阪口直人

ウィキペディアから、無料の百科事典
阪口 直人
さかぐち なおと
生年月日 (1963-06-12) 1963年6月12日(63歳)
出生地 日本の旗 日本 大阪府豊中市
出身校 早稲田大学教育学部
埼玉大学大学院
名古屋大学大学院(中退)
前職 キヤノン従業員
インターバンド事務局長
所属政党 (民主党→)
(旧日本維新の会→)
(維新の党→)
(民進党→)
(希望の党→)
(無所属→)
(旧立憲民主党→)
(立憲民主党→)
れいわ新選組
称号 文学士(早稲田大学)
経済学修士(埼玉大学)
公式サイト 阪口直人
選挙区 (和歌山2区→)
(比例近畿ブロック→)
比例東海ブロック(岐阜3区)
当選回数 3回
在任期間 2009年8月31日 - 2014年11月21日
2024年11月1日 - 2026年1月23日
テンプレートを表示

阪口 直人(さかぐち なおと、1963年6月12日 - )は、日本の政治家、市民運動家。

衆議院議員(3期)を務めた。

来歴

2015年5月1日、キルギス・シルクロード国際マラソンにて

大阪府豊中市出身。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。大学卒業後はキヤノン勤務を経て、1992年に国際連合が募集したカンボジアでの選挙監理ボランティアに応募し、合格。キヤノンを退職し約1年間、ラタナキリ州で選挙支援に従事した。その後は国連モザンビーク活動(ONUMOZ)、ボスニア・ヘルツェゴビナ統一選挙等でボランティア、選挙監視員を務める。そのかたわら専門学校講師を務め、埼玉大学大学院経済学研究科修士課程を修了し、名古屋大学大学院国際開発研究科国際協力専攻博士後期課程に入学したが、中退[1]。

2000年、NPO法人「インターバンド」の事務局長に就任。同年よりインターバンド代表である首藤信彦衆議院議員(民主党)の政策担当秘書を務める。2003年の第43回衆議院議員総選挙、2005年の第44回衆議院議員総選挙に民主党公認で神奈川17区から立候補するが、自由民主党の河野洋平に敗れ、落選。2007年の第21回参議院議員通常選挙では両親の出身地でもある[2]和歌山県選挙区に国替えして立候補するも、自民党の世耕弘成に敗れた。2009年の第45回衆議院議員総選挙では和歌山2区から立候補し、自民党前職の石田真敏を破り、初当選した(石田も比例復活)。

2012年11月19日、民主党に離党届を提出し[3][4][5]、日本維新の会に入党(離党届は受理されず、11月21日付で除籍処分が下った[6])。第46回衆議院議員総選挙では、和歌山2区で前回下した自民党の石田真敏に敗れたが、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活し、再選。

2013年9月、日本維新の会国際局を立ち上げ局長就任、小沢鋭仁国対委員長を団長とする訪中団を組織して中華人民共和国を訪問[7]。

2014年9月に維新と結いが合流してできた維新の党の結党に参加。国会議員団副幹事長、政策調査会国会政策部会長、党国際局長、党和歌山県総支部代表[8]。同年12月の第47回衆議院議員総選挙では、和歌山2区から立候補するも落選[9]。

2015年5月、アントニオ猪木と(キルギスにて)

2016年4月、維新の党と民主党が合併し結成された民進党の三重4区総支部長に就任した[10]が、1票の格差是正と定数削減で三重県の選挙区が減少したため、2017年9月9日に岐阜3区への鞍替えが発表された[11]。同月に衆議院が解散。翌10月の第48回衆議院議員総選挙では、民進党が希望の党への合流を決定したため総選挙は希望の党公認で立候補[12]したが、選挙区では自民党の武藤容治に敗れ、重複立候補していた比例東海ブロックでも復活できず、ふたたび落選[13]。

2019年5月18日、立憲民主党岐阜県連は、次期衆院選の岐阜3区に阪口を擁立する方針を決めた[14]。

2020年9月に再編された立憲民主党にも参加し、2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙に武藤との一騎打ちで臨んだが、敗れて比例復活もならず落選した。

2023年3月、立憲民主党を離党[15]。離党の理由として、党前代表の枝野幸男が「(減税公約は)間違いだった」と発言したことを挙げた[16]。同年12月1日、れいわ新選組は次期衆院選の岐阜3区に阪口を擁立すると発表した[17]。

2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙にれいわ新選組公認で出馬、岐阜3区では敗れたが、比例復活より10年振りに国政復帰した[18]。

2025年12月8日開票のれいわ新選組代表選挙に出馬し、れいわオーナーズから445票、れいわフレンズから641票、地方議員から10票、国会議員から2票を受けるも、山本太郎、八幡愛の後塵を拝し、3位で落選した[19]。

2026年2月8日に実施の第51回衆議院議員総選挙に前回と同じくれいわ新選組の公認候補として岐阜県第3区から立候補したが、小選挙区での落選に加えて比例復活もできずに落選となった[20]。

2026年7月31日開票のれいわ新選組代表選挙には、大島九州男参議院議員の推薦を受ける形で[21]出馬したが[22]、落選した。

主張

  • 選択的夫婦別姓制度導入にどちらかといえば賛成[23]。
  • 永住外国人の地方選挙権付与について「どちらとも言えない」としている[24]。
  • 女性宮家に反対[25]。
  • 政権への対峙姿勢について「日本維新の会は、政権との距離感は「是々非々」と言っていましたが、私は「非非非非非非非是ぐらいで十分です!」と言い続けてきました。責任野党なんて言われて喜んでいては安倍総理にナメられるだけ。」と言及している[8]。

人物

  • キヤノン退職の経緯について、阪口は「会社(キヤノン)の理解が得られず、結局辞めざるを得なかった」と述べている[26]。阪口によれば、国際連合開発計画所長の日根居誠を介し、キヤノンの山路敬三副社長・御手洗富士夫専務取締役(いずれも当時)に面会し休職の許可を願い出たが、上司を通じて御手洗から「キヤノンの利益とは全く関係ない活動」「休職は絶対に認めるわけにはいかん」と通告され、面会を拒絶された[27]。阪口はキヤノンが掲げる「グローバルな視野」、「世界の繁栄と人類の幸福のために貢献する」という企業理念を「単なる飾り物にすぎない」と批判している[28]。
  • 元ラグビー選手でオーストラリア弁護士のイアン・ウィリアムスとは、20年以上の付き合いがある[29]。
  • 趣味は、アウトドアスポーツ(フルマラソン完走10回。選挙区内のマラソンレースにはランナーとして参加)、極真空手(黒帯、初段。早稲田大学時代は、和道流空手をしていた)、スポーツ観戦、旅行(70ヶ国以上を訪問。)、読書(以前は純文学派だったが、最近は国際政治や途上国開発に関する学術書を中心に読む)[30]

選挙歴

当落選挙執行日年齢選挙区政党得票数得票率定数得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
落 第43回衆議院議員総選挙 2003年11月 9日 40 神奈川県第17区 民主党 8万1900票 34.73% 1 2/3  
落 第44回衆議院議員総選挙 2005年 9月11日 42 神奈川県第17区 民主党 8万9901票 32.13% 1 2/3  
落 第21回参議院議員通常選挙 2007年 7月29日 44 和歌山県選挙区 民主党 18万7545票 38.21% 1 2/3  
当 第45回衆議院議員総選挙 2009年 8月30日 46 和歌山県第2区 民主党 9万0134票 54.77% 1 1/3  
比当 第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 49 和歌山県第2区 日本維新の会 3万6110票 26.06% 1 2/4 3/10
落 第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 51 和歌山県第2区 維新の党 3万9799票 31.49% 1 2/3  
落 第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 54 岐阜県第3区 希望の党 6万8404票 30.56% 1 2/3  
落 第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 58 岐阜県第3区 立憲民主党 9万3616票 41.43% 1 2/2  
比当 第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 61 岐阜県第3区 れいわ新選組 4万8002票 22.81% 1 3/3 1/5
落 第51回衆議院議員総選挙 2026年 2月 8日 62 岐阜県第3区 れいわ新選組 2万8872票 13.04% 1 3/4 1/0

著書

  • 阪口直人『心にかける橋 カンボジアに見た夢 - 国連ボランティア12カ月』学陽書房、1994年 ISBN 978-4-313-81081-5
  • 『新しい平和構築論』明石書店、2005年、共著、ISBN 978-4-7503-2072-4

脚注

  1. ↑ 阪口直人|プロフィール
  2. ↑ “主な候補者の横顔 和歌山2区”. 朝日新聞. 2009年8月21日. 2024年8月29日閲覧.
  3. ↑ “【衆院選】民主・小沢、阪口両氏が離党届 維新へ合流”. 産経新聞. 2012年11月19日. 2012年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ.
  4. ↑ “民主党:小沢鋭、阪口氏が離党届提出…維新に合流へ”. 毎日新聞. 2012年11月19日. 2012年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ.
  5. ↑ “小沢元環境相「ゲバラのように…」 民主3議員が離党届”. 朝日新聞. 2012年11月19日. 2012年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ.
  6. ↑ “民主、離党届提出の13人を除名処分”. 朝日新聞. 2012年11月21日. 2013年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ.
  7. ↑ “維新の会、初外遊は中国? 中国メディアがねらいを分析”. NewSphere. 2013年9月3日. 2014年10月9日閲覧.
  8. 1 2 “テレビ出演のお知らせ-改革政党としての覚悟の示し方 - 阪口直人の「心にかける橋」”. goo blog. 2014年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月22日閲覧。
  9. ↑ Company, The Asahi Shimbun. “和歌山 - 開票速報 - 2014衆院選:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2024年11月22日閲覧。
  10. ↑ “民進、参院選挙区で3氏の公認内定”. 日本経済新聞. 2016年4月19日. 2023年12月3日閲覧.
  11. ↑ “3区、民進が阪口氏擁立 三重4区から国替え”. 中日新聞. 2017年9月10日. 2023年12月3日閲覧.
  12. ↑ “希望の党 第1次公認名簿”. 毎日新聞通. 2017年10月4日閲覧。
  13. ↑ “岐阜-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2024年11月22日閲覧。
  14. ↑ “立憲、岐阜3区に元衆院議員の阪口氏擁立へ”. 毎日新聞. 2019年5月18日. 2020年3月18日閲覧.
  15. ↑ “次期衆院選、野党「競闘」態勢 岐阜3区で候補相次ぐ”. 岐阜新聞. 2023年12月3日. 2023年12月3日閲覧.
  16. ↑ “【衆議院選挙2024岐阜3区】候補者3人はどんな?重視する政策は?”. 中日新聞. 2024年10月23日. 2024年11月18日閲覧.
  17. ↑ “れいわ新撰組、衆院岐阜3区に元職の阪口直人氏擁立へ”. 産経新聞. 2023年12月1日. 2023年12月1日閲覧.
  18. ↑ “【衆院選速報】阪口直人氏が比例復活 岐阜3区”. 岐阜新聞. 2024年10月28日. 2024年11月18日閲覧.
  19. ↑ “第2回 れいわ新選組代表選挙”. れいわ新選組. 2025年12月9日閲覧。
  20. ↑ “令和8年2月8日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報資料|比例代表党派別当選人数 #20ページ目”. 2026年2月10日閲覧。
  21. ↑ “「第3回れいわ新選組代表選挙 さかぐち直人候補を推薦しました。記者会見ライブ https://t.co/yCrefG7AaG @YouTubeより」”. 大島九州男/参議院議員. X (2026年7月17日). 2026年7月17日閲覧。
  22. ↑ “れいわ代表選に3氏立候補 山本幹事長、阪口前衆院議員、石井三鷹市議 7月31日開票”. 産経新聞. 2026年7月17日. 2026年7月17日閲覧.
  23. ↑ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  24. ↑ 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答
  25. ↑ 毎日新聞 2012年衆院選アンケート
  26. ↑ 阪口直人『心にかける橋 カンボジアに見た夢 - 国連ボランティア12カ月』学陽書房、1994年、30頁。
  27. ↑ 前掲書31-33頁。
  28. ↑ 前掲書30-31・35頁。
  29. ↑ “伝説のウイング、イアン・ウイリアムズ氏とビルマへの経済協力を語る - 阪口直人の「心にかける橋」”. goo blog. 2013年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月22日閲覧。
  30. ↑ 公式プロフィール

外部リンク