『攻殻機動隊』(こうかくきどうたい、英語タイトル:GHOST IN THE SHELL)は、士郎正宗による漫画作品。1989年から1990年にかけてヤングマガジン海賊版で連載され、1991年に単行本が発売された[1]。ジャンルとしてはSF(パラレルワールド含む)に属する。一読しただけでは理解が難しい重厚な設定が特徴的である。

この作品を原作とする劇場用アニメ映画が1995年に公開され、またテレビアニメ作品が2002年に公開された。士郎正宗の原作版と押井守の映画版、神山健治の『S.A.C.』、黄瀬和哉と冲方丁の『ARISE』では、時代設定や主人公草薙素子のキャラクター設定、ストーリーを始め多くの相違点があり、それぞれが原作を核とした別作品といえる。その他、小説やゲームなどの派生作品が展開されている。
時は21世紀、第3次核大戦とアジアが勝利した第4次非核大戦を経て、世界は「地球統一ブロック」となり、科学技術が飛躍的に高度化した日本が舞台。その中でマイクロマシン技術(作中ではマイクロマシニングと表記されている)を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に抑える内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活動を描いた物語。作中の年表は別項、攻殻機動隊シリーズの年表を参照。
他作品の登場人物に関してはそれぞれの記事を、また、『S.A.C.』シリーズの登場人物については「攻殻機動隊 S.A.C.シリーズの登場人物」を参照。
なお、以下の登場人物については下記リンクを参照。
原作。初出『ヤングマガジン海賊版』1989年5月号。
2002年、2004年、2006年、2026年にTVアニメ化された(S.A.C.シリーズ)。キャラクターの外見、基本設定は、劇場版と原作を取り混ぜた形になっているが、物語の舞台設定は劇場版や原作のストーリーとは違うパラレルワールドとなっている(細かいエピソードについては劇場版や原作から引用している箇所もある)。物語の背景に現実的なテーマを含ませており、『S.A.C.』では「薬害」が、『2nd GIG』では「難民問題」が、『Solid State Society(SSS)』では「高齢化問題」が主に扱われている。
なお、地上波の放送では残酷な描写が多いなどの理由で数話が未放送となっている。また、『S.A.C.』『2nd GIG』において、オリジナル(パーフェクト・チョイス放送及びリリース)版と地上波放送版では主題歌(オープニング及びエンディング)がそれぞれ異なっている。この他、リリース版の特徴として、『S.A.C.』『2nd GIG』のDVDには本編終了後のおまけ(映像特典)として『タチコマな日々』が付属されており、『SSS』のDVDでは特典Discに『ウチコマナ日々』が収録されている。
未来屋書店とHMVのコラボレーションした作品で、2つはストーリーがリンクしており、どちらか単体でもクリアできるが、両作をクリアすると物語の全貌により近づく仕組みとなっている。ストーリーは藤咲淳一。
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