吉田聖弥

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吉田 聖弥
中日ドラゴンズ #47
2025年6月20日、ナゴヤ球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 佐賀県東松浦郡相知町(現:唐津市)[1][2]
生年月日 (2002-05-23) 2002年5月23日(24歳)
身長
体重
177 cm
81 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2024年 ドラフト2位
初出場 2025年8月12日
年俸 1150万円(2026年)[3]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

吉田 聖弥(よしだ せいや、2002年5月23日 - )は、佐賀県東松浦郡相知町(現:唐津市)[1][2][4]出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。中日ドラゴンズ所属。

経歴

プロ入り前

佐賀県唐津市出身。小学3年生のときに相知レインボーで野球を始め、相知中学校時代に投手に転向[4]。

伊万里農林高校では、当時身長170 cm、体重60 kgの細身ながらエースであった[5]。高校3年生の夏の大会は伊万里実業高校、伊万里商業高校との連合チームで登板したが、初戦でコールド負けを喫した[2][5]。なお、伊万里農林高校は吉田の代の卒業をもって、翌3月31日で閉校となった。

高校監督の野崎政人の息子である野崎大地が在籍する西濃運輸硬式野球部の練習に参加し、入団[2]。当時1年目で近江高校のエースの林優樹に惹かれ、一緒に野球がしたいと話した[2]。西濃運輸3年目の2023年までは年間を通しての登板はなく、退部を考えていたが、コーチの堀田晃の激励でチームに残ることとなり[4]、練習後に堀田と1対1での練習を毎日1時間行った[2]。同年11月の日本選手権初戦の先発を任されるも、1回1/3で降板となるも、準々決勝のHonda戦では4回1/3を1失点の好投を見せた[4]。4年目の2024年は春の第95回都市対抗予選で4戦で合計27投球回を投げて無失点、32奪三振を記録した[2][6]。本大会の1回戦、JR東日本戦で7回表に2点を奪われ、なおもピンチの場面となるも続投となり、以降無失点に抑えた[7]。2回戦、北海道ガス戦にも先発し、5回1失点でチームは8回コールド勝ちした[7]。準決勝、JR東日本東北戦においても先発するも、6回1/3を投げ、1本塁打を含む8安打5失点を喫してチームは4-8で敗戦したが、吉田の活躍もあり西濃運輸は都市対抗ベスト4となった[7][8]。

2024年10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議において、中日ドラゴンズから2位指名を受けた[1]。11月14日、契約金7000万円、年俸1200万円で入団に合意(金額は推定)[9]。背番号は憧れの杉内俊哉が着用していた47となった[10]。担当スカウトは清水昭信[11]。

中日時代

2025年は開幕から二軍生活が続いた。二軍では主に先発投手として登板。13試合に登板(うち、先発登板は11試合)して3勝4敗、防御率4.30という成績を残し、8月6日に初めて一軍昇格を果たす[12]。同12日の読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)にてプロ初登板。1回1失点という結果だった。その後はロングリリーフ要員として一軍に帯同していたが、9月9日の東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)で救援登板するも3回途中3失点でプロ初敗戦を喫すると、11日に登録抹消となった。ここまで5試合の登板にとどまり、防御率5.00という成績だった[13][14]。結局、以降は再昇格がないままシーズンを終え、オフに50万円減の推定年俸1150万円で契約を更改した。また、契約更改では先発投手への強い思いを明かした[15]。

2026年も開幕二軍スタート。二軍投手コーチを務めていた田島慎二や高山郁夫の助言もあり、開幕早々に中継ぎに転向[16]。先発1試合を含め4試合に登板して防御率4.66という成績だったが、4月12日に一軍昇格[17]。昇格後は10試合連続無失点を記録するなど好調で、三振も多く奪っていた。当時の中日は、守護神の松山晋也以外の救援投手が揃って状態が上がっておらず、セットアッパーがなかなか固定できていなかった事情もあり、監督の井上一樹よりセットアッパーに任命された。しかし、11試合目の登板となった5月23日の広島東洋カープ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)で同年初失点となる逆転打を浴び、敗戦投手となった[18][19]。ただ、以降は大きく崩れることはなく、防御率は0点台に突入するなど徐々に投球に安定感が増し、8回のセットアッパーに定着した[16]。7月24日の横浜DeNAベイスターズ戦では1-2の9回に登板。満塁のピンチを招くも無失点に抑えると、直後にチームが逆転しサヨナラ勝ちを決めたため、プロ初勝利を記録した[20]。7月は8試合の登板で防御率3.86、8月は11試合の登板で防御率5.40と調子を落とし始める[21]。

選手としての特徴

直球は最高球速152km/hを記録し[8][6][22]、そのホップ成分は一般的な平均が45cm前後なのに対し、60cm付近を記録する[16]。投球スタイルは自身で「まっすぐとチェンジアップのコンビネーションが僕の生命線」と表現している[2]。特にチェンジアップは、「直球に見える」「腕を振っているのにボールが来ていない」などと評されている[2]。

2026年の春季キャンプ直後からは、中日の先輩左腕である大野雄大の投球フォームを参考にした投球フォームを取り入れている[16]。

50m走は6秒8、遠投は115m[4]。

人物

小学2年生のときに祖父と観戦した試合において、同じ左腕の杉内俊哉がかっこいいと感じて憧れを持ち[6]、目指す投手は杉内としている[23]。中日入団時の背番号47も杉内にちなんでいる[10]。

母親が美容師であることもあって特技は散髪。社会人時代はチームメイトの調髪を請け負いバーバー吉田と呼ばれていた[24]。また、入団1年目は自身のロングヘアーをトレードマークとしていたが、2年目からは散髪している[25]。

詳細情報

年度別投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2025 中日 500000100.000409.0101500300655.001.67
2026 52000014027.20020348.02713142500113132.441.21
通算:2年 57000015027.16724357.03723642530119182.841.28
  • 2026年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
投手
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2025 中日 50000----
通算 50000----
  • 2025年度シーズン終了時

表彰

記録

初記録
投手記録
打者記録
  • 初打席:2025年8月28日、対東京ヤクルトスワローズ19回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)5回裏に吉村貢司郎から遊ゴロ

背番号

  • 47(2025年[10] - )

代表歴

脚注

注釈

出典

  1. 1 2 3 「【速報】吉田聖弥投手(西濃運輸、唐津市出身)が中日ドラゴンズから2位指名 唐津市出身 プロ野球ドラフト会議」『佐賀新聞』2024年10月24日。2024年10月25日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 「【ドラフト吉報待つ】高3夏初戦敗退→ドラフト候補の高卒4年目左腕、西濃運輸・吉田聖弥に迫る」『日刊スポーツ』2024年10月23日。2024年10月25日閲覧。
  3. ↑ 「中日 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2026年1月16日閲覧。
  4. 1 2 3 4 5 「ドラフト会議直前【逸材ファイル】西濃運輸・吉田聖弥 投球スタイル変えて急成長」『スポニチ Sponichi Annex』2024年10月23日。2024年10月25日閲覧。
  5. 1 2 「【ドラフト】西濃運輸・吉田聖弥は中日が2位指名 落ちないチェンジアップが売りの左腕」『日刊スポーツ』2024年10月24日。2024年10月26日閲覧。
  6. 1 2 3 「【中日のドラ2指名・吉田聖弥ってどんな選手?】故障禍で一時は引退も考えたが……挫折から劇的な成長を遂げた“杉内2世”」『THE DIGEST』2024年10月24日。2024年10月26日閲覧。
  7. 1 2 3 「西濃運輸が8年ぶり4強で見えた頂点 プロ注目左腕・吉田聖弥が快投」『週刊ベースボールONLINE』2024年8月23日。2024年10月25日閲覧。
  8. 1 2 「【都市対抗野球】西濃運輸のプロ注目152キロ左腕・吉田聖弥7回途中5失点で散る「悔しい」」『日刊スポーツ』2024年7月29日。2024年10月25日閲覧。
  9. ↑ 「【中日】ドラ2吉田聖弥「沢村賞」契約金7000万円&年俸1200万円で仮契約」『日刊スポーツ』2024年11月14日。2025年1月16日閲覧。
  10. 1 2 3 「【中日】今永&杉内2世だ!ドラ1金丸夢斗「21」ドラ2吉田聖弥「47」W左腕の背番号決定」『日刊スポーツ』2024年12月14日。2025年1月16日閲覧。
  11. ↑ 「唐津市出身の吉田聖弥投手 中日から指名あいさつ受ける」『NHK』2024年11月5日。2025年1月16日閲覧。
  12. ↑ 「【中日】ドラ2吉田聖弥が初1軍昇格、2軍では主に先発で3勝4敗 中継ぎや谷間の先発か」『日刊スポーツ』2025年8月6日。2026年7月25日閲覧。
  13. ↑ 「中日・吉田聖弥、出場登録を抹消 9日ヤクルト戦で逆転許しプロ初黒星」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年9月11日。2026年7月25日閲覧。
  14. ↑ 「「あきらめていない」中日・吉田聖弥、抹消も今シーズン中の再昇格誓う 9日ヤクルト戦で2番手登板しプロ初黒星」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年9月11日。2026年7月25日閲覧。
  15. ↑ 「【中日】24年ドラ2吉田聖弥は50万減の1150万円 新人入って「うかうかしていられない」」『日刊スポーツ』2025年11月28日。2026年7月25日閲覧。
  16. 1 2 3 4 「中日「8回の男」吉田聖弥、好調支える球速とホップ成分 コーチの助言と沢村賞左腕の動画で新人王へまい進」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2026年7月13日。2026年7月25日閲覧。
  17. ↑ 「【中日】吉田聖弥が今季初昇格 2年目の23歳左腕」『日テレNEWS NNN』2026年4月12日。2026年7月25日閲覧。
  18. ↑ 「【中日】吉田聖弥が今季初失点でほろ苦バースデー黒星「当分セ・リーグとは当たらない」井上監督」『日刊スポーツ』2026年5月23日。2026年7月25日閲覧。
  19. ↑ 「中日・吉田聖弥「悔しい」今季初失点 広島・坂倉に真っ向勝負で痛恨打「怖さを知らない自分がいた」 落合コーディネーターはさらなる奮起促す」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2026年5月23日。2026年7月25日閲覧。
  20. ↑ 「中日・吉田聖弥、”勝ち運”なしも「期待しちゃいました」9回2死満塁のピンチ斬りの直後に逆転サヨナラでプロ初勝利の歓喜」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2026年7月25日。2026年7月25日閲覧。
  21. ↑ 柴田雅人「中日24歳に「こんなブチギレ初めて見た」「物に当たるのは良くない」…巨人戦終盤に見せた振る舞いにファン騒然」『スポーティングニュース』2026年9月11日。2026年9月11日閲覧。
  22. ↑ 「スポーツ速報 プロ野球 ドラフト情報」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』。2025年1月17日閲覧。
  23. ↑ 「ソフトバンク“杉内2世”吉田狙う!!「生意気なチェンジアップ」が魅力の西濃運輸左腕をリストアップ」『スポニチ Sponichi Annex』2024年10月20日。2024年10月26日閲覧。
  24. ↑ 「ドラフト指名の社会人No.1&高校No.1左腕 吉田聖弥投手と高橋幸佑投手の意外な共通点とその急成長に迫る!」『CBC web』2024年11月18日。2025年4月23日閲覧。
  25. ↑ 佐瀬百合子「【とっておきメモ】中日吉田聖弥がロングヘアばっさりで初勝利「邪気を払ったっていうのが一番」」『日刊スポーツ』2026年7月24日。2026年7月25日閲覧。
  26. ↑ 「中日・2位ルーキー・吉田聖弥がプロ初登板、1イニング2安打1失点、追加点を許すもキャベッジを併殺で仕留め最少失点にとどめる」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年8月12日。2025年8月12日閲覧。
  27. ↑ 「【中日】2年目吉田聖弥プロ初勝利!劇的サヨナラで借金18に減らす 先発柳裕也は5回2失点」『日刊スポーツ』2026年7月24日。2026年7月24日閲覧。

関連項目

外部リンク