『日の果て』(ひのはて)は、梅崎春生による小説、またそれを原作とした映画&テレビドラマ化作品である。

概要

本作は、1947年(昭和22年)9月30日発行の季刊『思索』(思索社)秋季号に掲載され、1948年(昭和23年)に思索社から『日の果て』として単行本化された。 作者の梅崎春生は大学を卒業後、海軍の通信分遣隊下士官として、坊津、桜島に派遣された経験から1946年(昭和21年)に「桜島」を書いているが、本作は梅崎の兄から聞いた実話にヒントを得た作品となっている。本作が映画化された時、フィリピンのルソン島の戦いを舞台にした作品として紹介されたが、実際は「サンホセ盆地」という地名がでてくることから、同じフィリピンのミンドロ島の戦いを背景としている作品である。

あらすじ

軍医花田中尉は現地の女を連れて脱走してしまう。部隊長から花田軍医射殺の指令が宇治中尉に下る。宇治は、射撃の名手である高城伍長を伴って花田の行方を追う。最初、花田の行動を許すことができない宇治だったが、部隊を離れて孤独になっていくにつれて、次第に自分も脱走を考えるようになる。

映画

日の果て
監督 山本薩夫
脚本 斎藤良輔、八木保太郎
製作 本田延三郎、八木保太郎
出演者 鶴田浩二、岡田英次、原保美、福田豊、大城有圭、織本順吉、水島晋、信欣三、加藤嘉、神田隆、小林寛、殿山泰司、木村功、金子信雄、高原駿雄、島崎雪子、利根はる恵
音楽 團伊玖磨
撮影 前田実
配給 松竹
公開 日本の旗 1954年2月3日 
上映時間 107分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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八木プロダクションと青年俳優クラブが1954年に製作し、松竹が配給した。八木プロダクションは八木保太郎が2年前の1952年に設立しており、本作は第2作となる。青年俳優クラブも同年、各劇団を脱退した岡田英次、金子信雄、高原駿雄、木村功、織本順吉らによって結成されており、本作は本格的に映画製作に参入した第1作となった(第2作、同年新東宝の市川崑監督『億万長者』)。

軍隊経験をもつ山本薩夫監督の『真空地帯』に続く戦後の戦争文学の映画化第2作であり、『本日休診』の脚本家斎藤良輔と八木保太郎が脚色した。

『真空地帯』のキャストを一部、引き続き採用している。

キャスト

テレビドラマ

1962年1月30日に『シャープ火曜劇場』(フジテレビ)で放送。

キャスト

スタッフ

フジテレビ シャープ火曜劇場
前番組 番組名 次番組
日の果て
(テレビドラマ)

関連文献

外部リンク

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