今川優馬

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今川 優馬
北海道日本ハムファイターズ #61
2022年4月1日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道札幌市[1]
生年月日 (1997-01-25) 1997年1月25日(28歳)
身長
体重
177 cm
87 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2020年 ドラフト6位
初出場 2021年4月16日
年俸 1550万円(2025年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

今川 優馬(いまがわ ゆうま、1997年1月25日 - )は、北海道札幌市出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴

プロ入り前

父としたキャッチボールが楽しかったため[3]、札幌市立南小学校3年時より山鼻イーグルスで軟式野球を始める。札幌市立真駒内曙中学校では軟式野球部に所属していた。

高校は道内の強豪・東海大学付属第四高等学校に一般入試を経て入学。2年秋からベンチ入り。3年夏の甲子園大会には同級生の西嶋亮太(JR北海道)らとともに出場。自身は背番号16の控えで2回戦の山形県立山形中央高等学校戦では代打安打も記録している。高校通算本塁打数は2本であった。高校時代の同級生には上記の西嶋の他に大学でもチームメイトとなる上野純輝らがいた[4]。

高校卒業後は高校に隣接する東海大学北海道キャンパス国際文化学部に進学。大学では3年春からベンチ入りを果たす。3年秋の公式戦最終試合ではリーグ優勝が確定していた星槎道都大学から2本の本塁打を放つ。4年春にはリーグの首位打者、ベストナイン、特別賞をそれぞれ受賞した。全日本大学野球選手権への出場が確定したが部内の不祥事で辞退した。リーグ戦通算本塁打数は11本。地方の大学野球のリーグかつ自身も無名の選手ではあったが積極的にTwitterなどを活用し、4年時にはドラフト候補として名が上がるまでに成長した。また、今川は家計を助けるためアルバイトを在学中にしていた。プロ志望届を提出したが、指名漏れとなった[5]。

大学卒業後は社会人野球のJFE東日本に入社。1年目から「2番・左翼手」でレギュラーをつかんでプロ野球経験者の須田幸太や同期入社の平山快らとともに創部初の都市対抗優勝に大きく貢献した。その大会では若獅子賞も受賞し[6][7]、2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議にて北海道日本ハムファイターズから6位指名を受けた。これは、球団としては2006年に指名した金子洋平以来14年ぶりとなる社会人野手のドラフト指名となった[8]。11月27日、契約金2500万円、年俸840万円で入団に合意(金額は推定)[9]。背番号は61[10][11]。

日本ハム時代

2021年は、春季キャンプを一軍でスタートするも2月22日に二軍降格[12]。オープン戦では一軍での出場機会が与えられたが[13]開幕は二軍スタートとなった。チームが開幕から低迷すると緊急昇格という形で4月16日に初の一軍出場選手登録された[14]、その日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦に「6番・右翼手」でプロ初出場を果たした[15]。しかし11打数連続無安打と結果を残せず、5月1日にはチーム内で発生したクラスターに関して新型コロナウイルスの再検査の対象となり登録を抹消された[16]。その後は長らく二軍調整が続いたが、イースタン・リーグでは打率.306、14本塁打、45打点と結果を残すと[17]一軍で近藤健介がフェンス激突で負傷し「脳震盪特例措置」で登録抹消となり、近藤と入れ替わる形で9月12日に一軍へ昇格[18]。9月12日の福岡ソフトバンクホークス戦に「6番・左翼手」で先発出場すると第1打席で和田毅から左翼席への2点本塁打を放ち、プロ初安打・初本塁打・初打点を記録した[19]。また、この本塁打は日本ハム北海道移転後初の、地元北海道出身選手による本塁打でもある[要出典]。オフに、30万円増となる推定年俸870万円で契約を更改した[20]。

2022年は、開幕スタメンを勝ち取るも、2打数無安打でシーズンスタート[21]。その後の4月27日オリックス戦で宮城大弥からシーズン初本塁打を放つ[22]。すると調子を上げ、5月までに6本塁打を放ち、チームメイトのアリスメンディ・アルカンタラとリーグ2位タイで競い合っていた[23]。6月11日の中日ドラゴンズ戦では3長打・3打点、珍しい二塁走者として石川亮の2ランスクイズから生還するなどの大活躍だった[24]。また、7月24日千葉ロッテマリーンズ戦(札幌ドーム)では4番打者として出場し、1回裏に自身初の満塁本塁打を放った[25]。9月17日には2桁本塁打も記録した[26]。最終的に94試合に出場し、打率.227、10本塁打、39打点を記録[27]。11月29日、1130万円増となる推定年俸2000万円で契約を更改した[27]。

2023年は、4月29日のソフトバンク戦の第3打席で左脚に自打球を当て、負傷交代となった[28]。左脛骨の骨挫傷で翌日に登録抹消された[29]。最終的に28試合に出場し、打率.197、0本塁打、1打点に終わった[30]。11月29日、200万円減となる推定年俸1800万円で契約を更改した[30]。

2024年は、新加入の水谷瞬の活躍もあって一軍出場は6試合のみに終わり[31]、打率.211、0本塁打、0打点という成績であった[32]。11月27日に250万円減の推定年俸1550万円で契約を更改した[33]。

選手としての特徴

メジャーリーガーのミゲル・カブレラを参考にしたという、アッパースイングから広角に打てる長打力が武器[34]。50m走のタイム6秒0の俊足を生かした走塁、外野守備も魅力[35]。

人物

幼少期から日本ハムの大ファンで、小学5年時から日本ハムファイターズファンクラブの会員でもある。ドラフト指名時も会員であった[36]。入団後も会員を継続している[37]。

明るい性格で気持ちを前面に押し出すプレースタイルであり、チームのムードメーカー的存在[38][39]。チャンスやピンチの場面で、味方を鼓舞する言葉「執念」を発することから[39]「執念」、「執念先輩」の異名を持つ[40][39]。これはJFE東日本硬式野球部時代にトーナメント方式の都市対抗野球大会などを経験し、負けたら終わりの野球を通して仲間や自分を鼓舞するという思いから発するようになった[39]。また、打撃で結果を出した際には右人差し指を突き上げる「執念ポーズ」が代名詞となっている[41]。

後に日本ハムの監督となる新庄剛志とは、プロ入り前からSNS上で面識がある[42]。2020年度ドラフト直前の2020年10月には、当時現役復帰してトライアウト直前の新庄に「もし一緒にプレーできたら、うれしく思います。僕もドラフトにかかるよう頑張ります。」とメッセージを送ると、新庄からは「かかるように頑張るんじゃなく、なるんだぞという気持ちで頑張れ。楽しむのが一番」と返信が来たという[42]。その後、今川はドラフトを経て日本ハムへの入団が決まり、新庄は再び引退した。なお、プロ入り後も二軍戦を観戦していた新庄から外野守備については、「まだまだだ」と激励を受けたという[42]。そして2022年から新庄は今川が所属する日本ハムの監督に就任し[42]、就任会見では「スター候補を僕が育てて、その子に『1番』をつけてもらいたい。その子たちが育つまでは僕が『1番』つけまーす!」と話しており、今川は「もっと練習して認められ、背番号1を奪い取りたいです。」と意気込んでいる[42]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2021 日本ハム 1330281200152000010190.071.133.179.312
2022 943092733462121101063944641927706.227.290.388.679
2023 2869617121001313000602170.197.290.213.503
2024 619191410050020000050.211.211.263.474
通算:4年 141427381438014111129427664262101016.210.276.339.614
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
外野
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2021 日本ハム 913010.929
2022 84161521.988
2023 19251001.000
2024 581001.000
通算 117207731.986
  • 2024年度シーズン終了時

記録

初記録
その他の記録
  • 初回4番打者の満塁本塁打:2022年7月24日、対千葉ロッテマリーンズ14回戦(札幌ドーム)、1回裏にエンニー・ロメロから ※パ・リーグでは史上19人目20度目

背番号

登場曲

脚注

注釈

    出典

    1. ↑ 「【日本ハム】今川優馬、地元札幌で一日警察署長「弟を尊敬」警察官の弟と歳末防犯パトロール」『日刊スポーツ』2024年12月27日。2025年2月5日閲覧。
    2. ↑ 「日本ハム - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月27日閲覧。
    3. ↑ 「61 今川 優馬 選手名鑑2024」『北海道日本ハムファイターズ』。2024年1月25日閲覧。
    4. ↑ 「超スローボールで沸かせた西嶋 亮太、注目打者・今川優馬らが出場 2014年甲子園出場・東海大四メンバーのその後」『高校野球ドットコム』2020年5月11日。2020年11月14日閲覧。
    5. ↑ 「“持ってない男”の挑戦 JFE東日本・今川優馬が夢見るプロの舞台」『スポーツ報知』2019年7月16日。2020年4月20日閲覧。
    6. ↑ 「チームの不祥事で出場辞退も経験。ドラフト候補の今川優馬は不屈の精神を持つ」『web Sportiva』集英社、2020年3月31日。2020年4月20日閲覧。
    7. ↑ 「入社1年目のJFE東日本・今川が躍動「若獅子賞をもらった人はプロに行くと…」」『Full-Count』株式会社Creative2、2019年7月26日。2020年4月20日閲覧。
    8. ↑ 「日本ハム、実は14年ぶりの社会人野手指名 魅惑のフルスイング・今川優馬への期待」『BASEBALL KING』フロムワン、2020年11月28日。2021年9月21日閲覧。
    9. ↑ 「【日本ハム】ドラフト6位・JFE東日本の今川優馬が仮契約 恩返し第1弾は契約金で5人の弟妹を焼肉に」『スポーツ報知』2020年11月27日。2022年1月3日閲覧。
    10. 1 2 「日本ハム背番号「61」杉谷拳士は7年着用、今年から地元出身の今川優馬に」『日刊スポーツ』2021年12月16日。2022年1月3日閲覧。
    11. 1 2 「北広島市で2020年新入団発表を開催」『北海道日本ハムファイターズ』2020年12月13日。2025年3月9日閲覧。
    12. ↑ 「日本ハム・栗山監督 1軍昇格の上野は「一発回答」2軍合流の石井、今川も「もう1回チャンスある」」『Sponichi Annex』スポーツニッポン、2021年2月22日。2021年9月12日閲覧。
    13. ↑ 「【日本ハム】ドラ6今川優馬、悔し涙2軍行き…家族に見せた札幌D初安打&レーザービームも「鍛え直してきます」」『スポーツ報知』2021年3月8日。2021年9月12日閲覧。
    14. ↑ 「日本ハム6位今川が初1軍「東京ドームの申し子」低迷チームの起爆剤なるか」『日刊スポーツ』2021年4月15日。2021年9月12日閲覧。
    15. ↑ 「日本ハム今川ホロ苦い1軍デビュー「すごい悔しかった」3の0で途中交代」『日刊スポーツ』2021年4月16日。2021年9月12日閲覧。
    16. ↑ 「【日本ハム】コロナ特例で今川を抹消 症状なしも再検査の対象に 代替登録は万波」『中日スポーツ』2021年5月1日。2021年9月12日閲覧。
    17. ↑ 「日本ハム今川 2軍戦で2発放ち14号 リーグ2位清宮に1本差」『日刊スポーツ』2021年9月8日。2021年9月12日閲覧。
    18. ↑ 「日本ハム近藤が抹消 前日フェンス激突 脳振とう特例措置を適用」『日刊スポーツ』2021年9月7日。2021年9月12日閲覧。
    19. ↑ 「日本ハム今川優馬プロ初安打が本塁打「チャンスつかみたい」再昇格即結果」『日刊スポーツ』2021年9月12日。2021年9月12日閲覧。
    20. ↑ 「日本ハム今川優馬が30万円増「見て育ってきた」新庄ビッグボスに心酔」『日刊スポーツ』2021年12月1日。2022年1月3日閲覧。
    21. ↑ 「ニッカン式スコア ソフトバンク対日本ハム」『日刊スポーツ』。2022年3月25日閲覧。
    22. ↑ 「“宮城大弥キラー”日本ハム・今川優馬が同点2ラン BIGBOSSは万歳」『日テレNEWS NNN』2022年4月27日。2024年1月26日閲覧。
    23. ↑ 「日本ハムにチーム本塁打「倍増」の異変 昨季はリーグ最少、今後は“効率”課題」『Full-Count』株式会社Creative2、2022年5月3日。2022年5月3日閲覧。
    24. ↑ 「今川が執念の3長打3打点! 2ランスクイズで生還も」『道新スポーツ』2022年6月11日。2024年12月12日閲覧。
    25. ↑ 「【日本ハム】今川優馬、初回先制のグランドスラム 大黒摩季が盛り上げた“ら・ら・ら打法!”」『日刊スポーツ』2022年7月24日。2024年1月26日閲覧。
    26. ↑ 「【日本ハム】今川優馬、自身初2ケタ10号「このユニホームで負けるわけにはいきません」」『日刊スポーツ』2022年9月17日。2024年1月26日閲覧。
    27. 1 2 「【日本ハム】今川優馬1130万円増「まずは奨学金の返済ができるなと」初の2桁本塁打マーク」『日刊スポーツ』2022年11月29日。2024年1月26日閲覧。
    28. ↑ 「【日本ハム】今川優馬が負傷交代…自打球が左膝直撃で倒れ込む」『スポーツ報知』2023年4月29日。2024年1月26日閲覧。
    29. ↑ 「今川優馬選手を待っている、いまファイターズに足りない「執念」」『文春オンライン』2023年7月14日。2024年1月26日閲覧。
    30. 1 2 「【日本ハム】今川優馬が200万円減の年俸1800万円でサイン「長打しかない」今季は0発」『スポーツ報知』2023年11月29日。2024年1月26日閲覧。
    31. ↑ 「日本ハム・今川優馬が誓った打倒・水谷「悔しさと、率直にすげえなって」」『スポーツ報知』2024年11月4日。2025年2月6日閲覧。
    32. ↑ 「【日本ハム】今川優馬を1軍登録抹消 今季打率.211 前日のロッテ戦ではスタメン出場も4打数無安打」『日テレNEWS NNN』2024年5月20日。2025年2月6日閲覧。
    33. ↑ 「日本ハム・今川優馬、250万円ダウンの年俸1550万円でサイン 今オフは『化ける』、肉体改造でポジション奪取」『中日スポーツ』2024年11月27日。2025年2月6日閲覧。
    34. ↑ 「カブレラ打法で開花!JFE東日本・今川 20年はタイトル独占→ドラフト指名目指す」『スポニチ Sponichi Annex』スポーツニッポン、2019年12月30日。2019年12月30日閲覧。
    35. ↑ 「野球 - JFE東日本の今川優馬 「ついてない男」返上へ、 運命の日を笑顔で待つ」『4years.』朝日新聞社、2020年9月30日。2022年5月19日閲覧。
    36. ↑ 「【日本ハム】ドラ6・今川優馬、異例の選手兼ファンクラブ会員に「そういう新しい形もありなのかな」」『スポーツ報知』2020年11月4日。2020年11月4日閲覧。
    37. ↑ 「日本ハム・今川 選手なのにファンクラブ会員 ファンミは「ファンクラブ枠で参加することに」」『デイリースポーツ』2022年11月29日。2022年11月30日閲覧。
    38. ↑ 「日ハム今川優馬のナイスガイぶりチームにジワリ…新庄監督にも“刺さる人柄”が武器に」『日刊ゲンダイDIGITAL』講談社、2022年3月16日。2022年4月21日閲覧。
    39. 1 2 3 4 「日本ハム・今川優馬 チームを鼓舞する“執念先輩”/わがチームのムードメーカー」『週刊ベースボールONLINE』2022年3月17日。2022年4月21日閲覧。
    40. ↑ 「【日本ハム】今川優馬が「執念」浸透へ意欲「ニックネームユニホーム」着用の企画試合開催を熱望」『日刊スポーツ』。2024年5月12日閲覧。
    41. ↑ 「【日本ハム】今川優馬「執念」の決勝打 先発上沢直之「頼むぞ」に「燃えるものがありました」」『日刊スポーツ』2022年5月14日。2022年5月19日閲覧。
    42. 1 2 3 4 5 「日本ハム今川優馬が背番号「1」の後継者に立候補、新庄新監督とSNS上で面識」『日刊スポーツ』2021年11月5日。2021年11月5日閲覧。

    関連項目

    外部リンク