ブライト健太

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ブライト 健太(アドゥ ブライト 健太)
Kenta Bright
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都足立区[1]
生年月日 (1999-05-07) 1999年5月7日(27歳)
身長
体重
184 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2021年 ドラフト1位
初出場 2023年4月5日
最終出場 2026年4月19日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ブライト 健太(ブライト けんた、本名:アドゥ ブライト 健太[2]、英: Kenta Bright Ado、1999年5月7日 - )は、東京都足立区出身[1]の元プロ野球選手(外野手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

ガーナ人の父と日本人の母の間に生まれる[3]。 足立区立弘道第一小学校では柔道をしていたが、6年生のときに軟式野球を始める[1]。中学時代は、足立区立第十一中学校野球部と並行し軟式野球チームの「シニアクラーク」に所属[1]。

東京都立葛飾野高等学校へ進学し、一塁手のレギュラーに定着。高校時代の甲子園出場はなく、最高成績は東東京大会2回戦。3年春は大会直前に右足首靱帯を損傷したものの、日本大学第三高等学校戦ではベンチ入りし、コールド負け直前に代打として左足だけで内野安打を放った[4]。3年夏は初戦(2回戦)で立正大学付属立正高等学校に敗れた[5]。

高校卒業後、上武大学に進学。1学年上に古川裕大、吉野光樹、佐藤蓮がいた[6][7]。3年秋までは控えだったが、4年春のリーグ戦から外野手のレギュラーに定着。打率.383、3本塁打、12打点の成績を記録し、最高殊勲選手賞を受賞した[3][1]。2021年6月に行われた全日本大学野球選手権大会では2本塁打を記録し、チームのベスト4進出に貢献した[8][1]。2021年9月24日、プロ志望届を提出[9]。

2021年10月11日のドラフト会議にて、中日ドラゴンズから単独1位指名を受ける。同年12月7日、契約金1億円、年俸1600万円で契約合意した(金額は推定)[10]。担当スカウトは正津英志[11]。背番号は42[12]。これは、自身が憧れるジャッキー・ロビンソンの背番号にちなむ[13]。

中日時代

2022年は、春季キャンプ中の2月に左手首の違和感、3月に右肩痛、4月に左足の肉離れを起こすなど故障が相次ぐ[14][15][16]。一軍出場はなく、二軍では46試合の出場で打率.211、3本塁打、10打点の成績だった[17]。8月1日、鵜飼航丞の代替選手として「野球伝来150年 プロアマ記念試合」のU23NPB選抜に選出された[18]。11月20日、200万円減となる推定年俸1400万円で契約を更改した[17]。

2023年は、2月の二軍キャンプにおける練習試合で2試合連続2本塁打を放つなどして[19]自身初となる開幕一軍を手にする[20]。4月27日の広島戦(マツダ)でプロ初安打を放つも[21]、5月1日に登録抹消[22]。5月27日に一軍に再合流すると[23]、5月30日の福岡ソフトバンクホークス戦(PayPayドーム)でプロ初打点を挙げる[24]。7月開催のフレッシュオールスターゲームへ出場予定だったが、左手骨挫傷で辞退[25]。9月に再度復帰し[26]、最終的に一軍で33試合に出場し打率.241、4打点の成績を残す。オフとなる11月19日、50万円減の年俸1350万円で契約を更改した(金額は推定)[27]。

2024年、8月24日の読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)において、7回に代打で登場すると、井上温大からプロ初本塁打を記録した[28]。この年は一軍で年間打率.239の成績だったものの、代打では30打席で打率.320、2本塁打、3打点、出塁率.433と好成績を残し、本塁打と打点を全て代打で記録した[29]。オフとなる11月14日に現状維持となる推定年俸1350万円で契約を更改した。また、中田翔の自主トレに参加することも明かした[30]。

2025年、主に代打として出場し、8月には月間打率.405を記録した[31]。9月13日、右肩を負傷し登録を抹消された[32]。最終的に自己最多となる83試合に出場し、打率.259、3本塁打、20打点を記録[33]。11月8日、850万円増となる推定年俸2200万円で契約を更改した[33]。

2026年は4月1日に出場選手登録された[34]が、4試合に出場し打率.077という成績で同7日に登録抹消[35]。その後同月19日にも一軍昇格したが1試合の出場のみで再度抹消された[36]。同年の出場はこの5試合のみに終わり、再抹消後は二軍での試合出場もなかった[37]。9月30日に球団から戦力外通告が発表された[38]。10月15日に自身のInstagramを更新し、現役引退を発表した。キャンプから心身の不調を抱えており、うつ病と診断されて、4月22日から休養に入っていたことも併せて公表した[39]。

選手としての特徴

50m走5.8秒の俊足、遠投100mの強肩に加え、高校通算38本塁打の長打力を兼ね備えた大型選手[40]。

人物

NPB登録名は「ブライト 健太」であるが、本名は名前の最初に英語で「騒ぎ」を意味する「アドゥ」がついており[2]、ドラフト指名時点では「アドゥ ブライト 健太」と表記されていた[41]。

実家では日本語と英語が入り交じった会話であるため、両方を聴き取ることができる。しかし、英語を話すことはできない[4]。

高校進学の際に地元から離れた野球の強豪校を選ばず、都立高校に進学した。その理由を「地元と仲間が好きで、足立区から出るという考えにならなかったこと」および「肩を痛めていたこと」とし、「当時は野球をやめることも考えており、特待生の話を断っていた」と明かしている[1]。

ドラフト1巡目指名されたアフリカ系選手としては、2015年のオコエ瑠偉に次ぐ史上2人目となり、セ・リーグでは初。

目標とする選手は塩見泰隆[42]。

2023年12月18日、大学4年から交際していた高校の同級生と同年6月5日に結婚していたことを発表した[43]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2023 中日 3368586140201842030611200.241.323.310.633
2024 3551463110021730000500160.239.314.370.683
2025 8315713917361023592002201303403.259.335.424.760
2026 515140100010000010071.071.133.071.204
通算:4年 15629125726621045952722502514834.241.318.370.688

年度別守備成績

年
度
球
団
外野
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2023 中日 14241001.000
2024 870001.000
2025 34453001.000
2026 440001.000
通算 60804001.000

記録

初記録

背番号

  • 42(2022年[12] - 2026年)

登場曲

代表歴

  • U-23 NPB選抜 対 大学・社会人選抜:NPB代表

脚注

  1. 1 2 3 4 5 6 7 「新春特別インタビュー「一日一歩」アドゥ ブライト 健太選手」『足立区』2022年1月1日。2023年12月18日閲覧。
  2. 1 2 「上武大は「アドゥ」が起こした“騒ぎ”で4強進出 ブライト健太2号にスカウト「人気が出てしまう」」『スポニチ Sponichi Annex』2021年6月10日。2021年9月28日閲覧。
  3. 1 2 「MVPを獲得した上武大・ブライト健太 ガーナ人の父を持つ長距離砲の歩みは「リアルドカベン」」『スポニチ Sponichi Annex』2021年5月22日。2021年9月28日閲覧。
  4. 1 2 「中日1位・ブライト健太 愛読書は「第二の父」から渡された伊坂幸太郎の小説」『日刊ゲンダイDIGITAL』日刊現代、2021年11月21日、2頁。2024年8月18日閲覧。
  5. ↑ 「葛飾野・ブライト健太は適時打も敗退/東東京 - 高校野球」『日刊スポーツ』2017年7月10日。2021年9月28日閲覧。
  6. ↑ 「野球 - 上武大のブライト健太、1年間の取り組みが実り打撃開花」『4years.』2021年7月10日。2024年7月20日閲覧。
  7. ↑ 「【ドラフト】トヨタ自動車・吉野光樹がDeNAから2位指名、1年後輩の村上宗隆との対戦熱望」『日刊スポーツ』2022年10月20日。2025年3月9日閲覧。
  8. ↑ 「プロ注目のブライト攻守で存在感 中日スカウトは「球の見極めや内角打つ技術ある。打球への反応もいい」【全日本大学野球】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年6月12日。2021年9月28日閲覧。
  9. ↑ 「ガーナ人の父を持つ大砲候補 上武大ブライト健太らプロ志望届」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年9月24日。2021年9月28日閲覧。
  10. ↑ 「中日1位ブライト健太が仮契約「打点王取りたい」中村紀洋コーチの助言熱望」『日刊スポーツ』2021年12月7日。2021年12月17日閲覧。
  11. ↑ 「中日ドラ1・ブライト健太「打点王が目標」 ドラフト会議入場パス首にかけ「すごく重みある」」『スポニチアネックス』2021年10月21日。2022年12月17日閲覧。
  12. 1 2 「中日D1位・ブライト健太の背番号は「42」 J・ロビンソンの永久欠番と同じ」『サンケイスポーツ』2021年12月17日。2021年12月17日閲覧。
  13. ↑ 「差別的視線に悩んだ中日1位ブライト健太「何で自分だけ違うんだろう」黒人初MLB選手の『42』誇りとともに背負う」『中日スポーツ』2021年12月10日。2021年12月17日閲覧。
  14. ↑ 「【中日】左手首痛のブライト健太がフリー打撃再開「痛みも感じることなくスイングできた」」『スポーツ報知』2023年2月15日。2023年12月30日閲覧。
  15. ↑ 「中日ドラ1・ブライト健太、2カ月ぶりに2軍で実戦復帰「やっとスタートラインに立てた」【中日2軍】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年5月31日。2023年12月30日閲覧。
  16. ↑ 「【球界ここだけの話(2965)】〝ノリ打法〟を結果につなげた中日・ブライド健太は清原和博氏も期待大」『サンケイスポーツ』2023年2月20日。2023年12月30日閲覧。
  17. 1 2 「【中日】ブライト健太が200万円減の1400万円でサイン「ケガが多いのはプロ失格」相次ぐ故障を猛省」『スポーツ報知』2022年11月20日。2022年12月17日閲覧。
  18. ↑ 「中日ブライト健太、プロアマ記念試合出場へ 鵜飼航丞が負傷で辞退 8・1開催」『日刊スポーツ』2022年7月19日。2022年11月11日閲覧。
  19. ↑ 「【中日】ブライト健太が2戦連続2発と大暴れ 21日の1軍戦にも招集決定「やっとスタートライン」」『スポーツ報知』2023年2月20日。2023年12月30日閲覧。
  20. ↑ 「【中日】ブライト健太が初の開幕1軍 ルーキーでは福永裕基が唯一のメンバー入り」『中日スポーツ』2023年3月30日。2023年12月30日閲覧。
  21. ↑ 「【立浪監督語録】清水の復帰見通しはわからない。谷元が来ると思います。」『中日スポーツ』2023年4月27日。2023年12月30日閲覧。
  22. ↑ 「出場選手登録および登録抹消」『NPB.jp 日本野球機構』2023年5月1日。2023年12月30日閲覧。
  23. ↑ 「出場選手登録および登録抹消」『NPB.jp 日本野球機構』2023年5月27日。2023年12月30日閲覧。
  24. ↑ 「ブライト健太、プロ2安打目が初適時打 ソフトバンク・大関の変化球捉える【中日】」『中日スポーツ』2023年5月30日。2023年12月30日閲覧。
  25. ↑ 「【中日】ブライト健太が左手骨挫傷でフレッシュ球宴辞退、山浅龍之介が代替で出場」『日刊スポーツ』2023年7月17日。2023年12月30日閲覧。
  26. ↑ 「出場選手登録および登録抹消」『NPB.jp 日本野球機構』2023年9月8日。2023年12月30日閲覧。
  27. ↑ 「中日・ブライトは50万円減の年俸1350万円で契約更改 来季は「打率を残しつつ長打を打てるように」」『スポーツニッポン』2023年11月19日。2023年12月30日閲覧。
  28. ↑ 「中日・ブライト健太、プロ3年目の初ホームラン! 代打で登場し左翼席へ一閃」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年8月24日。2024年9月15日閲覧。
  29. ↑ 「セ・リーグの代打成績、“打率トップ”は中日期待の若手だった…最も起用されたのは阪神・糸原、チーム打率1位はヤクルト」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年10月21日。2025年5月5日閲覧。
  30. ↑ 「中日・ブライト健太、現状維持で更改 年明けには中田翔の自主トレ参加「めっちゃきついぞと言われました」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年11月14日。2025年5月5日閲覧。
  31. ↑ 「中日に"嬉しい悩み"「今すぐDH導入を!」 4年目ドラ1の覚醒で「なんとかならんのか?」」『Full-Count』2025年8月31日。2026年5月2日閲覧。
  32. ↑ 「中日・ブライト健太、右肩痛で登録抹消、井上監督が明かす「『大丈夫です』と言うけど、ごまかされへんで、と」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年9月13日。2026年5月2日閲覧。
  33. 1 2 「中日・ブライト健太、850万円増の2200万円でサイン 「ほぼ代打でしか出てないので、すごく評価して頂いた」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年11月8日。2026年5月2日閲覧。
  34. ↑ 「【中日】プロ初登板ドラ1中西聖輝とブライト健太が出場選手登録、石伊雄太と石川昂弥が抹消」『日刊スポーツ』2026年4月1日。2026年9月30日閲覧。
  35. ↑ 「【中日】3選手を入れ替え 守護神・松山晋也&ボスラーを昇格 打率.077のブライト健太を抹消」『日テレNEWS NNN』2026年4月7日。2026年9月30日閲覧。
  36. ↑ 「中日・ブライト健太が登録抹消 福永の脳振とう特例で昇格、今季5試合で打率0割7分1厘」『中日スポーツ』2026年4月22日。2026年9月30日閲覧。
  37. ↑ 「ブライト 健太 - 中日ドラゴンズ - プロ野球」『スポーツナビ』。2026年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年10月1日閲覧。
  38. ↑ 「【中日】21年のドラ1・ブライト健太が戦力外 今季は5試合出場 23年ドラ3・辻本倫太郎も」『東スポ WEB』2026年9月30日。2026年9月30日閲覧。
  39. ↑ 「ブライト健太、現役引退を発表 うつ病も告白「戦ったのですが…」…4月から休養、中日戦力外に」『Full-Count』2026年10月15日。2026年10月15日閲覧。
  40. ↑ 「ブライト健太」『週刊ベースボールONLINE』。2021年9月28日閲覧。
  41. ↑ 「中日ドラゴンズ | 2021年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」『NPB.jp 日本野球機構』。2025年3月9日閲覧。
  42. ↑ 「【中日】教育L12試合で8盗塁!ブライト健太“2年目の逆襲”へ俊足発揮「サインない。もっと走れる」」『中日スポーツ』2022年10月27日。2022年11月11日閲覧。
  43. ↑ 「【中日】ブライト健太、今年6月に入籍していたことを発表 「仕事にも理解があり優しい」」『日刊スポーツ』2023年12月18日。2023年12月18日閲覧。
  44. ↑ 「中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト - 選手登場曲」『中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト』2023年8月22日。オリジナルの2023年11月21日時点におけるアーカイブ。2026年5月2日閲覧。
  45. ↑ 「選手登場曲:チームデータ - 中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト」『中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト』。オリジナルの2024年10月12日時点におけるアーカイブ。2026年5月2日閲覧。
  46. ↑ 「選手登場曲:チームデータ - 中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト」『中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト』。オリジナルの2025年10月25日時点におけるアーカイブ。2026年5月2日閲覧。

関連項目

外部リンク