都成竜馬

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 都成竜馬 七段
平成29年11月、「人間将棋」(姫路市)にて
名前 都成竜馬
生年月日 (1990-01-17) 1990年1月17日(35歳)
プロ入り年月日 2016年4月1日(26歳)
棋士番号 304
出身地 宮崎県宮崎市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 谷川浩司十七世名人
段位 七段
棋士DB 都成竜馬
戦績
一般棋戦優勝回数 1回
2021年3月26日現在
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都成竜馬
人物
国籍 日本の旗 日本
YouTube
チャンネル
活動期間 2021年1月 -
ジャンル
登録者数 1.09万人
総再生回数 76万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年7月30日時点。
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都成 竜馬(となり りゅうま、1990年1月17日 - )は、将棋棋士[1]。谷川浩司十七世名人門下。棋士番号は304。宮崎県宮崎市出身[1]。

棋歴

将棋教室を開くほどの将棋好きだったアマ初段の父が、将棋の駒にちなんで「竜馬」と命名した。父と兄が指しているのを見て4歳頃に将棋を覚えた[1][2]。

2000年、小学5年の時に出場した第25回小学生将棋名人戦で優勝。決勝戦の相手は1歳年上の中村太地だった。その後、長年弟子を取らない方針だった谷川浩司が一人だけ弟子を取るという話を耳にし、小さな頃から憧れていた谷川に弟子入りを志願する手紙を書いた。谷川は小学生名人戦のビデオをわざわざ取り寄せて見て、都成の将棋と縁深い名前や、誕生日が1月17日で谷川自らも被災した阪神・淡路大震災の日付と重なることなどに運命的なものを感じ、唯一の弟子として迎え入れたという[3][4]。

同年9月、6級で関西奨励会に入会。しかし、入会当初は成績が振るわず、5級に昇級するまで1年9ヶ月、また5級から4級の昇級も1年3ヶ月費やした。その後は調子を上げ、4級から初段まではおよそ2年でかけ上がった。当時は宮崎から飛行機で大阪の関西将棋会館に通い、中学卒業後は大阪の高校に進学したが、将棋に専念するため3年の時に中退[5]。2007年7月、17歳で三段に昇段し、2007年度後期(第42回)より奨励会三段リーグに参加。リーグ戦では12勝6敗の成績を4回経験し、第45回と第52回でそれぞれ4位となるものの、直後のリーグ戦で良い成績が残せない等で三段リーグを抜けられずにいた。

三段在籍中に出場した第44期新人王戦(2013年度)で、奨励会三段として3人目となる決勝三番勝負進出。2013年10月22日に行なわれた決勝戦(第3局)で藤森哲也に2勝1敗で勝利し、史上初の奨励会員による一般棋戦優勝を果たした[6]。この快挙を受け日本将棋連盟は、「新人王戦で奨励会三段が優勝した場合、進行中の三段リーグ終了時に次点[注 1]をつける」という規定を2014年1月14日付で新設、2014年4月開始の第55回奨励会三段リーグより適用し[7]、新人王戦優勝の都成には第55回奨励会三段リーグの終了時(2014年9月)に次点が与えられた[7]。

2015年1月22日に行われた第46期新人王戦2回戦、対牧野光則戦は、先手玉が入玉したが後手番の都成は攻め続け、先手玉を後方に追いやったものの、最終的には343手という長手数で敗れた。この対局で、第42回将棋大賞の名局賞特別賞を受賞した[8][注 2]。

2015年度後期(第58回)の三段リーグでは前半戦から好調を維持し、最終日の2局を残して2位以下に3勝差をつけて1位を確定し、四段昇段を決定させた。三段リーグ17期目、26歳の年齢制限で指し分け(9勝9敗)以下の場合、退会となる状況での昇段であった。宮崎県出身の将棋プロ棋士は高崎一生以来2人目[9][10]。

2016年度、初参加となる第75期順位戦では、初参加から2連敗ののち8勝2敗と、9勝1敗の昇級者3人に次ぐ成績を上げ次期は3位となった。

2017年度の第76期順位戦C級2組最終局で杉本和陽に勝利し、8勝2敗の成績となる。第76期C級2組は10戦全勝が1人の他、8勝2敗で7人が並ぶ大混戦となったが、順位差でC級1組への昇級を決め、同時に五段に昇段した。

2018年度は、第31期竜王戦 6組ランキング戦・準決勝で高野智史に勝利して5組昇級を決め、決勝で大橋貴洸に勝利して6組優勝と決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメントでは5組優勝の藤井聡太に敗れた。また第60期王位戦は予選を決勝まで勝ち抜き、挑戦者決定リーグ入りをかけて谷川浩司との「師弟対決」が実現するも、105手で敗れリーグ入りを逃した。

2019年度に入り、第45期棋王戦は予選決勝で藤井聡太を下して対藤井6戦目にして初勝利、本戦進出を果たした[11]。また、第32期竜王戦で4組昇級を決め、竜王ランキング戦連続昇級により六段に昇段した。

2019年4月より高見泰地・向井葉月(乃木坂46)とともにNHK Eテレ「将棋フォーカス」の司会を担当[12]。

2021年1月よりYouTubeにて自身のチャンネル「【将棋棋士】都成竜馬とゆく / Ryuma Tonari」を開設した[13]。同年3月には、第34期竜王戦で2組昇級を決め七段に昇段した。

2022年には、第35期竜王戦の2組昇級者決定戦で増田康宏に勝利し、自身初の竜王戦1組昇級を果たした。また、6組から1組まで5期連続で昇級となった。5期連続昇級は佐藤康光、鈴木大介、橋本崇載、佐藤天彦、藤井聡太に続いて6人目。

棋風

振り飛車党で中飛車を得意とする。ただし、優勝した新人王戦では一手損角換わりや相掛かり等の居飛車も指している。

新手メーカーとして知られ、公式戦で振り飛車側をもってミレニアム囲いを最初に指した棋士とされる。また、対ゴキゲン中飛車超急戦における都成新手を奨励会時代に発見した。

『都成流』と呼ばれる後手番の新戦法を編み出しており、同じ関西所属の糸谷哲郎が西遊棋のイベントで紹介している。

人物

実家は宮崎市で「有限会社 白水舎乳業」という乳業会社を営む[9][14][15]。

従兄弟に俳優の松崎悠希がいる。四段昇段が決まった際には松崎が自身のFacebookにて祝福メッセージを寄せた[16]。

好きな駒は「香車」。理由について「取り残されてしまうこともあるけど、すごく活躍することもありますし。香車が一番、ドラマがある人生を歩んでいるような気がします」と答えている。また、「竜と馬だったらどっちが好きですか?」という質問には「竜だと、正式な名前は『竜王』じゃないですか? でも馬は『竜馬』なので。だから馬かなって(笑)」と答えている[17]。

好きな女性のタイプとして佐々木希を挙げていたことがある。しかし芸能人やアイドルはあまり知らず、乃木坂46のメンバーの名前も「将棋フォーカス」出演が縁で、ようやく伊藤かりんと向井葉月の2人の名前を覚えたという[18]。

自身32歳の誕生日である2022年1月17日、日本将棋連盟を通して結婚したことを公表した[19][20]。

2024年の『女性セブン』12号(4月4日号)で、斎藤明日斗、中村太地、徳田拳士とともに、将棋界のイケメン棋士たち「S4」として特集が組まれた。

昇段履歴

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

  • 2000年9月 : 6級 = 関西奨励会入会 [1]
  • 2005年8月 : 初段
  • 2007年2月 : 二段
  • 2007年7月 : 三段(第42回奨励会三段リーグ〈2007年度後期〉から三段リーグ参加)
  • 2016年4月01日 : 四段(第58回奨励会三段リーグ成績1位) = プロ入り [1]
  • 2018年3月15日 : 五段(順位戦C級1組昇級)[21]
  • 2019年11月13日 : 六段(竜王ランキング戦連続昇級)[22]
  • 2021年3月25日 : 七段(竜王ランキング戦連続昇級)[23]

主な成績

一般棋戦優勝

将棋大賞

在籍クラス

順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦
出典[24]
(出典)竜王戦
出典[25]
期 名人 A級 B級 C級 0 期 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
2016 75 C250 8-2 30 6組 -- 1-1/昇2-1
2017 76 C203 8-2 31 6組 0-1 6-0/昇0-0
2018 77 C132 5-5 32 5組 -- 3-1/昇1-0
2019 78 C120 8-2 33 4組 -- 3-1/昇1-0
2020 79 C105 5-5 34 3組 -- 3-1/昇0-0
2021 80 C116 6-4 35 2組 -- 2-1/昇1-0
2022 81 C111 7-3 36 1組 -- 1-1/出0-1
2023 82 C104 8-2 37 1組 -- 0-1/出0-1
2024 83 C106 - 38 2組 -- -
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

年度別成績

公式棋戦成績
年度 対局数勝数負数勝率(出典) 通算成績
2016年度 4226160.6190[26] 対局数勝数負数勝率(出典)
2017年度 4332110.7441[27] 855827
2018年度 5134170.6666[28] 1369244
2019年度 4329140.6744[29] 17912158
2020年度 4329140.6744[30] 22215072
2016-2020
(小計)
22215072 通算成績
年度 対局数勝数負数勝率(出典) 対局数勝数負数勝率(出典)
2021年度 4024160.6000[31] 262174880.6641[32]
2022年度 3824140.6315[33] 3001981020.6600[34]
2023年度 3019110.6333[35] 3302171130.6575[36]
2021-2023
(小計)
1086741
通算 3302171130.6575[36]
2023年度まで

出演

テレビ

  • 将棋フォーカス(2019年4月 - 2022年3月、NHK Eテレ) - MC担当
    • (2022年10月 - 2023年3月) - 番組内将棋講座「直送! 都成ファームのおいしい振り飛車」講師
  • 趣味どきっ! 火曜「最短マスター!日本のボードゲーム囲碁将棋」(2022年10月 - 2022年11月、NHK Eテレ) - 囲碁棋士の鶴山淳志、アンジュルムのメンバー等と共演

ウェブテレビ

  • 「藤井四段に『2度負けた男たち』の証言」(2017年6月14日、AbemaTV)[37][38]
  • 叡王戦記念特番 東西対抗 詰将棋カラオケ(2019年3月30日、ニコニコ生放送)[39] - 西チーム

著作

  • 振り飛車最前線 対中飛車 角道不突き左美濃. マイナビ将棋BOOKS. マイナビ. (20180226). ISBN 978-4839965266 

脚注

注釈

  1. ↑ 三段リーグ3位相当となり、その後の三段リーグで3位になれば次点2回となり、フリークラスでの四段昇段の権利が得られるメリットがある。ただし、新人王戦を2回優勝しても四段昇段が出来ない制限がある。
  2. ↑ 奨励会員の将棋大賞受賞は、第35回(2007年度)の今泉健司、第38回(2010年度)の星野良生(いずれも升田幸三賞)に次いで3人目。名局賞特別賞は史上初。

出典

  1. 1 2 3 4 5
  2. ↑ 6度目の正直で藤井七段に勝利 都成竜馬五段は遅咲の花
  3. ↑ 将棋界の竜馬、うれしい昇段 谷川九段唯一の弟子
  4. ↑ 都成 竜馬| OSAKA HOSHI 図★鑑
  5. ↑ 6度目の正直で藤井七段に勝利 都成竜馬五段は遅咲の花
  6. ↑ 都成奨励会三段、初の新人王に ~奨励会員としては史上初めて~ | お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟
  7. 1 2 新人王戦における奨励会三段優勝者の規定について - 日本将棋連盟。
  8. ↑ 第42回将棋大賞が決まる! - 日本将棋連盟。
  9. 1 2 県内出身のプロ棋士11年ぶり誕生 大阪市の都成三段、狭き門奨励会を突破「タイトル目指して頑張る」/宮崎 - 毎日新聞・2016年3月31日
  10. ↑ 宮崎県出身プロ棋士誕生 05年以来県内2人目 - 宮崎日日新聞・2016年2月22日
  11. ↑ “都成五段が棋王戦本戦入り 藤井七段破る”. マイナビニュース (2019年5月29日). 2019年5月30日閲覧。
  12. ↑ “「乃木坂46」向井葉月、NHK Eテレ「将棋フォーカス」司会に…先輩・伊藤かりんから交代”. スポーツ報知 (2019年3月4日). 2019年3月5日閲覧。
  13. ↑ “【将棋棋士】都成竜馬とゆく / Ryuma Tonari - YouTube”. www.youtube.com. 2021年1月5日閲覧。
  14. ↑ 西遊棋実行委員会(糸谷哲郎) (2016年5月14日). “御実家の「夢みるく」発の…”. @kansaishogi. 2019年5月30日閲覧。
  15. ↑ “父の自信作“牛乳甘酒”が背中を押してくれる | インタビュー | 発酵日和”. 発酵日和 Hakko Beautiful days. 2019年1月10日閲覧。
  16. ↑ Yuki Matsuzaki 松崎悠希
  17. ↑ 10年後の挑戦(都成竜馬五段)【叡王戦24棋士 白鳥士郎 特別インタビュー vol.15】
  18. ↑ 【都成竜馬の感謝】師匠・谷川浩司から受け継がれた棋士としての誇り
  19. ↑ 「都成竜馬七段が結婚」『日本将棋連盟』2022年1月17日。
  20. ↑ 「将棋の都成竜馬七段が同い年の一般女性と結婚 師匠の谷川浩司九段「よかったねえ」」『スポーツ報知』2022年1月17日。2022年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  21. ↑ “都成竜馬四段が五段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2018年3月15日). 2024年7月15日閲覧。
  22. ↑ “都成竜馬五段が六段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2019年11月14日). 2019年12月19日閲覧。
  23. ↑ “都成竜馬六段が七段に昇段”. 日本将棋連盟 (2021年3月26日). 2021年3月26日閲覧。
  24. ↑ 「名人戦・順位戦」『日本将棋連盟』。
  25. ↑ 「竜王戦」『日本将棋連盟』。
  26. ↑ 2016年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  27. ↑ 2017年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  28. ↑ 2018年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  29. ↑ 2019年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  30. ↑ 2020年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  31. ↑ 2021年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  32. ↑ 通算成績(2022年3月31日対局分まで) - 日本将棋連盟(2022年4月1日時点のアーカイブ)
  33. ↑ 2022年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  34. ↑ 通算成績(2023年3月31日対局分まで) - 日本将棋連盟(2023年4月1日時点のアーカイブ)
  35. ↑ 2023年度棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  36. 1 2 通算成績(2024年3月31日対局分まで) - 日本将棋連盟(2024年4月1日時点のアーカイブ)
  37. ↑ “2度負けた棋士すら“ファン”にする藤井聡太四段の魅力 先輩3人が証言”. Abema TIMES (2017年6月14日). 2017年6月14日閲覧。
  38. ↑ “将棋・藤井聡太四段、2度負けた棋士3人が座談会「マンガのような強さ」”. Abema TIMES (2017年6月14日). 2017年6月14日閲覧。
  39. ↑ “【叡王戦記念特番】東西対抗 詰将棋カラオケ”. ニコニコ生放送 (2019年3月30日). 2020年3月21日閲覧。

関連項目

外部リンク