、小学校の同級生同士で漫画を描く展開や友人が亡くなりパラレルワールドが描写されている点、海辺で構図を探す場面などから、2021年に放送された日本のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』との共通点も挙げられている[8]。
精神科医の斎藤環は本作を「類まれな傑作」と高く評価した一方で、精神障害を抱えた犯罪者の「意思疎通が不可能な狂人」としての描写は読者に誤った認識を定着させてしまうと懸念した[22]。
2021年8月2日、『少年ジャンプ+』編集部は、本作に不適切なシーンとして読者から指摘があったため表現を修正したと発表した。修正が行われたのは犯人の台詞や報道のテキストで、患者への差別を助長しないための措置であった[23][24][22]。
| ルックバック | |
|---|---|
| 監督 | 押山清高 |
| 脚本 | 押山清高 |
| 原作 | 藤本タツキ |
| 出演者 |
河合優実 吉田美月喜 |
| 音楽 | haruka nakamura |
| 主題歌 |
urara 「LIght song」by haruka nakamura |
| 撮影 | 出水田和人 |
| 編集 | 廣瀬清志 |
| 制作会社 | スタジオドリアン |
| 製作会社 | 「ルックバック」製作委員会 |
| 配給 | エイベックス・ピクチャーズ |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 58分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 |
|
2024年2月14日に劇場アニメ化が発表され[5]、同年6月28日より公開された[6]。また、同年9月13日からDolby Atmos(全国28館)とDolby Cinema(全国10館)での上映も実施された[28]。監督・脚本・キャラクターデザインは押山清高、アニメーション制作はスタジオドリアン[29]。なお、本作は映画鑑賞料金の割引が適用されないODS作品となる[30][31]。
Amazon.com傘下の映画スタジオであるAmazon MGMスタジオが日本のアニメ製作委員会に初参加している。2024年11月8日、同社傘下の定額制動画配信サービスであるAmazon Prime Videoにて世界独占配信が開始された[32][33]。
| 賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 第48回日本アカデミー賞 | 最優秀アニメーション作品賞 | ルックバック | 受賞 | [37] |
| 優秀アニメーション作品賞 | ルックバック | 受賞 | [38] | |
| クリエイティブ貢献賞 | 「ルックバック」原動画スタッフ (押山清高・井上俊之・下司祐也・新沼拓也・北田勝彦・小原秀一・タサン・秦綾子) |
受賞 | [39] | |
| 東京アニメアワードフェスティバル2025 | 作品賞(劇場映画部門) | ルックバック | 受賞 | [40] |
| 個人賞(監督・演出部門) | 押山清高 | 受賞 | ||
| 第16回TAMA映画賞 | 特別賞 | 押山清高監督、及びスタッフ・キャスト一同 | 受賞 | [41] |
| 第49回報知映画賞 | 作品賞・アニメ部門 | ルックバック | 受賞 | [42] |
| Filmarks Awards 2024 | アニメーション映画部門 最優秀賞 | ルックバック | 受賞 | [43] |
| 第3回新潟国際アニメーション映画祭 | 蕗谷虹児賞 | 押山清高(作画) 井上俊之(作画) 木村絵里子(音響監督) |
受賞 | [44] |
| 第98回キネマ旬報ベスト・テン | 日本映画ベスト・テン | ルックバック | 7位 | |
| 読者選出日本映画ベスト・テン | ルックバック | 8位 | ||
| 第52回アニー賞 | 長編インディペンデント作品賞 | ルックバック | ノミネート | |
| 第44回藤本賞 | 特別賞 | 押山清高監督、大山良プロデューサー | 受賞 | [45] |
| 芸術選奨新人賞 | メディア芸術部門 | 押山清高 | 受賞 | [46] |
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