昆明駅

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昆明駅
北駅舎(2023年7月)
こんめい
Kunming
所在地 中華人民共和国の旗 中国雲南省昆明市官渡区
所属事業者 中国国家鉄路集団(CR・駅詳細)
昆明軌道交通(駅詳細)
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昆明駅(こんめいえき、中国語: 昆明站)は中華人民共和国雲南省昆明市官渡区にある中国国家鉄路集団(CR)昆明局集団が管轄する駅。滬昆線、成昆線、南昆線、および南昆旅客専用線の起終点駅である。

南窯火車站(南窯駅)との通称で呼ばれることもあり、これは駅の所在する地域の旧称「南窯村」に由来する[1][2]。旧雲南府駅(中国語版)が廃止されて高速鉄道の昆明南駅が建設されるまでの間は、北京路の北端にある昆明北駅と対比して火車南站(南駅の意)とも通称されていた[3]。

本項では、近接する昆明軌道交通の昆明火車駅(こんめいかしゃえき)についても記述する。

乗り入れ路線

中国国家鉄路集団(中国国鉄)
滬昆高速鉄道
南昆旅客専用線
滬昆線:当駅が終点、上海南駅起点より2660km、貴陽駅より639km
南昆線:当駅が終点、南寧駅起点より828km
成昆線:当駅が終点、成都駅起点より1,100km
昆楚大線:当駅が起点、大理駅終点まで328km。
昆明軌道交通
■1号線

歴史

当初の駅計画は国民政府が計画したメーターゲージ路線である叙昆線は1939年の着工により開始したが、日中戦争の影響で1942年には工事が中断され、この時点では昆明から沾益までの156kmの軌道敷設のみが完成していた[4]。

国共内戦後、中華人民共和国政府による第二次五カ年計画(中国語版)に路線計画は組み込まれ、駅も同時に1958年に着工した。そのうち昆明-沾益間は元の叙昆線の路盤を利用して建設されたが、施工の過程で標準軌路線へと変更された。1962年に路線名が貴昆線として再編されたのち、1966年3月に全線が完成し[5]、同時に当駅も供用を開始した[2]。 開業当時駅には臨時の待合室しかなかったが、正式な駅舎は1970年7月1日の成昆線開通に伴って供用を開始した[3]。駅舎は面積6420平方メートルのレンガおよびコンクリートによる構造で、駅舎内には計1415平方メートルの旅客用待合室が3箇所設けられていた。構内は3面8線の規模を有して、そのうち旅客列車用の着発線が5線、貨物列車用の着発線と本線が計2線、機関車の本線が1線あった[6]:92[7]:294。1980年代初頭までには主に北京、上海、貴陽、攀枝花、中誼村、金馬村方面へ向かう、1日6往復の列車が運行されるようになっていた[2]。

1997年11月30日には南昆線が開通した。2001年4月には駅舎の建て替え工事が始まり、そのうち荷物取扱所および高架待合室は2002年12月に着工した[8]。2003年7月9日からは旧駅舎の取り壊し工事が始まり[9]、その後新駅舎の建設とプラットホームの改修工事が行われた。工事期間中、旅客の出入りは臨時待合室を介して行われた[10]。工事は2004年12月28日に竣工し、2005年の春節前に供用を開始した[11][12]。

2007年初頭には駅の南側にも駅舎が完成し、中国南西部では初めての駅の両側に駅舎を有する駅となった[13]。しかし周辺施設の整備が遅れた為、新設された南駅舎はすぐには供用されなかった[14]。2014年初頭には従来の出札窓口に加えて、駅前広場にも2番目の乗車券発売所が増設された[15]。

2014年4月30日には当駅へ乗り入れる初の地下鉄路線として昆明地下鉄1号線が開業した。2015年には前年に発生した暴力テロ事件による駅の安全対策を目的として、従来は1箇所であった駅入口の保安検査場が増設された[16]。

2017年には駅舎待合室にあった保安検査場が撤去された[17]。2017年9月4日には高速鉄道路線である南昆旅客専用線が当駅まで延伸され、当駅からも動車組が発着するようになった[18]。同時に構内に国鉄の列車同士を乗り継ぐための通路が設置され、乗り継ぎにおける再度の保安検査が不要となった[19]。2018年には昆楚大線の開通に備えた待合室のリニューアル工事が行われた[20]。

2020年7月には駅南北の駅前広場の改修が計画され、北広場では降車用スロープの撤去と出札、保安検査、本人確認ゲートの機能を一体化した入場施設を新設、2007年以来供用されず放棄されていた南広場の高架1階を乗り換え用コンコースとして整備し、同年10月1日に供用を開始した[21]。南広場の完成により、国鉄と地下鉄との乗り継ぎの不便が解消された[22]。北広場の改修工事は2021年1月16日に完了し供用を開始した[23]。

駅構造

中国国家鉄路集団

中国国鉄 昆明駅
4、5番ホーム(2025年9月)
こんめい
Kunming
所在地 中華人民共和国の旗 中国雲南省昆明市官渡区
北緯25度1分3秒 東経102度43分15秒 / 北緯25.01750度 東経102.72083度 / 25.01750; 102.72083
所属事業者 中国国家鉄路集団(CR)
管轄鉄路局 中国鉄路昆明局集団有限公司
等級 一等駅
駅構造 地上駅
ホーム 単式ホーム2面、島式ホーム4面
開業年月日 1966年3月
乗入路線 4 路線
所属路線 滬昆線
キロ程 2690 km(上海起点)
◄昆明東 (? km)
所属路線 南昆線
キロ程 828 km(南寧起点)
◄昆明東 (7 km)
所属路線 成昆線
キロ程 1100 km(成都起点)
◄昆明西 (9 km)
所属路線 昆楚大線
キロ程 0 km(昆明起点)
(9 km) 昆明西►
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駅舎は本屋、南駅舎、北駅舎、線路を跨ぐ高架待合室、および地下駐車場などの施設で構成されている。最も大きな入口として機能する北駅舎は2005年に供用を開始し、総面積2万7000平方メートル余りの規模を有する。入場コンコースの軒先は「人」字型のガラス壁となっており、タイ族の建築様式を取り入れている[10]。

駅の待合室は毎晩23時45分から翌朝4時30分まで閉鎖される。2021年1月に北広場に完成した総合コンコースは、長さ126メートル、幅49.5メートル、高さ13.3メートルで、建物内部には感染症予防の体温測定などが行えるサービス、保安検査場、乗車券発売所、実名検証台のゲートを備えている。保安検査施設は北駅舎の北側に位置し、14のレーンを備えている。乗車券発売所は駅舎の西側に位置し、14箇所の有人窓口と18台の自動券売機を備えている。実名検証台ゲートは駅舎の北端に位置し、16のゲートと2箇所の有人ゲートを備えている[23]。

南駅舎は2006年に完成し地上4階建て、建築面積は11502平方メートルである[24]。2020年の改修工事により、面積6200平方メートルの入場コンコースが新設され、内部には18台の自動券売機と17の入場改札口が設置され、2020年10月1日に供用を開始した[21]。

本屋部分には4つの普通待合室と3つの貴賓待合室、母子待合室と軍人待合室が設置され[12]、中央がこれらを繋ぐ通路となっている。駅舎2階には各待合室の入口があり、通路の東側は第2待合コンコースで、800-900席の座席が設けられた有料のカフェスペースとなっている。高架待合室は各ホーム天井に跨って位置しており、内部には3A-5A、3B-5Bの改札口が設けられている。第5待合室は元々「農民工待合室(农民工候车室)」と呼ばれていたが、名称に差別的であるという理由のため、現在の名称に変更された[25]。

第3待合室と第5待合室の間の広大な中央通路の両側には、かつて6本の大きなシュロの木が植えられ、その下には様々な観葉植物や花が植えられていたが[10]、中国の少数民族の物産を販売する商業施設へ改修されたのち、旅客増加によるスペース確保の目的で撤去され、広い通路となっている。

2017年9月に動車組の発着が開始されると、待合室の一部が動車組の旅客専用の待合スペースに転用され[19]、通路の突き当たりに6A-7A、6B-7Bの改札口が設けられた。待合室の最大収容人数は7000人で、1日の乗降客数は11万人に達する[11][26]。

構内は6面14線の規模を有する[27]。駅の東側の分岐器群は昆明車両段客車整備所に接続し、上下線によって挟まれた部分に位置している。西側の分岐器群は昆明機関区客機整備所に接続している。 ホームの上部にはアーチ状の大きな上屋屋根が設置されている[2][10]。2021年3月より、9番ホームには昇降式ロープ柵のホームドアが設置され試用されている[28]。

昆明軌道交通

昆明軌道交通 昆明火車駅
こんめいかしゃたん
Kunming Railway Station
福徳►
所在地 中華人民共和国の旗 中国雲南省昆明市官渡区
所属事業者 昆明軌道交通
所属路線 ■1号線
キロ程 ? km(環城南路起点)
駅構造 地下駅
開業年月日 2014年4月30日
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利用状況

本駅は各路線の列車の旅客、貨物を扱う一等駅である。2009年3月時点では、86本の旅客列車が発着し、その全てが始発列車または終着列車であった[29]。

駅周辺

  • 鉄道駅長距離バスターミナル(火車站長途汽車客運站)
  • 昆明バスターミナル(昆明汽車客運站)
  • 錦江大飯店

隣の駅

中国国家鉄路集団(中国国鉄)
滬昆線・南昆線・昆楚大線
昆明東駅 - 昆明駅
成昆線
昆明西駅 - 昆明駅
昆明軌道交通
■1号線
環城南路駅 - 昆明火車站駅 - 福徳駅

出典

  1. ↑ “7月20日起昆明往返大理每天开行36.5对动车 平均20分钟就有一趟”. 云南网. 2018年7月19日. 2021年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年6月15日閲覧.
  2. 1 2 3 4 “昆明火车站”. 建筑网 (2017年4月17日). 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月4日閲覧。
  3. 1 2 “南窑摆脱“烂窑” 大火车载市民奔向全国”. 生活新报. 2009年9月28日. 2021年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年6月15日閲覧.
  4. ↑ “百年梦圆内昆线——写在内昆铁路全线铺通之际”. 人民网. 2001年10月4日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  5. ↑ “贵昆铁路”. 中国铁建股份有限公司 (2015年1月7日). 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月4日閲覧。
  6. ↑ 云南省地方志编纂委员会 (1994). 云南省志 卷三十四 铁道志. 云南人民出版社. ISBN 7-222-01548-5
  7. ↑ 官渡区地方志编纂委员会 (1999). 官渡区志. 云南人民出版社. ISBN 7222028374.
  8. ↑ “昆明火车站改扩建有序进行”. 云南日报. 2003年5月14日. 2021年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年6月15日閲覧.
  9. ↑ “昆明火车站 今日大拆除”. 新华网. 2003年7月9日. 2021年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年6月15日閲覧.
  10. 1 2 3 4 “豪华气派 耳目一新 新昆明站新年展新姿(组图)”. 新浪网. 2004年12月27日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  11. 1 2 “综述:昆明火车新站落成 云南铁路建设进入高潮”. 中新网. 2014年12月29日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  12. 1 2 “昆明铁路客站昨落成(图)”. 搜狐网. 2004年12月29日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  13. ↑ “西南首個雙面火車站春運啟用”. 2007年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年2月20日閲覧。
  14. ↑ “昆明站南广场建成10年未使用 待地铁2号线二期通车后可直抵火车站”. 腾讯. 2018年1月8日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  15. ↑ “昆明火车站增设30台自助售票机 临时候车棚没票也能进”. 凤凰网. 2014年1月9日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  16. ↑ “昆明火车站广场围起了铁网,增设了安检设备”. 澎湃新闻. 2015年3月1日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  17. ↑ “花8块钱 22分钟从昆明站坐到昆明南站”. 新华网. 2017年9月5日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  18. ↑ “今起昆明站至昆明南站间开通动车”. 云南日报. 2017年9月4日. 2017年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年9月4日閲覧.
  19. 1 2 “昆明站至昆明南站、玉溪站正式开行动车 站内换乘不用再安检”. 昆明信息港. 2017年9月4日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  20. ↑ “【直击】昆明站候车室换新颜”. 云南网. 2018年6月28日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  21. 1 2 “昆明火车站南广场启用在即 地铁出站可直达候车厅”. 云南网. 新华网. 2020年9月30日. 2020年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2020年11月12日閲覧.
  22. ↑ “昆明火车站南北广场提质改造取得新进展”. 昆明市人民政府. 2020年8月14日. 2021年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2020年8月22日閲覧.
  23. 1 2 “昆明火车站北广场改造完成 将于明早4点半正式启用”. 昆明信息港. 2021年1月15日. 2021年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年1月18日閲覧.
  24. ↑ “昆明站南站房有望元旦前投用 我省建成西南地区首个“双面”火车站”. 新浪网. 2006年11月15日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  25. ↑ “昆明火车站放弃使用“农民工候车室”标牌(图)”. 网易新闻. 2008年1月23日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  26. ↑ “新昆明铁路客站28日竣工”. 云南电视台. 2004年12月29日. 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2018年11月4日閲覧.
  27. ↑ “每天4000余人乘地铁到火车站 市民期待南广场开通”. 昆明信息港 (2014年6月24日). 2018年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月4日閲覧。
  28. ↑ “昆明火车站试用电动升降安全绳”. 都市时报. 新浪网. 2021年3月23日. 2021年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年6月6日閲覧.
  29. ↑ 昆明火車站時刻表

関連項目

外部リンク