株式会社デサント
DESCENTE LTD.
本社ビル
天王寺区にあった旧本社ビル
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 8114
1980年3月3日 - 2025年1月24日
[1]
本社所在地 日本の旗 日本
〒543-8921
大阪府大阪市浪速区湊町1-2-3 マルイト難波ビル13階
設立 1935年 2月
業種 繊維製品
法人番号 6120001024419 ウィキデータを編集
事業内容 スポーツウェア及び関連製品の製造及び販売
代表者 代表取締役社長 小関秀一[2]
資本金 38億4,620万円
売上高 連結:1,269億89百万円
単体:132億43百万円
(2024年3月期)[2]
純資産 連結:1,137億33百万円
単体:374億59百万円
(2024年3月31日現在)[2]
総資産 連結:1,503億4百万円
単体:393億99百万円
(2024年3月31日現在)[2]
従業員数 連結:2,659人 単体:34人
(2024年3月31日現在)[2]
決算期 3月末日
主要株主 BSインベストメント 85.92%
(2024年11月6日現在)
主要子会社 デサントジャパン株式会社
デサントアパレル株式会社
関係する人物 石本雅敏(元社長)
外部リンク 公式ウェブサイト
特記事項:
(注1)2012年3月12日に大阪市中央区平野町4-2-16 日鉄御堂筋ビルから移転。


(注2)株式額面変更のため、1975年(昭和50年)8月1日に(旧)株式会社デサントを吸収合併し、旧会社は消滅した。旧会社の設立日は、1958年(昭和33年)2月26日である。


(注3)2024年に伊藤忠商事によるTOBが成立し、2025年3月を目途に同社の完全子会社になる見通しである。[3]
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株式会社デサント(英語: DESCENTE LTD.)は、大阪市浪速区に本社を置くスポーツウェアの専門メーカーである。

概要

スポーツウェアの大手メーカーの1社であり、野球、ゴルフウェア、陸上競技用ウェア、サッカー用ウェア、競泳用水着、アルペンスキー用ウェアなどで有力なブランドを持つ。日本国内の他、中国・韓国、北アメリカに進出している。スポーツウェアの他、介護・医療分野の製品開発も進めている。伊藤忠商事の子会社である[注 1]。

企業スローガンは「Design for Sports」で、企業理念として「すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを」を掲げている[5] [注 2]。

第21回オリンピック冬季競技大会(2010年バンクーバーオリンピック)の日本選手団公式スポーツウェアを手がけた[7]。

社名の由来

社名の「デサント」は、フランス語の「descente=滑降」に由来する[8]。スキーウェア開発のアドバイザーだった日本初のプロスキーヤー西村一良のスキースクール『デサントスキースクール』から名前をもらったことから[9]。マークの「3本の下向きの矢」はスキーの基本滑降である「直滑降・斜滑降・横滑り」を表している。

沿革

展示コーナー

主な製品

水沢ダウン

水沢ダウンは、2008年に発売された高い保温性を誇るダウンジャケットである[16]

もともと2010年バンクーバー冬季オリンピックの日本選手団のために開発されたウェアである[17][注 6]。生産している水沢工場が製品名の由来であり、ステッチをなくすことで水分含浸を防ぐのが特徴となっている[19][注 7]。価格は一番安いもので8万円強であるが、売り上げは年々増え続けている[21]。

野球ユニフォーム

1960年代から野球ユニフォーム製作において様々な技術革新と斬新なデザイン、カラーリングを実施。1980年代には阪急ブレーブス(ミズノ製)を除く11球団でユニフォーム製作に携わった。2017年現在は、オリックス・バファローズ(この年より)、横浜DeNAベイスターズ、広島東洋カープ(ビジター用)[注 8]のNPB3球団に加え、韓国のLGツインズのユニフォームも手がける[22]。

水泳用品ブランド

「アリーナ (arena)」は主に水泳用品のブランドとして知られている。元々はアディダスの傘下にあった会社だったが、アディダスが自社で(アディダスジャパン)日本国内の事業を展開するにあたり、その代償措置として、デサントが「アリーナ」のアジア・太平洋地域における事業権を獲得した。また、アテネ五輪水泳金メダリストの柴田亜衣が、デサントの社員となっており、世界のトップスイマーによって構成される「チーム・アリーナ」の一員に加わっている。2009年4月に行われた競泳日本選手権では日本新記録が20個更新され、うち13個がデサント製の水着を着用されて更新されたものである。

アルペンスキー用ウェア

アルペンスキー用ウェアに関しては1954年に進出。欧州ブランドが主流の市場であったが、1956年コルチナ・ダンペッツオオリンピックで猪谷千春が回転で銀メダルを獲得したことからスキーブームが起き[9]、それに後押しされたことや内外の一流選手に着用してもらってアドバイスを受けたことなどから、国産ウェアの開発が進み[23]、現在ではスイス、スペイン、韓国のナショナルチームのウェアを供給している。 また、アルペンスキー用ウェアの技術をスピードスケート用ウェアに応用。1980年レークプラシッドオリンピックでの5冠王エリック・ハイデンの着用により、一躍注目された[24]。1984年からカナダスピードスケートナショナルチームのウェアを供給している。

協賛イベント

スポーツ関連のイベントとして1978年には日本で初めてのアマチュアスポーツの冠トーナメント「8カ国対抗・デサント陸上大会」を開催したことでも知られる。

現在も陸上競技の「デサントトラッククラブ」、サッカーの日本フットボールリーグのメインスポンサー(アンブロブランド)を務めており、かつてはゴルフの男子ツアー「マンシングウェアオープン KSBカップ」、女子の「デサントレディース・東海クラシック」のスポンサーなどを行っていた。

主な契約選手

事業所

本社・大阪オフィス
大阪府大阪市浪速区湊町一丁目2番3号 マルイト難波ビル13階
東京オフィス
東京都豊島区目白一丁目4番8号

関係会社

デサントジャパン
デサントアパレル
BEIJING DESCENTE CO., LTD.
SHANGHAI DESCENTE COMMERCIAL CO., LTD.
ARENA(SHANGHAI) INDUSTRIAL CO., LTD.
LE COQ SPORTIF(NINGBO) CO., LTD.
HONG KONG DESCENTE TRADING, LTD.
DESCENTE KOREA LTD.
DESCENTE GLOBAL RETAIL LTD.
DESCENTE CHINA HOLDING LTD.
ARENA KOREA LTD.

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ↑ かつて資本提携関係にあったところを経営難に陥ったためデサント側が支援を要請したことによる。さらに、2024年に伊藤忠商事がTOBを実施し成立、2025年に完全子会社となる見通し[4]
  2. ↑ 2001年から使用されていたスローガン「カラダ動くココロ動く」は、「海外でも通用するスローガンの必要性」[6] から2010年に現在のものに変更された。
  3. ↑ その後、アディダス・NCAA・フィラについては、日本法人設立や他社への譲渡などにより、事業から撤退した。
  4. ↑ ブランド公式では野外用・看護用とゴルフ用に区分されている(※会社公式トップ参照)。
  5. ↑ その他、「シセイスト」「スキンズ」「カッター&バック.」「マーモット」「inov8」(コラボブランドとして)「バボラット」「AVIA」「RYKA」の各海外ブランドを取り扱う。
  6. ↑ 水沢ダウンの製造過程は複雑で1着に35人程度の職人が関わり生産される[18]。
  7. ↑ デサントのデザインディレクター山田満が「水に弱いというダウンジャケットの欠点を克服すべく、縫い目のないものを作ろうと考えたこと」が開発のきっかけとなった[20]。
  8. ↑ ホーム用はミズノ。

出典

  1. 1 2 株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関する臨時株主総会開催のお知らせデサント 2024年11月24日
  2. 1 2 3 4 5 株式会社デサント『2024年3月期決算(2023年4月1日 - 2024年3月31日)有価証券報告書』(レポート)、2024年6月13日。
  3. ↑ 『日経MJ(流通新聞) 2024年11月1日 2ページ』日本経済新聞社。
  4. ↑ - デサント、伊藤忠商事のTOB成立 4位転落でアジアてこ入れ - 日本経済新聞 2024-12-11閲覧
  5. ↑ “企業理念”. デサント. 2022年8月23日閲覧。
  6. ↑ “第53期 (自 平成21年4月1日 至 平成22年3月31日) 報告書(株主の皆様へ)”. デサント. 2016年3月15日閲覧。
  7. ↑ “日本代表選手団オフィシャルスポーツウエア”. 日本オリンピック委員会. 2016年3月16日閲覧。
  8. ↑ “コーポレートシンボルマークの由来”. デサント. 2018年8月30日閲覧。
  9. 1 2 朝日新聞土曜be 2010年3月13日
  10. ↑ “ダンロップスポーツ株式会社と株式会社デサントとのゴルフアパレル分野における業務提携に関するお知らせ”. 住友ゴム (2015年4月2日). 2022年8月23日閲覧。
  11. ↑ “株式会社デサント株式(証券コード:8114)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ”. 伊藤忠商事. 2019年3月31日閲覧。
  12. ↑ “BSインベストメント株式会社による当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(反対)のお知らせ”. デサント. 2019年3月31日閲覧。
  13. ↑ “株式会社デサント株式(証券コード:8114)に対する公開買付けの結果に関するお知らせ”. 伊藤忠商事. 2019年3月31日閲覧。
  14. ↑ デサント. “代表取締役、取締役及び監査役の異動ならびに執行役員任命に関するお知らせ”. 日本経済新聞. 2021年8月30日閲覧。
  15. ↑ “大阪オフィス移転に関して”. 2021年11月5日閲覧。
  16. ↑ 水沢ダウン - ウェイバックマシン(2017年2月12日アーカイブ分)
  17. ↑ “日本代表選手団オフィシャルスポーツウエア”. 日本オリンピック委員会. 2016年3月15日閲覧。
  18. ↑ “「匠なる者たち」第16回水沢ダウン(後編)”. Cultivate Meisters. 2016年3月15日閲覧。[リンク切れ]
  19. ↑ “mameのドレスに合うダウン、デサント「水沢ダウン」と協業”. レコオーランド (2015年11月15日). 2016年3月15日閲覧。
  20. ↑ “「匠なる者たち」第16回水沢ダウン(前編)”. Cultivate Meisters. 2016年3月15日閲覧。[リンク切れ]
  21. ↑ “8万円超の「水沢ダウン」がバカ売れする理由”. 東洋経済オンライン (2016年1月5日). 2016年3月15日閲覧。
  22. ↑ “LINK”. デサントブランド公式サイト. 2016年3月15日閲覧。[リンク切れ]
  23. ↑ デサント開発の歴史:デサントの始まり ラウスビージャケット - ウェイバックマシン(2010年1月14日アーカイブ分)
  24. ↑ デサント開発の歴史:カナダスケートの歴史[リンク切れ]
  25. ↑ 株式会社JOINTONE (2021年8月20日). “[契約NEWS]武豊騎手 アドバイザリー契約締結のお知らせ | 株式会社JOINTONEオフィシャルウェブサイト”. [契約NEWS]武豊騎手 アドバイザリー契約締結のお知らせ. 2024年7月6日閲覧。

関連項目

外部リンク

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