松岡洸希

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松岡 洸希
北海道日本ハムファイターズ #93
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 埼玉県桶川市
生年月日 (2000-08-31) 2000年8月31日(24歳)
身長
体重
180 cm
85 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り NPB / 2019年 ドラフト3位
初出場 NPB / 2020年10月11日
年俸 660万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

松岡 洸希(まつおか こうき、2000年8月31日 - )は、埼玉県桶川市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴

プロ入り前

東京ヤクルトスワローズ対読売ジャイアンツの試合で、青木宣親の活躍を見たのを機に、さいたま市立浦和大里小学校1年生の時に野球を始める。少年野球チームの「浦和ビッグウェイブ」に所属していた[2]。

家から近いという理由で桶川市立桶川中学校から地元の公立校、埼玉県立桶川西高等学校へ進学[3]。進学当初は身長154cmと小柄で、守備位置は三塁手・遊撃手であったがチームの事情で3年春からは投手も兼任した[3]。

投手に転向した当初は球速110km/h - 120km/hの間だったが、最終的には最速143km/hを記録するようになり[4]、身長も179cmに達した[3]。

3年時の夏に行われた第100回全国高等学校野球選手権記念大会北埼玉大会では、2回戦(初戦)で花咲徳栄高校を相手に3打数3安打で適時打も記録したものの、1-10とコールドで敗れた[3][5][6]。

後に北海道日本ハムファイターズに2位指名された野村佑希と対戦している[7]。

秋にはプロ志望届を提出したが、指名漏れとなった[8][9]。

高校卒業後に最短でのプロ入りを目指し、入団1年でNPBドラフト会議の指名対象となることが可能な独立リーグに挑戦。 BCリーグのドラフト会議で、埼玉武蔵ヒートベアーズから、特別合格枠で指名され、入団した[3][10]。

BCリーグ・埼玉武蔵時代

埼玉武蔵時代(2019年12月)

高校在学中の2018年11月、練習中に肘を痛めたこともあり、武蔵入団2か月後の2019年4月に、身体の使い方を見た角晃多監督、片山博視投手コーチ兼選手(当時)によりオーバースローからサイドスローに転向を勧められ、さらに投手としての技術とメンタルを教えられたことで才能が開花[4][11]。6月に行われた横浜DeNAベイスターズの二軍戦では1回3奪三振と好投を見せ[12]、元東京ヤクルトスワローズの林昌勇をモデルに投球フォームを作り上げると[10]、9月にはオリックス・バファローズの二軍との交流戦で最速149km/hを記録[4]。最終的には32試合登板、27回2/3で0勝2敗、防御率3.58、33奪三振、奪三振率10.24を記録し、ドラフト会議前までにNPBから調査書が10球団から届くまでになった[13][7][14]。

2019年10月17日に行われたドラフト会議では、リーグ未勝利ながらも埼玉西武ライオンズから3位指名を受けた[4]。BCリーグ出身選手の3位指名は、過去最高位であった。11月13日に契約金4500万円、年俸750万円(金額は推定)で入団に合意した[15][16]。背番号は47[17]。

西武時代

2020年は、10月11日に一軍初昇格[18]。同日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天生命パーク宮城)で救援投手として一軍初登板。しかし、1回2失点と結果を残せず、2回目の登板となった10月15日の対北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)でも救援登板したが1回1失点を喫した。この2試合の登板のみで、同17日に登録を抹消され[19]、そのまま二軍でシーズンを終えた。二軍では19試合に登板して防御率7.77、一軍では2試合の登板で防御率13.50という成績であった。

2021年は、5月5日にシーズン初の一軍昇格となったが[20]、5試合の登板で防御率11.25と結果を残せず、6月7日に登録抹消となった[21]。その後は6月11日の二軍戦を最後に実戦から離れており、9月13日に右肘関節鏡視下滑膜切除術を受け、実戦復帰には全治3 - 4か月を要する見込みであることが同17日に球団から発表された[22]。

2022年は、実戦復帰を果たしたが、一軍登板のないままシーズンを終えた。8月に新型コロナウイルス感染による離脱もありながら[23]、二軍ではチーム最多の31試合に登板[24]。7月末の22試合登板時点で防御率7.94と結果を残せていなかったが[25]、後半は調子を上げ、最終的には防御率を5.95まで改善させた[24]。

2022年9月24日ベルーナドームにて

日本ハム時代

2022年12月9日、初めて開催された現役ドラフトで、北海道日本ハムファイターズから1巡目で指名され移籍した[26][27][28]。スポーツニッポンの報道によると、日本ハムが1番目の指名権を獲得したとされる[29]。12月15日に入団会見が行われ、背番号は68となった[30]。

2023年は、一度も一軍登板を果たせず、二軍では23試合に登板し、2勝6敗、防御率4.81という成績だった[31]。オフの10月29日に戦力外通告を受け、11月19日に育成選手として再契約した。背番号は168となる[32]。

2024年は二軍で18試合に登板。2勝2敗、防御率4.31と結果を残せなかった[33]。オフに規定に則り一旦自由契約選手として公示される[34]も、11月17日に育成再契約を行った[35]。

2025年3月8日、オープン戦での好投を経て支配下復帰をすることが会見で発表された[36]。背番号は93[36]。

選手としての特徴

林昌勇を参考にしたフォームが特徴のスリークォーター気味のサイドハンド[4][37]。独立時代のストレートの最速は149km/h[4]。変化球はスライダー、チェンジアップ、カットボール、カーブを操る[3]。

NPB1年目を終えて変化球の重要性を感じ、2年目からは持ち球にフォークを加え、ストレート・スライダー・フォークの3球種で配球を組み立てている[38]。

人物

趣味はアニメ、映画鑑賞。好きな作品は『FAIRY TAIL』[39]。

TBSテレビアナウンサーの熊崎風斗は従兄にあたる[40]。

育成選手として2年目を迎えることとなった2025年シーズンの初夢は、「丸刈り頭の自分がエスコンフィールドHOKKAIDOの一軍マウンドで登板していた」であった。「わかりやすく、誰からも『コイツ覚悟あるな』と思われるのはやっぱり容姿かなと思った」としてすぐさま丸刈りにしたという。松岡はその年のシーズン開幕前に支配下復帰を果たしている[36]。

詳細情報

年度別投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2020 西武 200000000----122.0502000003313.503.50
2021 500000000----224.0505011005511.252.50
通算:2年 700000000----346.01007011008812.002.83
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
投手
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2020 西武 20000----
2021 511001.000
NPB 711001.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録

NPB

初記録

独立リーグでの投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2019 武蔵 321000010-.00012827.222120-4333016113.581.52
通算:1年 321000010-.00012827.222120-4333016113.581.52

背番号

  • 19(2019年)
  • 47(2020年[17] - 2022年)
  • 68(2023年[30])
  • 168(2024年[32] - 2025年3月7日)
  • 93(2025年3月8日[36] - )

脚注

  1. ↑ 「日本ハム - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月18日閲覧。
  2. ↑ 「埼玉西武ドラ3松岡を祝福、少年時代に出身の野球チーム「浦和ビッグウェイブ」 プロ入り2人目」『埼玉新聞』2019年11月29日。2019年12月1日閲覧。
  3. 1 2 3 4 5 6 「まるで林昌勇(イムチャンヨン)!武蔵のサイドスロー・松岡洸希の奪三振率に注目《2019ドラフト候補》(土井麻由実)」『Yahoo!ニュース 個人』2019年7月19日。2019年10月17日閲覧。
  4. 1 2 3 4 5 6 「【ドラフト】BC武蔵の“林昌勇2世”松岡が西武3位指名 まさかの上位に驚き「心の準備が…」」『Full-Count』2019年10月17日。2019年10月17日閲覧。
  5. ↑ 「【ドラフト】松岡洸希(武蔵)は「ただの高校生」から1年でプロ野球へ。イチローと激闘演じた「あの投手」を完コピ」『ハフポスト』2019年10月17日。2019年10月17日閲覧。
  6. ↑ 「花咲徳栄を本気で倒しに 準備重ねた選手15人の公立校」『朝日新聞デジタル』2018年7月12日。2019年10月18日閲覧。
  7. 1 2 「【ドラフト】BC埼玉武蔵・松岡、高卒1年目で西武3位指名 手応え掴んだDeNA2軍戦「3者連続三振で…」」『Full-Count』2019年10月17日。2021年9月4日閲覧。
  8. ↑ 「松岡 洸希(桶川西)がプロ志望届を提出!」『高校野球ドットコム』2018年10月2日。2019年10月22日閲覧。
  9. ↑ 「西武3位松岡は林昌勇の異名 出世指名順位から顔に」『日刊スポーツ』2019年10月22日。2019年10月22日閲覧。
  10. 1 2 「武蔵・片山流「プロ野球選手のつくり方」―無名の高校生・松岡洸希(西武3位)がドラフト指名されるまで(土井麻由実)」『Yahoo!ニュース 個人』2020年1月29日。2020年3月11日閲覧。
  11. ↑ 来季35歳、元大型左腕がトライアウトを受けた理由 独立Lで野手転向し手応え、若手への還元もスポーツナビ 2021年12月28日
  12. ↑ 「BCL選抜は敗戦も、18歳・松岡洸希(武蔵)がアピール/BCLリポート」『週刊ベースボールONLINE』2019年6月24日。2019年10月18日閲覧。
  13. ↑ 「独立リーガーにNPB10球団から調査書届く BC埼玉武蔵の19歳右腕・松岡洸希」『Full-Count』2019年10月12日。2019年10月17日閲覧。
  14. ↑ 「続)武蔵・片山流「プロ野球選手のつくり方」無名の高校生・松岡洸希(西武3位)がドラフト指名されるまで(土井麻由実)」『Yahoo!ニュース 個人』2020年1月30日。2020年3月11日閲覧。
  15. ↑ 「西武がD2位浜屋、D3位松岡と合意「球界を代表する投手に」」『SANSPO.COM(サンスポ)』2019年11月13日。2019年12月1日閲覧。
  16. ↑ 「西武3位松岡が目指す「華のある場所」 対戦したいのはあの強打者」『西日本スポーツ』2019年11月14日。2019年12月1日閲覧。
  17. 1 2 「西武、新入団選手の背番号お披露目! ドラ1宮川「15」、3位松岡は工藤公康の「47」」『Full-Count』2019年12月12日。2025年3月8日閲覧。
  18. ↑ 「西武3位松岡洸希が1軍初昇格「跳びはねました」」『日刊スポーツ』2020年10月11日。2020年10月21日閲覧。
  19. ↑ 「<埼玉西武だより>背番号47の挑戦 自分にもっと気合を…桶川育ちの松岡洸希、高校生以来の丸刈り頭に」『埼玉新聞』2020年10月20日。2020年10月21日閲覧。
  20. ↑ 「投手歴3年の西武・松岡が1軍昇格 傷だらけの投手陣の救世主となるか!?」『サンスポ』2021年5月5日。2021年9月17日閲覧。
  21. ↑ 「<埼玉西武だより>巨人のクリーンアップ抑え、東京ドームに刻んだ「0」 松岡洸希、自信深めたマウンド」『埼玉新聞』2021年6月8日。2021年9月17日閲覧。
  22. ↑ 「西武2年目右腕・松岡洸希が「右肘関節鏡視下滑膜切除術」全治3~4カ月」『日刊スポーツ』2021年9月17日。2021年9月17日閲覧。
  23. ↑ 「【西武】松岡洸希投手が新型コロナ陽性」『スポーツ報知』2022年8月19日。2022年12月9日閲覧。
  24. 1 2 「2022年度 埼玉西武ライオンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2022年12月9日閲覧。
  25. ↑ 「西武2軍の最多試合登板は松岡、投球イニングでは渡邉」『高校野球ドットコム』2022年8月1日。2022年12月12日閲覧。
  26. ↑ 「2022年度 現役ドラフト結果」『日本野球機構』2022年12月9日。2022年12月9日閲覧。
  27. ↑ 「12/9(金) 2022年 現役ドラフト会議における選手入退団のお知らせ」『埼玉西武ライオンズ』2022年12月9日。2022年12月9日閲覧。
  28. ↑ 「「2022年度現役ドラフト」で古川侑利投手がホークスへ移籍 ライオンズ松岡洸希投手を獲得」『北海道日本ハムファイターズ』2022年12月9日。2022年12月16日閲覧。
  29. ↑ 「日本ハムが1番目の指名権を獲得 2巡目は有力な選手残るも実施至らず」『Sponichi Annex』2022年12月10日。2022年12月12日閲覧。
  30. 1 2 「現役ドラフトで移籍の松岡洸希投手が入団会見」『北海道日本ハムファイターズ オフィシャルサイト』2022年12月15日。2022年12月15日閲覧。
  31. ↑ 「2023年度 北海道日本ハムファイターズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年11月20日閲覧。
  32. 1 2 「【日本ハム】宮内春輝、梅林優貴、松岡洸希との育成契約締結を発表」『日刊スポーツ』2023年11月19日。2025年3月8日閲覧。
  33. ↑ 一般社団法人日本野球機構. “2024年度 北海道日本ハムファイターズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. npb.jp. 2025年3月8日閲覧。
  34. ↑ 一般社団法人日本野球機構. “自由契約選手(育成選手) | 2024年度公示”. NPB.jp 日本野球機構. 2025年3月8日閲覧。
  35. ↑ “育成選手の契約について”. 北海道日本ハムファイターズ. 2025年3月8日閲覧。
  36. 1 2 3 4 「日本ハム 育成右腕・松岡が支配下復帰「背番号が変わってスタートラインに立てた。ワクワクが増してきた」」『デイリースポーツ』2025年3月8日。2025年3月8日閲覧。
  37. ↑ 「【現役ドラフト】日本ハムは西武松岡洸希を獲得 林昌勇手本に横手投げ変更、潜在能力開花に期待」『日刊スポーツ』2022年12月10日。2022年12月12日閲覧。
  38. ↑ 「西武・松岡洸希「戦う気持ち見えない」己の弱さ痛感【若獅子インタビューvol.11】(ライオンズナイター)」『文化放送』2021年6月29日。2021年9月17日閲覧。
  39. ↑ 「“武蔵の林昌勇(イム・チャンヨン)”こと松岡洸希は、大舞台を餌に巨大化した怪物だ《ドラフト候補》(土井麻由実)」『Yahoo!ニュース 個人』2019年10月16日。2019年10月17日閲覧。
  40. ↑ TBSテレビ『Nスタ』「「Nスタ」 2019年10月18日(金)放送内容」『価格.com』。2021年9月17日閲覧。

関連項目

外部リンク