太江寺
所在地 三重県伊勢市二見町江1659
位置 北緯34度30分17.3秒 東経136度47分29.2秒 / 北緯34.504806度 東経136.791444度 / 34.504806; 136.791444座標: 北緯34度30分17.3秒 東経136度47分29.2秒 / 北緯34.504806度 東経136.791444度 / 34.504806; 136.791444
山号 潮音山
宗旨 古義真言宗
宗派 真言宗醍醐派
本尊 千手観世音菩薩(重要文化財)
創建年 伝・天平年間(729年 - 749年)
開基 伝・行基
中興年 元禄16年(1703年)
正式名 潮音山太江寺
別称 大江寺
札所等 三重四国八十八箇所85番
伊勢西国三十三所観音霊場1番
文化財 木造千手観音坐像(重要文化財)
阿弥陀三尊種子碑、太江寺観音堂建立之勧進帳(伊勢市指定有形文化財)
公式サイト 潮音山 太江寺
法人番号 5190005004881 ウィキデータを編集
太江寺の位置(三重県内)
太江寺
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太江寺(たいこうじ)は、三重県伊勢市にある真言宗醍醐派の寺院である。山号は潮音山(ちょうおんざん)、大江寺の表記もある。天平年間(729年 - 749年)に行基が開創したとも伝わる古刹で、伊勢神宮や二見興玉神社との関わりが深い。本尊の千手観世音菩薩は鎌倉時代作、重要文化財に指定されている。現在は境内にペット供養の愛受院、ユースホステル太江寺も開設しており、藤やあじさいの名所としても知られる。

歴史

開創については次のように寺伝に伝わる[1]。天平年間(729年 - 749年)奈良の大仏勧進のため諸国を行脚していた行基が、天照大神のお告げを受けて、二見浦で興玉神を参拝したところ、金色の千手観音を感得した。その姿を刻んで祀るため開創したのが当寺で、鎮守社として興玉社も境内に祀ったと伝わる。

天長2年(825年)空海が朝熊山に金剛證寺を中興した際には、当寺にも再三訪れて教義を伝えたことにより真言宗寺院として発展した。その後、醍醐天皇(在位897年 - 930年)は病気平癒の願いが叶ったため、本堂である七間四面の観音堂を建立し、勅願寺としたため大いに栄えた。しかし、崇徳天皇の御代(1123年 - 1142年)に観音堂は再び造営されるものの、平安時代末期には衰退する。

文治年間(1185年 - 1190年)伊勢神宮の神主である荒木田成長が、当寺の衰退をみて現本尊の千手観音坐像を寄進し、諸堂を再建、再び隆盛を極めた。しかし、南北朝時代の康永元年(1342年)には、当寺を訪れた京都の連歌師、坂十仏が自身の『康永元年参詣記』に荒廃の様子を記している。

天文6年(1537年)に再び観音堂が造営されるが、江戸時代の寛永11年(1634年)に強風で倒壊する。その後勧進を募り再建するも貞享3年(1686年)6月25日に落雷により堂宇は全焼する。幸いにも本尊は運びだされて難を逃れたが、古寺の割には他に古い仏像、寺物が残されていないのは、この時に焼失したと考えられている。

元禄9年(1698年)に山田奉行の長谷川重章の助力により本堂が三間四面で再建、元禄16年(1703年)に再興された。仁王門は享保6年(1721年)に建立され、同十三年に仁王像が安置され開眼供養が行われた。

現在の本堂は文化10年(1814年)に当寺住職尊実により再建された。境内の興玉社は明治30年(1897年)に二見浦へ遷座したが、現在も元社興玉社として引き続き祀られている。仁王門は平成19年(2007年)に修復された。

境内

仁王門

文化財

重要文化財

伊勢市指定有形文化財

「勢州二見浦潮音山大江寺観音堂建立之勧進帳 敬って申す勧進の意趣大江寺観音堂は、千年以前開基、七百年以前延喜の帝御悩によってご立願御悩即ち平癒あって、観音堂九尺間七間四面ご建立、其の後五百年以前、崇徳天皇の御宇、ご造営の為に、京都を勧進仕り、洛中の面々奉加によって、造営を励まし、又其の後百年以前、後奈良の院の御宇、天文六年に大和山城勧進を仕り、造営これある。観音堂の瓦に両国の名字名を書き付けこれある。其の後造営無き故、前年の大風に潰れ、堂を畳み、観音は、仮屋に立たせ給ふ。この観音は、天照大神御告げにより行基菩薩二見の浦へ御うつり、観音の像を刻み閻浮檀金の像を観音の御頭に作り込め給ふ。この閻浮檀金は二見の浦より御上がり、即ち興玉の神これなり。興玉の神と申は、天照大神、二見の浦、立石より御上がり給ふ時、興玉の神も同所に御上がり給ふ。そのしるしに大神宮への御塩も、毎日二見の浦より汲み上げ、萬の浄めの霊地なり。又閻浮檀金の像は、昔九月十三日に二見の浦より御上がり給ふ。そのしるし今に残りて、九月十三日に二見の浦より、龍燈観音堂へ上がり申、諸人通夜し、これを拝し奉る。(下略)寛永十二年乙亥三月廿一日 二見の浦、大江寺」

その他

年中行事

交通

脚注

  1. ↑ あるいは、年月、開基不詳とも伝わる。
  2. ↑ 境内より音無山公園の展望台へ向かう遊歩道を徒歩20分弱。
  3. ↑ 原文は平仮名主体の文であるため、適宜漢字を充てた。

参考文献

関連項目

外部リンク

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