トッド・フレイジャー

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トッド・フレイジャー
Todd Frazier
ニューヨーク・メッツ時代
(2020年9月24日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニュージャージー州オーシャン郡ポイントプレザント(英語版)
生年月日 (1986-02-12) 1986年2月12日(38歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手、一塁手
プロ入り 2007年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2011年5月23日
最終出場 2021年5月9日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
五輪 2020年
オリンピック
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
銀2020野球

トッド・ブライアン・フレイジャー(英: Todd Brian Frazier , 1986年2月12日 - )は、 アメリカ合衆国ニュージャージー州オーシャン郡ポイントプレザント(英語版)出身の元プロ野球選手(内野手)。右投右打。愛称はトッド・ファーザー(Todd Father)[1]。

2021年開催の東京オリンピック 野球 銀メダリスト。

経歴

プロ入りとレッズ時代

シンシナティ・レッズ時代
(2013年6月25日)

2007年のMLBドラフト1巡目追補(全体34位)でシンシナティ・レッズから指名され、プロ入り[2]。

2011年5月23日のフィラデルフィア・フィリーズ戦メジャーデビュー[2]。

2012年は衰えていたスコット・ローレンに代わって、シーズン途中から三塁手のレギュラーを掴んだ。また、チームの主砲であるジョーイ・ボットの離脱時には、一塁手としても試合に出場した。規定打席には到達しなかったが、128試合に出場し、19本塁打・67打点を記録[2]。ナ・リーグ新人王の投票では、ブライス・ハーパー(WSH)、ウェイド・マイリー(ARI)に次いで3位に入った。

2013年は三塁のレギュラーの座を完全に射止めて、150試合に出場[2]。うち140試合で三塁のスタメンを務めた。打率こそ.273から.234まで低下したが、29二塁打・2年連続となる19本塁打を記録した[2]。一方で、前述の打率低下に加え、三振が125まで増えた。

2014年は三塁を中心に、ボットが戦線を離脱した際には一塁も務めて157試合に出場する。打撃面では、三振の数こそ前年から増やして139個だったが、打率は.273と、2012年と同水準まで回復。更にホームランも前年から10本上乗せし、7月20日に自身初の20本塁打に到達すると、その後1か月間ほど本塁打が出ない時期が続いたが、最終的にはナショナルリーグ4位となる29本塁打を放った。打点でもメジャー4年目で初となる80打点を記録し、本塁打・打点・安打はチームトップの数字だった。打撃以上に長足の進歩を遂げたのがスピードで、2011年 - 2013年までの3年間で通算盗塁数は10個だったが、この年だけでその倍に当たる20盗塁を決め、「20本塁打・20盗塁」を同時達成した。2014年のナ・リーグで「20本塁打・20盗塁」を同時に達成したのはフレイジャーを含めて3人だけという記録だった。2014年のレッズは、主砲のボットの戦線離脱とジェイ・ブルースの不振に見舞われ、ブランドン・フィリップスやライアン・ラドウィックといった他の主力打者の成績も軒並み低下した。そんな中フレイジャーは、新鋭の正捕手であるデビン・メソラコと共に大砲として打線を支えた。

2015年2月8日、2年総額1200万ドルで契約を延長した。この年は、前半戦で打率.284、25本塁打、57打点・8盗塁という成績を記録[3]し、2年連続でオールスターのメンバーに選出された。また、本塁打競争のメンバーにも選出され、1回戦プリンス・フィルダーを14-13で下し準決勝に進出すると、準決勝ではジョシュ・ドナルドソンを10-9で下し決勝に進出。15-14でジョク・ピーダーソンを下し、ホームのシンシナティで優勝を果たした。オールスターの試合には「2番・三塁」でスタメン出場したが、3打数無安打に終わった[4]。合計157試合に出場して打率.255、35本塁打、89打点、13盗塁を記録した。打数はナ・リーグ最多だった。

ホワイトソックス時代

シカゴ・ホワイトソックス時代
(2016年4月29日)

2015年12月16日にレッズ、シカゴ・ホワイトソックス、ロサンゼルス・ドジャース間の三角トレードで、ホワイトソックスへ移籍した[5]。

2016年は158試合に出場して打率.225、40本塁打、98打点、15盗塁という成績を記録した[2]。本塁打は自身初の40本台で、アメリカンリーグ6位にランクインした。

2017年1月13日に単年1200万ドルで契約延長した。

ヤンキース時代

ニューヨーク・ヤンキース時代
(2017年9月7日)

2017年7月19日にタイラー・クリッパード、イアン・クラーキン(英語版)、ブレイク・ラザーフォード(英語版)、ティト・ポロとのトレードで、トミー・ケインリー、デビッド・ロバートソンと共にニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[6]。8月24日のデトロイト・タイガース戦でアレックス・ウィルソンから故意死球を受け、両チームから選手が入り乱れる乱闘になった[7]。シーズン全体では147試合に出場して打率.213、27本塁打、76打点の成績だった。ポストシーズンには、チームのムードメーカーとして重要な役割を果たした[8]。オフの11月2日にFAとなった[9]。

メッツ時代

ニューヨーク・メッツ時代
(2018年7月7日)

2018年2月7日にニューヨーク・メッツと2年総額1700万ドルで契約を結んだ[10]。5月3日に今シーズンの審判は以前のシーズンよりもストライク判定の精度が悪いと主張し、この件についてMLBのコミッショナーであるロブ・マンフレッドと会談することを求めた。しかし、MLBはフレイジャーの発言についてはコメントしていないと述べた[11]。5月8日にハムストリングの痛みのために故障者リスト入りした。6月5日に復帰したが、7月9日に左胸郭筋の負傷で再び故障者リスト入りした。最終成績は115試合の出場で打率.213、18本塁打、59打点だった。

2019年はスプリングトレーニング中に左腹斜筋を負傷し、故障者リスト入りして開幕を迎えた[12]。4月22日にメジャーへ復帰し、8年連続となる二桁本塁打を記録した。オフの10月31日にFAとなった[13]。

レンジャーズ時代

2020年1月15日にテキサス・レンジャーズと500万ドルの単年契約を結んだことが発表された[14]。オプションとして2021年シーズンの選択権を球団側が所持し、バイアウトの際には150万ドル支払われる。背番号はメッツ時代と同じ「21」で、2020年シーズンの年俸は350万ドルで、バイアウトを含め500万ドルとなる。

メッツ復帰

2020年8月31日に後日発表選手とのトレードで古巣のメッツへ移籍した[15]。9月19日のアトランタ・ブレーブス戦の9回表、13点差の大量点差で負けており投手温存のために登板した。スローボールとナックルボールを駆使し1回1奪三振無失点であった[16]。オフの10月28日に球団が延長オプションの放棄を発表したため、FAとなった[17]。

パイレーツ時代

2021年2月20日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[18]。3月26日に自ら選んで契約を途中で放棄する「オプトアウト」を行使して一旦FAとなるが、30日に改めてマイナー契約を結び直した[19]。シーズンでは 4月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[20]。だが、13試合で打率.086と振るわず、5月10日にDFAとなり[21]、13日にFAとなった[22]。

独立リーグ時代

2021年6月9日に独立リーグであるフロンティアリーグのサセックスカウンティ・マイナーズ(英語版)と契約した[23]。前後するが、5月23日に東京オリンピックの野球アメリカ大陸予選のアメリカ合衆国代表メンバーに選出された[24]。7月2日には最終メンバー入りが発表された[25]。

人物

長兄のチャーリー・フレイジャー・ジュニア、次兄のジェフ・フレイジャー(英語版)は共に元プロ野球選手。チャーリー・ジュニアは元フロリダ・マーリンズ傘下の外野手で、現在は故郷のニュージャージー州で野球教室を開いている。ジェフも外野手で、2010年にタイガースでメジャーデビューを果たした[26]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2011 CIN 41121112172650649151000702272.232.289.438.727
2012 128465422551152661921067320436131039.273.331.498.829
2013 15060053163124293192167365235011412514.234.314.407.721
2014 1576605978816322129274802080452271399.273.336.459.795
2015 15767861982158431353088913817443713719.255.309.498.806
2016 CWS 15866659089133210402749815517641416311.225.302.464.767
2017 813352804158150161214443034814714.207.328.432.761
NYY 66241194334341118232000235110546.222.365.423.788
'17計 14757647474101191272037643058321412510.213.344.428.772
2018 NYM 115472408548718018159599408481811210.213.303.390.693
2019 1334994476311219221198671200401121069.251.329.443.772
2020 TEX 31121108112671241711001003260.241.322.380.702
NYM 1451495112021950000101161.224.255.368.643
'20計 451721571637914601211001104421.236.302.382.684
2021 PIT 1340353310044000030261.086.200.114.314
MLB:11年 124449494392604105921215218195564073384384381277108595.241.318.445.763
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2020 NYM 100000000.---31.000000100000.000.00
MLB:1年 000000000.---31.000000100000.000.00

年度別守備成績

内野守備
年
度
球
団
一塁(1B)二塁(2B)三塁(3B)遊撃(SS)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2011 CIN 11111011.000221021.00027194321.969221001.000
2012 3931521230.994-734510554.968-
2013 --147862411027.970-
2014 4329727521.985-12485204916.970-
2015 --1551022741921.952-
2016 CWS 759314.984-149912931133.972-
2017 48111.900-6736123727.958-
NYY --6635117612.962-
'17計 48111.900-133712401339.960-
2018 NYM --109802031228.959-
2019 3170001.000-120892291224.964-
2020 TEX 161065091.000-1562322.935-
NYM --1492913.974-
'20計 161065091.000-29155235.957-
2021 PIT 4350031.000\345011.000\
MLB 11784857969.990221021.0001069687188996199.964221001.000
外野守備
年
度
球
団
左翼(LF)右翼(RF)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2011 CIN 431001.000-
2012 7120001.00010000.---
2013 20000.----
MLB 13151001.00010000.---
投手守備
年
度
球
団
投手(P)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2020 NYM 10000.---
MLB 10000.---

表彰

記録

背番号

  • 21(2011年 - 2017年7月18日、2018年 - 2020年8月30日、2020年9月5日 - 同年終了)
  • 29(2017年7月19日 - 同年終了)
  • 33(2020年9月2日 - 同年9月4日)
  • 99(2021年)

代表歴

2020年東京オリンピックの野球競技・アメリカ合衆国代表

脚注

  1. ↑ Kyle Beery (2017年8月24日). “Yanks Players Weekend nicknames explained” (英語). MLB.com. 2018年2月8日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 MLB公式プロフィール参照。2018年2月8日閲覧。
  3. ↑ Todd Frazier 2015 Batting Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年2月19日閲覧。
  4. ↑ July 14, 2015 All-Star Game Play-By-Play and Box Score - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年2月19日閲覧。
  5. ↑ Andrew Simon (2015年12月16日). “White Sox acquire Frazier in 3-team deal”. MLB.com. 2015年4月13日閲覧。
  6. ↑ Bryan Hoch (2017年7月19日). “Yanks get Frazier's power, extra relief in blockbuster” (英語). MLB.com. 2017年7月20日閲覧。
  7. ↑ “Yanks-Tigers dust up a prelude to punishment” (英語). MLB.com (2017年8月24日). 2017年8月25日閲覧。
  8. ↑ “The Yankees should try to strike a deal with Todd Frazier”. Yanks Go Yard. 2018年1月26日閲覧。
  9. ↑ David Adler (2017年11月5日). “Key free agents for all 30 MLB teams” (英語). MLB.com. 2018年2月8日閲覧。
  10. ↑ Anthony DiComo (2018年2月7日). “Frazier thrilled to be a Met: 'This is my home' / New York introduces new third baseman at Citi Field news conference” (英語). MLB.com. 2018年2月8日閲覧。
  11. ↑ “Salty Frazier wants to meet commish over strikes”. ESPN.com. 2018年5月3日閲覧。
  12. ↑ “メッツのフレージャー、ケガでキャンプ離脱”. nikkansports.com. 2019年5月21日閲覧。
  13. ↑ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  14. ↑ “Rangers officially sign Frazier, Chirinos” (英語). MLB.com. 2020年1月16日閲覧。
  15. ↑ “Mets add Miguel Castro, Todd Frazier, Robinson Chirinos in flurry of deals prior to MLB trade deadline” (英語). CBSSports.com. 2020年9月5日閲覧。
  16. ↑ メッツ4番が野手登板で“魔球”ナックル投じる 衝撃の変化に米興奮「オーマイゴッド!」
  17. ↑ “Mets To Decline Options On Ramos, Frazier, Chirinos” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月29日閲覧。
  18. ↑ “Pirates Sign Todd Frazier to Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月20日閲覧。
  19. ↑ Connor Byrne (2021年3月30日). “Pirates Re-Sign Todd Frazier” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月14日閲覧。
  20. ↑ “Pirates Select Todd Frazier, Designate Dustin Fowler, Place Chad Kuhl On IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月22日閲覧。
  21. ↑ “Pirates Designate Todd Frazier For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月10日閲覧。
  22. ↑ Mark Polishuk (2021年5月13日). “Todd Frazier Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月14日閲覧。
  23. ↑ http://sussexcountyminers.com/former-yankee-met-todd-frazier-expected-to-join-miners/
  24. ↑ “東京五輪予選 野球米国代表候補に元広島&楽天ジョンソン、元オリックス・ディクソンら”. デイリースポーツ (2021年5月24日). 2021年6月5日閲覧。
  25. ↑ David Adler (2021年7月2日). “USA Baseball announces Olympics roster” (英語). MLB.com. 2021年7月4日閲覧。
  26. ↑ Meggie Zahneis (2012年8月10日). “Frazier looks back on his path to the big leagues” (英語). MLB.com. 2018年2月8日閲覧。

関連項目

外部リンク