東浦駅
駅舎(2018年4月)
ひがしうら
Higashiura
愛知県知多郡東浦町大字藤江字柳牛19
北緯34度56分57.2秒 東経136度58分13.4秒 / 北緯34.949222度 東経136.970389度 / 34.949222; 136.970389座標: 北緯34度56分57.2秒 東経136度58分13.4秒 / 北緯34.949222度 東経136.970389度 / 34.949222; 136.970389
駅番号 CE  04 
所属事業者
電報略号 ウラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,897人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1944年(昭和19年)11月11日
乗入路線 2 路線
所属路線 ■武豊線(JR東海)
キロ程 6.8 km(大府起点)
◄CE03 石浜 (2.2 km)
(3.4 km) 亀崎 CE05►
所属路線 碧南線(衣浦臨海鉄道、貨物線)
キロ程 0.0 km(東浦起点)
(8.2 km) 碧南市►
備考
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東浦駅(ひがしうらえき)は、愛知県知多郡東浦町大字藤江字柳牛(やぎゅう)にある、東海旅客鉄道(JR東海)・衣浦臨海鉄道の駅である。駅番号はCE04。

JR東海の武豊線と、衣浦臨海鉄道の碧南線が乗り入れる。

本項では、当駅設置に際して廃止された、武豊線尾張生路駅(おわりいくじえき)・藤江駅(ふじええき)についても述べる。

概要

東浦駅は、武豊線を運営するJR東海と、碧南線を運営する衣浦臨海鉄道に属する駅である。武豊線は愛知県内の大府駅と武豊駅を結び、当駅を起点とする貨物列車専用の貨物線である碧南線が碧南市内の碧南市駅まで伸びている。武豊線はJR東海が施設を有する第一種鉄道事業者で、日本貨物鉄道(JR貨物)がそれを借用して貨物列車を運行する第二種鉄道事業者になっているが、駅自体はJR貨物には属さない。

歴史

東浦駅が開業する前、付近には尾張生路駅(大府起点6.0km)と藤江駅(大府起点7.2km)が存在した。どちらも武豊線の気動車運転開始を契機に開業した駅で、尾張生路駅は1933年(昭和8年)に、藤江駅は翌1934年(昭和9年)に開設された。

このうち藤江駅は、駅開設を求める請願活動が1911年(明治44年)から行われている。1929年(昭和4年)には商工会を中心とする「藤江新駅接地期成同盟会」が組織された。1933年に気動車運転開始が決定すると、藤江地区の他にも請願活動を行う地域が現れ、駅の設置をめぐって東浦村(現・東浦町)内中部の石浜地区、中南部の生路地区、南部の藤江地区が争った。その結果1933年12月に生路地区に尾張生路駅が新設されるが、藤江地区ではその後も請願活動を展開したため1年遅れて藤江駅が開業することになった[1]。

第二次世界大戦下において戦局の悪化に伴って燃料の節約が求められるようになると、武豊線では駅の統廃合が進められる。尾張生路駅と藤江駅も対象となり、両駅は統廃合されて東浦駅が新設された[1]。1944年(昭和19年)11月のことである。開業時の東浦駅は旅客のみを取り扱っていたが、1947年(昭和22年)に荷物、翌1948年(昭和23年)に貨物の取り扱いを開始した。ただし貨物については長く続かず、武豊線の他駅よりも早い1960年(昭和35年)に廃止されている。荷物営業の廃止は他駅と同時期の1984年(昭和59年)である。

1977年(昭和52年)、東浦駅を起点とし衣浦港東岸を結ぶ貨物線・衣浦臨海鉄道碧南線が開業した。1987年(昭和62年)に国鉄分割民営化が実施された結果日本国有鉄道(国鉄)東浦駅はJR東海に継承され、JR東海と衣浦臨海鉄道が所管する形態となって現在に至っている。

年表

駅構造

相対式ホーム2面2線の地上駅。2つのホームは跨線橋で繋がる。碧南線の線路は駅の南方から分岐しているが、1・2番線双方に繋がっている[13]。単線の武豊線上にある交換駅であり、列車の交換が可能である。駅舎は1番線に隣接して設置されている。ホーム有効長は6両分程度であるが貨物列車が通過するため交換設備の線路は長くなっている。

大府駅管理の無人駅。かつては業務委託駅でJR全線きっぷうりばも設置されていたが[14][15]、JR東海は2013年10月1日より当駅を含む6駅について「集中旅客サービスシステム(現・お客様サポートサービス)」を導入し、自動券売機・自動改札機を整備した上で遠隔案内によって一括的に管理されるようになり、無人化された[10][11]。無人化後も駅舎は使用されており衣浦臨海鉄道の貨物列車が碧南線へ出入りする際には係員がホームに立ってタブレットの取り扱いを行っている。貨物列車はタブレットの受け渡しを行った後、ホームを過ぎた場所で停車する。

のりば

番線路線方向行先
1 CE 武豊線 上り 大府方面
2 下り 武豊方面

(出典:JR東海:駅構内図)

利用状況

旅客

「愛知県統計年鑑」および「知多半島の統計」によれば、1日平均の乗車人員は以下の通りであった。

乗車人員は、1974年度に緒川駅の値を上回って以降、長らく東浦町内の駅で最多であったが、2021年度以降は再び緒川駅が町内最多となっている。

1日平均の乗車人員の推移
年度乗車人員出典・備考
1950年951[16]
1951年1,106[17]
1952年1,118[18]
1953年1,093[19]
1954年1,058[20]
1955年1,046[21]
1956年1,178[22]
1957年1,313[23]
1958年1,312[24]
1959年1,342[25]
1960年1,501[26]
1961年1,409[27]
1962年1,342[28]
1963年1,383[29]
1964年1,313[30]
1965年1,389[31]
1966年1,405[32]
1967年1,307[33]
1968年1,181[34]
1969年1,050[35]
1970年1,011[36]
1971年950[37]
1972年891[注釈 1][38]
1973年1,053[39]
1974年1,180[40]
1975年1,263[41]
1976年1,301[42]
1977年1,312[43]
1978年1,280[44]
1979年1,308[45]
1980年1,217[46]
1981年1,160[47]
1982年1,135[48]
1983年1,174[49]
1984年1,104[50]
1985年1,089[51]
1986年1,025[52]
1987年959[53]
1988年1,017[54]
1989年1,101[55]
1990年1,294[56]
1991年1,495[57]
1992年1,591[58]
1993年1,610[59][60]
1994年1,666[61][60]
1995年1,688[62][60]
1996年1,702[63][64]
1997年1,620[65][64]
1998年1,572[66][67]
1999年1,548[68][69]
2000年1,557[69]
2001年1,558[69]
2002年1,566[70]
2003年1,572[70]
2004年1,583[70]
2005年1,639[71]
2006年1,686[71]
2007年1,757[71]
2008年1,800[72]
2009年1,766[72]
2010年1,779[72]
2011年1,772[73]
2012年1,772[74]
2013年1,854[74]
2014年1,859[75]
2015年1,922[76]
2016年1,926[注釈 2][77]
2017年1,880[78]
2018年1,881[78]
2019年1,897[79]
2020年1,557[80]
2021年1,578[80]
2022年1,602[80]

貨物

1950年度から、貨物の取り扱いが廃止された1959年度までの貨物取扱量(発送・到着トン数)は、以下の表のとおりに推移していた。

1954年度は他年度の数値より突出している。同年度の到着量の半数ほどを砂利やセメントが占めていた[8]。

貨物取扱量の推移
年度発送到着
1950年度2,588t8,836t
1951年度2,934t9,655t
1952年度1,049t7,267t
1953年度1,905t6,317t
1954年度993t22,284t
1955年度830t4,483t
1956年度1,152t7,151t
1957年度1,932t5,345t
1958年度332t4,544t
1959年度673t4,288t
※出典は乗車人員の推移に同じ。

荷物

1972年度から、荷物の取り扱いが廃止された1983年度までの荷物取扱量(発送および到着個数)は以下の表のとおりに推移していた。

荷物取扱量の推移
年度発送到着
1972年度2,730個4,827個
1973年度2,508個5,509個
1974年度2,659個504個
1975年度2,179個576個
1976年度2,026個654個
1977年度2,079個812個
1978年度2,109個1,764個
1979年度2,148個2,059個
1980年度2,116個2,065個
1981年度1,483個2,072個
1982年度753個1,885個
1983年度381個1,189個
※出典は乗車人員の推移に同じ。

停車列車

東浦駅には、すべての電車が停車する。2018年3月のダイヤ改正まで運転されていた快速列車も停車していた。

駅周辺

東浦町役場ならびに「イオンモール東浦」は当駅ではなく2つ大府駅寄りの緒川駅が最寄り駅となる。

周辺の施設

バス路線

西側の駅前には「東浦駅」バス停留所があり、東浦町運行バスが発着している。

東浦町運行バスは緒川駅を中心として運行されている路線のうち、緒川駅東口からアイプラザ、同駅、平池台、マルス東ヶ丘店を経由して名鉄巽ヶ丘駅へと至る「藤江線」と緒川駅東口からアイプラザ、同駅、東浦高校下等を経由して再び同駅に至る「高校線」の2路線が同駅に乗り入れている。

知多バスが運行していた、同駅から乙川駅前等を経由して知多半田駅を結んでいた有脇線は2016年3月31日をもって知多半田駅~知多リハビリ病院前間に路線が短縮されたため、同駅への乗り入れはなくなった。

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CE 武豊線
■区間快速・■普通
石浜駅 (CE03) - 東浦駅 (CE04) - 亀崎駅 (CE05)
衣浦臨海鉄道
碧南線
東浦駅 - 碧南市駅

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ↑ 1950年度以降最低値
  2. ↑ 1950年度以降最大値

出典

  1. 1 2 『新編東浦町誌』本文編、506-509頁
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』2、115頁
  3. ↑ 大蔵省印刷局, ed (1944‐11-10). “運輸通信省告示 第558号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (5348).
  4. ↑ 大蔵省印刷局, ed (1944‐11-10). “運輸通信省告示 第559号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (5348).
  5. ↑ 「運輸省告示第302号」『官報』1947年11月21日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ↑ 『JR時刻表』1992年11月号と12月号の比較から
  7. ↑ 『東海旅客鉄道20年史』、812頁
  8. 1 2 『武豊線物語』
  9. ↑ 『武豊線物語』、1頁
  10. 1 2 3 『武豊線 集中旅客サービスシステムの使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2013年8月22日。オリジナルの2016年9月25日時点におけるアーカイブ。2020年12月19日閲覧。
  11. 1 2 3 『武豊線への集中旅客サービスシステムの導入について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2012年11月15日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。2020年12月19日閲覧。
  12. ↑ 『武豊線 亀崎駅・東浦駅エレベーター等使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2014年2月24日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ。2020年12月19日閲覧。
  13. ↑ 『東海道ライン全線・全駅・全配線』、24・46頁
  14. ↑ 「地方鉄道レポート19 JR東海武豊線」、『鉄道ジャーナル』通巻469号、78頁
  15. ↑ 『東海旅客鉄道20年史』、732頁
  16. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和27年度刊、326頁
  17. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和28年度刊、310頁
  18. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和29年度刊、329頁
  19. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和30年度刊、305頁
  20. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和31年度刊、303頁
  21. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和32年度刊、319頁
  22. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和33年度刊、335頁
  23. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和34年度刊、379頁
  24. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和35年度刊、292頁
  25. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和36年度刊、260頁
  26. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和37年度刊、324頁
  27. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和38年度刊、296頁
  28. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和39年度刊、298頁
  29. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和40年度刊、262頁
  30. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和41年度刊、239頁
  31. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和42年度刊、262頁
  32. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和43年度刊、192頁
  33. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和44年度刊、196頁
  34. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和45年度刊、204頁
  35. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和46年度刊、228頁
  36. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和47年度刊、237頁
  37. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和48年度刊、217頁
  38. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和49年度刊、214頁
  39. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和50年度刊、221頁
  40. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和51年度刊、225頁
  41. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和52年度刊、217頁
  42. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和53年度刊、231頁
  43. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和54年度刊、233頁
  44. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和55年度刊、221頁
  45. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和56年度刊、227頁
  46. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和57年度刊、239頁
  47. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和58年度刊、223頁
  48. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和59年度刊、223頁
  49. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和60年度刊、241頁
  50. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和61年度刊、235頁
  51. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和62年度刊、223頁
  52. ↑ 『愛知県統計年鑑』昭和63年度刊、223頁
  53. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成元年度刊、225頁
  54. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成2年度刊、223頁
  55. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成3年度刊、225頁
  56. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成4年度刊、229頁
  57. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成5年度刊、221頁
  58. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成6年度刊、221頁
  59. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成7年度刊、239頁
  60. 1 2 3 『知多半島の統計』平成9年版、47頁
  61. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成8年度刊、241頁
  62. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成9年度刊、243頁
  63. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成10年度刊、241頁
  64. 1 2 『知多半島の統計』平成11年版、47頁
  65. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成11年度刊、241頁
  66. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成12年度刊、239頁
  67. ↑ 『知多半島の統計』平成12年版、47頁
  68. ↑ 『愛知県統計年鑑』平成13年度刊、240頁
  69. 1 2 3 『知多半島の統計』平成15年版、47頁
  70. 1 2 3 『知多半島の統計』平成18年版、115頁
  71. 1 2 3 『知多半島の統計』平成21年版、43頁
  72. 1 2 3 『知多半島の統計』平成24年版、43頁
  73. ↑ 『知多半島の統計』平成25年版、43頁
  74. 1 2 『知多半島の統計』平成27年版、43頁
  75. ↑ 『知多半島の統計』平成28年版、43頁
  76. ↑ 『知多半島の統計』平成29年版、43頁
  77. ↑ 『知多半島の統計』平成30年版、43頁
  78. 1 2 『知多半島の統計』令和元年版、43頁
  79. ↑ 『知多半島の統計』令和2年版、43頁
  80. 1 2 3 『知多半島の統計』令和5年版、43頁

参考文献

関連項目

外部リンク

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