オラフが贈る物語

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オラフが贈る物語
ジャンル コメディ、パロディ、短編アニメーション
監督 ハイラム・オズモンド
出演者 ジョシュ・ギャッド
言語 英語
シーズン数 1
話数 5
製作
製作総指揮 ジェニファー・リー
プロデューサー ジェニファー・ニューフィールド
制作 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
放送
放送局Disney+
公式ウェブサイト
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『オラフが贈る物語』(オラフがおくるものがたり、原題:Olaf Presents)は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作し、2021年11月12日からDisney+で配信されたアメリカ合衆国の短編アニメーションシリーズ。映画『アナと雪の女王』シリーズに登場する雪だるまのオラフを主人公としたコメディ作品である[1]。

オラフが『リトル・マーメイド』『モアナと伝説の海』『ライオン・キング』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』の5作品を独自の解釈で再現する短編シリーズで、原語版ではジョシュ・ギャッド、日本語吹替版では武内駿輔がオラフの声を担当する[2][3]。

監督は『アナと雪の女王』でオラフのアニメーション監修を担当したハイラム・オズモンド、製作はジェニファー・ニューフィールドが務めた[4]。

概要

本作は、オラフがディズニーの長編アニメーション映画の物語を短時間で再現するアンソロジー形式の作品である。

各話では、オラフ自身が物語の語り手となり、主人公や悪役などの複数の登場人物を一人で演じ分ける。

オラフは、それぞれの作品で知られる台詞や場面、楽曲などを再現しながら、物語の出来事を誇張したり、独自の解釈を加えたりする。

また、アレンデールにある道具や自然環境などを利用して衣装や舞台装置を作り、物語の場面を表現している。

オラフの相棒であるトナカイのスヴェンや、巨大な雪の怪物マシュマロウ、小さな雪だるまたちなど、『アナと雪の女王』シリーズの登場人物も劇中の再現に協力する[5]。

制作

企画の背景

本作の着想は、2019年公開の映画『アナと雪の女王2』に登場する場面に由来する。

同作では、オラフがノーサルドラの人々に向け、前作『アナと雪の女王』の出来事を身ぶりや声色を変えながら説明する場面が描かれている。

この場面は、複雑な物語の展開を振り返るとともに、映画にユーモアを加えることを目的として制作された。

『TheWrap』によると、この場面が印象的なシーンとなったことを受け、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオは同様の手法で別のディズニー映画を再現する短編シリーズの製作を決定した[5]。

監督には、『アナと雪の女王』でオラフのアニメーション監修に携わり、2020年には短編シリーズ『おうちでオラフ』(At Home with Olaf)を監督したハイラム・オズモンドが起用された[6]。

作品の選定

本作では、ディズニーの長編アニメーション映画の中から5作品が選ばれた。

製作を担当したジェニファー・ニューフィールドによると、作品の選定では、オラフが本を読んでそれらの物語を知っているという設定が重視された。

また、作中世界の歴史との整合性を考慮し、アレンデール王国が成立する以前から物語として存在していたと考えられる作品を選んだと説明している[4]。

その結果、『リトル・マーメイド』『モアナと伝説の海』『ライオン・キング』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』が選ばれた。

演出とアニメーション

本作の特徴は、オラフが複数の登場人物を演じ分けながら、ディズニー作品の物語をコミカルに再現する演出にある。

オラフは、表情や身ぶり、衣装、小道具などを使い、元の映画の登場人物を表現する。

オズモンド監督は、オラフの純粋で世間知らずな性格を通して物語を描くことで、原作映画の出来事を異なる視点から表現できると説明した。

また、ディズニー作品を必要以上に厳粛に扱わず、制作陣が自由に遊び心を取り入れられることを重視したという。

ニューフィールドは、脚本執筆から声優の録音、アニメーション制作まで、各工程でスタッフが自由に発想を広げられたことを制作上の特徴として挙げた[4]。

ジョシュ・ギャッドの参加

原語版では、『アナと雪の女王』シリーズでオラフ役を演じてきたジョシュ・ギャッドが続投した。

本作ではオラフがさまざまなディズニーキャラクターに扮するため、ギャッドは複数の役柄をオラフの声を通して表現している。

ギャッドは製作発表に際して、子どもの頃に劇場で見た『リトル・マーメイド』や『アラジン』などの作品を再現できたことへの喜びを語った。

また、『アラジン』でロビン・ウィリアムズが演じたジーニーの役を、オラフを通じて演じられたことにも特別な感慨があったと述べている[4]。

登場人物

オラフ
声 - ジョシュ・ギャッド(原語版)/武内駿輔(日本語吹替版)
『アナと雪の女王』シリーズに登場する雪だるま。本作の主人公であり、物語の語り手。ディズニーの名作を短時間で再現し、各作品の主要人物を演じ分ける。
スヴェン
クリストフの相棒であるトナカイ。オラフによる物語の再現に協力する。
マシュマロウ
エルサの魔法によって生み出された巨大な雪の怪物。オラフの演技を補助する役割で登場する。
スノーギース
『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』に登場した小さな雪だるまたち。本作でも物語の再現に参加する。
ブルーニ
『アナと雪の女王2』に登場する火の精霊。劇中ではオラフによる再現を補助する。

エピソード

本作は、5つのディズニー長編アニメーション映画を題材とする短編5作品から構成される。

2021年11月12日の配信開始時に全5作品が公開された。以下の日本語題名および配信順は、Disney+に掲載されている情報による[7]。

話数タイトル原題内容
第1話 リトル・マーメイド The Little Mermaid オラフがアリエルやアースラなどを演じ、海の世界を舞台にした『リトル・マーメイド』の物語を再現する。
第2話 モアナと伝説の海 Moana オラフがモアナやマウイなどの役を演じ、海を越える冒険を再現する。
第3話 ライオン・キング The Lion King オラフがシンバやムファサ、ティモンとプンバァなどを演じ、『ライオン・キング』の物語を再現する。
第4話 アラジン Aladdin オラフがアラジンやジーニーなどに扮し、魔法のランプをめぐる物語を再現する。
第5話 塔の上のラプンツェル Tangled オラフがラプンツェルなどの登場人物を演じ、塔から外の世界へ旅立つ物語を再現する。

Disney+では、以上の5作品を連続して視聴できる「オラフが贈る物語 - コンピレーション」も第6話として掲載されている。ただし、これは新たな物語を扱う短編ではなく、既存の5作品をまとめたものである[8]。

配信

2021年10月14日、Disney+向けの新作短編シリーズとして予告編が公開された。

予告編では、オラフが『ライオン・キング』や『アラジン』『モアナと伝説の海』などの名場面を再現する様子が紹介された[6]。

本作は、ウォルト・ディズニー・カンパニーが実施した「Disney+ Day」の配信作品の一つとして、2021年11月12日にDisney+で公開された。

Disney+ Dayでは、本作のほかにも同社の映画やテレビシリーズの新作、特別番組などが配信された[9]。

評価

批評家による評価

本作は、ディズニーの過去のアニメーション作品をユーモラスに再解釈する演出や、ジョシュ・ギャッドの演技について評価された。

『TheWrap』のドリュー・テイラーは、2021年11月9日に掲載したレビューで、本作をディズニー・アニメーションの歴史を祝う作品として評価した。

テイラーは、ディズニーの名作を単に宣伝する作品ではなく、原作への敬意を保ちながらその特徴をユーモラスに表現している点を高く評価した。

また、ジョシュ・ギャッドによるオラフの演技や、アニメーション表現の完成度についても肯定的に論じた[5]。

『Common Sense Media』のディオンドラ・ブラウンは、本作を、家族で楽しめるユーモラスな短編シリーズとして評価した。

ブラウンは、オラフが持つ独特な性格がディズニーの名作に新しい視点を与えていると指摘し、気軽に楽しめる作品であると評した[10]。

また、『TheWrap』は2021年の優れたアニメーション作品を紹介する記事でも本作を取り上げた。

同誌は、オラフによるディズニー作品の再現が、原作を過度に風刺することなく、その魅力をユーモラスに伝えている点を評価した[11]。

レビュー集積サイトによる評価

映画・テレビ批評の集積サイト『Rotten Tomatoes』では、本作の第1シーズンについて、5件の批評家レビューを集計し、肯定的評価の割合は100%、平均評価は10点満点中7.4点となっている[12]。

脚注

  1. ↑ “Next on Disney+: November 2021” (英語). Disney+ Press. The Walt Disney Company. 2026年10月19日閲覧。
  2. ↑ “オラフが贈る物語”. Disney+. ウォルト・ディズニー・ジャパン. 2026年10月19日閲覧。
  3. ↑ “オラフが贈る物語”. TVガイドWeb. 2026年10月19日閲覧。
  4. 1 2 3 4 Vanessa Roberson (2021年11月12日). “The Cast And Crew Behind Olaf Presents Discuss Bringing Back Our Favorite Snowman” (英語). Disney News. 2026年10月19日閲覧。
  5. 1 2 3 Drew Taylor (2021年11月9日). “'Olaf Presents' Review: Disney+ Series Is a Surprising Celebration of Disney Animation's Storied History” (英語). TheWrap. 2026年10月19日閲覧。
  6. 1 2 Drew Taylor (2021年10月14日). “Your Favorite 'Frozen' Snowman Returns in Trailer for Disney+ Show 'Olaf Presents' (Video)” (英語). TheWrap. 2026年10月19日閲覧。
  7. ↑ “オラフが贈る物語”. Disney+. ウォルト・ディズニー・ジャパン. 2026年10月19日閲覧。
  8. ↑ “オラフが贈る物語”. Disney+. ウォルト・ディズニー・ジャパン. 2026年10月19日閲覧。
  9. ↑ “Next on Disney+: November 2021” (英語). Disney+ Press. The Walt Disney Company. 2026年10月19日閲覧。
  10. ↑ Diondra Brown. “Olaf Presents - Parents' Guide & TV Review” (英語). Common Sense Media. 2026年10月19日閲覧。
  11. ↑ “Best Animated Movies and TV of 2021: From Luca to What If?” (英語). TheWrap. 2026年10月19日閲覧。
  12. ↑ “Olaf Presents: Season 1” (英語). Rotten Tomatoes. 2026年10月19日閲覧。

外部リンク