佐藤隼輔

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佐藤 隼輔
埼玉西武ライオンズ #19
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 宮城県仙台市
生年月日 (2000-01-03) 2000年1月3日(26歳)
身長
体重
182 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2021年 ドラフト2位
初出場 2022年3月29日
年俸 3800万円(2026年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
獲得メダル
日本の旗 日本
アジアプロ野球チャンピオンシップ
金2023

佐藤 隼輔(さとう しゅんすけ、2000年1月3日 - )は、山形県山形市生まれ、宮城県仙台市出身[2]のプロ野球選手(投手)。左投左打。埼玉西武ライオンズ所属。

経歴

プロ入り前

山形県山形市で生まれ、宮城県仙台市で育った[2]。

仙台市立愛子小学校4年生のときに愛子スポーツ少年野球団で野球を始め[3]、小学6年生の冬から仙台市立広瀬中学校1年生の夏まではリトルリーグの折立スパローズに所属し、全国大会での優勝を経験[4]。その後は広瀬中学校の軟式野球部に所属し、宮城県選抜にも選ばれた[3]。

仙台高校に進学すると、1年夏は背番号18でベンチ入りし、宮城広瀬との初戦に先発[4]。9回10安打9奪三振3失点という内容で完投勝利を挙げた[5]。2年秋から背番号1[4]。3年夏は、県大会準々決勝で仙台三高に敗れ、甲子園出場はならなかった。大会では全5試合に先発し、41イニングを投げて58奪三振を記録した[6]。高校時代のストレートの最速は144km/hを計測しており、プロのスカウトからも注目を集めていたが、プロ志望届は提出せずに大学進学を選んだ[7]。

筑波大学体育専門学群[8]への進学後は、1年秋からリーグ戦に登板し、デビューから44回2/3連続無失点と好投[9]。2年夏には日米大学野球選手権大会の日本代表に選出され[10][11]、同大会では中継ぎとして全5試合に登板し、計6イニングを自責点0に抑えた[9]。2年秋に左肘の内側を痛め、3年春は新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中止となったが、3年秋のリーグ戦直前に今度は左肘外側の関節に炎症を起こした[12]。4年秋の2021年9月3日にプロ志望届を提出[13]。同11日の東海大学戦では自己最速を更新する152km/hを計測したが、この試合で右脇腹を痛めた[14]。大学4年間ではリーグ戦通算防御率1.55[15]。

10月11日に開催されたドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズから2位指名を受けた[16]。ドラフト前は大学の先輩で1996年の杉本友以来となる国立大学出身の1位指名も期待されていたが叶わず、指名後の会見では「悔しい思いはありますが、順位に関係なく頑張りたいです」と語った[17]。11月17日に契約金7000万円・年俸1250万円(金額はいずれも推定)で入団に合意した[18]。背番号は19[19]。背ネーム表記は「SATO」。担当スカウトは竹下潤[20]。

西武時代

2022年は春季キャンプをA班でスタートし[21]、オープン戦にも登板した。辻発彦監督からは中継ぎ起用が明言されていたが[22]、今井達也の登板回避を受け、急遽3月21日の東京ヤクルトスワローズとのオープン戦に先発[23]。5回無失点と好投し[24]、そのまま開幕ローテーションに入り、開幕4試合目の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初登板初先発[25]。5回4安打1四球2奪三振無失点という内容[26]でプロ初勝利を挙げた[27]。その後は先発登板を一度飛ばすため[28]の登録抹消がありながらも[29]、先発ローテーションを回っていたが、6月7日の読売ジャイアンツ戦では勝敗は付かなかったものの、4回4失点と試合を作れず[30]、翌8日に出場選手登録を抹消された[31]。7月13日に特例2022の代替指名選手として一軍へ昇格したが[32]、登板機会は無く、同17日には無症状ながら新型コロナウイルス陽性判定を受け[33]、特例2022で出場選手登録を抹消された[34]。9月1日に先発として出場選手登録となったが[35]、同日の先発予定試合が雨天中止となり、その後は中継ぎとして一軍に帯同[36]。翌2日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初のリリーフ登板となり、1イニングを無失点に抑えたものの[37]、9月5日に出場選手登録を抹消された[38]。同15日の再登録後[39]もリリーフとして起用され、ルーキーイヤーは一軍で12試合(9先発)に登板して3勝4敗・防御率4.60を記録。オフに350万円増となる推定年俸1600万円で契約を更改した[40]。なお、シーズン終了後にトレードで佐藤龍世が入団したため[41]、報道上の表記およびスコアボード上の表記が「佐藤隼」となった。

2023年は中継ぎとして開幕一軍入りを果たし[42]、4月1日のオリックス・バファローズ戦でシーズン初登板を果たすと、自己最速の155km/hを計測[43]。同6日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初ホールドを記録し[44]、その後は水上由伸や増田達至の不調もあり、勝ちパターンとして起用されるようになった[45]。ただ、指の違和感に悩まされており、アップの前後や登板前のブルペンではカイロで手を温め、血流の改善を図っていたが[46]、6月半ばから状態を落とし[47]、7月3日に出場選手登録を抹消された[48]。同16日に再登録されて[49]以降は、8月末から2週間ほど二軍再調整期間がありながらも[50][51]、シーズン終了まで一軍でブルペンの一角を担い、この年は47試合の登板で1勝2敗18ホールド・防御率2.50を記録[52]。また、ストレートの平均球速は前年から4km/h以上アップとなる149.9km/hを計測した[53]。シーズン終了後には第2回アジアチャンピオンシップの日本代表に選出され[54]、同大会では1次リーグのオーストラリア戦に登板したが、NPBとは異なる大会使用球の影響もあり、制球に苦しんだ[55]。オフに1400万円増となる推定年俸3000万円で契約を更改した[52]。

2024年も開幕を一軍で迎え[56]、5月12日の楽天戦での登板を終えた時点では、14試合の登板で0勝1敗7ホールド・防御率1.46を記録していた[57]。ただ、中8日での登板となった5月21日の千葉ロッテマリーンズ戦では、1回無失点ながら3四球[58]。その後2試合の登板を経て[59][60]、6月1日の巨人戦でも1/3回で3四球と制球を乱すと[61]、2日の同カードでは1/3回で3安打3失点と打ち込まれ[62]、翌3日に出場選手登録を抹消された[63]。5月末から胃腸炎を患っていたが[64]、6月15日に再登録されて[65]以降は26試合に登板し、失点を喫した登板は1試合のみ[66]。22試合連続無失点でシーズンを終え[64]、この年は45試合の登板で2勝1敗17ホールド・防御率1.69を記録した[67]。オフに1300万円増となる推定年俸4300万円で契約を更改した[68]。

2025年も開幕を一軍で迎えたが[69]、失点を喫した登板では複数失点が多く[70][71][72]、6月8日の広島東洋カープ戦でも2回2失点。開幕から16試合に登板し、0勝2敗6ホールド・防御率6.89という成績で翌9日に出場選手登録を抹消された[73]。

選手としての特徴

2024年シーズンの投球データ[74]
球種配分
%
平均球速
km/h
ストレート 61.8148.4
チェンジアップ 15.2130.5
スライダー 13.3128.0
パーム 6.3118.4
ツーシーム 3.2143.8
カーブ 0.2118.0

最速155km/h[43]のストレートはシュートする球質で打者の手元で微妙に変化する[75]。

変化球については、アマチュア時代はスライダーとチェンジアップの2球種であったが[76]、プロ1年目にカーブ[77]、2年目のシーズン途中からはパーム[78]、2年目のシーズン終了後からはツーシームを投げるようになっている[79]。

人物

幼少期は巨人ファンで、坂本勇人を応援していた[80]。愛称はさとしゅん[81]。

詳細情報

年度別投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2022 西武 1290003400.42920547.04712204331026244.601.47
2023 47000012018.33316739.23511620272015112.501.29
2024 45000021017.66714937.120117123110871.690.99
2025 2000000206.0009319.22421012131014146.411.73
2026 37000041110.80013631.2332711331018154.261.26
通算:5年 16190001010151.500750175.1159772591376081713.641.32
  • 2026年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
投手
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2022 西武 121610.875
2023 470421.667
2024 4555001.000
2025 2024001.000
2026 371310.800
通算 16192241.886
  • 2026年度シーズン終了時

記録

初記録
投手記録
打撃記録

背番号

  • 19(2022年 - )

代表歴

脚注

注釈

出典

  1. ↑ 「西武 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2025年12月14日閲覧。
  2. 1 2 “144キロ左腕仙台・佐藤は進学 4年後プロ目指す”. 日刊スポーツ (2017年9月1日). 2025年1月15日閲覧。
  3. 1 2 「早川隆久に憧れ続けた152キロ左腕・佐藤隼輔(筑波大)の高校時代【前編】」『高校野球ドットコム』2021年10月9日。2021年11月17日閲覧。
  4. 1 2 3 「【仙台高校】宮城の公立校に現れた143キロ左腕・佐藤隼輔」『Timely! WEB』2017年5月23日。2023年5月5日閲覧。
  5. ↑ 「仙台1年生左腕・佐藤隼輔が初先発初完投/宮城」『日刊スポーツ』2015年7月7日。2023年5月5日閲覧。
  6. ↑ 「「九州の快腕」「宮城のドクター0」… 地方大会で消えた凄い投手たち」『web Sportiva』2017年8月3日。2023年5月5日閲覧。
  7. ↑ 「ドラフト注目!仙台高出身・佐藤隼輔(筑波大)恩師との"誓い"」『NHK』2021年10月8日。2021年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月17日閲覧。
  8. ↑ 「佐藤隼輔さん(体育専門学群4年次・硬式野球部)が埼玉西武ライオンズからドラフト2位で指名」『筑波大学』2021年10月13日。2024年12月18日閲覧。
  9. 1 2 「筑波大・佐藤隼輔「ドラフト1位でプロへ」ぶれない目標を胸に臨むラストシーズン」『4years.』2021年7月27日。2023年5月5日閲覧。
  10. ↑ 「今秋ドラフトの目玉になるか…? 筑波大・佐藤隼輔の実力に迫る」『BASEBALL KING』2021年1月4日。2021年11月17日閲覧。
  11. ↑ 「第43回 日米大学野球選手権大会 大学日本代表チーム」『公益財団法人 全日本大学野球連盟』。2021年11月17日閲覧。
  12. ↑ 「スライダーにチェンジアップ、投球の幅を広げて臨む今春 筑波大のエース・佐藤隼輔投手」『スポチュニティコラム』2021年5月21日。2023年5月5日閲覧。
  13. ↑ 「筑波大 佐藤隼輔がプロ志望届提出 仙台高時代から注目の151キロ左腕」『デイリースポーツ online』2021年9月3日。2021年11月17日閲覧。
  14. ↑ 「【大学野球】筑波大のドラフト上位候補左腕・佐藤隼輔が右脇腹負傷で緊急降板 自己最速更新の152キロも」『スポーツ報知』2021年9月11日。2021年11月17日閲覧。
  15. ↑ 「西武ドラフト2位左腕・佐藤隼輔も実践 “動作解析”は野球にどう役立つのか?」『文春オンライン』2022年4月30日。2023年5月5日閲覧。
  16. ↑ 「筑波大・佐藤隼輔は西武2位指名 1位逃し悔しさも…「ここからが勝負。新人王を目指したい」」『スポニチ Sponichi Annex』2021年10月11日。2021年11月17日閲覧。
  17. ↑ 「【ドラフト】史上2人目の国立大出身ドラ1ならず 西武2位指名の筑波大・佐藤隼輔は「悔しい思いある」」『スポーツ報知』2021年10月11日。2021年11月17日閲覧。
  18. ↑ 「西武から初の「国立の星」が誕生!2位指名の筑波大・佐藤隼輔と入団合意」『日刊スポーツ』2021年11月17日。2021年12月13日閲覧。
  19. ↑ 「本日「2021ドラフト新入団選手記者発表会」が実施!」『埼玉西武ライオンズ』2021年12月10日。2021年12月13日閲覧。
  20. ↑ 「【新入団選手のスカウトに聞いた!第5弾】佐藤隼輔投手・川村啓真選手|埼玉西武ライオンズ」『埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト』2021年12月15日。2021年12月15日閲覧。
  21. ↑ 「西武 春季キャンプメンバー発表、ドラ1隅田ら新人3人がA班スタート」『Sponichi Annex』2022年1月25日。2023年5月5日閲覧。
  22. ↑ 「西武 ドラ2・佐藤はシーズンで中継ぎ起用 辻監督明言 ロッテ戦は1回無失点」『Sponichi Annex』2022年3月12日。2023年5月5日閲覧。
  23. ↑ 「西武・今井が右内転筋張りで21日先発を回避 大事を取って辻監督「様子を見る」 代役はドラ2・佐藤」『Sponichi Annex』2022年3月20日。2023年5月5日閲覧。
  24. ↑ 「西武ドラ2・佐藤、急遽先発し5回0封の快投 開幕ローテ入りへスタンバイOK」『BASEBALL KING』2022年3月21日。2023年5月5日閲覧。
  25. ↑ 「【西武】ドラ2佐藤隼輔がプロ1勝 新人2人が開幕4戦目以内に初登板初勝利は08年以来」『日刊スポーツ』2022年3月30日。2023年5月5日閲覧。
  26. 1 2 「2022年3月29日 【公式戦】 試合結果 (北海道日本ハムvs埼玉西武)」『日本野球機構』。2023年5月5日閲覧。
  27. ↑ 「西武ドラ2・佐藤 ドラ1・隅田に続いた初登板初勝利 国立大出身投手史上初!姉の誕生日に5回零封快投」『Sponichi Annex』2022年3月30日。2023年5月5日閲覧。
  28. ↑ 「西武 新ローテで上位討ちだ!ソフトバンク戦に隅田、楽天戦に佐藤」『Sponichi Annex』2022年5月10日。2023年5月5日閲覧。
  29. ↑ 「【4日の公示】オリックス由伸、巨人は赤星抹消、ロッテ藤原、中日・岡田ら登録」『Sponichi Annex』2022年5月4日。2023年5月5日閲覧。
  30. ↑ 「2022年6月7日 【公式戦】 試合結果 (埼玉西武vs読売)」『日本野球機構』。2023年5月5日閲覧。
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  39. ↑ 「【15日の公示】オリックス・太田椋、佐野皓大を登録 ロッテ・佐々木朗希を抹消」『Sponichi Annex』2022年9月15日。2023年5月5日閲覧。
  40. ↑ 「【西武】佐藤隼輔投手が350万円増の1600万円で契約更改「任せていただいたところで頑張りたい」」『スポーツ報知』2022年11月28日。2023年5月5日閲覧。
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  75. ↑ 「西武ドラ2の佐藤 独特な回転直球 球団初の国立大出身投手はバット3本へし折る」『Sponichi Annex』2022年2月7日。2023年10月29日閲覧。
  76. ↑ 「筑波大の左腕・佐藤隼輔、国立大史上2人目1位指名狙う…持ち味は重い最速152キロ…11日ドラフト会議」『スポーツ報知』2021年10月10日。2021年12月16日閲覧。
  77. ↑ 「【西武】ドラ2佐藤隼輔、3敗目も新たな武器・カーブで柳田を三振!「今後に向けての収穫だった」」『文化放送』2022年4月26日。2023年10月29日閲覧。
  78. ↑ 「西武佐藤隼輔「新球」で勝利の方程式へ 球速に奥行き ソフトバンク柳田悠岐の空振りで自信」『西スポWEBotto!』2023年10月19日。2023年10月29日閲覧。
  79. ↑ 「西武・佐藤隼輔が取り戻した自信「全然しょぼいスライダー」が「相手には嫌だった」 教えてくれたベテラン捕手の存在」『西スポWEBotto!』2024年2月7日。2024年11月9日閲覧。
  80. ↑ 「西武D2位・佐藤隼輔「ゼロを並べられるようにしたい」 7日の巨人戦に4勝目かけ先発」『サンケイスポーツ』2022年6月6日。2022年12月17日閲覧。
  81. ↑ 「【西武】筑波大卒の佐藤隼輔が“サトシュン先生”で登壇「何か1つで人生ガラッと変わる」」『日刊スポーツ』2023年12月4日。2024年12月18日閲覧。

関連項目

外部リンク