金丸夢斗

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金丸夢斗
中日ドラゴンズ #21
ラグザス 侍ジャパンシリーズ 対韓国戦
(2025年11月16日 東京ドームにて)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 兵庫県神戸市北区[1]
生年月日 (2003-02-01) 2003年2月1日(23歳)
身長
体重
177 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2024年 ドラフト1位
初出場 2025年5月5日
年俸 2500万円(2026年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 日本の旗 日本
WBC 2026年

金丸 夢斗(かねまる ゆめと、2003年2月1日 - )は、兵庫県神戸市北区出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。中日ドラゴンズ所属。

経歴

プロ入り前

小学1年生の時に父の勧めにより野球を始める。市立広陵小学校時代は広陵少年野球、市立広陵中学校時代は同校の軟式野球部に所属した[3][4]。幼少期の頃から身長はチームで最も小さく、神戸市立神港橘高等学校入学時は150 cm台で、体重も50 kg台の前半だったが、高校3年生時には身長が177 cm、体重は77 kgにまで成長[4]。

父と同じように甲子園の舞台に立つことが幼いころからの目標であったが、2020年の高校3年時、新型コロナウイルスの流行により春の選抜大会と夏の選手権大会は中止を余儀なくされる[4]。しかし自粛期間中の自主トレーニング期間を経て、夏の兵庫県大会の代替として開催された独自大会においてチームをベスト8へ導いた[4]。

2021年に関西大学(関西学生野球連盟)に進学。大学2年生の春と3年生の秋・4年生の春と連盟の防御率で1位に輝き関西大学の絶対的エースへと躍進[4]。大学2年生、3年生の秋には最優秀選手およびベストナインに、4年生の春にもベストナインに選出されている[4]。

2024年3月、日本代表と欧州代表との強化試合が行われ、トップチームに選出される。当該試合において先発登板を果たし、2回パーフェクト・4奪三振と好投を見せる[4]。投球練習の際には「プロ野球選手から色々なことを学びたい」と考え、埼玉西武ライオンズの隅田知一郎やオリックス・バファローズの宮城大弥から直接アドバイスをもらっている[5]。

大学3年生の春に右膝を故障[4]。その際に、力感のないフォームという投球スタイルを模索したが、2024年の春季リーグ、関西学院大学戦で腰の違和感を訴え緊急降板となり、腰骨挫傷の診断を受けた[4]。この故障により6月に大会を控えていた大学日本代表にも選出されなかった[6]。

2024年7月の紅白戦以降、打者に対して投球する機会がないまま、いわゆる“ぶっつけ本番″で臨んだ2024年秋季リーグの近畿大学戦において、9回3番手で登板、一死満塁のピンチを背負うも、セカンドフライと見逃し三振で試合を締めくくった[7]。投球内容は1回2被安打1与死球2奪三振[7]。なお、この日はスカウトによるスピードガンの計測で最高球速150 km/hを記録している[7]。

関西大学野球部時代(2024年撮影)

9月15日、秋季リーグの立命館大学戦において復帰後2戦連続の1回無失点の投球を見せ[8]、翌16日の立命館大学戦では8回から延長の10回までの回またぎによるピッチングを披露[9]。また、この試合で2023年秋からの自責点0連続イニング数を62に更新した[10]。そして10月22日に行われた最後の公式戦の関西学院大学戦では、2点差をつけられた8回に登板し三者凡退に抑え、2023年の秋から続く連続イニングの自責点ゼロを「72」に伸ばし、大学での登板を終えた[11]。

2024年10月24日に開催されたドラフト会議で中日ドラゴンズ、横浜DeNAベイスターズ、阪神タイガース、読売ジャイアンツ(巨人)のセントラル・リーグ4球団から1位指名され、抽選で中日が交渉権を獲得した[12][13]。12月4日、契約金1億円、年俸1600万円プラス出来高5000万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[14]。背番号は憧れの今永昇太がNPB在籍時に着用していた番号であり、自身の誕生日にもちなんだ21となった[15][注 1]。担当スカウトは山本将道[17]。

中日時代

2025年の春季キャンプは腰痛への配慮でスロー調整となり、二軍の読谷組に配置された[18]。一軍では5月5日に初登板を果たし、それから前半戦最終戦となる7月21日の対横浜DeNA戦(バンテリンドーム ナゴヤ)までに8試合で先発登板し、全試合で6イニング以上を投げた[19]。うち7試合でクオリティ・スタートを記録、防御率も2.41を記録したが、未勝利のまま4敗を喫していた[20]。10度目の先発登板となった同年8月7日の対阪神戦(バンテリンドーム ナゴヤ)で相手打線を8回3失点に抑え、ようやくプロ初勝利を挙げた[21]。

選手としての特徴

ストレートの最高球速は155km/hを記録しており[22]、変化球はスプリット、スライダー、チェンジアップ、カーブを投じる。いずれの球種も高い精度で操り、制球力も高い[23]。

人物

目標としている選手は今永昇太であり、「(今永選手のように)来るとわかっていても打てないような球を投げられる選手になりたい」と語っている[5]。

金丸の両親は息子のプロ初勝利を見届けるため、2025年6月2日までに息子が先発登板する試合は遠方で開催される試合も含め、毎試合有給休暇を利用して自宅のある神戸市から観戦に訪れていると報じられているが[24]、金丸は同年7月21日まで8度の先発機会がありながら勝利を挙げられず[20]、プロ初勝利は同年8月7日まで持ち越しとなった[21]。

詳細情報

年度別投手成績

年

度
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登

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先

発
完

投
完

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無
四
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利
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戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
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回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
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奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2025 中日 15150002600.25039596.28691913780036282.611.09
2026 252510051200.294663160.2 159 1634331461056522.911.20
通算:2年 404010071800.2801058257.12452553462241092802.801.16
  • 2026年度シーズン終了時

WBCでの投手成績

年

度
代

表
登

板
先

発
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
打

者
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球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
2026[25] 日本 1010062.000000500000.00

年度別守備成績

年
度
球
団
投手
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2025 中日 15218001.000
通算 15218001.000
  • 2025年度シーズン終了時

記録

初記録
投手記録
打撃記録

背番号

  • 21(2025年[15] - )

登場曲

代表歴

脚注

注釈

  1. ↑ 中日の背番号21は、金丸の入団当時は育成契約となっている岡田俊哉が支配下契約当時に着用していた背番号であり、支配下契約に戻った際のために空けられていたが、金丸が21を希望したことで岡田了承のもと金丸が着用することになった[16]。

出典

  1. ↑ 「中日、今季0勝だった甲子園 ドラフト1位・金丸夢斗、「僕からしたら本拠地と言っていいぐらい地元」ルーキーイヤーに白星を誓う」『中日スポーツ』2024年12月18日。2025年1月17日閲覧。
  2. ↑ 「中日 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2026年1月16日閲覧。
  3. ↑ 「金丸 夢斗(関西大)」『週刊ベースボールONLINE』。2024年11月2日閲覧。
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 萩原翔「関大・金丸夢斗が大学ラストシーズンへの思いを激白 プロ志望届を提出した最速154キロ左腕はただでは転ばない」『サンケイスポーツ』2024年9月3日。2024年9月12日閲覧。
  5. 1 2 「【ドラフト2024 突撃取材日記】その3「野球では絶対に負けたくない!世代No.1投手の夢」」『スカイA』2024年8月15日。2024年9月15日閲覧。
  6. ↑ 「阪神などがドラ1候補・関大の金丸夢斗は開幕戦登板せず 今後は「僅差のきびしい場面になるかも」」『日刊スポーツ』2024年9月7日。2024年9月13日閲覧。
  7. 1 2 3 塚本光「阪神ドラフト1位候補の関大・金丸夢斗が4カ月ぶり復帰登板「投げていくうちに良くなってきた」」『日刊スポーツ』2024年9月9日。2024年9月13日閲覧。
  8. ↑ 塚本光「ドラ1候補の関大・金丸夢斗が3人視察の阪神含むプロ3球団の前で9回に登板 2者連続三振締め」『日刊スポーツ』2024年9月15日。2024年9月16日閲覧。
  9. ↑ 中島麗「「死ぬ気で」関大の“奪三振製造機”金丸夢斗が連投&回またぎ解禁!志願の場面は3者連続奪三振」『日刊スポーツ』2024年9月16日。2024年9月17日閲覧。
  10. ↑ 「【大学野球】ドラ1候補の関大・金丸夢斗が62イニング連続自責ゼロ 復帰後初連投に「腰も何も問題はありません」」『スポーツ報知』2024年9月17日。2024年9月17日閲覧。
  11. ↑ 萩原翔「関大・金丸が圧倒72イニング連続自責点0締め No.1左腕争奪戦、24日運命のドラフト/関西学生」『サンケイスポーツ』2024年10月23日。2024年10月23日閲覧。
  12. ↑ 「【ドラフト】関大・金丸夢斗は中日が1位で交渉権獲得 アマ球界屈指の“ミスターゼロ”」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2024年10月24日。2024年11月2日閲覧。
  13. ↑ 「【全名簿】ドラフト 宗山塁は楽天 金丸夢斗は中日が交渉権獲得」『NHK』2024年10月25日。2024年11月2日閲覧。
  14. ↑ 「【中日】ドラフト1位左腕が仮契約「名前に“金”も入ってるし、好きな色」プロ仕様の“ゴールドグラブ”で1番目指す」『スポーツ報知』2024年12月5日。2025年1月16日閲覧。
  15. 1 2 「中日1位・金丸夢斗 背番号に込めた思い「ずっと今永投手に憧れて…それに、自分の誕生日も2月1日」21が似合うよう「結果で示していきたい」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年12月15日。2025年1月16日閲覧。
  16. ↑ 「中日・岡田俊哉、「この件については聞かれたら答えると決めていました」背番号21はルーキー・金丸に「監督、球団と話して先輩にも相談した」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年12月18日。2025年1月16日閲覧。
  17. ↑ 「中日、今秋ドラフト1位候補の関西大・金丸夢斗投手と面談 担当スカウト「和やかにお話ができました」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年10月5日。2025年1月16日閲覧。
  18. ↑ 「中日・井上監督「ファンの方も金丸目当て、というのがあるかもしれない。けれど…」2軍スタートの意図明かす」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年1月17日。2025年1月29日閲覧。
  19. ↑ 「中日・金丸夢斗、デビュー戦以来の本拠地マウンド「声援がすごくて力になりました」経験を糧に後半戦で待望の初勝利つかむ」『中日スポーツ』中日新聞社、2025年7月21日。オリジナルの2025年7月30日時点におけるアーカイブ。2025年7月30日閲覧。
  20. 1 2 「【中日】8試合中7試合でQS…金丸夢斗最長8回1失点も初勝利ならず「1点の重みもっと大事に」」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2025年7月21日。オリジナルの2025年7月31日時点におけるアーカイブ。2025年7月30日閲覧。
  21. 1 2 「ついに、ついに…中日1位ルーキー・金丸夢斗、プロ初勝利 10試合目登板、阪神打線を8回3失点に抑える 打線は8点の大量援護」『中日スポーツ』中日新聞社、2025年8月7日。オリジナルの2025年8月7日時点におけるアーカイブ。2025年8月7日閲覧。
  22. ↑ “【中日】広島から今季初勝利、自己最速155キロ出た金丸夢斗で連敗止める「たぶんここやから…」 - プロ野球”. nikkansports.com. 日刊スポーツ (2026年4月14日). 2026年5月6日閲覧。
  23. ↑ “【中日のドラ1指名・金丸夢斗ってどんな選手?】今ドラフト最高の投手は最速154キロのストレート、変化球、コントロールすべてが一級品”. THE DIGEST. 2025年3月30日閲覧。
  24. ↑ 「【中日】金丸夢斗、現地観戦の両親の休みがピンチ...次こそプロ初勝利届ける「有休がなくなっちゃう…」」『スポーツ報知』報知新聞社、2025年6月3日。オリジナルの2025年6月14日時点におけるアーカイブ。2025年6月14日閲覧。
  25. ↑ “2026 WBC Player Pitching Stats” (英語). MLB.com. 2026年5月9日閲覧。
  26. ↑ “中日 ドラフト1位 金丸夢斗 1軍初登板 6回を2失点も負け投手に | NHK”. NHKニュース (2025年5月5日). 2025年5月16日閲覧。
  27. ↑ “中日 ドラフト1位・金丸夢斗の初球152キロに本拠地どよめく プロ初先発で衝撃の1球 6回2失点、8奪三振で降板/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2025年5月16日). 2025年5月16日閲覧。
  28. ↑ 「【試合結果】阪神、中日・金丸にプロ初勝利献上 中川初アーチ、佐藤輝29号が空砲に…」『サンケイスポーツ』産経デジタル、2025年8月7日。オリジナルの2025年8月7日時点におけるアーカイブ。2025年8月7日閲覧。
  29. ↑ “中日・金丸夢斗、全力疾走でプロ初安打を奪取 記念のボールは三塁ベンチへ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2026年4月21日閲覧。
  30. 1 2 「選手登場曲:チームデータ - 中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト」『中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト』。オリジナルの2025年10月25日時点におけるアーカイブ。2026年5月2日閲覧。

関連項目

外部リンク