森下仁丹株式会社
Morishita Jintan Co.,Ltd.
本社
本社
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証スタンダード 4524
1961年10月2日上場
略称 仁丹
本社所在地 日本の旗 日本
〒540-8566
大阪府大阪市中央区玉造一丁目2番40号
設立 1936年(昭和11年)11月28日
(創業:1893年(明治26年)2月11日)
業種 医薬品
法人番号 8120001077571
事業内容 保健関連商品の製造販売
保健関連のサービス提供
代表者 森下雄司(代表取締役社長)
資本金 35億3,740万円
発行済株式総数 4,150,000株
売上高 連結:97億7400万円
(2020年3月期)
営業利益 連結:4億5300万円
(2020年3月期)
経常利益 連結:5億700万円
(2020年3月期)
純利益 連結:3億2200万円
(2020年3月31日現在)
純資産 連結:100億1300万円
(2020年3月31日現在)
総資産 連結:143億8700万円
(2020年3月31日現在)
従業員数 連結:297名
(2019年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 (株)森下泰山 26.9%
ロート製薬(株) 8.7%
(公財)森下仁丹奨学会 5.1%
株式会社三菱UFJ銀行3.2%
(2019年3月31日現在)
主要子会社 株式会社エムジェイヘルスケア 100%
株式会社森下仁丹ヘルスコミュニケーションズ 100%
株式会社エムジェイラボ 100%
関係する人物 森下博、森下泰
外部リンク https://www.jintan.co.jp/
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森下仁丹 旧本社工場
(大阪市中央区)

森下仁丹株式会社(もりしたじんたん、Morishita Jintan Co.,Ltd.)は、大阪市中央区玉造に本社を置く医薬品製造企業である。略称は仁丹。コーポレート・スローガンは「百年人生を応援する」。

概要

創業者の森下博が1893年(明治26年)2月11日に、大阪市東区(現・中央区)にて、薬種商「森下南陽堂」を創業したのが発祥である。1905年(明治38年)から今日まで発売され続けている仁丹の製造元としてその名を知られている。上部に人物が描かれている「仁丹」の商標で知られているが、描かれている人物は軍人ではなく、大礼服姿の外交官である[2]。商標の外交官は「健康を世界に運ぶ外交官に」という創業者の思いが込められている。

現在はかつての主力商品「銀粒仁丹」のコーティング技法を発展させることで開発した最先端のシームレスカプセル(継ぎ目のないカプセル)を用いた食品会社からの受託製造と、ビフィズス菌を使用した食品・化粧品、植物エキスを主成分とするダイエット食品・健康食品(栄養補助食品)の製造・販売を主な事業内容としている。銀粒仁丹の原料でもある生薬成分の研究にも力を入れており、それを生かした食品会社への原料の供給等も行い、最近では日本コカ・コーラへのローズヒップ・エキス供給のほか、デンマーク産ホットドッグ「ホールドバケット」の販売事業等もおこなっている。

みどり会の加盟企業であり、三和グループに属している[3]。

沿革

1910年当時の幹部
仁丹創業5周年記念写真
毒滅の広告。1904(明治37)年10月30日の大阪朝日新聞の広告に彩色を施したもの。

主な製品

テレビ番組

広報活動

CMキャラクター

現在
過去のCMキャラクター一覧

※その他、宝塚歌劇団の雪組メンバーを、同社が過去に発売していた「クリスタルデュウ・マイルド」のイメージキャラクターに起用していたことがある(「歌劇」「宝塚GRAPH」限定での掲載。1992年から翌年にかけて、雪組で上演された「忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜」の協賛に伴うもの)。

スポンサー番組

現在
過去

※この他、関西ローカルではあるが朝日放送で2000年(平成12年)頃から数年間、20時55分頃に放送のABCニュースのスポンサーを担当していたこともある。

電柱広告と「町名看板」

当社では、1905年(明治39年)に「仁丹」の発売を開始すると、翌1906年(明治40年)から「仁丹」の広告看板を大阪・神戸・名古屋などの市中の電柱に掲出。1909年(明治42年)からは、「仁丹」の文字とビスマルク像(「毒滅」の商標)が描かれた看板を、東京電燈(日本初の電力会社)が東京市(当時)に設置していた電柱へ掲げるようになった。もっとも、電柱への広告掲出を東京電燈に許可していた警視庁では、この看板に「仁丹」の文字が派手な赤色で記されていたことを問題視。「看板の文字の色は黒か白に限る」という条件で許可を出していたことを根拠に、看板の塗り替えを東京電燈へ命じた。また、翌1910年(明治43年)には、『東京朝日新聞』が「醜怪なる屋外広告」というキャンペーン記事を19回にわたって掲載。この連載では、一連の電柱広告に加えて、上野公園前の田原町交差点(現在の東京都台東区内)に当時建っていた広告塔(仁丹塔)も槍玉に挙がっていた。

さらに、1911年(明治44年)には日本政府が「広告物取締法」、京都市が「広告物取締法施行細則」を公布。「広告物取締法施行細則」施行の手続きを細かく定めた「広告物取締法施行手続」では、「仁丹」や「毒滅」の看板が「見苦しい広告物の具体例」として示されていた。これに対して、当社では「広告物取締法施行細則」の第一条に、「公益のためなら(屋外への広告物の掲出を)許可することがある」との但書が添えられていることに着目。「町外からの来訪者が郵便配達人が、町内の家屋を捜すのに苦労している」という当時の事情を踏まえて、京都市からの許可を得たうえで、大礼服マークと「仁丹」の名を入れた木製の町名表示板(木板)を市内へ順次設置するようになった。このような「町名看板」は、京都市が市内の主要街路の名称(通り名)を大幅に変更した1928年(昭和3年)を境に、木板より耐久性に優れた琺瑯製の板(琺瑯板)に掛け替えられている。

当社による「町名看板」の設置活動は、日本各地の自治体からの許可の下に、都市部から日本列島の津々浦々にまで広がっていた。現在でも、第二次世界大戦での戦災を免れた都市には、琺瑯製を中心に一部の看板が残存している。京都市内はその典型で、複数の種類の琺瑯板に加えて、木板の存在も確認されている。また、当社では2011年(平成13年)から「京都琺瑯町名看板プロジェクト」を開始。かつての町名表示板のデザインを踏襲した琺瑯製の「町名看板」を新たに製作したうえで、京都市内や創業者(森下博)の出身地(琺瑯板が付けられていなかった広島県福山市の鞆の浦)に設置している。

ちなみに、『京都新聞』記者の樺山聡は、多数の「町名看板」が京都市内に残存することに関する取材を2010年(平成22年)の末から開始。この取材を通じて、1995年(平成7年)には1,200枚の残存が確認されていた「町名看板」が、2010年の時点で約800枚にまで減っていることを明らかにした。さらに、取材の過程で「町名看板」の愛好家と知り合ったことから、5人の愛好家(元・高校教師、京都市の職員、大学の教員など)と共に「京都仁丹樂會」(きょうとじんたんがっかい)と称するサークルを結成。「京都仁丹樂會」では、「京都市内に残存する『仁丹』の町名看板は、京都の生きた文化財である」との主張を掲げながら、「町名看板」に関する探索調査・データベースの作成・情報の発信や残存看板の保全などに取り組んでいる。2015年(平成27年)には、前年(2014年)から京都市内で盗難が相次いでいた琺瑯板の1枚がインターネットオークションへ出品されていることを、「京都仁丹樂會」の会員の1人が確認。この情報が盗難の被害者の知人に伝わったことがきっかけで、上京警察署が出品者による販売目的での盗難を認定したため、出品されていた琺瑯板は被害者へ無償で返却された。

関係企業

脚注

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注釈

  1. ↑ この商品は1980年代から90年代にかけ、関東地方のみで限定発売された商品であることから(テレビCMなどにおいてもその旨が告知されていた)、あくまで商品やCMの認知度は関東地方に限定される。

出典

  1. ↑ 役員一覧 - 森下仁丹株式会社
  2. ↑ 仁丹商標 森下仁丹歴史博物館
  3. ↑ “メンバー会社一覧”. みどり会. 株式会社みどり会. 2024年4月5日閲覧。
  4. ↑ 『業務・資本提携に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2003年9月30日。2011年12月26日閲覧。
  5. ↑ 『合併に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2004年2月7日。2014年1月8日閲覧。
  6. ↑ 『ロート製薬と森下仁丹、両社の出資による共同販売会社「株式会社メディケアシステムズ」を設立することで基本合意』(PDF)(プレスリリース)ロート製薬株式会社、2005年2月4日。2011年12月26日閲覧。
  7. ↑ 『【新商品】ORACLE(オラクル)ワンショット新発売』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2007年2月15日。2014年1月8日閲覧。
  8. ↑ 『固定資産の譲渡および業績予想の修正に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2007年3月13日。2011年12月26日閲覧。
  9. ↑ 『2月11日を「仁丹の日」として制定』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2008年1月30日。2014年1月8日閲覧。
  10. ↑ 『2008年2月「医薬品通販」事業に本格参入』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2008年1月31日。2014年1月8日閲覧。
  11. ↑ 『森下仁丹株式会社とキューオーエル株式会社の業務提携のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2008年5月19日。2014年1月8日閲覧。
  12. ↑ 『森下仁丹(株)のキューオーエル(株)への出資のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2008年6月12日。2014年1月8日閲覧。
  13. ↑ 『連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2008年7月16日。2011年12月26日閲覧。
  14. ↑ 『本社移転に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2008年12月1日。2011年12月26日閲覧。
  15. ↑ 『子会社設立のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2009年3月24日。2014年1月8日閲覧。
  16. ↑ 『「ビフィーナ便秘薬」 平成21年9月17日新発売!』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2009年8月18日。2014年1月8日閲覧。
  17. ↑ 『『JINTAN 116』 2010年3月21日(日)より全国発売!!』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2010年3月19日。2014年1月8日閲覧。
  18. ↑ 『~初めて基礎体温を測定する女性のために~ 『メディケア婦人用体温計』『メディケア基礎体温表』3月25日(木)新発売!』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2010年3月11日。2014年1月8日閲覧。
  19. ↑ 『~メディケアブランドに口内炎治療薬2商品が登場!~『デンタルクリーム』『クールスロート 』9月21日(火)新発売!』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2010年9月10日。2014年1月8日閲覧。
  20. ↑ 『連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2011年1月6日。2014年1月8日閲覧。
  21. ↑ 『温浴関連商品「薬仁湯」類の販売権譲渡について』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2011年6月14日。2014年1月8日閲覧。
  22. ↑ 『まゆ毛と体毛の生育に塗って効く育毛剤 メディケア『ペレウス』2012年3月23日(金)順次発売』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2012年3月23日。2014年1月8日閲覧。
  23. ↑ 『合弁会社の解散に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2012年4月26日。2014年1月8日閲覧。
  24. ↑ 『創業120周年記念 商標「大礼服マーク」が若返ってリニューアル』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2013年2月5日。2014年1月8日閲覧。
  25. ↑ 『~森下仁丹創業 120 周年記念~ 旧梅仁丹ファンの熱い要望に応えて復刻・再登場!!『梅仁丹120』』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2013年2月5日。2014年1月8日閲覧。
  26. ↑ 『「ポードシリーズ」に新たに「1本入り」と「学童用」を追加2013年4月1日(月)より全国のドラッグストアにて発売』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2013年3月27日。2014年1月8日閲覧。
  27. ↑ 『30 年ぶりに再登場!!お口うるおう「ほろにが、ほろずっぱい」タブレット『レモン仁丹』』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2013年12月20日。2015年5月9日閲覧。
  28. ↑ 『日本初! 0歳から摂れるビタミンDの液状サプリメント『BabyD(ベビーディー)』 8月5日(火)より通信販売で発売開始!』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2014年8月5日。2015年5月9日閲覧。
  29. ↑ 『ブランド譲受に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2018年5月8日。2018年11月26日閲覧。
  30. ↑ 『「カシス-i」発売』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2018年7月20日。2018年11月26日閲覧。
  31. ↑ 『「カシス-i EX」発売』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2018年8月31日。2018年11月26日閲覧。
  32. ↑ 『完全子会社の吸収合併に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)森下仁丹株式会社、2019年8月9日。2020年1月29日閲覧。
  33. ↑ 歌手・森山良子さんをはじめ、お客様からの熱い要望で再販 森下仁丹株式会社
  34. ↑ "銀の粒"から生まれた最新技術!老舗企業の大転換経営 - テレビ東京 2013年8月22日
  35. ↑ ““便秘に悩む”田中哲司、CMで中高年のリアルな日常を熱演”. ORICON (2015年7月15日). 2015年7月15日閲覧。
  36. ↑ "仁丹ご愛用のアナウンサー福島暢啓さんがパーソナリティを務めるMBSラジオ「福島のぶひろの大新年会!おめでとう日本」 社長の森下雄司が出演し、スペシャル対談を放送!2023年で創業130周年。メモリアルイヤー企画第一弾 森下仁丹のこれまでの歩みと、この先を語る~2023年1月1日(日)11:25スタート~" (Press release). 森下仁丹. 22 December 2022. 2023年5月6日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


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