大石芳野

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おおいし よしの
大石 芳野
出身校 日本大学藝術学部写真学科
職業 報道写真家
著名な実績 戦争・紛争などの被害を受けた人々を主題とするドキュメンタリー写真
受賞 日本写真協会年度賞(1982年)
芸術選奨新人賞(1994年)
土門拳賞(2001年)
紫綬褒章(2007年)
日藝賞(2008年)
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大石 芳野(おおいし よしの、1944年5月28日 - )は日本の報道写真家[1]。元東京工芸大学芸術学部教授(現・客員教授)[2]。日本ペンクラブ会員[1][3][4]。

人物

東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒[1]。戦争、紛争後の市民に目を向けたドキュメンタリー作品を手がけ、ベトナム戦争、カンボジアの虐殺、スーダンのダルフールの難民、原爆の広島の人々などを取材[5][6]。2004年から、世界平和アピール七人委員会委員。研究課題として『フォトジャーナリズムの変遷と動向』および『フォトジャーナリズムから見た戦争と平和における民衆』を挙げている[7]。使用機材としてライカM6などを愛用している[2]。

生年については1944年5月28日とする資料がある一方[1][8]、1943年とする資料もある[9][10]。

受賞歴

写真集・著書

写真集・写真文集(単著)

  • 『愛しのニューギニア』学習研究社、1978年2月 国立国会図書館書誌ID:000001387920
  • 『花黙し 大石芳野写真集』ブロンズ社、1979年11月 000001552902
  • 『女の国になったカンボジア』潮出版社、1980年12月 000001488794 / 講談社文庫、1984年10月 ISBN 4-06-183344-8
  • 『パプア人 いま石器時代に生きる』平凡社、1981年3月 000001497122
  • 『無告の民 カンボジアの証言』岩波書店、1981年11月 000001531318
  • 『ワニの民 メラネシア芸術の人びと』冬樹社、1983年7月 000001631961
  • 『少年パパニー』弥生書房、1983年10月 000001646949
  • 『証言する民 十年後のベトナム戦争』講談社、1984年4月 ISBN 4-06-201079-8
    • 改題『闘った人びと ベトナム戦争を過ぎて』講談社文庫、1988年10月 ISBN 4-06-184310-9
  • 『隠岐の国』くもん出版、1984年7月 ISBN 4-87576-177-5
  • 『ベトナムは、いま 十年後のベトナム戦争』講談社文庫、1985年4月 ISBN 4-06-183461-4
  • 『沖縄に活きる』用美社、1986年8月 000001856130
  • 『ソビエト遍歴 大石芳野写真集』日本放送出版協会、1991年4月 ISBN 4-14-009166-5
  • 『Hiroshima 半世紀の肖像 やすらぎを求める日々』角川書店、1995年3月 ISBN 4-04-851108-4
  • 『ベトナム凛と 大石芳野写真集』講談社、2000年10月 ISBN 4-06-210395-8
  • 『コソボ破壊の果てに 大石芳野写真集』講談社、2002年6月 ISBN 4-06-211309-0
  • 『アフガニスタン戦禍を生きぬく 大石芳野写真集』藤原書店、2003年10月 ISBN 4-89434-357-6
  • 『コソボ絶望の淵から明日へ』岩波書店、2004年4月 ISBN 4-00-026964-X
  • 『子ども戦世のなかで 大石芳野写真集』藤原書店、2005年10月 ISBN 4-89434-473-4
  • 『〈不発弾〉と生きる 大石芳野写真集 祈りを織るラオス』藤原書店、2008年11月 ISBN 978-4-89434-661-1
  • 『それでも笑みを』清流出版、2011年3月 ISBN 978-4-86029-334-5
  • 『福島FUKUSHIMA 土と生きる 大石芳野写真集』藤原書店、2013年1月 ISBN 978-4-89434-893-6
  • 『戦争は終わっても終わらない 大石芳野写真集』藤原書店、2015年7月 ISBN 978-4-86578-035-2
  • 『長崎の痕(きずあと) 大石芳野写真集』藤原書店、2019年4月 ISBN 978-4-86578-219-6
  • 『戦禍の記憶 大石芳野写真集』クレヴィス、2019年4月 ISBN 978-4-909532-18-3
  • 『あすへの記憶』日本経済新聞出版、2026年4月 ISBN 978-4-296-12432-9

著書(単著)

  • 『「夜と霧」をこえて ポーランド・強制収容所の生還者たち』日本放送出版協会、1988年9月 ISBN 4-14-008612-2
  • 『夜と霧は今』用美社、1988年12月 ISBN 4-946419-55-1
  • 『悲しみのソビエト 民族をあるく』講談社、1991年6月 ISBN 4-06-205400-0
  • 『あの日、ベトナムに枯葉剤がふった』くもん出版、1992年11月 ISBN 4-87576-741-2
  • 『カメラを肩に見た世界』労働旬報社、1993年11月 ISBN 4-8451-0323-0
  • 『カンボジア苦界転生』講談社、1993年11月 ISBN 4-06-314603-0
  • 『活気あふれて長い戦争のあと ベトナム』草土文化、1997年3月 ISBN 4-7945-0711-9
  • 『小さな草に』朝日新聞社、1997年4月 ISBN 4-02-257060-1
  • 『沖縄若夏の記憶』岩波書店、1997年6月 ISBN 4-00-022358-5 / 岩波現代文庫、2016年7月 ISBN 978-4-00-603301-9
  • 『生命の木 アジアの人びとと自然』草土文化、1998年10月 ISBN 4-7945-0764-X
  • 『戦禍の地を撮り続けて : 講演録』現代女性文化研究所、2005年6月
  • 『わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ』集英社インターナショナル、2022年6月 ISBN 978-4-7976-8101-7 [13]

共著・対談・分担執筆

  • 『沖縄の原像 内と外との相克』仲程昌徳共著、ニライ社、1988年5月 ISBN 4-88024-112-1
  • 『沖縄・脱和の時代』三木健著、ニライ社、1992年10月 ISBN 4-88024-157-1
  • 『見える日本、見えない日本 養老孟司対談集』養老孟司著、清流出版、2003年12月 ISBN 4-86029-064-X
  • 『声・映像・ジャーナリズム メディアの中の戦争と文学 第3回フェリス女学院大学日本文学国際会議』フェリス女学院大学:編、フェリス女学院大学、2005年3月 000007981706
  • 『魂との出会い 写真家と社会学者の対話』鶴見和子共著、藤原書店、2007年12月 ISBN 978-4-89434-601-7
  • 『黒川能の里 庄内にいだかれて』馬場あき子文、清流出版、2008年2月 ISBN 978-4-86029-214-0
  • 『しむらのいろ 志村ふくみ・志村洋子の染織』志村ふくみ、志村洋子著、求龍堂、2009年10月 ISBN 978-4-7630-0935-7
  • 『レンズとマイク』永六輔共著、藤原書店、2016年4月 ISBN 978-4-86578-064-2

図録・展覧会カタログ

  • 『隠岐の国 大石芳野作品展』JCIIフォトサロン、2011年3月 000011158200
  • 『瞳の奥に 戦争がある 大石芳野写真展』武蔵野市立吉祥寺美術館、2021年10月 031803200

アンソロジー

  • 『日本はアジアの友人か』東研出版、1988年2月 ISBN 4-88638-140-5 「ベトナム戦争の後遺症に悩む民衆」収録
  • 『それでも私は戦争に反対します。』平凡社、2004年3月 ISBN 4-582-70509-X 「戦争と「宣争」」収録
  • 『フォトジャーナリスト13人の眼』集英社新書、2005年8月 ISBN 4-08-720303-4 「人間と認めないのか」収録
  • 『総合人間学の試み 新しい人間学に向けて』学文社、2006年11月 ISBN 4-7620-1606-3 「戦争の現場から人間を見る」収録
  • 『いのちの叫び』藤原書店、2006年12月 ISBN 4-89434-551-X 「K子さんのこと」収録
  • 『あの日、あの味 「食の記憶」でたどる昭和史』東海教育研究所、2007年3月 ISBN 978-4-486-03193-2 「サゴ椰子の味」収録
  • 『こころに響いた、あのひと言』岩波書店、2010年2月 ISBN 978-4-00-022895-4 「鶴見和子さんの贈り物」収録
  • 『脱原発社会を創る30人の提言』コモンズ、2011年7月 ISBN 978-4-86187-084-2 「自然への畏れ」収録
  • 『3.11を心に刻んで』岩波書店、2012年3月 ISBN 978-4-00-023045-2 「これは他人事ではない」収録
  • 『3・11と私 東日本大震災で考えたこと』藤原書店、2012年8月 ISBN 978-4-89434-870-7 「「動くガレキ」!?」収録
  • 『「アジア」を考える 2000〜2015』藤原書店、2015年6月 ISBN 978-4-86578-032-1 「ツバメ隊」収録
  • 『私たちは戦争を許さない 安保法制の憲法違反を訴える』岩波書店、2017年8月 ISBN 978-4-00-061211-1 「憲法九条は写真家としての私の背骨」収録
  • 『地域発ドキュメンタリーが社会を変える 作り手と映像祭の挑戦』ナカニシヤ出版、2021年11月 ISBN 978-4-7795-1606-1 「地域発の作品群が語る」収録
  • 『核と原子力の非人間性』世界平和アピール七人委員会地平社編、2025年6月 ISBN 978-4-911256-25-1 「福島を撮りつづける」収録

その他

ドキュメンタリー

新聞

脚注

出典

  1. 1 2 3 4 “大石芳野”. コトバンク. 2026年3月5日閲覧。
  2. 1 2 “【インタビュー】大石芳野(写真家・78歳)「私は世界を知りたい。そして知ったことを伝えたい。そのためにカメラがあるのです」”. サライ.jp. 小学館 (2023年4月13日). 2026年3月5日閲覧。
  3. ↑ “わたしの心のレンズ”. 集英社インターナショナル 公式サイト. 2026年3月5日閲覧。
  4. ↑ “会員名簿(2025年7月15日)”. 日本ペンクラブ (2025年7月15日). 2026年3月5日閲覧。
  5. ↑ NHKスペシャル ヒロシマ・女の肖像〜写真家・大石芳野と被爆女性〜 - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  6. ↑ JANJAN 大石芳野のフォト・メッセージ
  7. ↑ “大石芳野写真展「戦世をこえて」”. ミュゼふくおかカメラ館 (2023年6月17日). 2026年3月5日閲覧。
  8. ↑ “スタシャック・レオン(作者について:大石芳野)”. ToMuCo - Tokyo Museum Collection. 2026年3月5日閲覧。
  9. ↑ “現在の委員プロフィール”. 世界平和アピール七人委員会 (2024年8月27日). 2026年3月5日閲覧。
  10. ↑ “この国はどこへ これだけは言いたい 子供たちの嘆きが聞こえる 戦争・紛争地を取材する写真家 大石芳野さん”. 毎日新聞 (2022年4月1日). 2026年3月5日閲覧。
  11. ↑ “大石芳野 写真展「戦世をこえて」開催のお知らせ”. 公益社団法人 日本写真家協会 (2023年6月16日). 2026年3月5日閲覧。
  12. ↑ “第2回 日藝賞”. 日本大学芸術学部. 2023年7月3日閲覧。
  13. ↑ “中村桂子・評 『わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ』=大石芳野・著”. 毎日新聞 (2022年7月30日). 2026年3月5日閲覧。
  14. ↑ “女たちの戦争画”. NHK. 2022年8月27日. 2022年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2022年9月2日閲覧.
  15. ↑ “春子と節子 “女流”画家を超えて”. NHK. 2023年3月9日. 2025年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2025年7月30日閲覧.
  16. ↑ Inc, Nikkei (2026年2月1日). “大石芳野(写真家) 私の履歴書(1)人々”. 日本経済新聞. 2026年2月1日閲覧。

関連項目

外部リンク