カイル・マラー
| 中日ドラゴンズ #93 | |
|---|---|
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2026年5月26日 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
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| 出身地 | テキサス州ダラス |
| 生年月日 | 1997年10月7日(29歳) |
| 身長 体重 |
6' 7" =約200.7 cm 250 lb =約113.4 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 左投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2016年 MLBドラフト2巡目 |
| 初出場 |
MLB / 2021年6月16日 NPB / 2025年4月1日 |
| 年俸 | 1億円(2026年)[3] |
| 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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カイル・ダグラス・マラー(Kyle Douglas Muller[注 1]、1997年10月7日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のプロ野球選手(投手)。左投右打。中日ドラゴンズ所属。
経歴
プロ入りとブレーブス時代
2016年のMLBドラフトで、同じく高校生投手のイアン・アンダーソンに続き、2巡目でアトランタ・ブレーブスから指名を受けプロ入り。また、同期同球団の高校生投手としてブライス・ウィルソンが4巡目で指名されている。契約金は250万ドル。
2016年から2020年のマイナー時代は先発として起用されている。2018年シーズンに平均球速が上昇したことで、MLB.comによるプロスペクトランキングが12位から7位に上昇。2019年にAA級で22試合に先発して防御率3.14という好成績を収めたことから、同ランキングが6位に。2020年の代替トレーニング地時代には100 mph近い球速を記録し、同ランキングが5位に上昇した。また、2020年オフに40人枠に追加された[5]。
2021年6月16日に先発のタッカー・デービッドソンが故障者リスト入りし、入れ替わりでマラーがメジャーに昇格。同日行われたボストン・レッドソックス戦で救援投手としてメジャーデビューを果たす。この試合では1.0回を投げて2失点だった。6月21日ニューヨーク・メッツとのダブルヘッダー1試合目でメジャー初先発し、4.0回を投げて1失点で敗戦投手となった。この登板から中5日で6月27日のシンシナティ・レッズ戦でも先発登板し、5回を無失点に抑えメジャー初勝利を挙げた。
アスレチックス時代
2022年12月12日にブレーブスとオークランド・アスレチックス、ミルウォーキー・ブルワーズとの3チーム間トレードで、マニー・ピーニャ、フレディ・ターノック、ロイバー・サリナスと共にアスレチックスへ移籍した[6]。
2023年3月30日のロサンゼルス・エンゼルスとの開幕戦では、開幕投手を務めた[7]。
2024年は、21試合に登板し、防御率4.10を記録した。
中日時代
2024年12月20日にNPBの中日ドラゴンズと契約を結んだことが発表された[8]。背番号は93[9]。2025年シーズンの推定年俸は1億円[10]。
2025年は、18試合に登板し、4勝9敗、防御率3.54を記録した[11]。
2026年は、5月20日の対阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)で初本塁打を記録。中日の投手としては4年ぶり、NPBの外国人投手では9年ぶりの本塁打で、マラー自身にとっても高校時代以来、プロ入り後初めての本塁打であった[12]。8月は3勝1敗、防御率0.84の好成績を残し、月間MVPを受賞[13]。更に9月14日の対阪神戦(阪神甲子園球場)では投げてはNPB初完投、自身キャリア初の完封勝利を挙げ、打っては2点本塁打とフェンス直撃の2点適時二塁打で計4打点を記録[14][15]。初完封の試合で本塁打を打ったのは1987年の桑田真澄以来39年ぶり、阪神甲子園球場で同一シーズンに投手が複数本塁打を記録したのは1981年の山本和行以来45年ぶり[15]。この本塁打が、セ・リーグの指名打者制導入前に出た、最後の投手による本塁打となった[16]。またこの試合で2017年のジョー・ウィーランド以来、中日では1975年の星野仙一以来51年ぶりとなる投手としてのシーズン10打点に到達した[15]。その後2026年シーズンに本塁打を打った投手は存在しなかったため、2027年シーズンからのセリーグDH制度導入前に、最後の本塁打を打った投手となった。
選手としての特徴
身長201 cmの長身から繰り出される最高球速97.3 mph[注 2](約156.6 km/h)・平均90 mph台中盤の速球が最大の武器で、その他にカーブ、スライダー、チェンジアップを持ち球とする。
マイナー時代では2019年に9.7、2021年に11.8という高い奪三振率を記録している一方、2019年・2021年ともに5.5という高い与四球率も記録しており、メジャーの先発ローテーションに加わるにはコントロールの課題の解消が必要とされている(2021年)[5]。
野球界では珍しい左投げ右打ちの選手であるが、これは右打者であった父親から右打席に立つよう教わったことに由来する[12]。高校時代は野手も兼任した二刀流選手で、打撃面では長打力を発揮し、45試合で16本塁打を記録した[14]。中日でプレーした2026年は、打席に立つ際にはチームメイトのミゲル・サノーからバットを借りている[14]。
家族
兄のクリス・マラーも投手としてタンパベイ・レイズからドラフト指名を受け入団、2023年5月にはドリュー・ラスムッセンの故障を受けメジャーロースターに登録されたが登板機会のないまま3日後にピート・フェアバンクスの負傷者リストからの復帰に伴いアクティブロースターから外れ、その後さらにジョー・ラソーサのメジャー昇格に伴い放出された。その後は国内独立リーグを経てメキシカン・リーグでプレーしている。
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | ATL | 9 | 8 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | .333 | 155 | 36.2 | 26 | 2 | 20 | 1 | 2 | 37 | 9 | 0 | 17 | 17 | 4.17 | 1.25 |
| 2022 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 59 | 12.1 | 13 | 2 | 8 | 0 | 0 | 12 | 2 | 0 | 11 | 11 | 8.03 | 1.70 | |
| 2023 | OAK | 21 | 13 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | .167 | 372 | 77.0 | 112 | 16 | 39 | 1 | 3 | 56 | 3 | 1 | 65 | 65 | 7.60 | 1.96 |
| 2024 | 21 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 202 | 49.1 | 48 | 6 | 10 | 3 | 1 | 36 | 1 | 0 | 25 | 22 | 4.01 | 1.18 | |
| 2025 | 中日 | 18 | 18 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 0 | .308 | 436 | 101.2 | 102 | 7 | 28 | 1 | 3 | 86 | 5 | 0 | 44 | 40 | 3.54 | 1.28 |
| 2026 | 19 | 19 | 1 | 1 | 0 | 7 | 8 | 0 | 0 | .467 | 485 | 120.1 | 103 | 11 | 26 | 1 | 2 | 96 | 0 | 0 | 42 | 36 | 2.69 | 1.07 | |
| MLB:4年 | 54 | 24 | 0 | 0 | 0 | 4 | 11 | 0 | 0 | .267 | 788 | 175.1 | 199 | 26 | 77 | 5 | 6 | 141 | 15 | 1 | 118 | 115 | 5.90 | 1.57 | |
| NPB:2年 | 37 | 37 | 1 | 1 | 0 | 11 | 17 | 0 | 0 | .393 | 921 | 222.0 | 205 | 18 | 54 | 2 | 5 | 182 | 5 | 0 | 86 | 76 | 3.08 | 1.17 | |
- 2026年度シーズン終了時
年度別守備成績
| 年 度 | 球 団 | 投手(P) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
| 2021 | ATL | 9 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
| 2022 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2023 | OAK | 21 | 4 | 5 | 2 | 0 | .818 |
| 2024 | 21 | 5 | 4 | 1 | 0 | .900 | |
| 2025 | 中日 | 18 | 7 | 17 | 1 | 1 | .960 |
| 2026 | 19 | 7 | 18 | 1 | 1 | .962 | |
| MLB | 54 | 9 | 12 | 3 | 0 | .875 | |
| NPB | 37 | 14 | 35 | 2 | 2 | .951 | |
- 2025年度シーズン終了時
表彰
記録
MLB
- 初記録
- 投手記録
- 初登板:2021年6月16日、対ボストン・レッドソックス4回戦(トゥルーイスト・パーク)、5回表に2番手で救援登板、1回2失点
- 初奪三振:同上、5回表にギャレット・リチャーズから空振り三振[18]
- 初先発登板:2021年6月21日、対ニューヨーク・メッツ5回戦(シティ・フィールド)、4回1失点で敗戦投手
- 初勝利・初先発勝利:2021年6月27日、対シンシナティ・レッズ4回戦(グレート・アメリカン・ボール・パーク)、5回無失点
- 打撃記録
- 初打席:2021年6月21日、対ニューヨーク・メッツ5回戦(シティ・フィールド)、3回表にジェイコブ・デグロムから四球
- 初安打:2021年7月26日、対ニューヨーク・メッツ12回戦(シティ・フィールド)、3回表にマーカス・ストローマンから左前安打[19]
- その他の記録
- 開幕投手:1回(2023年)
NPB
- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2025年4月1日、対読売ジャイアンツ1回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、5回1失点で勝敗つかず[20]
- 初奪三振:同上、1回表にオコエ瑠偉から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2025年5月29日、対東京ヤクルトスワローズ11回戦(明治神宮野球場)、7回無失点[21]
- 初完投・初完投勝利・初完封:2026年9月14日、対阪神タイガース24回戦(阪神甲子園球場)、9回無失点[22]
- 打撃記録
- 初打席:2025年4月1日、対読売ジャイアンツ1回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、3回裏に井上温大から見逃し三振
- 初安打:2025年8月1日、対広島東洋カープ15回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、3回表に髙太一から左翼線二塁打[23]
- 初打点:2026年4月30日、対横浜DeNAベイスターズ5回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、5回裏に篠木健太郎から左前適時打[24]
- 初本塁打:2026年5月20日、対阪神タイガース11回戦(阪神甲子園球場)、6回表に石黒佑弥から左越2ラン[25]
背番号
- 66(2021年 - 2022年)
- 39(2023年 - 2024年)
- 93(2025年[9] - )
脚注
注釈
出典
- ↑ アスレチックスの開幕投手は左腕のミュラー メジャー経験は12試合、防御率5・14 スポニチアネックス(2023年3月25日)
- ↑ アスレチックスが開幕33戦目で初の先発投手勝利 藤浪晋太郎は3四球3失点の大乱調で防御率13・50 スポーツ報知(2023年5月6日)
- ↑ 「【中日】2026年 年俸一覧」『スポーツ報知』2026年2月18日。2026年5月1日閲覧。
- ↑ “英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2021年6月21日閲覧。
- 1 2 “Braves Top Prospects”. MLB.com (2021年). 2021年6月21日閲覧。
- ↑ “Press release: Braves acquire Sean Murphy”. MLB.com. 2022年12月13日閲覧。
- ↑ 「中日・新外国人投手、201センチ長身左腕、27歳のカイル・マラーを獲得、最速157キロ、23年開幕戦で大谷翔平と投げ合う」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年12月15日。2025年3月25日閲覧。
- ↑ 「【中日】大型左腕カイル・マラーら新外国人3人の獲得を発表」『日刊スポーツ』2024年12月20日。2025年1月26日閲覧。
- 1 2 「中日の新外国人、カイル・マラーは「93」ジェイソン・ボスラーは「24」 背番号決まる」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年1月17日。2025年1月26日閲覧。
- ↑ 「【中日】2025年 年俸一覧」『スポーツ報知』2025年2月27日。2025年3月25日閲覧。
- ↑ 「中日・マラーが来季残留へ…今季18試合登板で4勝9敗 チェイビス、マルテは自由契約に」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年12月2日。2026年5月1日閲覧。
- 1 2 “中日・マラー、激レア来日1号も6回まで無失点投球も7回に悔い「グラブに入っていたけどアウトにできなかった」阪神・熊谷の打球捕れず”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2026年5月20日). 2026年9月15日閲覧。
- ↑ “カイル・マラー投手が8月度大樹生命月間MVP賞に”. 中日ドラゴンズ (2026年9月9日). 2026年9月15日閲覧。
- 1 2 3 “完封の中日・マラー「自分がなろうと思っていた」最後の”本塁打を放った投手” 高校時代に46試合15発のパワーとサノーに借りたバットで虎の戦意そいだ4打点”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2026年9月14日). 2026年9月15日閲覧。
- 1 2 3 “【データ】中日マラー初完封と本塁打含む4打点 初完封試合で本塁打は87年桑田以来39年ぶり”. 日刊スポーツ (2026年9月14日). 2026年9月15日閲覧。
- ↑ 桝井聡. “【中日】マラーが「ラストホームランピッチャー」来季からDH制 9人制野球の歴史が幕を閉じる - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2026年10月29日閲覧。
- ↑ “2026年8月度「大樹生命月間MVP賞」受賞選手 (セントラル・リーグ)”. 日本野球機構 (2026年9月9日). 2026年9月9日閲覧。
- ↑ “Muller records his first career strikeout in the 5th | 06/16/2021” (英語). MLB.com. 2026年10月26日閲覧。
- ↑ “Kyle Muller tallies his first career hit on a single | 07/26/2021” (英語). MLB.com. 2026年10月26日閲覧。
- ↑ 「【中日】201センチ左腕マラーが来日初先発で5回1失点「いい時間を過ごさせてもらった」」『日刊スポーツ』2025年4月1日。2025年4月2日閲覧。
- ↑ 「序盤に突き放した中日 マラー7回無失点、来日初勝利」『サンスポ』2025年5月29日。2025年5月29日閲覧。
- ↑ “中日・マラー無双だ!来日初完封&バックスクリーン2号&4打点!チーム連勝で今季初の阪神戦勝ち越し決める:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2026年9月14日閲覧。
- ↑ 「【中日】5位広島に逆転負けで0.5差…斎藤が6回 小園に逆転V打 福1失点 マラー6回途中2安打2失点も6敗目 6安打で1得点 辻本が不発(TBS NEWS DIG Powered by JNN)」『Yahoo!ニュース』2025年8月1日。2025年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月2日閲覧。
- ↑ 「中日 マラーが来日初打点となるタイムリー 珍しい左投げ右打ち 自らのバットで援護」『スポニチ Sponichi Annex』2026年4月30日。2026年4月30日閲覧。
- ↑ “中日、投手マラーが来日1号2ラン!直球をフルスイングし甲子園の左翼席へ 球団では4年ぶり、井上監督も大喜び:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2026年5月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 個人年度別成績 K.マラー - NPB.jp 日本野球機構
- Kyle Muller stats MiLB.com
- Baseball Savant MLB.com
- 選手名鑑 - 中日ドラゴンズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- Kyle Muller (@kylemuller19) - X(旧Twitter)
- Kyle Muller (@kylemuller10) - Instagram