第87回菊花賞
| 第87回菊花賞 87th Kikuka-shō (Japanese St. Leger) | |
|---|---|
|
優勝馬のゴーイントゥスカイ(画像は新馬戦出走時) | |
| 開催国 |
|
| 主催者 | 日本中央競馬会(JRA) |
| 競馬場 | 京都競馬場(京都府) |
| 施行年 | 2026年 |
| 施行日 | 10月25日 |
| 競走の情報 | |
| 距離 | 芝3000メートル |
| 格付け | GI |
| 賞金 |
1着賞金2億円 |
| 出走条件 | サラ系3歳牡馬・牝馬[1](指定)(国際) |
| 負担重量 | 馬齢 (牡57kg・牝55kg) |
| 天候 | 曇 |
| 馬場状態 | 良 |
| 結果・受賞 | |
| 優勝馬 | ゴーイントゥスカイ |
| 優勝騎手 | 武豊(栗東) |
| 優勝調教師 | 上原佑紀(美浦) |
| 優勝馬主 | フィールドレーシング |
| 優勝生産者 | 千代田牧場(新ひだか町) |
« 第86回 | |
第87回菊花賞(だい87かいきっかしょう、英:87th Kikuka-shō (Japanese St. Leger)[2])とは2026年10月25日に京都府京都市伏見区の京都競馬場で行われた競馬のGI競走である[3]。
競走前の状況
出走馬
レースには同年の皐月賞と東京優駿を連勝し、2020年のコントレイル以来6年ぶりの中央競馬クラシック三冠制覇と父ワールドプレミアとの親子制覇がかかるロブチェンの他、夏の阿寒湖特別を圧勝し鞍上に3年連続で菊花賞を制したクリストフ・ルメールを配したダノンヒストリーに注目が集まった[6][7]。
レース2週間前の段階でフルゲート18頭に対し21頭が出走登録を行っていたが[8]、トライアル競走の神戸新聞杯にて勝ち馬のロブチェンをハナ差まで追い詰めた2着馬のアルトラムスが左後肢跛行を発症[注釈 1]し回避となったため、繰り上がりでエムズビギンが出走可能となった[10]。またセントライト記念2着馬のサヴォアフェールは距離適性を考慮して回避した[11]。
最終的にイブキとミッキーファルコンの2頭が賞金が足りずに除外となった。
トライアル競走の結果
競走馬名が太字強調の馬は、本項の競走に出走する競走馬であることを示す。
第80回セントライト記念(GII)
- 中山・芝2200m(内)で実施
- 3着以内に優先出走権が与えられる
| 着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 | 単勝オッズ | 人気 | 菊花賞への出否 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | ジャスティンシカゴ | 原優介 | 2:14.0 | 50.6 | 12 | 出走 | |
| 2着 | サヴォアフェール | 松山弘平 | 2:14.2 | 1 | 4.7 | 2 | 回避 |
| 3着 | アウダーシア | 津村明秀 | 2:14.3 | 1/2 | 11.6 | 6 | 出走 |
| 4着 | アスクエジンバラ | 岩田康誠 | 2:14.3 | クビ | 5.0 | 3 | 出走 |
| 5着 | エリプティクカーブ | 横山武史 | 2:14.4 | クビ | 32.7 | 9 | |
| 6着 | ゴーイントゥスカイ | 武豊 | 2:14.4 | クビ | 4.3 | 1 | 出走 |
| 7着 | ラージアンサンブル | 岩田望来 | 2:14.5 | 3/4 | 27.5 | 8 | 出走 |
| 11着 | サノノグレーター | 田辺裕信 | 2:14.8 | 1/2 | 7.5 | 5 | 出走 |
| 13着 | バステール | 川田将雅 | 2:15.0 | 1 | 5.2 | 4 | 出走 |
第74回神戸新聞杯(GII)
- 阪神・2400m(内)で実施
- 3着以内に優先出走権が与えられる
| 着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 | 単勝オッズ | 人気 | 菊花賞への出否 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | ロブチェン | 松山弘平 | 2:25.9 | 1.4 | 1 | 出走 | |
| 2着 | アルトラムス | 岩田望来 | 2:25.9 | ハナ | 9.6 | 3 | 回避 |
| 3着 | シートゥサミット | 酒井学 | 2:26.0 | 1/2 | 113.7 | 11 | 出走 |
| 4着 | ゴーラッキー | C.ルメール | 2:26.0 | クビ | 12.3 | 5 | |
| 5着 | エムズビギン | 武豊 | 2:26.0 | ハナ | 38.1 | 8 | 出走 |
| 6着 | コンジェスタス | 西村淳也 | 2:26.2 | 3/4 | 11.0 | 4 | 出走 |
| 10着 | ショウナンハヤナミ | 池添謙一 | 2:26.8 | 1.1/4 | 23.8 | 7 | 出走 |
出走馬と枠順
2026年10月25日 第4回京都競馬第9日目第11競走[14]
芝3000メートル(外回り)、天気:曇、馬場状態:良、発走時刻:15時40分[14]
| 枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 騎手 | 調教師 | 馬主 | オッズ | 人気 | 馬体重 [kg] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | エムズビギン | 岩田望来 | 友道康夫 | エムズレーシング | 53.0 | 9 | 500 |
| 2 | コンジェスタス | 西村淳也 | 高野友和 | (有)シルクレーシング | 23.7 | 6 | 530 | |
| 2 | 3 | アウダーシア | 津村明秀 | 手塚貴久 | (有)サンデーレーシング | 22.9 | 5 | 506 |
| 4 | ショウナンガルフ | 田山旺佑 | 須貝尚介 | 国本哲秀 | 380.5 | 18 | 478 | |
| 3 | 5 | ジャスティンシカゴ | 原優介 | 宮田敬介 | 三木正浩 | 20.2 | 4 | 500 |
| 6 | バステール | 川田将雅 | 斉藤崇史 | (有)シルクレーシング | 33.8 | 8 | 464 | |
| 4 | 7 | ラージアンサンブル | 坂井瑠星 | 武井亮 | (株)グリーンファーム | 210.3 | 16 | 478 |
| 8 | ロブチェン | 松山弘平 | 杉山晴紀 | フォレストレーシング | 1.8 | 1 | 514 | |
| 5 | 9 | ゴーイントゥスカイ | 武豊 | 上原佑紀 | フィールドレーシング | 12.0 | 3 | 498 |
| 10 | ダノンヒストリー | C.ルメール | 堀宣行 | (株)ダノックス | 3.0 | 2 | 482 | |
| 6 | 11 | アスクエジンバラ | 岩田康誠 | 福永祐一 | 廣崎利洋 | 32.8 | 7 | 476 |
| 12 | サノノグレーター | 田辺裕信 | 尾形和幸 | 佐野信幸 | 129.7 | 14 | 464 | |
| 7 | 13 | キンググローリー | 丹内祐次 | 古賀慎明 | 平口信行 | 123.3 | 13 | 466 |
| 14 | マジョレルブルー | 戸崎圭太 | 友道康夫 | (有)社台レースホース | 71.5 | 11 | 488 | |
| 15 | シートゥサミット | 酒井学 | 吉岡辰弥 | (同)小林英一ホールディングス | 87.5 | 12 | 520 | |
| 8 | 16 | ショウナンハヤナミ | 池添謙一 | 渡辺薫彦 | 国本哲秀 | 57.6 | 10 | 454 |
| 17 | チャリングクロス | 石川裕紀人 | 奥村武 | (有)サンデーレーシング | 203.1 | 15 | 494 | |
| 18 | ナリタエスペランサ | 北村友一 | 福永祐一 | (株)オースミ | 237.4 | 17 | 478 |
レース結果
レース着順
| 着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | タイム | 上3F | 着差
(馬身) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5 | 9 | ゴーイントゥスカイ | 武豊 | 3:04.5 | 35.4 | |
| 2 | 3 | 6 | バステール | 川田将雅 | 3:04.5 | 34.9 | ハナ |
| 3 | 5 | 10 | ダノンヒストリー | C.ルメール | 3:04.6 | 35.6 | 1 |
| 4 | 6 | 12 | サノノグレーター | 田辺裕信 | 3:04.7 | 35.0 | 1/2 |
| 5 | 7 | 15 | シートゥサミット | 酒井学 | 3:04.8 | 36.0 | 3/4 |
| 6 | 8 | 16 | ショウナンハヤナミ | 池添謙一 | 3:04.9 | 35.1 | クビ |
| 7 | 7 | 14 | マジョレルブルー | 戸崎圭太 | 3:04.9 | 35.7 | クビ |
| 8 | 1 | 2 | コンジェスタス | 西村淳也 | 3:05.0 | 35.8 | クビ |
| 9 | 2 | 3 | アウダーシア | 津村明秀 | 3:05.2 | 36.1 | 1 |
| 10 | 3 | 5 | ジャスティンシカゴ | 原優介 | 3:05.4 | 36.0 | 1 |
| 11 | 8 | 17 | チャリングクロス | 石川裕紀人 | 3:05.5 | 36.0 | 1/2 |
| 12 | 4 | 7 | ラージアンサンブル | 坂井瑠星 | 3:05.6 | 36.6 | 3/4 |
| 13 | 1 | 1 | エムズビギン | 岩田望来 | 3:05.7 | 35.9 | 1/2 |
| 14 | 4 | 8 | ロブチェン | 松山弘平 | 3:05.8 | 36.7 | 1 |
| 15 | 7 | 13 | キンググローリー | 丹内祐次 | 3:06.1 | 39.8 | 1.1/2 |
| 16 | 8 | 18 | ナリタエスペランサ | 北村友一 | 3:08.0 | 39.0 | 大差 |
| 17 | 6 | 11 | アスクエジンバラ | 岩田康誠 | 3:08.5 | 39.4 | 3 |
| 18 | 2 | 4 | ショウナンガルフ | 田山旺佑 | 3:08.9 | 39.4 | 2.1/2 |
払戻金
| 馬番/枠番 | 人気 | 金額(円) | |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 9 | 3 | 1,200 |
| 複勝 | 9 | 3 | 370 |
| 6 | 8 | 730 | |
| 10 | 2 | 210 | |
| 枠連 | 3-5 | 5 | 1,270 |
| 馬連 | 6-9 | 25 | 11,530 |
| 馬単 | 9>6 | 51 | 25,160 |
| ワイド | 6-9 | 26 | 2,670 |
| 9-10 | 5 | 700 | |
| 6-10 | 13 | 1,270 | |
| 3連複 | 6-9-10 | 23 | 8,580 |
| 3連単 | 9>6>10 | 293 | 113,300 |
データ
| 1000m通過タイム | 58.4秒(キンググローリー) |
| 上がり4ハロン | 50.8秒 |
| 上がり3ハロン | 38.2秒 |
| 最速上がり3ハロン | 34.9秒(バステール) |
当日のWIN5(5重勝単勝式)
- 発売票数:8,158,089票
- 発売総額:815,808,900円
- 的中票数:67票
- 払戻金:8,523,370円
| 対象順[15] | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 競走順 | 東京第10競走 | 京都第10競走 | 新潟第11競走 | 東京第11競走 | 京都第11競走 |
| 競走名 | 山中湖特別 | カノープスS | ルミエールAD | 神無月S | 菊花賞 |
| 条件 | 芝1800m 3歳以上2勝クラス |
ダート1800m 3歳以上オープン |
芝1000m直線 3歳以上オープン |
ダート1400m 3歳以上オープン |
芝3000m 3歳オープン |
| 単勝人気 | 1番人気 | 12番人気 | 8番人気 | 6番人気 | 3番人気 |
| 勝利馬
(鞍上) |
クライスレイリアーナ (荻野極) |
メイショウズイウン (幸英明) |
モズナナスター (富田暁) |
エコロアゼル (石橋脩) |
ゴーイントゥスカイ (武豊) |
| 馬番 | 2 | 12 | 9 | 4 | 9 |
| 残票数 | 4,710,655票 | 100,324票 | 4,650票 | 987票 | 67票 |
制裁
- バステール騎乗の川田将雅は4コーナーで斜行したため、過怠金5万円。(被害馬:アウダーシア)
- ショウナンハヤナミに騎乗した池添謙一は最後の直線コースで内側に斜行したため、戒告。(被害馬:バステール・ロブチェン)
- ダノンヒストリーに騎乗したクリストフ・ルメールは最後の直線コースで内側に斜行したため、過怠金1万円。(被害馬:コンジェスタス)
- ジャスティスシカゴに騎乗した原優介は最後の直線コースでの鞭の使用について過怠金7万円。
達成された記録
- ゴーイントゥスカイの勝利により、祖父ディープインパクト、父コントレイルに続く史上初の父子3代菊花賞制覇達成[16]。
- 武豊騎手がJRA・GI最年長勝利記録を57歳7か月11日に更新[17]となり、通算87勝目。
- 武豊が2019年のワールドプレミアに続き同競走6勝目として、5勝で並んでいたC.ルメールを上回り最多勝利単独1位となる[18]。
- 上原佑紀調教師ならびに馬主のフィールドレーシングはGI初制覇[16]。
- 上原佑紀は平成生まれの調教師として初のGI制覇[19]。
- 上原佑紀の36歳8か月27日での勝利は初の30代による菊花賞制覇で1987年サクラスターオーで勝利した平井雄二の40歳3か月9日を更新する最年少勝利となった[19]。
テレビ・ラジオ中継
脚注・出典
脚注
出典
- ↑ 騸馬は出走不可。
- ↑ “2026.10.20 Kikuka Sho (Japanese St. Leger) (G1) - Preview - News - Horse Racing in Japan”. japanracing.jp. 2026年10月24日閲覧。
- ↑ “菊花賞(G1) 出馬表”. netkeiba. 2026年10月24日閲覧。
- ↑ 【菊花賞】武豊騎手騎乗ゴーイントゥスカイが差し切りV、前人未踏の菊6勝「直線にかけようと」日刊スポーツ、2026年10月25日配信・閲覧
- ↑ “菊花賞(G1) 結果・払戻 | 2026年10月25日 京都11R レース情報(JRA)”. netkeiba. 2026年10月26日閲覧。
- ↑ “【菊花賞展望】ロブチェンが史上9頭目の3冠馬を目指す一戦 未知の魅力ダノンヒストリーに逆転の期待も”. 東スポ競馬 (2026年10月19日). 2026年10月24日閲覧。
- ↑ “「単勝安い…」「売れすぎじゃね?」菊花賞前売り2番人気に支持された上がり馬にSNS注目 ダノンヒストリーが4・1倍”. スポーツ報知 (2026年10月24日). 2026年10月24日閲覧。
- ↑ “【菊花賞】特別登録馬を発表 史上9頭目の三冠馬へロブチェン、セントライト記念覇者ジャスティンシカゴら21頭エントリー”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2026年10月12日). 2026年10月24日閲覧。
- ↑ “菊花賞回避のアルトラムスは左後肢の骨折が判明 全治6カ月以上の診断 早期復帰の可能性も”. サンスポZBAT!. 産経新聞社 (2026年10月21日). 2026年10月24日閲覧。
- ↑ “神戸新聞杯2着アルトラムスが左後肢跛行の影響で菊花賞見送り 除外1番手のエムズビギンが繰り上がりで出走可能に”. サンスポZBAT!. 産経新聞社 (2026年10月14日). 2026年10月24日閲覧。
- ↑ “【注目馬動向】セントライト記念2着のサヴォアフェールは菊に向かわず ギャラボーグは秋華賞で横山和生騎手と新コンビ”. 2026年10月25日閲覧。
- ↑ “第80回朝日杯セントライト記念”. 日本中央競馬会. 2026年10月24日閲覧。
- ↑ “第74回神戸新聞杯”. 日本中央競馬会. 2026年10月24日閲覧。
- 1 2 “出馬表 JRA”. www.jra.go.jp. 2026年10月24日閲覧。
- ↑ “WIN5対象レース | 2026年10月25日 レース情報(JRA)”. netkeiba. 2026年10月26日閲覧。
- 1 2 INC, SANKEI DIGITAL (2026年10月26日). “【菊花賞】ゴーイントゥスカイが鮮やかに差し切ってラスト1冠! 歴代単独最多6勝目の武豊騎手「空気を読まなくて申し訳ない」”. サンスポZBAT!. 大阪サンケイスポーツ. 2026年10月26日閲覧。
- ↑ “【菊花賞】「空気読まなくて申し訳ない…」武豊騎手が57歳7か月で最年長G1勝利&菊最多6勝目 ゴーイントゥスカイでロブチェン3冠打ち砕いた!”. スポーツ報知 (2026年10月25日). 2026年10月26日閲覧。
- ↑ “【菊花賞】武豊騎手が歴代単独最多6勝目!ゴーイントゥスカイが三冠阻止、父コントレイルに続く菊花賞制覇|テレ東スポーツ:テレ東”. テレ東. 2026年10月26日閲覧。
- 1 2 “【菊花賞】平成生まれ初、同レース最年少勝利記録を塗り替えたG1初V上原佑紀調教師「まだ実感が湧かず、ふわふわとした気分」:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2026年10月26日閲覧。