湯浅大

ウィキペディアから、無料の百科事典
湯浅 大
読売ジャイアンツ #00
2025年4月
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 群馬県富岡市
生年月日 (2000-01-24) 2000年1月24日(26歳)
身長
体重
172 cm
73 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手、二塁手、三塁手
プロ入り 2017年 ドラフト8位
初出場 2020年6月19日
年俸 1500万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

湯浅 大(ゆあさ だい、2000年1月24日 - )は、群馬県富岡市出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。読売ジャイアンツ所属。

経歴

プロ入り前

丹生小学校2年で軟式野球を始め、富岡西中学校では富岡ボーイズに所属した[2]。

健大高崎高校進学後は、1年夏の予選から控えメンバー入りし、秋には遊撃手のレギュラーに定着。2年秋からはリードオフマン兼主将を務め、2017年春のセンバツに出場を決めていたが、直前の2月中旬に右手首舟状骨を骨折し手術したため[3]、センバツには代走・守備固めでの出場となった。3年夏の群馬県大会には復帰して主に7番として出場。決勝で前橋育英高校に敗れ、準優勝に終わる。1学年後輩に、後に巨人でチームメイトとなる山下航汰がいる。

2017年10月26日に行われたドラフト会議では、読売ジャイアンツから8位指名を受け[4]、契約金2500万円、年俸480万円で入団に合意した(金額は推定)[5]。背番号は93[6]。担当スカウトは吉武真太郎[7]。

巨人時代

2018年は、二軍で18試合に出場し、15打数2安打(打率.133)、2打点、3盗塁に終わった[8]。40万円増の推定年俸520万円で契約を更改した[9]。

2019年は、3月16日の二軍開幕戦で腰痛を発症し離脱[2][10]。6月に復帰したが、一軍出場はなかった。オフに、30万円増の推定年俸550万円で契約を更改した[11]。

2020年は、オープン戦で打率.391の好成績を残し、新型コロナウイルス感染拡大による中断を経て再開した後の練習試合でも好成績を維持し、初の開幕一軍入りを果たした[12]。開幕戦となった6月19日の阪神タイガース戦(東京ドーム)で一軍初出場し、初打席で菅野智之の代打として犠打を決めた[13]。同21日の開幕第3戦では「1番・二塁手」として先発出場したが、2打席連続三振で4回に代打を送られた[14]。同25日に登録抹消された。その後は、11月1日に再登録されるまで二軍暮らしが続いた。最終的に、一軍では13試合に出場し、俊足を生かし2盗塁を記録したものの、打撃は7打数無安打に終わった。一方、イースタン・リーグでは22盗塁で盗塁王を獲得した[15]。オフに、50万円増の推定年俸600万円で契約を更改し、背番号が00に変更された[16]。

2021年は、6月11日にプロ初安打を放つと、代走や守備固めを中心として前年の倍以上となる33試合に出場[17]。また打数こそ少ないものの打率.385を記録した[18]。オフに、200万円増の推定年俸800万円で契約を更改した[18]。

2022年は、開幕一軍を果たしたものの3月29日に登録抹消[19]。4月22日に再昇格後は一軍に定着し[19]、6月25日の東京ヤクルトスワローズ戦(神宮)で坂本光士郎からプロ初本塁打を放った[20][21]。9月には東京ドーム初ヒットも放った。63試合に出場したものの、打率は.100と低迷した。オフに、700万円増の推定年俸1500万円で契約を更改した[1]。

2023年は、6月28日のプロ・アマ交流戦、ENEOS戦の守備中に左母指を痛め、7月6日に左母指尺側側副靱帯縫合術を受けた[22]。一軍での出場なしでシーズンを終えた[23]。11月18日、200万円減となる推定年俸1300万円で契約を更改した[23]。

2024年は、開幕一軍入り[24]。6月1日に出場登録を抹消されたが、8月11日に再び出場登録された[25]。同年は19試合出場にとどまった[26]。11月27日、200万円増となる推定年俸1500万円で契約を更改した[26]。

2025年は、開幕一軍を果たしたものの4月9日に登録抹消[27]。7月31日に腰痛の吉川尚輝と入れ替わりで再昇格されたが[28]、同日の中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム)で10回裏先頭の石伊雄太の飛球を湯浅が落球。この日プロ初登板の森田駿哉が後続を抑えられずサヨナラ負けとなった[29]。試合後阿部慎之助監督は「ガキの使いじゃないからね、こっちも。プロだからね。その辺はしっかりやってもらわないと、こういう結果になっちゃう。ドームでフライ取れないんじゃ、どこで取れんだって話だから」とミスを厳しく指摘した[30]。以降は出場機会を与えられず、8月9日に登録抹消となった[31]。この年はわずか8試合の出場に終わり、オフに150万円減の推定年俸1350万円で契約を更改した。また、外野手の練習を新たに始めた[32]。

2026年は2月に、故障した増田大輝に代わり侍ジャパンのサポートメンバーに選出され[33]、2月14日から3月3日まで侍ジャパンに帯同した[34]。シーズンでは小濱佑斗が故障離脱したことに伴い、8月26日に初めて一軍昇格した[35]が、わずか4試合の出場で9月8日に登録抹消となった[36]。

選手としての特徴・人物

パンチ力を秘める打撃と広範囲の守備、50m6秒0の俊足が武器の内野手[37][38]。

読売ジャイアンツ監督を務めていた原辰徳は湯浅の打撃について「きちっと呼び込むことができる。だいたいバッターって言うのは、ボールを追いかけて打ってしまうけど、そこでどこまでボールを呼び込んで打てるか。そこの違いが(好打者かどうかの)分岐点になる。その呼び込む技術というのを彼は持っていますね」と評している[39]。また、土井正博は「(湯浅の)一番の長所は打席で辛抱できていることやね。辛抱できているから体が開かず、ボディターンでボールを遠くへ運ぶことができる。うまく体の壁を使って、ボールを呼び込めている。現役で例えるならヤクルトの山田哲人にタイプが似てるかな」と評し、さらには内角のコースへの対応を絶賛している[40]。

チームを盛り上げるムードメーカー的存在[41]。飲み会などではしゃぎ過ぎた仲間を落ち着かせるために「リラ~ックス」と言いながら両手を大きく揺らすポーズをする癖がある[42]。この『リラックスポーズ』は好評を博してチーム内で広がりを見せている[42]。なお、同僚の秋広優人がアジアプロ野球チャンピオンシップ(2023年)に選出された際は、彼の経由で日本代表チームにも浸透し、チャンスメークや殊勲打を放った際に塁上とベンチ間で披露するようになった[42]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2020 巨人 13973000000201010030.000.125.000.125
2021 3313136510060110000010.385.385.462.846
2022 633630113101733020400100.100.206.233.439
2024 19762100012011000020.167.167.167.333
2025 8332000000000000010.000.000.000.000
通算:5年 13668592492011456240500170.153.219.237.456
  • 2025年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
二塁三塁遊撃
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2020 巨人 413001.000313001.000201001.000
2021 11614021.00050000----716011.000
2022 1196001.000410001.00032152615.976
2024 413011.0001013001.000132021.000
2025 11110.667202001.000102001.000
通算 31182713.9782438001.00043193718.982
  • 2025年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 93(2018年[6] - 2020年)
  • 00(2021年[16] - )

脚注

  1. 1 2 「巨人 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月27日閲覧。
  2. 1 2 「【巨人】湯浅大、守備範囲大&期待大…健大高崎の1年後輩・山下航から刺激」『スポーツ報知』2019年7月27日。2021年4月21日閲覧。
  3. ↑ 「機動破壊の要、健大高崎・湯浅主将 右手首骨折していた」『スポニチアネックス』2017年3月17日。2021年4月21日閲覧。
  4. ↑ 「ドラフト1位で中央大・鍬原拓也投手の交渉権獲得、計8選手を指名」『読売巨人軍公式サイト』2017年10月26日。2021年4月21日閲覧。
  5. ↑ 「巨人が8位湯浅大、育成1位比嘉賢伸と入団合意」『日刊スポーツ』2017年11月9日。2021年4月21日閲覧。
  6. 1 2 「俊足堅守の巨人ドラ8湯浅は背番号「93」 入団合意で「プロの実感湧いてきた」」『デイリースポーツ』2017年11月9日。2025年2月9日閲覧。
  7. ↑ 「巨人D8・湯浅、日常生活にも染みついた「機動破壊」の精神」『サンケイスポーツ』2017年11月14日。2021年4月21日閲覧。
  8. ↑ 「2018年度 読売ジャイアンツ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2021年4月21日閲覧。
  9. ↑ 「巨人湯浅40万増、高校後輩山下に「負けないよう」」『日刊スポーツ』2018年11月19日。2021年4月21日閲覧。
  10. ↑ 「坂本の代役として開幕スタメンも 高卒3年目・湯浅大が開花したワケ」『BASEBALL KING』2020年6月15日。2021年4月21日閲覧。
  11. ↑ 「巨人・湯浅は30万円増の550万円 「来年は勝負の年にしたい」」『サンケイスポーツ』2019年11月22日。2021年4月21日閲覧。
  12. ↑ 「【巨人】湯浅大、初の開幕1軍「ドキドキしています」」『スポーツ報知』2020年6月19日。2020年6月20日閲覧。
  13. 1 2 「【巨人】湯浅、プロ初打席は犠打 吉川尚の逆転2ランを演出」『スポーツ報知』2020年6月19日。2021年4月22日閲覧。
  14. 1 2 “【巨人】原監督、変幻自在の選手起用で開幕3連勝「ナオキのファイティングスピリットに火を」”. スポーツ報知 (2020年6月21日). 2025年10月28日閲覧。
  15. ↑ 「巨人湯浅がイースタン盗塁王、甲斐キャノン攻略狙う」『日刊スポーツ』2020年12月17日。2021年3月16日閲覧。
  16. 1 2 「巨人湯浅50万円増「1年間1軍の戦力に」背番00」『日刊スポーツ』2020年12月5日。2021年4月22日閲覧。
  17. ↑ 「巨人・湯浅大「信頼される選手に」プロ5年目、1軍定着へ覚悟」『サンケイスポーツ』2022年1月12日。2022年6月29日閲覧。
  18. 1 2 「【巨人】湯浅大は200万円増の年俸800万円でサイン 来季は10盗塁を目標に」『スポーツ報知』2021年12月15日。2022年6月29日閲覧。
  19. 1 2 「【巨人】中田翔、堀田賢慎が登録抹消へ 湯浅大、横川凱が昇格」『スポーツ報知』2022年4月22日。2022年6月29日閲覧。
  20. ↑ 「プロ初の1番・増田陸選手、一発&猛打賞 打線も6発19点で大勝」『読売ジャイアンツ』2022年6月25日。2022年6月27日閲覧。
  21. 1 2 「【巨人】湯浅大今季20打席目初安打がプロ1号「勢いに乗って積極的にいきました」3年連続坂本塾で成長の22歳」『スポーツ報知』2022年6月26日。2022年6月27日閲覧。
  22. ↑ 「【巨人】湯浅大が靱帯損傷で左母指尺側側副靭帯縫合術 6月28日のプロアマ交流戦で負傷」『日刊スポーツ』2023年7月7日。2024年1月24日閲覧。
  23. 1 2 「【巨人】湯浅大が200万円減の1300万円で契約更改「チームに必要と思ってもらえる選手に」」『スポーツ報知』2023年11月18日。2024年1月24日閲覧。
  24. ↑ 「24年度「開幕一軍」の登録公示 阿部新体制の巨人はドラ1西舘・ドラ3佐々木・ドラ4泉口含む29名」『BASEBALL KING』2024年3月28日。2024年8月12日閲覧。
  25. ↑ 「【巨人】 湯浅大が1軍合流、2軍打率2割8分6厘…中山礼都との入れ替え見込み」『スポーツ報知』2024年8月11日。2024年8月12日閲覧。
  26. 1 2 「【巨人】 湯浅大が200万円増の1500万円で更改「使いたいと思ってもらえるプレーを」…1軍19試合出場」『スポーツ報知』2024年11月27日。2025年2月9日閲覧。
  27. ↑ “巨人 捕手登録ながら内外野を守れる郡拓也が今季1軍初昇格 湯浅大を抹消 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2025年10月28日閲覧。
  28. ↑ “【巨人】吉川尚輝が腰痛で登録抹消…湯浅大が昇格”. スポーツ報知 (2025年7月31日). 2025年10月28日閲覧。
  29. ↑ “わずか5球…自責0でデビュー戦サヨナラ敗戦投手の巨人・森田駿哉「まだまだ実力不足」 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2025年10月28日閲覧。
  30. ↑ “「ガキの使いじゃないからね、こっちも」 巨人・阿部監督、延長10回に落球の湯浅に苦言 「ドームでフライ取れないんじゃ、どこで取れんだって話」:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2025年10月28日閲覧。
  31. ↑ 「【巨人】又木を今季初登録 ファームでは防御率2.30の好成績 抹消は湯浅 前回登録から出場は1試合のみ」『日テレNEWS NNN』2025年8月9日。2026年9月22日閲覧。
  32. ↑ 「【巨人】湯浅大が150万円減の1350万円で更改 今季は「うまくいったことがないくらい、しんどい感じでした」」『スポーツ報知』2025年11月18日。2026年9月22日閲覧。
  33. ↑ 「巨人・湯浅大が侍Jサポートメンバー入り 松田コーチが即激励…同僚の増田大輝は怪我で離脱」『Full-Count』2026年2月5日。2026年9月22日閲覧。
  34. ↑ 「巨人・湯浅大が侍ジャパンサポートメンバー入り 決起集会にも参加」『SPORTS BULL』2026年3月5日。2026年9月22日閲覧。
  35. ↑ 「【巨人】小濱佑斗が左肩の脱臼で登録を抹消 前日本塁突入で負傷 湯浅大を1軍登録」『日テレNEWS NNN』2026年8月26日。2026年9月22日閲覧。
  36. ↑ 「【巨人】湯浅大が出場選手登録抹消 キャベッジ、門脇誠が1軍登録」『スポーツ報知』2026年9月8日。2026年9月22日閲覧。
  37. ↑ 「【巨人】スタメン抜てきの湯浅大がパンチ力を披露 左翼最上段へ特大弾」『スポーツ報知』2020年6月7日。2023年1月9日閲覧。
  38. ↑ 「【巨人】ドラ8湯浅、抜群の加速力で守備広範囲カバー」『スポーツ報知』2018年2月3日。2021年4月21日閲覧。
  39. ↑ 「坂本勇人の後継者がついに現る!?巨人ドラ8、湯浅大のセンスが開花。(鷲田康)」『Number Web』2020年6月12日。2023年1月9日閲覧。
  40. ↑ 「巨人3年目・湯浅大にブレークの予感。名伯楽・土井正博絶賛の「内角打ち」【二宮清純コラム】」『J:COMプロ野球中継 | MY J:COM』2020年6月12日。2023年1月9日閲覧。
  41. ↑ 「元木大介「コーチは僕がやってましたけど、選手は…」 巨人ベンチの意外なムードメーカー明かす」『スポニチ Sponichi Annex』2024年2月22日。2024年11月22日閲覧。
  42. 1 2 3 「【1ページ目】【巨人】侍ジャパンで大流行「リラックスポーズ」生みの親は湯浅大だった その意外な誕生秘話」『東スポWEB』2023年11月26日。2024年11月22日閲覧。

関連項目

外部リンク