宇草孔基

ウィキペディアから、無料の百科事典
宇草 孔基
コトラーシュカ・プラハ #51
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都墨田区
生年月日 (1997-04-17) 1997年4月17日(29歳)
身長
体重
185 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2019年 ドラフト2位
初出場 2020年10月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

宇草 孔基(うぐさ こうき、1997年4月17日 - )は、東京都墨田区出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。コトラーシュカ・プラハ(チェコ語版)所属。

経歴

プロ入り前

墨田区立向島中学校卒。墨田リトルリーグ、シニアを経て常総学院高等学校に入学[1]。在学中の2015年には第87回選抜高等学校野球大会に出場し準々決勝に進出、2015 WBSC U-18ワールドカップに出場するU-18代表に選出された[2][3]。法政大学進学後3年生の秋季にレギュラーとなり、4年生の春季にはベストナインに選出、第43回日米大学野球選手権大会にも選出されている[1][4]。高校・大学の1年後輩に鈴木昭汰がいる。

2019年10月17日に行われたドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受け[5]、11月19日に契約金8000万円、年俸1200万円(金額は推定)で入団に合意した[6]。背番号は38[7]。

広島時代

2020年は、8月9日の二軍・阪神戦(由宇球場)でサイクル安打を達成した(ウエスタン・リーグ史上14人目)[8]。10月6日の一軍初昇格から13試合で打率.256、3打点、3盗塁の成績を残した[9]。10月21日の阪神タイガース戦で青柳晃洋から右足に死球を受け途中交代し、翌10月22日に右腓骨骨折の手術を行った[9]。

2021年は、4月30日の二軍・阪神戦に2番・左翼手で先発出場し、3回裏にソロ本塁打を放つなどの活躍を見せ、実戦復帰を果たす[10]。5月18日に一軍昇格を果たすと、6月5日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、2回裏に田中将大からプロ初本塁打を放つ。しかし徐々に調子を落とし、7月2日に登録抹消[11]。後半戦の10月5日に一軍再昇格を果たすと、1番・中堅手に定着し、リードオフマンとしての仕事を果たした[12]。オフの11月4日に右腓骨固定プレート除去手術を行った[13]。11月18日、100万円増となる推定年俸1200万円で契約を更改した[14]。

2022年は、6月22日の対阪神戦(マツダスタジアム)で4-4の同点で迎えた延長11回二死無走者の打席でラウル・アルカンタラから自身初のサヨナラ本塁打を放った[15]。しかし、一軍定着とはならず、45試合の出場で打率.205、1本塁打、6打点だった[16]。

2023年は、プロ入り後初めて一軍出場が無かった。二軍成績は打率.210(166打席33安打)、1本塁打、11打点だった[17]。

2024年は、ウエスタン・リーグでの好調を受け4月9日に一軍昇格すると[18]、4月20日の対読売ジャイアンツ戦(マツダスタジアム)で2年ぶりの本塁打を代打で放ち、4月23日の対東京ヤクルトスワローズ戦、4月27日の対中日ドラゴンズ戦でも本塁打を記録し、1週間で3本塁打の活躍を見せた[19]。7月3日の試合後に腰痛を訴え、翌4日に一軍登録を抹消された[20]。

2025年は二軍で50試合に出場し、0本塁打、打率.243の成績だった[21]。一軍での出場はなく、10月1日に球団から戦力外通告を受けた[22]。

広島退団後

TBSテレビで同年12月30日に放送された『プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達』で海外での現役続行を目指す意向を示した[23]。2026年2月7日、チェコの野球リーグ・エクストラリーガのコトラーシュカ・プラハ(チェコ語版)と正式契約を結んだ[24]。

選手としての特徴・人物

俊足巧打が魅力の外野手[25]。打撃では積極性があり[7]、パンチ力も秘める[26]。30m走では3秒98を[27]、50m走では5秒8を記録し[28]、全力疾走を心掛けている[7]。守備面に課題を抱えており[29]、肩があまり強くない[30]。

愛称は「ウグ」[31]。

広島入団後につける背番号38について「赤松(真人)さんがつけられていた番号。僕も泥のようにして食らいついていきたいです」と語っている[7]。

コトラーシュカ・プラハ入団について 「がんがん打って、がんがん走りたい。思い切りグラウンドを駆け回りたい。通訳はおらず不安もありますが、今はとてもわくわくしています。仕事も野球も言語も全てを吸収するつもりで行ってきます」と喜んだ[32]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2020 広島 134743511110143320030170.256.319.326.645
2021 43158148184371464146510603421.291.331.432.764
2022 4598886182012360110405232.205.278.261.540
2024 41756610162032783130402221.242.306.409.715
通算:4年 14237834539881228128311295017011944.255.311.371.682
  • 2026年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
外野
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2020 広島 1318110.950
2021 5295220.980
2022 23242001.000
2024 2400011.000
通算 112137531.979
  • 2026年度シーズン終了時

表彰

記録

初記録

背番号

  • 38(2020年 - 2025年)
  • 51(2026年 - )

登場曲

脚注

出典

  1. 1 2 「宇草 孔基」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』2019年。2019年11月24日閲覧。
  2. ↑ 「侍ジャパンU-18代表選手紹介/宇草孔基(常総学院高等学校 3年・内野手)」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』2015年8月22日。2019年11月24日閲覧。
  3. ↑ 「統計」『2015 WBSC U-18ワールドカップ』世界野球ソフトボール連盟。2019年11月24日閲覧。
  4. ↑ 岡本朋祐「広島2位・宇草が持つプロで成功するメンタリティーとは?」『週刊ベースボールONLINE』ベースボール・マガジン社、2019年10月27日。2019年11月24日閲覧。
  5. ↑ 「広島東洋カープ 選択選手一覧」『NPB.jp 日本野球機構』。2019年10月17日閲覧。
  6. ↑ 「広島2位宇草が仮契約「やるぞ」憧れ鈴木誠也目指す」『日刊スポーツ』2019年11月19日。2021年12月31日閲覧。
  7. 1 2 3 4 「広島ドラ2・宇草「赤松魂」継承誓い 背番38「足が僕の生命線」」『スポニチ Sponichi Annex』2019年12月9日。2021年12月30日閲覧。
  8. ↑ 「【中日2軍】上林誠知がサイクル安打達成!!ウエスタンでは広島・宇草以来4年ぶり15人目、中日選手では初の快挙」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年6月26日。2024年6月26日閲覧。
  9. 1 2 「広島宇草、死球骨折で腓骨を手術 今季復帰は絶望的」『日刊スポーツ』2020年10月22日。2021年12月30日閲覧。
  10. ↑ 「広島宇草孔基、復帰2軍戦で本塁打含む2安打1打点 昨年10月右腓骨骨折」『日刊スポーツ』2021年4月30日。2021年12月30日閲覧。
  11. ↑ 「広島・宇草 1軍昇格即1番即マルチ安打!レギュラー獲り猛アピール」『デイリースポーツ online』2021年10月6日。2021年12月30日閲覧。
  12. ↑ 「宇草孔基がカープの新たな1番像をつくる。攻撃型1番打者が心がける打席でのルール【SELECT INTERVIEW】」『広島アスリートマガジン』2021年10月25日。2021年12月30日閲覧。
  13. ↑ 「広島宇草孔基が右足手術 右腓骨固定プレート除去 復帰時期は未定」『日刊スポーツ』2021年11月4日。2021年12月30日閲覧。
  14. ↑ 「広島宇草孔基が100万円増の1200万円でサイン「悔しいシーズン」」『日刊スポーツ』2021年11月18日。2021年12月31日閲覧。
  15. ↑ 「広島・宇草が初のサヨナラ弾で阪神に負け無し9連勝!3位キープ 初回のアクシデントものともせず」『デイリースポーツ online』神戸新聞社、2022年6月22日。2022年11月4日閲覧。
  16. ↑ 「【広島】宇草孔基、4年目の決意「追い越すぐらいのつもりで」 目標は合同トレの秋山翔吾超え」『スポーツ報知』2023年1月10日。2024年7月4日閲覧。
  17. ↑ 「2023年度 広島東洋カープ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年4月28日閲覧。
  18. ↑ 「中村奨成の代わりに宇草が昇格」『中国新聞デジタル』2024年4月9日。2024年4月28日閲覧。
  19. ↑ 「【広島】宇草孔基、チーム単独最多3号 昨季1軍出場なしの5年目が1週間で3発の大暴れ」『スポーツ報知』2024年4月27日。2024年4月28日閲覧。
  20. ↑ 「【広島】中村奨成が1軍昇格 腰痛で出場選手登録抹消の宇草孔基に代わり約3カ月ぶり1軍復帰」『日刊スポーツ』2024年7月4日。2024年7月9日閲覧。
  21. ↑ “2025年度 広島東洋カープ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2025年10月1日閲覧。
  22. ↑ 「広島 上本崇司、松山竜平、田中広輔ら大量8人に戦力外通告 上本は引退示唆「正直体はボロボロ、悔いはない」松山と田中は現役続行希望」『デイリースポーツ』2025年10月1日。2025年10月1日閲覧。
  23. ↑ “【広島】戦力外通告の宇草孔基は海外挑戦を目指す「海外でやりたい気持ち。トライしたい」”. 日刊スポーツ. 2025年12月30日. 2026年1月3日閲覧.
  24. ↑ 「元広島の宇草孔基、チェコ球団と契約「グラウンドを思い切り駆け回りたい」元ロッテ・荻野貴司も今季から同国でプレー」『スポーツ報知』2026年2月8日。2026年2月10日閲覧。
  25. ↑ 「「早く治ってくれ」渇望から始まった今シーズン。宇草孔基を突き動かす野球への思い」『広島アスリートマガジン』2021年9月11日。2021年12月30日閲覧。
  26. ↑ 「「かきまわせる1、2番」をつくれるか!? セ6球団「1、2番打者成績」に見る広島の課題」『BASEBALL KING』2021年12月27日。2021年12月30日閲覧。
  27. ↑ 「広島ドラ2宇草 やっぱり速い!30メートル走新人断トツ 目指すは柳田&誠也化」『スポニチアネックス』2020年1月12日。2020年1月12日閲覧。
  28. ↑ 「広島2位宇草が初1軍昇格 50m5秒8の快足武器」『日刊スポーツ』2020年10月5日。2021年12月30日閲覧。
  29. ↑ 「【広島】松山竜平、田中広輔とともに3連覇支えた上本崇司も戦力外…中村健や宇草ら8選手に通告」『日刊スポーツ』2025年10月1日。2025年10月1日閲覧。
  30. ↑ 「宇草孔基(法政大 4年)」『週刊野球太郎 ドラフト候補選手名鑑』。2025年10月1日閲覧。
  31. ↑ 「ドラフト2位・宇草孔基「持ち味はスピードです。 今後も攻める気持ちを貫きたい」【2020年度 新入団選手発表記者会見】(2/2)」『広島アスリートマガジン』2020年1月13日。2021年12月30日閲覧。
  32. ↑ “元カープ宇草孔基がチェコリーグへ 働きながらプレー「がんがん打って、がんがん走る」(中国新聞デジタル)”. Yahoo!ニュース. 2026年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月8日閲覧。

関連項目

外部リンク