上饒駅
| 上饒駅 | |
|---|---|
|
駅舎 (2017年12月) | |
|
上饶 Shangrao | |
| 所在地 |
江西省上饒市信州区霊渓街道 |
| 所属事業者 | 中国国家鉄路集団 |
| 管轄鉄路局 | 南昌鉄路局 |
| 等級 | 一等駅[1] |
| 所属路線 |
滬昆線 滬昆高速鉄道 合福旅客専用線 峰福線 (支線) |
| 駅構造 | 地上駅・高架駅 |
| ホーム | 7面19線 |
| 開業年月日 | 1935年12月 |
| 上饒駅 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| 繁体字: | 上饒站 |
| 簡体字: | 上饶站 |
| 拼音: | Shàngráo Zhàn |
| 発音: | シャンラオ ヂャン |
| 英文: | Shangrao Railway Station |
上饒駅(じょうじょうえき、中国語: 上饶站)は、中華人民共和国江西省上饒市信州区霊渓街道に位置する、中国国鉄の鉄道駅である。
当駅には滬昆線、滬昆高速鉄道、合福旅客専用線、及び峰福線の支線が乗り入れている。そのうち合福旅客専用線は滬昆高速鉄道及び在来線のホームと立体交差(十字交差)しており、中国の鉄道において初のオーバークロス駅となっている[2][3]。駅の北東には、滬昆高速鉄道と合福旅客専用線を繋ぐ連絡線が設置されている[4]。
歴史
旧駅
旧所在地は信州区解放路であり、1935年12月に浙贛線の延伸に伴い開業した。当時、駅には発着線4線と貨物線2線が設置され、駅舎面積は207平方メートルであった。1953年に改修・拡張工事が行われ、面積796平方メートルの新駅舎が建設された。内部には171平方メートルの待合室と89平方メートルの手荷物受渡所が設けられ、同時に1番ホームに上屋が新設された。1970年には駅舎の規模がさらに拡大され、面積は2050平方メートルに達した。そのうち待合室の面積は322平方メートル、手荷物受渡所は228平方メートルで、さらに9088平方メートルの駅前広場が設けられた。旅客用地下通路及び2番ホームの上屋は、それぞれ1972年12月と1974年に完成した[5]:176。
1990年までに、構内には旅客ホーム2面、発着線6線、入換線3線が整備された。当時の貨物駅の面積は6万5933平方メートルで、貨物取扱線7線、倉庫7棟、貨物ホーム8面が設けられた[5]:176。1930年代に浙贛線が建設された後、上饒は鉄道の要衝となり、大量の職員が浙江省から上饒へ移住して駅周辺に鉄道職員の居住区が形成された。上饒の現地方言は呉語処衢片に属する上饒話であるが、鉄道職員の多くは浙江省の太湖片や婺州片の出身であり、互いの方言が近く会話が可能であったため、言語的に徐々に融合して鉄道コミュニティの共通方言である「鉄道話」が形成された[6][7]。駅は、浙贛線の複線化及び旧横南線の上饒-永平間連絡線敷設の一環としてさらに改修・拡張が行われた。1998年10月18日には新たな駅舎が開業した[5]:177。
- 解体中の旧駅舎 (2015年7月撮影)
新駅
浙贛線の電化に伴い、2004年に当時の霊渓鎮松山村風炉塘に新駅が建設され、2006年4月16日午前9時に新駅舎の使用が開始された。旅客業務はすべて新駅へ移管され、旧駅には一部の貨物業務のみが残された。新駅は駅前広場を含めた総面積が1万平方メートル、駅舎面積が8300平方メートルで[8]:270、待合室は同時に2000人の旅客を収容可能であった[9]。2007年12月に旧上饒駅は完全に閉鎖され[10][11]、2015年9月4日に完全に撤去された[12]。
滬昆高速鉄道と合福旅客専用線は上饒で交差することになり、設計段階では、合福高鉄の線路を駅の手前でカーブさせ、滬昆高鉄と並走するかたちで上饒駅に接続する案や、南北方向に上饒東駅・上饒西駅を新設する案などが検討された[13]。しかし、上饒駅の建設時に確保されていた土地の不足に加え、その他の案では地質不良地帯、軍の敷地、環境保護区域などを通過する必要があったことなどから[14]、両路線を当駅で立体交差させることになった。既存の駅構内の東側に合福高鉄の高架及びホームを新設して垂直にオーバークロスする構造とし、同時に滬昆高鉄と合福高鉄を結ぶ連絡線を建設する方針となった[15][16][17]。拡張工事として、まず駅舎の東側に面積9600平方メートルの新駅舎が新設され、2014年12月10日に開業した[18]。これに伴い旧駅舎は閉鎖された。当初の計画では、合福高鉄の開業に合わせて新駅舎の待合室を滬昆高鉄と合福高鉄の区画に分け、それぞれ別々の改札口を設置する予定であった[19]。しかし、滬昆高鉄の開通後に上饒駅の利用客が大幅に増加し、確保されていた待合区画では2路線の乗客に対応しきれなくなったため、2015年の年初に合福高鉄の高架下に面積3500平方メートルの待合室を新設することが決定し、2015年6月28日に供用開始となった[20]。
- 2006年に完成した駅舎
(2012年7月撮影)
駅構造
駅舎
当駅には現在2つの駅舎が存在する。西側に位置する駅舎は2006年に開業したが、2014年に新駅舎が開業した後は使用されなくなり、現在は職員専用の出入口としてのみ利用されている。現行の駅舎は旧駅舎の東側に位置し、面積は9600平方メートル、高さは24メートルである[21]。切符売場は現行駅舎と旧駅舎の境界部分に位置する。改札口は現行駅舎の中央にあり、本人確認エリアと安全検査エリアが設けられ、そのうち6ルートは顔認証レーンとなっている[22]。 当駅には現在、1階待合室、2階待合室、合福待合室の計3つの待合室がある。1階待合室は現行駅舎の1階にあり、主に在来線の待合・改札業務を担う。同待合室のホーム側中央には第2改札口が設けられており、旅客は改札通過後、地下通路を通って6・7・8・9番ホームへ向かい乗車する。2階待合室は駅舎の2階にあり、主に滬昆高鉄の待合・改札業務を担う。同待合室の西側には第3改札口が設けられており、旅客は改札通過後、跨線橋を通って1〜5番ホームへ向かい乗車する[23]。 合福待合室は駅舎の東側、合福高鉄の高架下に位置し、面積は3000余平方メートルである。この待合室は通路で主駅舎と連結されている[24]。この待合室は主に合福高鉄及び同路線を経由して他路線に直通する列車の待合・改札業務を行っている。同待合室にはA1、A2、B1、B2の4つの改札口が設けられており、A1・A2改札口は11・12番ホームへ、B1・B2改札口は13・14番ホームへ通じている(10番ホームは欠番)。当駅の東側には合福高鉄と滬昆高鉄を結ぶ連絡線が存在するため、滬昆高速鉄道を経由して杭州・上海方面へ向かう列車に乗車する場合でも、合福待合室に向かう場合がある[20]。
- 現行駅舎
- 駅舎内
- 交差する滬昆高鉄と合福高鉄の線路
構内
滬昆高鉄の乗り場である1~5番ホームは駅舎の北側、在来線の乗り場である6~9番ホームはさらに北側に位置する。合福高鉄の乗り場である11~14番ホームは、2面の島式ホームであり高架上にある[25]。滬昆高鉄と合福高鉄の線路は60度の角度で交差しており、合福高鉄は高架、滬昆高鉄は地上に線路がある。両路線を接続する連絡線は駅の北東にある[16][17]。
- 滬昆高鉄のプラットホーム
- 合福高鉄のプラットホーム
- 在来線のプラットホーム
- 停車中の滬昆高鉄の列車
- 6·7番ホームに停車中の列車
貨物駅は在来線ホームの北側に位置する。貨物駅の北側には上饒国際物流センター(通称「無水港」)が隣接している。貨物駅からは毎日、寧波舟山港へ向かう貨物列車が運行されている他[26]、2018年にはカザフスタンへ至る中欧班列の運行が始まった[27][28]。貨物駅には、中石化霊渓油庫、上饒材料廠、鷹潭機関区上饒運用車間、及び鷹潭保線区上饒材料分庫へ通じる専用線が引き込まれている[29]。
隣の駅
出典
- ↑ “上饶高铁列车时刻表新鲜出炉”. www.jxxz.gov.cn. 2016年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月10日閲覧。
- ↑ “上饶站成中国首座“骑跨式”高铁车站”. 江南都市报. 2015年6月29日. 2019年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年1月8日閲覧.
- ↑ “江西:探秘国内首个骑跨式高铁车站:上饶站”. 腾讯视频. 2014年12月10日. 2019年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年1月8日閲覧.
- ↑ 唐佳蕾 (2018年11月2日). “探访全国首座骑跨式高铁枢纽站——上饶火车站”. 中国网. 2024年4月14日閲覧.
{{cite news}}: CS1メンテナンス: url-status (カテゴリ) - 1 2 3 杨建兴等 (1999). 南昌铁路局志. 中国铁道出版社. p. 116. ISBN 9787113035136
- ↑ 杨文波 (2012). “上饶铁路话与杭州话、上饶话的语音比较”. 语言研究集刊.
- ↑ “在距离杭州336公里外的江西上饶 有个通用语言是“杭州话”的铁路新村”. 杭州网. 2019年6月18日. 2020年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2020年3月21日閲覧.
- ↑ 《上饶年鉴》编辑委员会 (2008). 2007上饶年鉴. 方志出版社. ISBN 978-7-80238-274-9
- ↑ 崔碧 (2006). “上饶站房结构设计浅析”. 四川建材. doi:10.3969/j.issn.1672-4011.2006.06.099.
- ↑ “上饶将建新火车站”. 新浪网,原载大江网-江西日报. 2019年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月18日閲覧。
- ↑ “上饶老火车站正式退出运营”. 腾讯网,原载大江网. 2016年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月18日閲覧。
- ↑ “上饶老火车站站房拆除完毕”. 上饶市城市建设投资开发集团有限公司. 2015年9月5日. 2019年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2016年8月22日閲覧.
- ↑ 吴若玉 (2009). “上饶市铁路客运布局的思考”. 铁道运输与经济. doi:10.3969/j.issn.1003-1421.2009.07.013.
- ↑ “上饶火车站货场将进行改造”. 上饶之窗,原载上饶晚报. 2013年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月18日閲覧。
- ↑ “沪昆高铁杭长段开通运营 江西:探秘国内首个“骑跨式”高铁车站”. 新闻直播间 (2014年12月10日). 2019年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月10日閲覧。
- 1 2 张必武 (2010). “合福客专与沪昆客专引入上饶站方案研究”. 铁道勘测与设计.
- 1 2 角志达; 闵俊 (2018). “高速铁路交叉布置站型分析及联络线设计”. 铁道勘察. doi:10.19630/j.cnki.tdkc.201805310001.
- ↑ “中国第一座“骑跨式”高铁站投入使用”. 新华网. 2014年12月11日. 2026年8月21日閲覧.
{{cite news}}: CS1メンテナンス: url-status (カテゴリ) - ↑ “合福客专与沪昆客专引入上饶站方案研究”. 2019年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月30日閲覧。
- 1 2 “上饶站:中国第一座骑跨式高铁车站换乘攻略”. 南昌铁路. 2016年12月30日. 2026年8月21日閲覧.
{{cite news}}: CS1メンテナンス: url-status (カテゴリ) - ↑ “全国首个骑跨高铁站让上饶成为“多站合一”客流集散枢纽地”. 国际在线. 2015年10月22日. 2017年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年5月21日閲覧.
- ↑ “在上饶火车站将可“刷脸”进”. 江南都市报. 中国江西网. 2018年9月26日. 2019年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年9月23日閲覧.
- ↑ “上饶站实现乘客零换乘 预计下月投入使用”. 新浪江西. 2014年11月28日. 2019年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年5月21日閲覧.
- ↑ “合福高铁开通 上饶站客流日均增7000余人”. 上饶之窗. 2015年7月6日. 2026年8月21日閲覧.
{{cite news}}: CS1メンテナンス: url-status (カテゴリ) - ↑ “上饶“新老火车站”对比,带你穿越火车站的前世今生……”. 上饶县之窗. 2017年1月9日. 2019年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年9月23日閲覧.
- ↑ “上饶-宁波“海铁联运天天班”正式开通”. 上海市商务委. 2014年5月27日. 2019年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年9月23日閲覧.
- ↑ “上饶国际物流中心”. 江西电子口岸. 2019年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月23日閲覧。
- ↑ “上饶首列中欧班列正式发车”. 中国江西网-江西日报. 凤凰网. 2018年1月22日. 2019年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年9月23日閲覧.
- ↑ “营业站服务信息查询”. 中国铁路95306网. 2018年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月23日閲覧。