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ダムマニアとは、主にダムを鑑賞の対象とした趣味を持つ者のことを指す。
ダムファン、ダム愛好家と称することもあり、一般に「ダムマニア」と呼ばれることも多い。
2000年代初頭頃から、インターネットの普及に伴いダムの写真や訪問記録などを紹介する個人のホームページが出現する。そこから、全国のダムに興味を持つ人たちがインターネットを通じて交流を始める。
2000年代半ばころから、ウェブログを利用しダム見学の記録を公開する人が増え始める。このころから、テレビや新聞などマスコミでもダムが好きな人達が取り上げられるようになり、ダムマニアが主催するダム見学ツアーが行われたり、ダムのDVDや写真集が発売されたりする[1]。
2000年代後半には、工場、団地、ジャンクション、高架橋、送電鉄塔、水門など大規模構造物(ドボクとして括られる)や廃墟等をエンターテイメントとして楽しむ風潮が活発化し、ダムの愛好者も増加。ダム好きを公言する芸能人や気象キャスターらも出現する。
2007年にダムマニアもデザイン検討に関わった[2]ダムカードが発行されると人気を集め、ダム巡りをする人が増える。ダムマニアが作るダムカレーもマスコミなどに取り上げられるようになり、地域おこしの一環としてダムカレー開発に取り組む地域も出始める[3][4]。「ダムナイト」や「ダムマニア展」[5]などダムが好きな人たちが集うイベントも継続的に行われるようになり、2013年からはその年に活躍したダムをダムマニアたちが選定し表彰する「日本ダムアワード」も開催されている[6][7]。
これらの動きを受け日本ダム協会では、ダムの実態、役割、魅力などを広く一般の人たちに知ってもらうため、ダムマニアやダム技術者らを「ダムマイスター」に任命する制度を2010年に設けた[8]。また、ダム技術者らの団体であるダム工学会では、ダムのことを広く知ってもらい、ダム技術者とダムマニアや一般の人達との交流などを目的とした「with Dam☆Night」を2010年から東京、京都、大阪、名古屋、福岡など各地で行っている[9]。水資源機構でも、「ダム友と語る会」「ダム愛好家との集い」「土木ファンの集い」などでダムマニアとの意見交換をしている。国土交通省では「ダムツーリズム」の推進を図っており[10]、ダムの紹介サイトも開設している[11]。
国土交通省中国地方整備局では、中国地方の各ダムで配布しているダムカードを集めると、枚数によって「中国地方ダムマニア認定書」を交付するイベントを2014年に実施した[12]。このイベントではダムの管理者側が「ダムマニア」という呼称を使用しており、最終的に1286枚の「中国地方ダムマニア認定書」を発行した[13]。2015年には第二弾を実施している[14]。
現在はSNSを使った情報発信が活発化し、洪水の際にダムマニアがダムの操作についてSNSで解説するなど、ダムマニアは一般の人に対してダムの役割を啓蒙する面も有している[1]。ダムをテーマとした漫画作品『ダムマンガ』も刊行され[15]、ダムぐるみ、ダムのTシャツ、「ダムかるた」などのグッズ開発もされ、ダムのゲートなどが正常に動くかどうか点検するために行う点検放流も、多くの見学者が集まるようになっている[16][17]。バラエティ番組『ブギウギ専務』でも「ダムカードめぐりの旅」企画が人気を集め[18]、各地の自治体でもダムを利用した観光誘致に力を入れている[19]。
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