勝田成

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勝田 成
広島東洋カープ #0
2026年3月27日、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府大阪市
生年月日 (2003-06-21) 2003年6月21日(23歳)
身長
体重
163 cm
70 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手、遊撃手
プロ入り 2025年 ドラフト3位
初出場 2026年3月27日
年俸 1000万円(2026年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

勝田 成(かつだ なる、2003年6月21日 - )は、大阪府大阪市[2]出身のプロ野球選手(内野手)。右投左打。広島東洋カープ所属。2026年現在ではNPBに所属する選手では最も低身長の選手である[3]。

経歴

プロ入り前

2歳の時から野球を始める[2]。始めたきっかけは兄が野球を始めた影響であった[4]。小学校の頃は都島タイガースで、主に遊撃手としてプレーした[5]。この時から、守備を極めることに重きを置いていたという[4]。小学6年生の時には阪神タイガースジュニアに選出された[6]。

中学校時代は大淀ボーイズに所属[5]。

関西大学北陽高等学校では1年夏からベンチ入りを果たし、1年秋から1桁の背番号をもらっている[5]。3年夏の地区大会では準決勝で大阪桐蔭高等学校に敗れ[7]、甲子園出場経験はなし[8]。

近畿大学では1年の秋からリーグ戦に出場。3年の夏には大学日本代表に選出され、当時日本代表監督であった井端弘和から「野球をよくわかっている」と絶賛された[5]。4年次には主将にも任命された[9]。4年次の5月19日の試合では、当時息子たちの試合を観る目的で偶然スタンドに訪れていた、のちにドラフトで指名される広島東洋カープの監督の新井貴浩の目に留まることとなる[10]。

最終的には大学野球では2年春から6期連続で打率3割越えを記録。関西学生リーグでは二塁手部門で6度ベストナインに選出されており、これは同一ポジションに限ると二岡智宏が遊撃手部門で7度選出されて以来の快挙であった。通算打率.344、通算安打106(歴代15位タイ)[8]。

2025年のドラフト会議にて、広島東洋カープからドラフト3位指名を受けた[3]。また、同期の阪上翔也も東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト7位で指名を受けた[11]。指名あいさつの際、担当スカウトの鞘師智也とともに訪れた新井監督から春季キャンプの一軍スタートを明言された[12]。11月18日に入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸1000万円で入団に合意した(金額はどちらも推定)[1]。背番号は0[13]。

広島時代

2026年はオープン戦で結果を残し[14]、3月27日の中日ドラゴンズとの開幕戦に「8番・遊撃手」で先発出場した。この試合には同じく新人の平川蓮も先発出場しており、新人選手2人が開幕戦に同時に先発出場するのは、ドラフト制度導入以後では球団初の快挙であった[15][16][注 1]。この試合では、延長10回二死一、二塁の場面で、勝野昌慶からプロ初安打をサヨナラ適時打で記録した[17]。開幕戦で新人選手がサヨナラ打を放ったのは、1989年の日本ハムファイターズの中島輝士以来であり、セントラル・リーグでは史上初の出来事であった。また、広島が開幕戦をサヨナラで勝利するのは1996年以来だった[18]。その後は無安打が続きながらも、4月4日の阪神タイガース戦ではプロ入り後初の猛打賞を記録した[19]。しかし以降は不振に苦しみ、開幕戦以来となる2打点目は6月20日の東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)までずれ込むなど[20]、6月22日までで打率.194と低迷。それに伴い多くの試合をベンチスタートするようになっていった[21]。主に二遊間のバックアップ要員として、代打、代走、守備固めなど様々な役割をこなした[22]。7月も打点は1回記録した[23][24]のみにとどまったが、正遊撃手であった小園海斗が度重なる拙守で8月18日に二軍降格となった背景もあり[25]、以降は正遊撃手としての出番が激増[22]。打撃でも少しずつ結果を残し始めた。チームでは野間峻祥以来となる新人選手の一軍完走が目前に迫っていたが[26]、9月15日のヤクルト戦(明治神宮野球場)で6回に石原勇輝から頭部死球を受け緊急交代[27]。右側頭部打撲と診断されたが、試合出場に大きな支障もなく、次の同17日の阪神戦(阪神甲子園球場)では先発出場した[28]。22日の読売ジャイアンツ戦では自身2本目のサヨナラ打となる犠牲フライを放った。新人が2本サヨナラ打を放ったのは、球団では古葉竹識以来68年ぶりの快挙であった[29]。28日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)で2安打を記録し、球団新人では田中広輔以来となる50安打に到達した[30]。9月の月間打率は.276と好調で、シーズン最終盤は2番打者として先発出場を続けた[31]。

選手としての特徴

身長は163cmと小柄でありながら、50メートル6秒0の脚力と高いミート力を兼ね備える[2]。バットコントロールも巧みで、守備・走塁共に評価が高い[8]。特に、スピード感のある守備は世代屈指と評されている[5]。2025年の大学の公式戦では二塁手で春秋共にリーグ無失策だった[32]。

打撃では粘り強さが武器で、相手に球数を投げさせることができる[31]。

人物

阪神タイガースのファンである[7]。一方で中学・高校時代は阪神甲子園球場にて広島戦の試合を積極的に観戦しており、後にプロでチームメイトとなる菊池涼介のノックを観察していた[3]。

リストバンドや手袋は赤色のものを使用しており、広島から指名を受けた時には縁を感じたという[33]。

好きな選手は吉川尚輝[8]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2026 広島 10929525614523306110531022126491.203.277.238.515
通算:1年 10929525614523306110531022126491.203.277.238.515
  • 2026年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
二塁三塁遊撃
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2026[34] 広島 3549700141.00010000----7072138423.981
通算 3549700141.00010000----7072138423.981
  • 2026年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 0(2026年[13] - )

代表歴

脚注

注釈

  1. ↑ ドラフト制度導入以前では、1958年に古葉竹識ら3名が先発出場した記録がある[15]。

出典

  1. 1 2 長谷川凡記「広島 仮契約したドラ3近大・勝田成「新人王を獲るには100安打がひとつの近道かな」」『スポニチアネックス』2025年11月19日。2025年11月29日閲覧。
  2. 1 2 3 小中翔太「2025ドラフト注目選手CLOSE-UP【大学生編】 近大・勝田成(内野手) 玄人好みの仕事人「小さくてもプロ野球選手になって、活躍できると証明したい」」『週刊ベースボールONLINE』2024年10月28日。2025年11月29日閲覧。
  3. 1 2 3 「【ドラフト】広島3位の163センチ勝田成は最小兵選手に「夢や希望を与える存在になりたい」」『日刊スポーツ』2025年10月23日。2025年11月29日閲覧。
  4. 1 2 「デビュー戦で劇的サヨナラ打。「自分は小柄だからこそ・・」カープ注目のルーキー・勝田成が大切にする感覚」『アスリートマガジンWEB』2026年5月3日。2026年10月15日閲覧。
  5. 1 2 3 4 5 「【関西学生野球のキーマン】近大・勝田成 小兵の大きな存在感で王座奪還」『スポニチアネックス』2025年4月1日。2025年11月29日閲覧。
  6. ↑ 「阪神ジュニア出身の近大・勝田成内野手、5試合ぶりスタメン復帰で2安打 無敗で優勝狙う」『日刊スポーツ』2024年5月11日。2025年11月29日閲覧。
  7. 1 2 佐瀬百合子「侍ジャパン井端監督「好みのタイプの選手」に近大・勝田成「びっくり」高橋由伸氏の助言で結果」『日刊スポーツ』2024年7月2日。2025年11月29日閲覧。
  8. 1 2 3 4 「【広島】近大・勝田成ドラ3指名に満面笑み「小さい選手でも活躍できる」身長163センチNPB最小兵誕生へ」『スポーツ報知』2025年10月23日。2025年11月29日閲覧。
  9. ↑ 古財稜明「【ドラフト連載】近大・勝田成「小さい選手でも活躍できると証明したい」侍井端監督絶賛の好素材」『日刊スポーツ』2025年1月6日。2025年11月29日閲覧。
  10. ↑ 生駒泰大「広島・新井監督と近大・勝田成、3位指名につながった千載一遇の機会…ドラフトは「縁」とあらためて実感」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年10月27日。2025年11月29日閲覧。
  11. ↑ 「【ドラフト】広島3位の近大・勝田成は身長163cmでNPB最小兵「希望を与えられる存在に」」『日刊スポーツ』2025年10月23日。2025年11月29日閲覧。
  12. ↑ 「広島・新井監督 ドラフト3位の近大・勝田成の来春C1軍スタート明言 「姿勢やマインドに一番ほれた」」『スポニチアネックス』2025年10月28日。2025年11月29日閲覧。
  13. 1 2 「カープが新加入選手の背番号を発表。ドラ1・平川は鈴木誠也も背負った背番号『51』に決定」『アスリートマガジンWEB』2025年11月28日。2025年11月29日閲覧。
  14. ↑ 直川 響「【広島】平川蓮&勝田成、あるぞ!球団初の新人2人開幕スタメン…勝田「みんなで1軍で頑張りたい」 斉藤&赤木も中継ぎで開幕1軍へ」『スポーツ報知』2026年3月23日。2026年3月28日閲覧。
  15. 1 2 前原淳「【広島】球団68年ぶり!ドラ1平川蓮&ドラ3勝田成 新人2人同時開幕スタメン 68年前は…」『日刊スポーツ』2026年3月27日。2026年3月28日閲覧。
  16. ↑ 「【広島】球団史上初の新人2人が開幕スタメン 1~4番は全員ドラ1 昨季より約2歳若い平均26・6歳…中日戦スタメン発表」『スポーツ報知』2026年3月27日。2026年3月28日閲覧。
  17. ↑ 「【広島】新井監督4年目で初の開幕白星! 平川蓮&勝田成の新人コンビが同点&サヨナラ打の大暴れ」『東スポWEB』2026年3月27日。2026年3月28日閲覧。
  18. ↑ 「【広島】セ界初!ドラ3勝田成が開幕戦サヨナラ打「うれしいです」 ドラ1平川蓮も同点打」『日刊スポーツ』2026年3月27日。2026年3月28日閲覧。
  19. ↑ 「広島ドラ3・勝田成 逆方向へ3安打!プロ初の猛打賞「楽しもうと思った」3試合ぶりスタメンに応えた」『スポニチアネックス』2026年4月5日。2026年10月15日閲覧。
  20. ↑ 「【広島】遊撃スタメンのドラ3・勝田成が先制タイムリー セ新人初の開幕戦サヨナラ打以来の2打点目 12球団最小兵163センチのルーキー 23歳誕生日を自身で前祝い」『スポーツ報知』2026年6月20日。2026年10月15日閲覧。
  21. ↑ 「広島・ドラ3勝田 新打法で安打量産だ!リーグ戦再開後8の4 直球に振り負けない「質の良い球を、どう打ち返していくか」」『デイリースポーツ』2026年6月23日。2026年10月15日閲覧。
  22. 1 2 堀田 和昭「広島・勝田成 野間峻祥以来11年ぶり球団新人野手“1軍完走”見えた 残り23試合「まだ動けている」」『スポニチアネックス』2026年9月9日。2026年10月15日閲覧。
  23. ↑ 「広島・勝田成 先発に燃えた!貴重な3点目タイムリーを新井監督も称賛」『スポニチアネックス』2026年7月23日。2026年10月15日閲覧。
  24. ↑ 「広島・勝田成 7月22日以来の適時打に「思い切り振り抜きました」と興奮」『スポニチアネックス』2026年8月26日。2026年10月15日閲覧。
  25. ↑ 「【広島】小園海斗の登録抹消理由 新井貴浩監督「今のままではショートで使えない」「きのう1日彼のことを考えた」「しっかり自分と向き合って」本人に直接通達」『スポーツ報知』2026年8月18日。2026年10月15日閲覧。
  26. ↑ 「広島・勝田 野間以来の新人野手1軍完走へ「結果残して勝利に貢献」18戦連続スタメンで成長中 残り23戦ラストスパート」『デイリースポーツ』2026年9月9日。2026年10月15日閲覧。
  27. ↑ 「広島 勝田成が頭部死球で緊急交代 144キロが右側頭部に直撃 まさかのアクシデントに神宮球場が騒然 ブルーシートで目隠しされ担架で運ばれる」『デイリースポーツ』2026年9月15日。2026年10月15日閲覧。
  28. ↑ 「【広島】15日に頭部死球受けた勝田成は「8番・遊撃」 試合前練習はフルメニュー消化 大盛穂が3戦ぶりスタメン」『スポーツ報知』2026年9月17日。2026年10月15日閲覧。
  29. ↑ 「【広島】ドラ3勝田成サヨナラ犠飛「何が何でも決めてやる」9回好機で凡退、直前に申告敬遠の中」『日刊スポーツ』2026年9月22日。2026年10月15日閲覧。
  30. ↑ 「広島ドラ3・勝田成 2安打で今季50安打到達 新人野手では14年田中広輔以来」『スポニチアネックス』2026年9月29日。2026年10月15日閲覧。
  31. 1 2 石塚 徹「広島・勝田成 来季も2番は任せてください!8月からバット短く持って成長 1年目1軍“完走”が目前」『スポニチアネックス』2026年10月6日。2026年10月15日閲覧。
  32. ↑ 「広島ドラ3・勝田成“ゼロの誓い”で1年目から飛躍期す 失策ゼロ、故障ゼロ、背番号0の先輩から学ぶ」『スポニチアネックス』2025年12月10日。2026年2月22日閲覧。
  33. ↑ 「広島 3位指名の勝田成がカープ二塁のレギュラーに名乗り」『デイリースポーツ』2025年10月23日。2025年11月29日閲覧。
  34. ↑ 「2026年度 広島東洋カープ 個人守備成績(セントラル・リーグ)」『日本野球機構』。2026年10月16日閲覧。
  35. 1 2 「広島 新人コンビお立ち台で競演!10回劇打の勝田成「うれしい!」9回同点打の平川蓮「サイコー!」」『スポニチアネックス』2026年3月27日。2026年3月27日閲覧。

関連項目

外部リンク