綾鷹(あやたか)は、日本コカ・コーラが発売する緑茶飲料を中心とした飲料のブランド名である。京都宇治の老舗茶舗上林春松本店との協働による製品。製品コピーは「急須で入れたような緑茶本来の“にごりのある色味”と“舌に旨みが残るふくよかな味わい”」。
サントリーが京都の老舗茶舗である福寿園と提携を行って開発し、2004年に発売された「伊右衛門」は爆発的ヒットとなった。その影響を受けて他社も老舗茶葉メーカーとの提携や茶葉生産名人の監修を受けるなど、味・原料・製法に関して付加価値の高い緑茶飲料の開発・発売が行うようになった。日本コカ・コーラも長年苦戦している緑茶飲料に関して、他社を追撃するための戦略商品と位置付けされるプレミアム緑茶を展開することになり「綾鷹」が開発された[1]。
販売数量は2007年の発売から2019年まで12年続けてプラス成長を続け、年6500万ケースに達している。他の緑茶飲料が取り除いていた「にごり」にこだわり、「急須で入れたような味わい」という宣伝が若い消費者に訴求したためと『日経MJ』紙上で分析されている[2]。
「綾鷹」というブランド名は上林春松本店が販売していた高級玉露に由来している。また、「綾」と「鷹」の字が持つ本来の意味とその組み合わせが、本製品の位置づけである「プレミアム緑茶」を表現していることから採用された。
2024年4月、価格改定による消費減退の影響を受ける中、商品リニューアルとともに20・30代の若年層をメインターゲットにしたアンバサダーに宇多田ヒカルを起用し新CMを展開すると、第2四半期(4-6月)の「綾鷹」の販売数量は前年比20%以上の成長となり、「綾鷹」の好調が牽引して上期(1-6月)飲料トータルの販売数量は前年比1%増を記録した[34][35]。
2007年10月の全国発売に先駆け、9月24日、コカ・コーラ社はWeb上で「お取り寄せサンプリング」と題したオフィスサンプリング(職場向けに実施する試飲企画)を実施。先着分と抽選分に分かれていたが、先着分は応募開始直後に終了した。この他にもオフィス街でのイベントサンプリングを実施。店頭向けとしてはコンビニエンスストア販売分にてオリジナルグラスとのセット販売、上林春松本店の抹茶を使用したおかき、蜂蜜かりんとうを景品として提供するキャンペーンを行った。2008年3月、再びオフィスサンプリングを実施。
2008年9月のリニューアル時には、綾鷹発売1周年記念キャンペーンと題して煎茶の茶葉や切子グラスをプレゼントするWEBプロモーションを行った。
また、2009年9月から12月にかけて実施された缶コーヒー「ジョージア」のキャンペーン「NEWジョージアカタログ」へ応募することができた(500ml以下のキャンペーンシール貼付品が対象、缶製品の「濃煎茶」は対象外)。なお、キャンペーンシールは未登録で有効期限内であれば、「ジョージア ポイントプログラム」に貯める事ができ、以降に実施される「ジョージア」のキャンペーンへの応募に使用することができた。
アニメ『鬼滅の刃』とのコラボボトル(全6種類)を2023年4月10日から数量限定で発売したことに伴い、コラボボトル・通常ボトル両方に鬼滅の刃キャラクターによる「綾鷹コソコソ噂話」(計6種類の内一つ)へアクセスできるQRコードが記載された。また、必ず貰える『鬼滅の刃』オリジナルグッズプレゼント企画や特製デザインBOXが当たるTwitterキャンペーンも行われた[36]。
発売当初は真田広之が出演。2011年から「選ばれたのは、綾鷹。」シリーズとして京都で実際に舞妓を務める君晴や上方噺家100人がCMに出演。[注 2]
同製品は2017年 - 2024年まで吉岡里帆が起用されており、「綾鷹 特選茶」では佐藤浩市、野村萬斎、吉岡との共演でコカドケンタロウが起用されていた。2021年は新キャンペーン「わたしは、綾鷹。」として吉岡や、新たに阿部寛、指原莉乃を起用。また、2022年 - 2024年には吉岡との共演で阿部サダヲ、コウケンテツが起用された。「綾鷹カフェ」では店長役として芝大輔が起用されていた[37]。2024年4月に商品リニューアルと共に長年イメージキャラクターを務めた吉岡里帆から宇多田ヒカルに交代。宇多田は新CMへの出演およびCMソングを担当[38]。
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