| Corvus | |
|---|---|
|
| |
| 属格形 | Corvi |
| 略符 | Crv |
| 発音 | [ˈkɔrvəs]、属格:/ˈkɔrvaɪ/ |
| 象徴 | the Crow/Raven |
| 概略位置:赤経 | 12 |
| 概略位置:赤緯 | −20 |
| 正中 | 5月10日21時 |
| 広さ | 184平方度[1] (70位) |
| バイエル符号/ フラムスティード番号 を持つ恒星数 | 10 |
| 3.0等より明るい恒星数 | 4 |
| 最輝星 | γ Crv(2.58等) |
| メシエ天体数 | 0 |
| 確定流星群 | Corvids (6月26日) |
| 隣接する星座 |
おとめ座 コップ座 うみへび座 |
からす座(からすざ、烏座、Corvus)は、トレミーの48星座の1つ。日本では春の南の空に見ることができる星座で、β星、γ星、δ星、ε星の4つの3等星で構成される四角形の特徴的な並びが目立つ。
以下の恒星には、国際天文学連合によって正式な固有名が定められている[2]。
からす座には顕著な天体が少ない。
少なくとも紀元前1100年頃のバビロニアの星図では、からす座の星々は隣のコップ座の星々と共にワタリガラス (MUL.UGA.MUSHEN) の中に組み入れられていたと思われる。イギリスの研究者ジョン・ロジャース (John H. Rogers) は、バビロニアの大要『MUL.APIN』において、からす座やコップ座と隣接するうみへび座が冥界の神Ningizzidaを表していたことに着目し、「うみへび座は冥界の門を表しており、うみへび座に隣り合うからす座とコップ座の星々は死の象徴であった」としている[8]。からす座とコップ座、うみへび座の組み合わせはギリシアに引き継がれ[8]、中近東から古代ギリシャや古代ローマに広がったミトラ教にも受容された[9]。

紀元前3世紀のアレクサンドリアの学者エラトステネースの『カタステリスモイ (希: Καταστερισμοί) 』や帝政ローマ期初期の詩人オウィディウスの『祭暦 (羅: Fāstī) 』は、アポローンに仕えたカラスについて以下のような話を伝えている[10]。ゼウスに生け贄を捧げようとしたアポローンは、配下のカラスに水を汲みに行くように命じた。カラスは水を汲みに行く途中に、まだ熟していないイチジクの実を付けた木を見つけた。数日間待って熟した実をたいらげたカラスは、アリバイ工作のため泉にいた蛇を捕まえてアポローンの下に連れていき、蛇に邪魔されて水を汲めなかったと言い逃れしようとした。しかしアポローンはその嘘を見抜き、カラスに渇きの罰を与えた。そしてアポローンはこの事件を遺すため、カラス、盃と蛇を一緒に空へ置くこととした。このエピソードでは、盃はコップ座、蛇はうみへび座となっている[10]。
またオウィディウスは彼の『変身物語 (羅: Metamorphōsēs) 』で、アポローンとカラスの別のエピソードを伝えている[10]。カラスは真っ白できれいな鳥で、人の言葉を喋っていた。ところが、このカラスは、アポローンの恋人コローニスが別の男と密会しているという情報をアポローンに伝えた。アポローンは怒り、カラスを呪って黒く変えた[10]。
なお「アポローンがカラスを天に打ち付けた4本の釘が、からす座で四辺形を作る4つの星である」とする話が巷間広まっている[11][12]が、これは1980年代から[13]日本でのみ広まっている説である。
石川県珠洲市では「ホカケボシ(帆掛け星)」という呼称が伝わっている[14]。また、むじな(タヌキ)の毛皮を剥いで広げた姿にたとえた「カワハリ(皮張り)」「カワハリボシ(皮張り星)」「カワハリサマ(皮張り様)」という呼称が、奥多摩、秩父、山梨や神奈川の山間部に伝わっている[14][15]。道東・道北のアィヌでは「レラ・チャロ(風の口)」と呼ばれ、その位置の変化から季節風の向きを知ったという。道央・道南では「カヤノカ・ノチゥ(帆の形の星)」と呼ばれ、弁財船に依る和人との交易の季節を知ったという[16][17]。
未登録
IPFS未登録
📡 0ピア
N=1
CRITICAL
PQS A87