西安駅

ウィキペディアから、無料の百科事典
西安駅
国鉄西安駅南駅舎(2023年3月)
せいあん
Xi'an
XI'AN ZHAN

所在地 中華人民共和国の旗 中国陝西省西安市新城区
所属事業者 中国国鉄西安局集団
西安地下鉄
テンプレートを表示
西安駅
各種表記
繁体字: 西安站
簡体字: 西安站
拼音: Xī'ān Zhàn
発音: シーアン ヂャン
英文: Xi'an Railway Station
テンプレートを表示

西安駅(せいあんえき、シーアンえき、中国語: 西安站、英語: Xi'an Railway Station)は、中華人民共和国陝西省西安市新城区環城北路にある中国国家鉄路集団(中国国鉄、CR)と西安地下鉄の駅。国鉄の駅は、西安局集団が管轄する特等駅となっている。初代駅は1934年12月に建設が開始され、1935年6月に開業した。現在の南駅舎は1985年に供用開始され、2021年に北駅舎と高架待合室が新設されたものである。駅の南側は明清西安城の商業地区に接し、北側は大明宮国家遺址公園(中国語版)に接している[1][2]。

利用可能な鉄道路線

歴史

1984年頃、ホームに停車する人民型蒸気機関車
1999年頃の西安駅駅舎
2009年頃の駅構内
  • 1934年12月 - 建設が開始される。
  • 1935年6月 - 隴海線の開通と同時に西安駅として供用開始。当時は一等駅であった。
  • 1937年 - 長安駅へと改称[3]。
  • 1951年 - 1番・2番ホームを結ぶ地下通路1本が新設され、駅舎の東西両側に面積720平方メートルの待合室が増設される[3]。
  • 1952年1月1日 - 西安駅に再改称される[3]。
  • 1960年 - 1951年に建設された待合室を快車列車用の待合室に変更し、同時に既存駅舎を基盤としてその両側に計1000平方メートルの鈍行列車(慢車)用待合室を増設する[3]。
  • 1964年 - 駅舎がさらに1800平方メートルに拡張され、発券窓口も増設された[3]。
  • 1972年 - 4・5番ホームを増設し、各旅客ホームを繋ぐ地下通路が建設される[3]。
  • 1984年6月 - 既存の駅舎を取り壊しての新駅舎着工が行われる。
  • 1985年12月31日 - 改修工事完了し、新駅舎の供用が開始される。待合室の総面積は9300平方メートルに拡張され、構内規模は5面9線となった。
  • 1988年8月1日 - 駅の等級が一等駅から特等駅へと格上げされる。
  • 1990年 - 駅東棟の発券窓口とオフィスビル(中: 办公楼)が竣工する[4]。
  • 2007年4月18日 - 陝西省初の和諧号動車組が宝鶏駅まで一日4往復の運行を開始する[5]。
  • 2009年6月 - 鄭西旅客専用線の開通に先駆けて6番ホームを新設し、同年末に完成する[6]。
  • 2010年2月6日 - 初の高速動車組列車の運行が開始される[7]。
  • 2011年1月11日 - 西安北駅の開業に伴い、鄭西旅客専用線の全列車が同駅発着となったことで、当駅発着の動車組が消滅する[8]。
  • 2020年5月 - 北駅舎および高架待合室の新設、南駅舎の改修を目的とした工事が開始される。なお工事期間中も旅客営業は継続して行われた[9]。
  • 2021年
    • 4月26日 - 北駅舎の高架待合室と北側ホームの供用を開始し、代わって南側ホームを一斉に閉鎖しての改修工事が実施された[10]。
    • 5月31日 - 新設された北駅舎が正式に使用開始される[11]。
    • 9月1日 - 同年4月26日に工事開始した、南駅舎および南側の高架待合室が供用開始される[12]。
  • 2022年 - 8月18日から9月7日にかけて、西安地下鉄4号線の駅は開業に向けての試運転を行い、9月13日に最終承認を受ける。9月20日には、駅で一般への公開が実施され、市民や報道関係者が出席した。この時駅名が仮称の「火車站駅」から現在の「西安駅」に変更され[13]、9月25日に正式開業した[14]。
  • 2023年10月11日 - 連絡線を経由し、西安北駅ではなく当駅を発着する高速動車組列車3本が設定され、高速鉄道経由の動車組の停車が復活する[15]。

駅構造

中国国鉄

中国国鉄 西安駅
西安駅北駅舎(2023年4月)
西安
せいあん
Xi'an
所在地 中華人民共和国の旗 中国陝西省西安市新城区環城北路
北緯34度16分43秒 東経108度57分30秒 / 北緯34.27861度 東経108.95833度 / 34.27861; 108.95833
所属事業者 中国国家鉄路集団
管轄鉄路局 西安局集団
等級 特等駅
所属路線 隴海線、西康線、寧西線、包西線
駅構造 地上駅
ホーム 9面18線
開業年月日 1935年6月
テンプレートを表示

南駅舎

現在使用されている南駅舎は1985年に建設された。建物の屋根の高さは18メートル、最高部の高さは27.7メートルであり、建築面積は計16,411平方メートルである。駅舎は2層に分かれており、入口の中央コンコースは駅舎の中央部に位置し、空間の高さは20メートル余りで、2基のエスカレーターと50段の階段が設けられて2階へ連絡している。中央コンコースの東西両側には4つの待合室が設けられており、大理石をはめ込んだ角柱や大型の壁画で装飾されている。 このほか、母子待合室が2つ、軟席待合室が5つ、および団体用待合室が1箇所あり、合わせて同時に7000人の旅客を収容できる構造となっている[3]。2021年には高架待合室が完成し、かつての待合室は商業施設および鉄道文化展示のスペースへと改修され、前進型蒸気機関車、東風型ディーゼル機関車(中国語版)、和諧電気機関車、復興号動車組列車といった歴代鉄道車両の模型が展示されている[16]。

北駅舎

北駅舎は2021年5月31日に供用開始され、総建築面積4万8600平方メートル、建物の高さは24メートルである。地上2階、地下3階建ての構造であり、外観および内部の装飾は唐代の様式を模しており、「大唐の盛世と古き趣のある長安(中: 大唐盛世、古韵长安)」をテーマとして、駅近くの大明宮丹鳳門(中国語版)と協調している。

駅舎北側には交通ターミナルとして機能する丹鳳門広場が設けられており、総建築面積は約17万平方メートルである。地上階は市民広場、地下1階は列車旅客用の出発階、地下2階は列車旅客用の到着階となっており、34か所のタクシー乗り場と110台分のタクシーを留め置けるスペースが含まれている。地下3階は960台分の一般車両用駐車場であり、地下4階および5階は将来的な地下鉄新線の乗り入れに備えて、確保された用地となっている[11]。北駅舎の高架待合室は2021年4月26日に供用開始されたもので、外観および内部の装飾は北駅舎と統一されている。高架待合室は構内を跨って位置する橋上構造であり、総面積は1万2000平方メートル、旅客1万人を収容できるようになっている[17]。

地下階

駅の地下階部分は地下12メートルの深さに位置し、駅の南北通路、東西に北駅舎の建築、および南西 - 北東側に西安地下鉄の駅に囲まれて位置している。概ね直角三角形の形状をなしており[1][18]、西側に駅の南北広場を結ぶ幅23メートルの南北連絡通路があり、連絡通路の西側は駅の出場口の機能も兼ねている[19]。北側は西安地下鉄4号線の改札口および乗り換え通路であり、将来的には北広場に建設中の7号線(中国語版)のコンコースへ乗り換えが可能となる[1]。

囲まれた三角形のスペースは設計チームによる検討を経て、急ぎの旅客が使用する入場ロビーとして利用されるようになり、一部は設備室となっている。入口は南北連絡通路の中央および南広場に位置し[20]、内部には面積1万620平方メートルの地下待合室が設けられている[19]。改札後、エスカレーターを上って構内の東側を縦に跨る通路を通り、列車の発着するホームに進んで乗車ができる[21][1][18]。

ホーム

南側のホームには6面の旅客用ホームが建設されており、元々は14本の発着線があったが、改修により11本に減らされ、東に向かって隴海線の上下線路が伸びている。2021年4月に供用開始された北側のホームは、4面7線の規模に10〜16番の番号が割り当てられており、東に向かって隴海3線・4線が引き出されている。両者は合わせて9面18線の規模を有している[17]。

西安地下鉄

西安地下鉄 西安駅
南広場方面の出入口(2022年12月)
西安
せいあん
XI'AN ZHAN
所在地 中華人民共和国の旗 中国陝西省西安市新城区西安駅東側(尚倹路与環城北路交叉口北側/尚倹門北側)
所属事業者 西安地下鉄
所属路線 ■4号線
キロ程 0.0 km(西安北站起点)
駅構造 地下駅
開業年月日 2022年9月25日
テンプレートを表示

国鉄西安駅の東側地下に位置する西安地下鉄4号線の地下駅。将来的には7号線(中国語版)の開通によって乗り換えが可能となる予定である。3つの出入口を有し、直接地上へ出られるC出入口のみに出口番号が付けられている[22][13] [23]。

隣の駅

中国国鉄
隴海線
滻灞駅 - 西安駅 - 蓮湖駅
西康線、包西線、寧西線
西安駅 - 滻灞駅

脚注

  1. 1 2 3 4 李强 (2020). “西安站改扩建综合交通枢纽规划研究”. 铁道运输与经济. doi:10.16668/j.cnki.issn.1003-1421.2020.09.02.
  2. ↑ 郎玉凤 (2013). “西安站综合交通枢纽规划研究方案”. 铁道运输与经济. doi:10.3969/j.issn.1003-1421.2013.04.010.
  3. 1 2 3 4 5 6 7 西安市地方志编纂委员会 (2000). 西安市志 第二卷·城市基础设施. 西安出版社. ISBN 7805946906. オリジナルの2020-10-18時点におけるアーカイブ。 2019年6月16日閲覧。
  4. ↑ “端庄大气!这座车站效果图曝光!”. 《人民铁道》报业有限公司陕西记者站(西安局集团公司融媒体中心) (2020年6月2日). 2020年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  5. ↑ “陕西成为西部唯一国产动车组“和谐号”开行省份”. 中华人民共和国中央人民政府. 2007年4月18日. 2020年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年6月16日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|dead-url=は無視されます。(もしかして:|url-status=) (説明)
  6. ↑ “西安火车站开建郑西客运专用站台”. 三秦都市报. 新浪网. 2009年6月19日. 2020年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年6月16日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|dead-url=は無視されます。(もしかして:|url-status=) (説明)
  7. ↑ “郑西高铁车票西安首发 1小时内售出260张” (中国語). 华商网 (2010年2月1日). 2019年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  8. ↑ 江苏三六五网络有限公司. “14对西宝高铁每天公交化运营 比一比看咋去宝鸡最划算-西安365地产家居网”. news.house365.com. 2017年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月9日閲覧。
  9. ↑ 闫浩 中青报·中青网记者孙海华 (2020年6月1日). “西安火车站改扩建工程全力推进”. 中国青年报. 2020年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月2日閲覧。
  10. ↑ “西安火车站北侧站房高架候车室和北车场将投入使用”. 界面新闻. 新浪网. 2021年4月26日. 2021年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年4月26日閲覧.
  11. 1 2 “今日迎客!西安火车站北站房与丹凤门广场地下交通枢纽同步开放”. 华商网. 2021年5月31日. 2021年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年6月1日閲覧.
  12. ↑ “西安火车站南北站房全面贯通 9月1日正式投用”. 2021年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年8月31日閲覧.
  13. 1 2 “探访西安地铁四号线西安站:地铁与火车即将实现一站式换乘”. 华商网. 西部网. 2022年9月20日. 2024年2月29日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年2月29日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|dead-url=は無視されます。(もしかして:|url-status=) (説明)
  14. ↑ 常彭朵; 李婧 (2022年9月25日). “体验地铁4号线西安站运行首日 出火车站5分钟内可换乘地铁”. 华商报. 华商网. 2024年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年2月29日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|dead-url=は無視されます。(もしかして:|url-status=) (説明)CS1メンテナンス: 複数の名前/author (カテゴリ)
  15. ↑ “10月11日起 西安站首次开行3对西安至北京西高铁”. 西部网. 2023年10月3日. 2023年10月19日閲覧.
  16. ↑ “西安火车站南广场将恢复进站 未来将与地铁4、7号线接驳”. 华商网. 2021年8月30日. 2022年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年8月30日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|dead-url=は無視されます。(もしかして:|url-status=) (説明)
  17. 1 2 “西安火车站新建北侧高架候车室正式投用 新候车室惊艳亮相”. 华商网. 2021年4月26日. 2021年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年4月26日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|dead-url=は無視されます。(もしかして:|url-status=) (説明)
  18. 1 2 畅若妮; 刘松涛 (2020). “西安站地下人员交叉空间的特殊消防设计研究”. 安全.
  19. 1 2 “西安火车站改扩建进展如何? 戳↓”. 西安发布. 微信公众号. 2020年8月12日.
  20. ↑ “重要提醒!西安站快速进站厅入口有变化”. 西部网. 2024年5月12日. 2025年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2025年7月19日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|dead-url=は無視されます。(もしかして:|url-status=) (説明)
  21. ↑ “地铁西安站站开通 十分钟内可实现地铁国铁换乘”. 陕西日报. 人民网. 2022年9月26日.
  22. ↑ “地铁开放日丨市民媒体代表受邀提前探访地铁4号线西安站”. 微信公众号. 西安地铁运营号 (2022年9月20日). 2024年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月22日閲覧。 “本站设3个出入口,C出入口位于西安站南广场东侧,A、B出入口与国铁市政通道连通……”
  23. ↑ 白仲夏; 任婷 (2022年9月20日). “西安地铁4号线西安站近期开通”. 华商报. 华商网. 2024年2月29日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年2月29日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|dead-url=は無視されます。(もしかして:|url-status=) (説明)CS1メンテナンス: 複数の名前/author (カテゴリ)

関連項目

外部リンク