腕捻り

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腕捻り(かいなひねり)は、相撲の日本相撲協会制定決まり手八十二手、捻り手の一つである。相手の片腕を両腕で抱え、一本背負いのように担がず、その抱えた腕の方から相手を捻り倒す技。とったりとは体を開く方向が逆である[1]。神道六合流柔術では肩落(かたおとし)、肩車(かたぐるま)と呼んでいる[2]。

1998年初場所10日目、横綱貴乃花が湊富士にこの技で敗れ、湊富士への初金星を与えた。その後貴乃花は高熱による体調不良もあってこの日からさらに2連敗し、横綱になってからは自身初の3連敗を記録。その後入院となり13日目から途中休場した。

有名な使い手は、元十両の古市、北勝国、幕内では元関脇若見山・栃赤城や、元前頭光法などである。幕内の土俵では、2016年3月場所6日目に里山が德勝龍に対して、2019年7月場所6日目に炎鵬が矢後に対して、直近では、2021年7月場所3日目に照ノ富士が隆の勝に対して決めている。2018年5月場所で荒鷲が碧山と対戦し、最初は腕捻りだったが、決まり手は小手捻りだった。

神道六合流柔術では「肩車」とも呼んでいる[2]が講道館や国際柔道連盟の肩車とは異なった技である。

1884年の書籍『今古実録 相撲大全』[3]や1918年の書籍『最近相撲図解』[4]ではとったりを「腕捻」と呼んでいる。

脚注

  1. ↑ 『大相撲ジャーナル』2017年7月号 p77
  2. 1 2 帝国尚武会 編『神道六合流柔術教授書』(基本之巻(第5期))帝國尚武會、日本、1917年1月31日、63-64頁。NDLJP:1704221/66。「肩落」
  3. ↑ 木村清九郎 編『今古実録 相撲大全』 下巻、栄泉社、1884年6月3日、14頁。「かひなひねり」
  4. ↑ 出羽之海谷右衛門(述) 著、水谷武 編『最近相撲図解』岡崎屋書店、1918年1月20日、118頁。「腕捻」

関連項目

外部リンク