辻東倫

ウィキペディアから、無料の百科事典
辻 東倫
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 三重県三重郡菰野町
生年月日 (1994-08-11) 1994年8月11日(30歳)
身長
体重
181 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 内野手
プロ入り 2012年 ドラフト3位
初出場 2015年6月12日
最終出場 2018年10月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

辻 東倫(つじ はるとも、1994年8月11日 - )は、三重県三重郡菰野町出身の元プロ野球選手(内野手)、右投左打。ベースボール5選手、ベースボール5日本代表(登録では右投右打)[1]。

経歴

プロ入り前

小学4年から地元の少年団で野球を始めるが、当時通っていたそろばん教室をサボって友達と遊んでいたのが親にばれてしまい、僅か1年で野球をやめさせられた[2]。菰野中時代は、ハンドボール部と迷った末に軟式野球部に所属したが、学校での全体練習以外で自主練習をするほど野球に打ち込んではいなかった[2]。中学の2学年上にタレントの足立梨花がいる。菰野高校では、初めての硬式球に戸惑い、当初はコーチャーになろうと考えていたが、持ち前の負けん気から毎日自主練習をするようになり、硬式球に対応する[2]。1年時の秋から遊撃手のレギュラーに定着。3番・遊撃手として挑んだ3年時の夏は三重県予選ベスト8でいなべ総合学園高に3-7で敗れた。甲子園出場経験は無し。高校通算36本塁打。

2012年10月25日、プロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツから3位指名を受けた[3]。

プロ入り後

2015年、6月12日に代走としてプロ初出場、翌日の試合で「7番・三塁手」としてスタメンで出場。2016年は15試合に出場、5月4日の広島東洋カープ戦でプロ初安打。

2017年は5月19日の横浜DeNAベイスターズ戦でシーズン初のスタメン出場。

2018年は、夏に右太もも肉離れの負傷を負いながらも[4]二軍で66試合に出場し、打率.315に2本塁打、26打点を記録。一軍での出場は8試合で打率.100に終わったが、クライマックスシリーズの出場選手に登録され、ファイナル第1戦では代打で安打を記録した。しかし、10月30日に球団から戦力外通告を受けた[5]。11月13日にタマホームスタジアム筑後で行われた12球団合同トライアウトに参加し、5打席に立ったが3四球無安打とアピールのチャンスに恵まれなかった[6]。トライアウト後にはベースボール・チャレンジ・リーグなどから声がかかったが、巨人にスタッフとして残りたいという本人の希望から12月8日に現役引退が発表された[7]。

現役引退後

引退後は幼児から小学生を指導するジャイアンツアカデミーのコーチに就任[7]。年齢を機に2024年に退団し、現在はアパレル業に挑戦している[8]。

選手としての特徴・人物

ミート力と長打力を兼ね揃えた打撃を評価されていた大型内野手[9]。 遠投120メートルの強肩が武器だが、守備には課題が残る[10]。プロ入り後の新人合同自主トレでは、動体視力を測るビジョントレーニングや3000メートル走でトップとなった[11]。

高校時代は、練習よりも体作りが大変で、体重増のノルマがあったため、とにかく食べたと語っている。その甲斐もあって、3年間で18kgの増量に成功し、それに比例して本塁打数が急増した[2]。

ベースボール5選手として

2023年初め、読売ジャイアンツ女子チームでプレーしつつベースボール5もプレーしていた田中美羽などの影響で、アカデミーコーチや巨人女子チームの選手で編成されたベースボール5チーム「GIANTS」を結成する[12]。2023年12月に行われた第1回日本選手権の東日本予選に同チームで参加すると、3戦全勝で優勝し[13]、翌2024年2月に行われた日本選手権では好守で活躍を見せ、準優勝に貢献した[12][14]。3月には代表選考会を経て、4月開催の第2回アジアカップ(英語版)の日本代表選手(侍ジャパンBaseball5代表)に選出された[15][16]。同大会では優勝を果たし、第2回ワールドカップ(英語版)の出場権を獲得した[17]。

ベースボール5においては好守の光る選手として活躍を見せる。当初は野球とのルールの違いに戸惑いながらも「守備のベースカバーや捕って投げる動作などは経験が生かされています」と辻は語り、田中美羽からは「さすが元プロだけに、守備はピカイチ。身のこなし方がめちゃくちゃうまい」と評されている[12]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2015 巨人 2430000000000010000.000.250.000.250
2016 15403416200800100402120.176.300.235.535
2017 1836323800081100040071.250.333.250.583
2018 810100100010000000011.100.100.100.200
NPB:4年 4390794152001711100902202.190.289.215.504

年度別守備成績

年
度
一塁二塁三塁遊撃
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2015 --203001.000-
2016 130021.0008182435.933-21610.875
2017 3110011.0008161423.938--
2018 -211001.000101001.000-
通算 4140031.00026353958.935304001.00021610.875

記録

背番号

  • 93 (2013年)
  • 65 (2014年 - 2018年)

登場曲

  • 「24/7」BIG BEAR(2016年)
  • 「道」GReeeeN(2016年 - 2018年)

脚注

  1. ↑ “辻 東倫 Baseball5選手プロフィール”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2024年5月17日閲覧。
  2. 1 2 3 4 “【夢の扉】巨人D3・辻、野球始めて3年でプロへ(2/3ページ)”. SANSPO.COM (2013年1月17日). 2013年3月9日閲覧。
  3. ↑ “ドラフト会議で菅野投手ら7選手の交渉権獲得”. 読売ジャイアンツ (2012年10月25日). 2013年1月23日閲覧。
  4. ↑ “「来季に弾み」となる年が予期せぬ戦力外に 元巨人"由伸2世"の第2の人生と感謝”. Full-Count. (2020年7月8日) 2021年6月1日閲覧。
  5. ↑ “巨人、辻東倫に戦力外通告 今季ファームで3割超、CSで安打も”. ベースボールチャンネル. (2018年10月31日) 2018年11月14日閲覧。
  6. ↑ “【合同トライアウト】巨人・辻は2打数無安打3四球 高校の先輩とも対戦”. スポーツ報知. (2018年11月13日) 2018年11月14日閲覧。
  7. 1 2 “【巨人】辻、現役引退を決断 来季はアカデミー講師として「巨人に貢献したい」”. スポーツ報知. (2018年12月8日) 2018年12月11日閲覧。
  8. ↑ “元巨人・辻東倫氏がアパレル実業家に転身「全国のセレクトショップに置いていただくのが目標」 代官山でポップアップストア”. サンケイスポーツ (2024年11月2日). 2024年11月4日閲覧。
  9. ↑ “プロ野球ドラフト 辻選手「いずれ一軍戦力に」 巨人指名あいさつ”. 伊勢新聞 (2012年11月1日). 2013年3月9日閲覧。
  10. ↑ “超大型ドラ3ルーキー・辻、目標は遊撃手20発!二岡&坂本超えだ!”. MLB-Ddaily.com (2012年11月1日). 2013年3月9日閲覧。
  11. ↑ “巨人新人がビジョントレ 1位はドラフト3位・辻”. スポニチ Sponichi Annex (2013年1月17日). 2013年3月9日閲覧。
  12. 1 2 3 「【ベースボール5】巨人が日本選手権で準優勝 辻東倫らが参加」『スポーツ報知』2024年2月4日。2024年5月17日閲覧。
  13. ↑ 「【巨人】ベースボール5で日本選手権出場決定 辻東倫氏、田中美羽ら球団職員チームが予選全勝」『スポーツ報知』2023年12月23日。2024年5月17日閲覧。
  14. ↑ 「Baseball5日本選手権で「GIANTS」が準優勝」『読売ジャイアンツ(巨人軍)公式サイト』2024年2月4日。2024年5月17日閲覧。
  15. ↑ 「第2回 Baseball5 アジアカップ2024 日本代表選手決定について」『Baseball5 JAPAN オフィシャルサイト』2024年3月12日。2024年5月17日閲覧。
  16. ↑ 「侍ジャパンBaseball5代表の発足およびメンバーについて | Baseball5 | 選手発表」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』2024年3月12日。2024年5月17日閲覧。
  17. ↑ 「侍ジャパンBaseball5代表チームが優勝 「第2回 Baseball5 アジアカップ2024」」『Baseball5 JAPAN オフィシャルサイト』2024年4月16日。2024年6月22日閲覧。

関連項目

外部リンク