土田龍空

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土田 龍空
中日ドラゴンズ #45
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 滋賀県坂田郡米原町(現:米原市)
生年月日 (2002-12-30) 2002年12月30日(22歳)
身長
体重
180 cm
77 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 遊撃手、二塁手
プロ入り 2020年 ドラフト3位
初出場 2021年9月4日
年俸 1520万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

土田 龍空(つちだ りゅうく、2002年12月30日 - )は、滋賀県坂田郡米原町(現:米原市)出身[2]のプロ野球選手(内野手)。右投左打。中日ドラゴンズ所属。

経歴

プロ入り前

米原市立米原小学校2年時に米原野球スポーツ少年団で野球を始めた[3]。米原市立米原中学校時代は、硬式の湖北ボーイズに所属[4]。

近江高等学校では、1年時から遊撃手のレギュラーを掴み、第100回全国高等学校野球選手権記念大会に出場[5]。準々決勝で吉田輝星擁する金足農業高等学校に敗れた。2年生の夏には、第101回全国高等学校野球選手権大会に出場。初戦でチーム全体で6失策、土田自身も2失策と精彩を欠き、東海大学附属相模高等学校に敗れる[6]。秋の滋賀大会を制覇し、近畿大会の初戦では3安打と気を吐いたが初戦敗退を喫した。3年時は主将を務め[7]、8月に開催されたプロ志望高校生合同練習会では、シート打撃で加藤翼から安打性のピッチャーライナーを打つなどアピールした[8]。

2020年のプロ野球ドラフト会議で中日ドラゴンズから3位指名を受けた[9]。11月22日に契約金4500万円、年俸600万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[10]。背番号は45[11]。

中日時代

2021年は二軍で経験を積んだのち、9月3日に初の一軍昇格。昇格時点で82試合に出場。打率.238、1本塁打、22打点、9盗塁の成績を残していた[12]。一軍では最終的に9試合に出場し、打率.400、2打点を記録[13]。オフに、50万円増となる推定年俸650万円で契約を更改した[13]。

2022年は4月末の一軍に昇格。その後は二軍降格となったが、7月に入り京田陽太の不振で再び一軍に復帰。オールスターゲーム前から先発に定着し、7月31日の広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)では、6-4で迎えた9回裏の二死二・三塁の場面で、秋山翔吾のセンター前に抜けようかという打球を好捕(記録は内野安打)。1点を返され6-5となったものの、その後ライデル・マルティネスが坂倉将吾を投ゴロに打ち取り、接戦をモノにする原動力となり、試合後には立浪和義監督から絶賛された[14]。8月19日の対東京ヤクルトスワローズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、同点で迎えた9回裏無死満塁の場面で清水昇から右前へ自身初のサヨナラ安打を放った[15][注 1]。最終的にこのシーズンは遊撃手としてチーム最多の59試合に出場し[17]、打撃でも打率.248という成績を残した。オフに、700万増となる推定年俸1350万円で契約を更改した[18]。

2023年は、春季キャンプ前に菊池涼介らとの自主トレーニングへ初めて参加した[19][20]。また、「『龍』をもっと強調したかった」としてこのシーズンから登録名を名前のみの龍空(りゅうく)に変更した[21][22]。4月8日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)では、ロバート・ガゼルマンからプロ初本塁打を放ち、これが2023年シーズンにおける球団第1号となった[23]。最終的に自己最多の114試合に出場したものの、打率が.187に留まるなど打撃不振に苦しんだ。シーズン終盤には二塁手としての出場が増えた。オフに550万円アップの推定年俸1900万円で契約を更改した[24]。

2024年は、3月16日に右膝の関節炎と診断され開幕前から状態を確認しながらの調整を続け[25]、6月25日に故障で離脱した村松開人と入れ替わる形で一軍に昇格する[26]。7月9日の横浜戦でシーズン初安打となる二塁打を放つが、同日夜に体調不良を訴え、翌10日にNPB感染症特例で一時登録を外れたが[27]、復帰後の8月15日に再び登録抹消となった[28]。同年は17試合出場、打率.159にとどまった[29]。11月9日、380万円減となる推定年俸1520万円で契約を更改した[29]。12月16日、登録名を入団時の「土田 龍空」に戻すことが発表された[30]。

選手としての特徴

非凡な打撃センスと高い守備力が光る内野手[31]。

高校通算30本塁打[32]、高校通算打率は4割を超える[33]。50メートル走6秒0[34]。

守備範囲が非常に広く、2023年には守備での貢献度を表すUZRで12球団の遊撃手トップの数値を出した[35]。その守備力は現役時代名手として鳴らした荒木雅博も「入団時の自分の20倍上手い」と絶賛するほどである[36]。

人物

理想の選手に大谷翔平、中日での憧れの選手に京田陽太(砂田毅樹とのトレードで横浜DeNAベイスターズへ移籍)を挙げており、プロで対戦したい選手には、ボーイズ時代の先輩である読売ジャイアンツの横川凱を挙げている[37]。

京田陽太とはプライベートでも仲が良く、京田がDeNAへトレード移籍する際は「寂しい気持ちはある。同じ遊撃のポジションで少しでも追いつけるようにしたい」「いずれはゴールデングラブ賞を取りたい。京田さんを抜きたい」と語った[38][39]。

中学時は陸上競技部にも所属し、走り高跳びで県大会6位に入賞した経験がある[33]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2021 中日 9750210032000020020.400.571.6001.171
2022 62229210155271061123262734437.248.283.290.573
2023 11430427316513216118211221522595.187.233.223.456
2024 17454417100821000100110.159.178.182.360
通算:4年 2025855323211215311333463184255611512.211.252.250.502
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
二塁三塁遊撃
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2021 中日 82320.71410000-----
2022 355021.000-5986165534.980
2023 193233071.000-96124232845.978
2024 366011.000-142129091.000
通算 334547210.97910000----1692314261388.981
  • 2024年度シーズン終了時

記録

初記録
  • 初出場:2021年9月4日、対横浜DeNAベイスターズ17回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、9回表に堂上直倫に代わり二塁手で出場
  • 初打席:2021年9月5日、対横浜DeNAベイスターズ18回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、6回裏に今永昇太から二直
  • 初安打:2021年9月9日、対広島東洋カープ20回戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)、9回表に菊池保則から左前安打
  • 初打点:2021年9月10日、対読売ジャイアンツ21回戦(東京ドーム)、9回表に大江竜聖から右翼線2点適時二塁打
  • 初先発出場:2021年9月12日、対東京ヤクルトスワローズ17回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、「8番・二塁手」で先発出場
  • 初盗塁:2022年8月14日、対阪神タイガース20回戦(京セラドーム大阪)、9回表に二盗(投手:岩崎優、捕手:梅野隆太郎)※三塁走者・三好大倫と重盗
  • 初本塁打:2023年4月8日、対横浜DeNAベイスターズ1回戦(横浜スタジアム)、5回表にロバート・ガゼルマンから左越ソロ[40][23]

背番号

  • 45(2021年[11] - )

登録名

  • 土田 龍空(つちだ りゅうく、2021年 - 2022年、2025年[30] - )
  • 龍空(りゅうく、2023年[21][22] - 2024年)

登場曲

脚注

注釈

  1. ↑ 10代の選手のサヨナラ安打は、球団では岡嶋博治が記録して以来68年ぶりであった[16]。

出典

  1. ↑ 「中日 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月10日閲覧。
  2. ↑ 「「トリプルスリー目指す」 中日3位指名の土田選手、米原で抱負」『中日新聞』2020年11月15日。2020年12月27日閲覧。
  3. ↑ 「近江高校一家で育った世代屈指の遊撃手 「ボールが友達」だった土田龍空の幼少期」『スポーツナビ』2020年7月22日。2020年12月15日閲覧。
  4. ↑ 「15期生土田龍空ドラフト指名」『湖北ボーイズ』。2020年12月15日閲覧。
  5. ↑ 「「プロで長く活躍したい」 中日3位指名・土田龍空選手が仮契約」『中日新聞Web』2020年11月23日。2020年12月15日閲覧。
  6. ↑ 「滋賀大会5試合で無失策の近江に「甲子園の魔物」 6失策で自滅」『毎日新聞』2019年8月11日。2020年12月15日閲覧。
  7. ↑ 土田龍空(インタビュアー:馬場遼)「第1191回 世代屈指の遊撃手・土田龍空(近江)。社会人の練習参加、意識改革で守備のレベルは急上昇【前編】」『高校野球ドットコム』、1頁、2020年7月1日。2020年12月16日閲覧。
  8. ↑ 「【合同練習会】近江・土田龍空が攻守に手応え「アピールできた」」『スポーツ報知』2020年8月30日。2021年1月20日閲覧。
  9. ↑ 「中日、近江・土田龍空内野手を3位指名 プロ顔負けの華麗な守備 高校通算30発のパンチ力も」『スポーツニッポン』スポニチアネックス、2020年10月20日。2020年12月15日閲覧。
  10. ↑ 「中日3位土田が仮契約、守備の高みへ立浪教室心待ち」『日刊スポーツ』2020年11月22日。2020年12月16日閲覧。
  11. 1 2 「中日が新入団9選手の背番号を発表、1位の高橋宏は『19』、2位の森は『28』、3位の土田は『45』」『中日スポーツ』2020年12月11日。2020年12月16日閲覧。
  12. ↑ 「中日ドラ3土田龍空が初の1軍昇格「本当にうれしい」 野手では一番乗り」『日刊スポーツ』2021年9月3日。2021年9月3日閲覧。
  13. 1 2 「【中日】ルーキー18歳土田龍空「悔しい思いもした」50万円増にも反省」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年11月11日。2021年12月26日閲覧。
  14. ↑ 「【中日】土田龍空がスライディングキャッチで同点を阻止 立浪監督も「あのプレーは大きかった」と称賛」『中日スポーツ』2022年7月31日。2022年8月2日閲覧。
  15. ↑ 「【中日】土田龍空がプロ初のサヨナラ打! 直前で2度の申告敬遠の重圧に勝ち立浪監督に“誕生日星”プレゼント」『スポーツ報知』2022年8月19日。2022年11月11日閲覧。
  16. ↑ 「【中日】19歳土田龍空「誕生日の立浪監督を男に」プロ初サヨナラ打“10代”は球団68年ぶり」『日刊スポーツ』2022年8月20日。2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  17. ↑ 「キューバ史上最高の遊撃手が中日の土田龍空にお墨付き「伸びてくる選手だと思う」」『中日スポーツ』2022年11月1日。2022年11月11日閲覧。
  18. ↑ 「【中日】土田龍空、年俸650万円から700万円アップ1350万円で更改 チームトップ遊撃スタメン57試合出場」『中日スポーツ』2022年11月20日。2023年1月11日閲覧。
  19. ↑ 「【中日】土田龍空が広島・菊池涼の自主トレ参加 球界屈指の名手への入門に「守備の10割は可能」」『中日スポーツ』2022年11月21日。2023年1月11日閲覧。
  20. ↑ 「【広島】菊池涼介、今年の役割は「パイプ役」自主トレは中日・土田龍空らも参加、若手と意見ぶつけ合うのが醍醐味」『中日スポーツ』2023年1月9日。2023年1月11日閲覧。
  21. 1 2 「【中日】土田龍空、登録名を名前のみの「龍空」に変更 同じ高卒3年目で変えたイチローは大ブレーク」『中日スポーツ』2023年1月11日。2023年1月11日閲覧。
  22. 1 2 「【中日】土田龍空→「龍空」登録名変更の理由を発表「『龍』をもっと強調したかった」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年1月11日。2025年1月18日閲覧。
  23. 1 2 「【中日】龍空、プロ初本塁打に「自分が一番ビックリ。勢いつけられたら」記念球は実家にプレゼント」『スポーツ報知』2023年4月8日。2024年2月11日閲覧。
  24. ↑ 「【中日】龍空は550万円アップの1900万円でサイン 競争激化ショートの定位置獲りへ「危機感しかない」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月21日。2024年2月4日閲覧。
  25. ↑ 「中日・龍空、右膝の違和感は関節炎と診断 ウエスタン開幕カード遠征は同行せず別メニュー調整」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年3月16日。2024年7月16日閲覧。
  26. ↑ 「【球界ここだけの話(2840)】竜スカウトも驚く2年目遊撃手・土田龍空の急成長…〝一択〟京田の復権はなるか」『日テレNEWS』2024年6月25日。2024年7月1日閲覧。
  27. ↑ 「【中日】龍空、感染症特例で登録抹消…9日夜に体調不良を訴え、10日朝に名古屋へ戻る 宇佐見、フェリスも抹消 石橋、樋口、松木平を登録」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年7月10日。2024年7月16日閲覧。
  28. ↑ 「【中日】直近3試合で無安打の龍空を抹消 4試合連続安打中のカリステも抹消」『日テレNEWS』2024年8月15日。2024年10月2日閲覧。
  29. 1 2 「中日・龍空、「動けて大きな体を」最重量ボディー計画 1軍クラスの投手に力負けしない「筋肉量増やす」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年11月9日。2025年1月18日閲覧。
  30. 1 2 「「おかえりなさい土田龍空」 中日・龍空、登録名再び変更…ファンは歓迎 「背ネームだけ龍空にしてほしい」の声も」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年12月16日。2025年1月18日閲覧。
  31. ↑ 須藤佳裕「【球界ここだけの話(2840)】竜スカウトも驚く2年目遊撃手・土田龍空の急成長…〝一択〟京田の復権はなるか」『サンスポ』2022年10月17日。2023年4月9日閲覧。
  32. ↑ 「中日3位土田が仮契約、守備の高みへ立浪教室心待ち」『日刊スポーツ』2020年11月22日。2020年12月15日閲覧。
  33. 1 2 「ドラフト中日3位の土田龍空「下積みして活躍したい」 高校屈指の遊撃手「華がある」と評価」『京都新聞』2020年10月29日。2021年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  34. ↑ 「中日ドラ3・土田 目標は“1年間ノーエラー” 打倒・根尾&京田「追いついて追い越したい」」『スポーツニッポン』2020年12月11日。2020年12月11日閲覧。
  35. ↑ 「12球団トップの「10.1」 守備範囲は源田の“2倍”…中日に現れた20歳の職人」『Full-Count』2023年9月20日。2024年2月4日閲覧。
  36. ↑ 「荒木コーチ「入団時の俺より20倍うまい」中日ドラ3土田龍空に太鼓判…“未来のアライバ”期待」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年1月20日。2024年2月4日閲覧。
  37. ↑ 「中日3位・17歳の土田龍空きっぱり 目標はメジャーリーガー “遊撃の大先輩”井端弘和氏も激励「いいですね」」『中日スポーツ』2020年11月8日。2021年1月19日閲覧。
  38. ↑ 「【中日】土田龍空は700万円増「少しでも追いつけるように」憧れの先輩京田トレードに思い語る」『日刊スポーツ』2022年11月20日。2023年1月11日閲覧。
  39. ↑ 「DeNA・京田「目標はゴールデン・グラブ賞。土田と競えたら」競争相手に“兄貴”と慕う土田龍空を指名」『中日スポーツ』2022年12月19日。2023年1月11日閲覧。
  40. ↑ 「【中日】ついに今季チーム1号本塁打が出た!打ったのはプロ初本塁打の龍空!」『中日スポーツ』2023年4月8日。2023年4月8日閲覧。

関連項目

外部リンク