二代目東組
代紋:七つ源氏車[1]
設立1960年(昭和35年)
設立者東清
設立場所日本・大阪府大阪市西成区
本部〒557-0001
日本の旗 大阪府大阪市西成区山王1-11-8[2][3]
北緯34度38分49.4秒 東経135度30分23秒 / 北緯34.647056度 東経135.50639度 / 34.647056; 135.50639座標: 北緯34度38分49.4秒 東経135度30分23秒 / 北緯34.647056度 東経135.50639度 / 34.647056; 135.50639
首領滝本博司[2]
活動範囲1府[2]
構成員数
(推定)
約60人[2]
主な活動覚醒剤の密売

東組(あずまぐみ[4])は、大阪府西成区に本部を置く指定暴力団[5][2]。構成員の総数は2011年の警察庁の報告で約180人[6]、2014年の報告で約150人[7]、2023年の報告で約60人[2]。

概要

暴力団の群雄割拠地帯と言われてきた西成地区にありながら、山口組などの大団体の傘下に収まることもなく、その創立から常に独立状態を貫いたうえに他団体との縁戚関係の樹立も行わず、そういった理由から孤高の少数精鋭などと謳われてきた[8]。

武闘派一門や喧嘩の東組などの異称をもっても知られ、1973年のミナミにおける些細なトラブルに発した山健組との銃撃戦を皮切りに、山口組とは暴力的な対立抗争事件を数次にわたって引き起こしてきた[8]。

来歴

創立者の東清はもとは浪花の侠客として名のあった池田大次郎率いる池田組の舎弟頭である信貴久治の子分だった。

池田組の解散に伴い1960年頃に西成を本拠地としてこの東組を結成、当初の人員総数はわずか30足らずであったものの、1973年頃には120名を数えるまでになっていた[8]。1993年の8月をもって暴力団対策法に基づく指定暴力団へ移行した[9]。やがて長年にわたり首領の座にあった東清が2010年の初め頃に引退。時の若頭であった滝本博司が跡目を継承した[8]。

情勢

同じく西成本拠の酒梅組と並ぶ指定暴力団で、本部の所在地は大阪府大阪市西成区山王(1-11-8)、大阪府内を専らの活動地としている[10]。その人員総数は2011年度における警察庁の報告によればおよそ180[6]。大阪府警捜査四課の同年度の報告によればおよそ290で、覚醒剤の密売を主な資金源としている[11]。構成員の大部分が大阪出身者で占められている[8]。往時には上層部の多くが西成出身者であったものの、西成出身の構成員は今や少数派であるという[8]。

東組 本家
 本部事務所はビルで、その玄関には「東」と記した表札を掛ける。[8]

抗争史

勢力の伸張を経て有力団体の一となった1973年頃からというもの、東組は他の暴力団組織を相手取った幾度かの抗争事件の当事者となってきた。その代表的なものとして、山口組ならびに酒梅組とのそれが挙げられる[8]。

対山口組

1973年(9月)、大阪・ミナミの繁華街にて所属構成員と山口組系山健組の構成員の間で些細なトラブルが発生。これが互いの本部事務所を銃撃し合うほどの大抗争へと発展した。早期に手打ちが実現したものの、当時の山口組でも屈指の好戦勢力として知られていた山健組を相手に引けを取らない戦闘行動を展開したとして、この抗争は組織の名を世に広く知らしめる結果となった。[8]

1982年の3月にも山口組の二次団体との抗争事件を引き起こし、さらに1987年になると、別の山口組の系列組織と半年間にわたって抗争を展開。26件の事件をもって5名の死者と2名の負傷者を出すに至ったその抗争は、のちに「泉州抗争」と題された[8]。

対酒梅組

1983年、時の関西地方でも屈指の勢力を有していた五代目酒梅組との対立抗争が発生、わずか2ヶ月の間に、大阪のみならず奈良、京都、和歌山、さらには熊本や鳥取までをも舞台として、およそ40回にものぼる抗争事件を引き起こした[8]。双方合わせて死者1名、負傷者8名、逮捕者107名[12]。「新大阪戦争」としてマスメディアを通しての注目を広く集める結果となった[8]。

幹部陣(2011年・2012年)

代 組長 期間
初 東清 1960—2010
二 滝本博司 2010—現在

直系組織

関連項目

脚注

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出典

  1. 1 2 3 4 『実話時報 2012年1月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」 グラビア” (p.12) 竹書房 2011年12月14日
  2. 1 2 3 4 5 6 “令和5年における組織犯罪の情勢【確定値版】図表1-25 指定暴力団一覧表(25団体)” (PDF) (2024年3月21日). 2024年4月14日閲覧。
  3. ↑ 令和元年上半期における組織犯罪の情勢 図表1-20 指定暴力団一覧表(24団体) - 警察庁 組織犯罪対策 2019年9月
  4. ↑ 警察庁 (2020). POLICE OF JAPAN > CRIMINAL INVESTIGATION > 2. Fight against Organized Crimes(日本の警察>犯罪捜査>2. 組織犯罪との闘い) (PDF) (Report). pp. 28–30. 2024年4月14日閲覧。 (英語) ― p.29 “ニダイメ アズマ グミ ”(Nidaime Azuma-gumi)
  5. ↑ 『指定暴力団に東組を再指定』 2011年7月28日 産経新聞
  6. 1 2 『『平成23年上半期の暴力団情勢:指定暴力団の状況 (p.24)』 (PDF) 警察庁 2011年9月
  7. ↑ 『『平成26年の暴力団情勢:指定暴力団一覧表(21団体) (p.32)』 (PDF) 警察庁 2015年3月
  8. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 『実話時報 2011年12月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」” (p.24-29) 竹書房 2011年11月14日
  9. ↑ 『平成21年警察白書>組織犯罪対策の推進>暴力団対策>暴力団情勢>暴力団の指定』 (PDF) (p.109) 警察庁 2009年7月
  10. ↑ 『暴力団情報:指定暴力団の指定状況』 大阪府警察 2011年10月19日
  11. ↑ 『東組組長を逮捕 身分隠し口座開いた疑い』 スポニチ 2011年10月24日
  12. ↑ 『昭和59年 警察白書:第2章 犯罪の一般情勢と捜査活動』 警察庁 1984年
  13. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 『実話時報 2012年1月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」” (p.44-49) 竹書房 2011年12月14日
  14. ↑ 『実話時代 2012年1月号』 : “全国の親分衆に聞く!:二代目東組若頭補佐総長付 司成会会長 土方基成” (p.26) 2012年1月1日 メディアボーイ
  15. 1 2 3 4 5 『実話時報 2012年2月号』 : “堅牢地神。 「二代目東組 一家一門結縁盃儀式」 「二代目東組本家事始め式」 グラビア” (p.11-18) 竹書房 2012年1月14日
  16. ↑ 『実話時報 2012年3月号』 : “二代目東組・横山定光若頭補佐逝く” (p.171-175) 2012年2月14日 竹書房
  17. ↑ ジーンズに覚醒剤隠し密輸容疑 東組系組長を逮捕 産経新聞
  18. ↑ “清勇会 | YAKUZA WIKI”. www.yakuza.wiki. 2025年3月15日閲覧。
  19. ↑ Asahara, Hirohisa (2015年12月30日). “指定暴力団に完全密着したドキュメンタリー『ヤクザと憲法』の衝撃 vol.1” (英語). VICE. 2025年3月15日閲覧。
  20. ↑ “大ヒット映画『ヤクザと憲法』の親分が引退で騒然! 元極妻が考える「反社脱退後の人生」”. サイゾーウーマン (2022年3月27日). 2025年3月15日閲覧。
  21. ↑ “東海テレビ | ヤクザと憲法”. www.tokai-tv.com. 2025年3月15日閲覧。
  22. ↑ “ミニシアターで連日満員の映画『ヤクザと憲法』がすごすぎる”. NEWSポストセブン. 2025年3月15日閲覧。
  23. ↑ 「文春オンライン」編集部 (2018年12月7日). “『ヤクザと憲法』『人生フルーツ』東海テレビのドキュメンタリー映画がヒットする「意外な理由」”. 文春オンライン. 2025年3月15日閲覧。
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