ゴロ(英: ground ball)とは、野球・ソフトボール・クリケットで打者の打ったボールが地面をバウンドもしくは転がりながら進んでいくものを指す。
新聞やテレビ放送時のテロップ表示などでは、ゴロの打球が守備側によって処理され、打者走者または塁上の走者のいずれかがアウトになった場合(英: ground out)、その打球を処理した野手(即ち、補殺が記録される野手[1])の守備位置によって以下のように表記される(これ自体は打撃記録ではない)。
複数の補殺者がいる場合、即ち、ある野手が打球を弾き(デフレクト)、他の野手がカバーしてアウトにした場合に、どのゴロと表記するかは各マスメディアの判断による。
ゴロの打球が外野に抜けた場合、外野手が、打者が一塁に到達する前に一塁に送球して打者走者をアウトにした場合、あるいはフォースの状態となった走者が次塁に到達する前に当該塁に送球して走者をフォースアウトにした場合を指して外野ゴロと呼ぶことがある。これは、内野手が内野ゴロを各塁に送球して(打者)走者をアウトにする動作と同じことを、外野手が外野で行っていると考えるためである。走者がフライアウトかフェアになったかの判断を間違った場合で記録されることもある。これはフォースの状態の走者が次塁を踏むもフライアウトになったと勘違いして戻り、再びフォースの状態になった場合も含む。また当該塁を空過してアピールアウトになった場合も外野ゴロとなる(一旦ボールデッドになった場合は含まない)。
プロ野球では打者走者が外野へのゴロでアウトになることは非常に少ないが、投手など打力が弱い打者の打席で外野手が前進守備をとっていた場合、「ライトゴロ」が見られることがある。長野久義は、読売ジャイアンツに所属していた2013年のシーズンだけで3度のライトゴロを成立させている[2]。
フォースの状態でない走者が、ゴロの打球の際に次の塁を狙ったものの触球されてアウトになった場合、打球が内野に留まっていれば打者に安打を記録しないが、外野にまで達していた場合は安打が記録される(公認野球規則9.05(b)(3)および同【注2】)。
日本のプロ野球では、1987年6月16日の中日ドラゴンズ対阪神タイガース戦で中日の鈴木孝政が、「センターゴロ」でアウトになったことがある(阪神の北村照文中堅手に補殺、ランディ・バース一塁手に刺殺をそれぞれ記録)。MLBでは、2006年8月24日のデトロイト・タイガース対シカゴ・ホワイトソックス戦で、タイガースのショーン・ケイシーが、三塁手方向へのライナーが直接捕られたと思って走るのを一旦やめてしまい、「レフトゴロ」になったことがある(ジョー・クリーディ三塁手およびパブロ・オズーナ左翼手に補殺、ロス・グロード一塁手に刺殺をそれぞれ記録)。
また、塁が詰まっている状態で、打者走者以外が外野からの返球によってフォースアウトとなり外野ゴロが記録された事例も存在する。 2023年8月9日の読売ジャイアンツ対阪神タイガース第16回戦(東京ドーム)において、延長11回表・阪神の一死満塁のチャンスで打者梅野隆太郎が放った打球はセンター前に落ちるポテンヒットになったかと思われた。このプレーで三塁走者が生還したが、二塁走者の島田海吏が巨人ルイス・ブリンソン中堅手からの返球により三塁でフォースアウトとなったため、梅野の打撃結果はセンターゴロ(打点1)となった[3][4]。
戦前は用具の質が悪かったことで打球が飛ばなかったため、外野は前進守備の事が多く、外野ゴロも現在よりも多かった。
大沢啓二によると、立教大学に在籍していた頃に、1954年10月3日の東京大学戦でレフトゴロを成立させたという[5]。
草野球やソフトボールでは競技場が狭かったり選手の能力が低かったりなどの理由でしばしば外野ゴロが発生することがある。
ここでは、ゴロにまつわる記録について記述する。
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