切幡寺
本堂
本堂
所在地 徳島県阿波市市場町切幡129
位置 北緯34度6分27.9秒 東経134度18分15.4秒 / 北緯34.107750度 東経134.304278度 / 34.107750; 134.304278 (切幡寺)座標: 北緯34度6分27.9秒 東経134度18分15.4秒 / 北緯34.107750度 東経134.304278度 / 34.107750; 134.304278 (切幡寺)
山号 得度山
院号 灌頂院
宗旨 古義真言宗
宗派 高野山真言宗
本尊 千手観世音菩薩
創建年 (伝)弘仁年間(810年 – 824年)
開基 (伝)空海(弘法大師)
正式名 得度山灌頂院切幡寺
別称 幡切り観音
札所等 四国八十八箇所10番
阿波西国三十三観音霊場(東部)第28番
文化財 大塔(国の重要文化財)
法人番号 3480005003204 ウィキデータを編集
切幡寺の位置(徳島県内)
切幡寺
切幡寺
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はたきり観音

切幡寺(きりはたじ)は徳島県阿波市市場町切幡にある高野山真言宗の寺院。得度山(とくどざん)灌頂院(かんじょういん)と号す。本尊は千手観世音菩薩。四国八十八箇所第十番札所、阿波西国三十三観音霊場(東部)第28番札所。

歴史

寺伝によれば、修行中の空海(弘法大師)が、着物がほころびた僧衣を繕うため機織の娘に継ぎ布を求めたところ、娘は織りかけの布を惜しげもなく切りさいて差し出した。これに感激した空海が娘の願いを聞くと、父母の供養のため千手観音を彫ってほしいとのことであった。そこで、その場で千手観世音菩薩像を刻んで娘を得度させ、灌頂を授けたところ、娘はたちまち七色の光を放ち即身成仏して千手観音の姿になったという。[1]

空海はこのことを嵯峨天皇に伝えたところ、勅願によって堂宇を建立、空海の彫った千手観音を南向きに、娘が即身成仏した千手観音を北向きに安置し本尊として開基したという。山号や寺号は機織娘の故事にちなんでいる。

往時は堂塔伽藍二十四坊を抱えていたが、天正年間(1573年 – 1592年)に長宗我部元親の兵火によって焼失し、明治42年に再び火災によって大塔以外を焼失している[2]。その後に再建されたのが現在の伽藍である。

境内

ここでは下から記述する。

山門を抜けると駐車場があり。その右上の段に八大龍王堂、まっすぐ参道を進むと333段の石段が始まる。99段上がると経木場があり、さらに残りの女厄坂、男厄坂を上りきると本堂のある境内に到達する。右手に手水場、その後ろに鐘楼がある。正面奥に本堂があり、その右に弁財天と虚空蔵菩薩の祠があり、その先に「はたきり観音」像が建てられている。本堂手前の右側には大師堂が、左側の石段を少し上がれば不動堂があり、さらに石段を上ると大塔がある。その高台からは吉野川が流れる平地や第十二番焼山寺のある山々を望むことができる。納経所は手水場の向かい側にある。なお、山門の脇の駐車場からさらに上に駐車場があるが急坂のため普通車まで。

文化財

重要文化財
史跡

交通案内

鉄道
道路

奥の院

八祖大師
大塔の奥に進んだところにある。堂内には真言宗八祖の肖像画が掲げられ、八祖の像が安置されている。
納経と御影の授与は切幡寺納経所にて実施している。

周辺の番外霊場

犬墓大師堂
犬墓大師堂
青年僧・空海が四国の山野修行の途中、愛犬を連れ当地に至る。その時、猪に遭遇するも愛犬に守られ難を避けるが愛犬は猪の毒牙に倒れる。空海はその死を弔うため当地に葬り草庵を建て阿弥陀如来を祀った。人々は空海の徳を称えるため犬墓村と名付けた[7]。大師堂には石の大師像が祀られ、地蔵堂の左には戌墓と刻まれた34 cm×40 cmの台座に36 – 40 cmの楕円形の自然石が置かれており、享保(1716 – 1736年)の頃に犬墓村庄屋松永傳太夫が造ったとされている[8]。さらに、是より六十三丁(約7 km)で切幡寺の丁石がある。

前後の札所

四国八十八箇所
9 法輪寺 --(3.8 km)-- 10 切幡寺 --(9.3 km)-- 11 藤井寺
阿波西国三十三観音霊場(東部)
27 熊谷寺 -- 28 切幡寺 -- 29 報恩寺

注釈

[脚注の使い方]
  1. ↑ 四国八十八ヶ所霊場会 2006, p. 169.
  2. ↑ 四国霊場大観刊行会 編『四国霊場大観』弘法教会本部、1936年、56頁。NDLJP:1145432/71。
  3. ↑ 切幡寺大塔説明板より
  4. 1 2 切幡寺大塔 - 文化遺産オンライン(文化庁)
  5. ↑ 切幡寺大塔 - 文化遺産オンライン(文化庁)
  6. ↑ https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/401/00003683
  7. ↑ 現地案内の石碑より
  8. ↑ “犬墓大師堂”. 阿波市観光協会. 2023年9月18日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク

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