安野貴博

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安野 貴博
あんの たかひろ
2026年8月28日、首相官邸にて
生年月日 (1990-12-01) 1990年12月1日(35歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都文京区
出身校 東京大学工学部卒業
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修了
前職 SF作家、起業家、AIエンジニア
所属政党 (無所属→)
チームみらい
配偶者 黒岩里奈(2014年 - )
公式サイト チームみらい|未来は明るいと信じられる国へ
選挙区 参議院比例区
当選回数 1回
在任期間 2025年7月29日 - 現職
その他の職歴
初代 チームみらい党首
(2025年5月8日 - 現職)
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安野 貴博
生誕 (1990-12-01) 1990年12月1日(35歳)
日本の旗 日本・東京都文京区
職業 SF作家、起業家、AIエンジニア、政治家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 東京大学工学部卒業
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修了
ジャンル SF
主な受賞歴 第6回星新一賞優秀賞(2019年)
第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞(2021年)
デビュー作 『サーキット・スイッチャー』(2022年)
配偶者 黒岩里奈(2014年 - )
公式サイト チームみらい
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安野貴博
YouTube
チャンネル
活動期間 2023年 -
登録者数 26.2万人
総再生回数 24,145,819 回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2026年2月11日時点。
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安野 貴博(あんの たかひろ、1990年〈平成2年〉12月1日[1] - )は、日本の起業家、AIエンジニア、政治家、SF作家。チームみらい所属の参議院議員(1期)、チームみらい党首。

ボストン・コンサルティング・グループでの勤務を経て、株式会社BEDORE代表取締役、MNTSQ株式会社共同創業者、東京都政策連携団体の一つである一般財団法人GovTech東京のアドバイザー等を歴任している[2]。

日本SF作家クラブ会員[3]。

岐阜大学人工知能研究推進センター客員准教授[4]。

2025年、政治団体「チームみらい」の設立を発表[5]。第27回参議院議員通常選挙では「チームみらい」から15人が立候補した[6]。安野自身は全国比例区から当選し、「チームみらい」は国政政党化を果たした[7]。

妻は文藝春秋の書籍編集者で、チームみらい前事務本部長(初代)の黒岩里奈[8][9][10]。

来歴

生い立ち

1990年、東京都文京区出身[11](本籍地:大阪府堺市堺区[12])。開成中学校・高等学校卒業[13]。東京大学工学部システム創成学科で松尾豊教授の研究室(松尾研)に所属[14]。AIや機械学習を学ぶ。2014年、同学科を卒業[15]。

AIエンジニアとして

2023年5月9日、総理大臣官邸でのAIに関する次世代リーダーとの車座対話にて
2023年5月9日、内閣総理大臣岸田文雄(右)に人工知能で生成した声真似を披露

2014年、ボストン・コンサルティング・グループ入社[15][11]。

2015年、Pepperと人間によるお笑いコンビ「ペッパーズ」にプログラム担当として参加[3][16][注釈 1]。M-1グランプリではロボットとしては史上初となる1回戦突破を果たす[15]。2016年にもM-1グランプリに出場し、2年連続で1回戦突破[17][18]。

2016年、2015年度未踏事業プロジェクト成果により未踏スーパークリエータに認定[19][15]。担当プロジェクトマネージャーは石黒浩[20]。

同年、株式会社PKSHA Technologyの自動対話領域の事業を分割する形で設立された子会社・株式会社BEDOREの代表取締役に就任[21][22]。

2018年、リーガルテックのMNTSQ株式会社を共同創業[3]。長島・大野・常松法律事務所や西村あさひ法律事務所の出資を受け、三菱商事や日立製作所にAIを活用した法務サービスを提供[23]。売上高1兆円以上の国内企業の約5社に1社で利用されている[24]。

2022年、テクノロジーを活用したアートのあり方を模索するため、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに入学、Graduate diploma(大学院準備コース。本コースではなく、日本では準修士号の呼称/イギリスでは学士に相当)を取得[11]。

同年、デジタル庁のデジタル関係制度改革検討会 デジタル法制ワーキンググループ構成員に選出[25]。

2023年、「アジアデジタルアートアワード福岡」インタラクティブアート部門大賞を受賞[26]。同年、第2回AIアートグランプリ優秀賞を受賞[27]。

同年5月9日、総理大臣官邸で開成高校の先輩でもある岸田文雄・内閣総理大臣(当時)らと意見交換。生成AIを利用した岸田のリアルタイム声真似を披露し、「おお、すごい」と驚かれた[28][29]。岸田とは、総理退任後の2025年3月にYouTubeの文藝春秋PLUS公式チャンネルで配信された動画で対談し、政治とAIの関係、ディープフェイク問題などについて語り合った[30]。

2022年12月12日、NHK『クローズアップ現代』にSF作家・AIエンジニアとしてゲスト出演[31]。

2024年11月13日付けで、東京都のデジタルトランスフォーメーションに取り組む政策連携団体である一般財団法人GovTech東京のアドバイザーに就任した[32]。

2025年1月16日、AIなどのデジタル技術を政治に活用する実験プロジェクト「デジタル民主主義2030」を始めると発表した[33]。

2025年2月14日、GovTech東京のアドバイザーの範囲をブロードリスニング分野から領域を広げ、AI活用全般に関するアドバイザーとなることが発表された[34]。GovTech東京のアドバイザーは2025年の参院選前に任期満了となっている。

小説家として

2019年、『コンティニュアス・インテグレーション』で第6回星新一賞優秀賞を受賞。それまで小説を書いたことがなかった[35]が、素粒子物理学者の大栗博司から「文学作品としてはグランプリのレベル」と評される[36]。表彰式後に早川書房の編集者に声をかけられ、長編執筆に取り組む[37]。

2021年、自動運転をテーマにしたSF小説『サーキット・スイッチャー』で第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞[14]。選考委員は東浩紀ら。2022年1月19日、早川書房より刊行され、小説家としてデビュー[14]。小島秀夫がTwitterで「僕は5点満点!」と絶賛し[38]、文庫化の際は推薦文を寄せた。

2022年5月22日、新川帆立、斜線堂有紀、人間六度らと共に日本SF作家クラブ入会[39]。

政治活動家として

2024年7月6日、東京都知事選挙の街頭演説にて

2024年東京都知事選挙に出馬した。6月6日に記者会見を開き、出馬の意思を表明[40]。7月7日の投開票で15万4,638票(速報値)を獲得[41]。小池百合子、石丸伸二、蓮舫、田母神俊雄に次ぐ5位となる健闘を見せた。この得票数は、2014年の家入一真の8万8,936票を上回り、30代の立候補者としては史上最多。2012年の中松義郎の12万9,406票[42]を上回った。テクノロジーを活用した選挙戦略や、配偶者の黒岩里奈の応援演説がネットを中心に話題となった。その一方、選挙期間中の報道量は少なく[43]、事実上は泡沫候補扱いであった。

新党「チームみらい」結成

2025年7月13日、参議院議員選挙の演説会にて
2025年10月12日、チームみらい幹事長の高山聡史と
2026年5月20日、高市早苗首相との党首討論に臨む安野

2025年5月8日、政治団体「チームみらい」の設立を発表した[5]。設立時のメンバーは安野貴博、高山聡史、黒岩里奈。第27回参議院議員通常選挙で選挙区と比例代表(安野自身を含む)あわせて15人が立候補した[6]。候補者の平均年齢が35歳と若い政党であり[44]、その多くが2024年東京都知事選挙の際に安野を支援するために集まったメンバーであった[45]。

序盤は苦戦が予想されていたが、7月17日のJNN中盤調査で議席獲得の可能性ありと報じられた[46][47]。

7月20日の投開票の結果、比例区で安野が1議席を獲得し、チームみらいとして国会に初めての議席を得た[48][49]。初の国政選挙挑戦で議席を獲得した[50]。また、チームみらいは比例で得票率の2.6%を獲得し、公職選挙法上の政党要件を満たした[51][52][53][54]。

この参院選で最年少当選者となったのは国民民主党の奥村祥大(31歳)で、34歳の安野は2番目に若い参議院議員となる[55]。また、奥村、安野ら4人が初の平成生まれの参議院議員となった。

7月21日、DayDay.に生出演し、「(国会に)パソコン持ち込むのは、品位がないからダメらしいです。品位がないと」と明かすと、インターネット上では国会にパソコンやタブレットが持ち込めない現状が話題となった[56]。7月22日、台湾の政治家で数位発展部初代部長を務めたオードリー・タンは参議院選挙に言及し、「AIエンジニアの安野貴博氏が当選したことに注目している」と話した[57]。

7月25日、総務省で当選証書を受け取った[58]。

7月29日、参議院議員としての任期が開始。同日、参議院は参院選を踏まえた新たな会派を発表。安野は無所属となった[59]。8月1日、臨時国会(第218回国会)が召集され、初登院した[60]。委員会は総務委員会所属となった[61]。

9月18日、参議院選挙後、チームみらいの党首として初めての定例会見を実施[62][63]。国会内で会見し、与野党各党の参院会派への加入について「現状、考えていない」と述べた。また、「デジタル民主主義」実現へ超党派の勉強会を与野党に呼び掛け、10月上旬までの開催を目指す考え、党員制度を創設し、募集を始めたことなどを発表し、今後2週間に1回のペースで党首会見を行うとした[64]。

10月2日、定例会見を実施。政治資金の出入りを可視化するツール「みらいまる見え政治資金」を発表した[65]。同ツールは参議院選挙の際、公約として訴えていた施策の一つで、銀行口座やクレジットカードなどのデータと、会計ソフトを自動連携させ[66]、収入や支出の詳細を随時ホームページ上で公開するもので、安野は「政治とカネ問題を終わらせるということに関する1歩目になる」と述べた。また、首相指名選挙については決選投票になった場合も含め、安野貴博に投票する考えを明らかにした[67]。10月21日に行われた首相指名においては安野自らの他、無所属の泉房穂も安野へ投票し参議院で2票を獲得している[68]。

2026年1月20日、無所属の尾辻朋実と共に院内会派「チームみらい・無所属の会」を結成した[69]。

5月20日、党として初の党首討論に臨み、人工知能の活用方法や課題について高市早苗首相と議論を交わした[70]。

6月25日、国会議員向けのAI勉強会を開催。20人ほどの与野党の議員らが参加し、安野が講師となってAIを用いてソフトウェアを制作する手法(バイブコーディング)の講義が行われた[71]。

人物

2025年7月7日、名古屋大学前にて手を振る安野

現在は髪を長髪にしているが、その理由については「いろいろな髪型を経験しておきたい」と語っている[72]。過去には丸刈りにしていた事もあるという。また、長髪も「ずっと長髪にはしないと思います」と語っており、ヘアドネーションができる長さまでは伸ばしたいと語っている。

好きな作品に『HUNTER×HUNTER』、『新世紀エヴァンゲリオン』、『メタルギア』を挙げている[73]。

竹中平蔵(経済学者)は、2025年の参院選後の内閣人事について、「チームみらいの安野貴博氏にデジタル大臣をお願いするという方法も模索するべきです」と提言した[74]。

資産

2026年1月に議員の資産公開で、安野が総額3億6068万円の現金や有価証券に加え、Amazon.com、マイクロソフト、アルファベット(Google親会社)、エヌビディアなどの人工知能(AI)関連企業を含む株式を、合計68万4865株保有していると報道された[75]。

しかし、資産公開が報じられた同日、安野は自身のX(旧Twitter)において、報道で示された株式保有数について「私の認識と2桁違う」と投稿し、事実関係を確認した上で必要があれば訂正書類を提出する意向を示した[76]。翌6日、安野は再度Xにおいて確認結果を公表し、当初報道された株式保有数に誤りがあったとして、正しい保有株数を以下の通り示した。Amazon.com(AMZN)440株、エヌビディア(NVDA)1200株、マイクロソフト(MSFT)170株、アルファベット(GOOGL)1440株であると説明し、誤りの原因は「表の読み間違い」であったと述べた。また、正式な修正書類を提出する意向も示した[77]。

その後、安野は1月7日に参議院事務局へ訂正願を提出し、翌8日に行われた党首会見(YouTube配信)において、資産等報告書の誤記の経緯や訂正内容について説明した。同日公開したnoteでは、株式数を記入すべき欄に米ドルベースの時価評価額を誤って記載したことが誤りの原因であったとし、訂正前の記載(アマゾン10万3008株、アルファベット27万7718株、エヌビディア21万3444株、マイクロソフト9万965株)はいずれも評価額であり、正しい保有株数はアマゾン440株、アルファベット1440株、エヌビディア1200株、マイクロソフト170株であると説明した。また、公開対象となる資産は貯金約3800万円、国債約6400万円、投資信託等約2億5900万円、株式約1億円など、合計約5億円であるとし、誤った情報に基づく混乱を招いたことを謝罪した[78][79]。

政策・主張

NHKの候補者アンケートでの回答[83]

国会での質疑

2025年11月25日、参議院総務委員会で初質問。テクノロジーを通じた行政コストの削減とAI開発環境の整備を中心に、以下の3点を提言した[84][85][86]。

  • 「申請主義」から「プッシュ型支援」への転換 - 各種支援制度における申請手続きが、国民・自治体双方の過度な負担になっていると指摘。所得データ等に基づき、自動的あるいは簡益な確認のみで給付を行う「プッシュ型」への転換を求めた。これに対し、林芳正総務大臣は、BPR(業務プロセス再設計)を徹底した「フロントヤード改革」を推進し、2026年5月をめどに改革手順書を全国展開する方針を示した。
  • 自治体ソフトウェアのオープンソース化(OSS) - 自治体システムの重複投資を解消するため、公費で開発されたプログラムのソースコードを「公共財」として公開・共有すべきだと主張。法的障壁となっていた地方自治法上の公有財産の解釈について質し、林総務大臣から「プログラムの著作権は公有財産に該当するが、著作物そのものは該当せず、OSSとして公開することに地方自治法上の制約はない」との答弁を引き出した。これを受け、総務省(小川康則自治行政局長)は全国の自治体へ改めてこの解釈を周知すると述べた。

2025年12月2日、参議院総務委員会において、NHK決算に関する質疑を行った[87]。

  • AI開発における日本語データの活用 - 日本の文化や習慣を反映した「信頼できるAI」の開発には高品質な日本語データが不可欠であるとし、NHKが長年蓄積してきた放送アーカイブデータの利活用を提案した。これに対し、NHKの稲葉延雄会長は、自局のデータを学習させたAIが報道事実に関して誤った回答をする割合が大きく減少したという成果を挙げ、外部のAI開発事業者へのデータ提供についても、知的財産の価値を守ることを前提に検討していく意向を示した。
  • AIサービス利用者への適切な情報提供 - AIを通じて情報収集を行う国民が増加している現状を踏まえ、AIサービス事業者がNHKの正確な情報を参照できる仕組みの整備を求めた。総務省からは、研究目的に限らずAIサービス事業者に情報を提供することは、一般論として放送法に抵触しないとの見解が示された。これを受け、NHK側もAIサービスへのコンテンツ提供を放送の二次利用に準ずるものと位置づけ、個別案件ごとに検討する姿勢を示した。
  • ランサムウェア攻撃への備えと意思決定の明文化 - 国内外で相次ぐランサムウェア攻撃に対し、公共放送としてのNHKの防御態勢を質した。安野は、実際に攻撃を受けた際の現場の混乱を避けるため、身代金の支払いの可否といった重要な判断基準を事前に検討し、書面として明文化しておくことを提言した。

2025年12月16日、参議院総務委員会において、以下の2点について質疑を行った[88]。

  • 行政相談チャットボット「Govbot」の抜本的強化 - 行政のAI活用の中核事業である「国・地方共通相談チャットボット(Govbot)」について、1回答あたりのコストが有人コールセンターを大幅に上回る現状や、生成AI登場以前の設計による満足度の低さを指摘した。これに対し、仕様を固定するウォーターフォール型から、改善を繰り返すアジャイル型調達への転換や、生成AIの文書生成能力の活用、KPIの再設定を提言した。林芳正総務大臣および今枝宗一郎デジタル副大臣は、指摘された点を課題として認め、デジタル庁と連携して生成AI活用やKPIの見直しを検討する方針を示した。
  • 政治資金管理のデジタル化と透明化 - 政治資金収支報告書のオンライン化が進む中、自身の党で開発した「みらいまる見え政治資金」の知見に基づき、銀行口座やクレジットカード明細の自動取得による事務ミスの防止と、国民が議員名や政党名で検索できる視覚的デザインの導入を求めた。林総務大臣は、自動連携が手間やミスの軽減に寄与するとの認識を示す一方、情報連携の義務化や公開の在り方については、各党・各会派で議論すべき事柄であるとの見解を述べた。

 

物議・批判

ぜんそく治療薬に関する発言

2025年6月17日、安野は、【OTCの話:喘息治療薬の保険適用除外は適切か?】として、ぜんそく治療薬の保険適用について投稿した。「予防を全くしていないにも関わらず、発作を起こしたときにその場しのぎの薬をもらう方は保険で対応しない」とし、「公平性を保った医療費削減と、患者さんの健康を両立できる医療制度を提案」する、との提言をした[89]。この投稿に対し、チームみらいの医療領域に関する知見不足や、命に関わるテーマに対する検討・発信の体制を不安視する批判の声も見られた[90][91]。

安野は6月25日に謝罪文を投稿し、「普段から予防的な行動をとっていない方は、医師の処方でも保険適用外(全額自己負担)という記載になっており、喘息患者さんやそのご家族をご不安にさせるものであったことを深く反省しております」「身体的、精神的、社会的背景など、様々な理由で受診が難しい方々に追加の負担を強いるような記述でした。そして、患者さんの受診行動の適切さをレセプトデータ等限られたデータから評価できるという考え自体も危ういものでした」「医師の処方を保険適用外にする意図はなく、改めて、チームみらいは保険診療における医師の処方は保険適用で行われるべきという前提を変えるものではない」とし、「少子高齢化の進行によって、必要な方に必要な医療を届けられなくなる可能性があります。社会保障費が増大し続ける中で、『誰も取り残さない日本』を現実的な負担配分の中でどう実現するか、私たちはこの厳しい現実に、今こそ真剣に向き合う必要があることは確かです」と述べた[90]。

ファクトチェックAIについて

安野が開発した「AIファクトチェッカー」は、公明党などに導入されたが、これに対し、ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)などの専門団体や有識者からは、国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)が定める「非党派性と公正性」の原則から逸脱しているとの批判がなされている。これらの指摘では、ファクトチェックは第三者による検証が原則であり、当事者である政党自身が行うものは該当しないとした上で、権力を持つ政党による運用が言論弾圧や検閲につながる懸念が表明された。これに対し安野は、「直接、言論弾圧につながるとは思っていない」としている [92]。

資産公開と過去の寄付呼びかけとの齟齬

安野は2025年5月にYouTubeチャンネル「安野貴博の自由研究」に公開した動画で、選挙資金として1億円がかかるとし、視聴者に広く寄付を求めていた。動画内では「安野さんは会社を立ち上げているからお金に余裕がある」との視聴者のコメントを取り上げる形で、配偶者の黒岩が、「私はこれが一番腹が立ったね。そんなはずないだろうと。うちの家計を見てごらんなさい。ウチにとって2000万円がどれほど大きいか」と発言し、安野が同調した。さらに黒岩は選挙中の7月18日に「安野も、私との将来のために貯めてくれていた2000万円をすべて投じました」と発言した。後に安野が議員の資産公開で多額の現金や有価証券を保有していたことが報じられると、以前の選挙資金に関する発言と実際の資産額のギャップに対し、「選挙の時にギリギリに身銭切って2000万しんどいって設定だったんだから、その保有資産に対する批判はそりゃ甘んじて受けるべき」などと、不信感を抱く声が多く寄せられた[93]。

2026年1月5日公開(安野氏の1月8日修正含む)では、総額3億6098万円(大半が国債などの有価証券)と別途株式を保有(アマゾン・ドット・コム440株、マイクロソフト170株、アルファベット1440株、エヌビディア1200株。公表時の時価評価額は約1億3700万円)、合計は約5億円である[94]。

所属議員連盟

著作

単著
  • 『サーキット・スイッチャー』(早川書房, 2022年)国立国会図書館書誌ID:031908921 ISBN 978-4-15-210078-8
    • 『サーキット・スイッチャー』(ハヤカワ文庫, 2024年)ISBN 978-4-15-031570-2
    • 『サーキット・スイッチャー(漫画版)』(川合銀河 作画, 安野貴博 原作, KADOKAWA, 2026年)
  • 『松岡まどか、起業します : AIスタートアップ戦記』(早川書房, 2024年)ISBN 978-4-15-210345-1
  • 『1%の革命: ビジネス・暮らし・民主主義をアップデートする未来戦略』(文藝春秋, 2025年)ISBN 978-4-16-391939-3
  • 『はじめる力 : 行動に必要なのは才能でも性格でもなく技術だ』(サンマーク出版, 2025年)ISBN 978-4-7631-4212-2
共著
  • 『日経「星新一賞」第六回受賞作品集』(梅津高重, 安野貴博, 竹内正人ほか共著, 日本経済新聞社, 2019年, 安野「コンティニュアス・インテグレーション」収録)
  • 『2084年のSF』(逢坂冬馬, 福田和代, 安野貴博, 青木和 ほか20余名共著, ハヤカワ文庫, 2022年, 安野「フリーフォール」収録)ISBN 978-4-15-031522-1
  • 『AIとSF』(揚羽はな, 長谷敏司, 安野貴博, 高山羽根子ほか20余名共著, ハヤカワ文庫, 2023年, 安野「シークレット・プロンプト」収録)ISBN 978-4-15-031551-1
  • 『AIを生んだ100のSF (ハヤカワ新書 ; 023)』(暦本純一, 梶田秀司, 安野貴博, 松尾豊ほか述, 大澤博隆 監修・編, 早川書房, 2024年)ISBN 978-4-15-340023-8
  • 『SF作家はこう考える : 創作世界の最前線をたずねて』(茜灯里, 安野貴博, 揚羽はな, 大澤博隆, 粕谷知世ほか共著, 日本SF作家クラブ 編, Kaguya Books, 2024年)ISBN 978-4-7845-4150-8
小説誌・論壇誌等への寄稿(一部)
  • 安野貴博 (2023)純粋人間芸術 (特集 AIとの距離感) . SFマガジン, 64巻1号, pp.10-22.
  • 安野貴博, 竹田人造, 岡本隼一 (2023) 「AI法廷の模擬裁判」企画対談 安野貴博×竹田人造. SFマガジン, 64巻4号, pp.210-215.
  • 安野貴博 (2023) ディープ・フェイカーズ. 小説すばる, 37巻6号
  • スティーヴン・ウルフラム, 安野貴博, 高橋聡 (2023) スティーヴン・ウルフラム『ChatGPTの頭の中』発売記念インタビュー AI、SF、そしてルリアド. SFマガジン, 64巻6号, pp.130-135.
  • 安野貴博 (2024) Interview 文系向きのAI必須スキルはチームマネジメント力だ (特集 まだ間に合う! 生成AI ; ビジネスの生産性が劇的アップ! 達人が直伝! 生成AI活用術). Diamond Weekly, 112巻33号, pp.40-41.
  • 阿川佐和子, 安野貴博 (2024) 阿川佐和子のこの人に会いたい(第1512回)安野貴博 AIエンジニア・SF作家 日本がAIをうまく取り入れられれば、経済が上向くし、労働者人口の問題も解決していく。 週刊文春, 66巻41号, pp.114-119.
  • 上田岳弘, 安野貴博 (2025) 対談 未来の政治と文学を捉えるために. 文學界, 79巻1号, pp.96-110. ISSN 0525-1877
  • 西田亮介, 安野貴博 (2025) 西田亮介の深層熟考(6)AI時代に大学で何を学ぶべきか? 未来の教育とテクノロジーの行方. サンデー毎日, 104巻18号, pp.18-22. ISSN 0039-5234
  • 安野貴博 (2025) 月面の弁護人. SFマガジン, 66巻3号, pp.68-81.
  • 安野貴博, けんすう (2025) 特別対談 AIが導く新世界を楽しく生きていける人の条件 : 実はものすごいチャンスがゴロゴロ転がっている (総力特集 圧倒的な差がつくAI仕事術 : 「とにかく使ってみる」それが一番大切). The 21, 42巻8号, pp.14-17. ISSN 0910-9811
  • 安野貴博 (2026) デジタル民主主義を加速させる (特集 高市政権が直面する難局と使命 2026年の世界). Voice, 通算577号, pp.110-119. ISSN 0387-3552
  • 安野貴博, 山田俊浩 (2026) スペシャルインタビュー 躍進「チームみらい」の戦略を聞く AIの徹底活用で政治の生産性を10倍に. 週刊東洋経済, 通算7278号, pp.16-19.
  • 玉木雄一郎, 神谷宗幣, 安野貴博 (2026) 高市首相は他人の気持ちがわからない. 文藝春秋, 104巻5号, pp.152-161.
  • 安野貴博 (2026) 政知巡礼 安野貴博 チームみらい党首 今の日本は未来への投資が圧倒的に足りない. 経済界, 61巻7号, pp.30-33.

出演

テレビ

インターネット配信

選挙歴

当落選挙執行日年齢選挙区政党得票数得票率定数得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
落 2024年東京都知事選挙 2024年 7月 7日 34   無所属 15万4638票 2.27% 1 5/56  
当 第27回参議院議員通常選挙 2025年 7月20日 35 参議院比例区 チームみらい 23万9349票   50 1/3 1/1

脚注

注釈
  1. ↑ 相方は開成高校の同級生である吉本興業所属芸人の金子竣。
出典
  1. ↑ 「AIゆりこは50点 都知事選戦立候補の安野貴博氏 東大出身AIエンジニアのこれが“真AI戦術”」『スポニチアネックス』2024年6月24日。オリジナルの2024年6月23日時点におけるアーカイブ。2024年6月25日閲覧。
  2. ↑ “AIエンジニア・安野氏、都アドバイザー就任 都知事選で15万票獲得”. 毎日新聞. 2024年11月24日閲覧。
  3. 1 2 3 “日本SF作家クラブ 会員情報”. 日本SF作家クラブ. 2024年6月4日閲覧。
  4. ↑ “[人工知能安野貴博氏(客員准教授)の就任について]”. 東海国立大学機構 岐阜大学 高等研究院 (2025年5月14日). 2026年2月23日閲覧。
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関連項目

外部リンク

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