西村まさ彦

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にしむら まさひこ
西村 まさ彦
西村 まさ彦
2024年、横浜国際映画祭にて
別名義 西村 雅彦(旧芸名)
生年月日 (1960-12-12) 1960年12月12日(65歳)
出身地 日本の旗 日本 富山県富山市[1]
身長 178 cm
血液型 A型[2]
職業 俳優
ジャンル 舞台・映画・テレビドラマ
事務所 オフィスにしむら
公式サイト 有限会社オフィスにしむら
主な作品
テレビドラマ
『振り返れば奴がいる』
『古畑任三郎』シリーズ
『総理と呼ばないで』
『王様のレストラン』
『TEAM』
『やまとなでしこ』
『今夜、宇宙の片隅で』
『恋ノチカラ』
『俺の話は長い』
映画
『ラヂオの時間』
『黒い家』
『草原の椅子』
『怪談レストラン』
『超高速!参勤交代』シリーズ
『家族はつらいよ』シリーズ
受賞
日本アカデミー賞
最優秀助演男優賞
第21回『ラヂオの時間』『マルタイの女』
優秀助演男優賞
第23回『黒い家』
第41回『家族はつらいよ2』
話題賞 俳優部門
第21回『ラヂオの時間』
ブルーリボン賞
  • 助演男優賞
  • 1998年『ラヂオの時間』『マルタイの女』
その他の賞
キネマ旬報ベスト・テン
助演男優賞
1998年『マルタイの女』
日刊スポーツ映画大賞
助演男優賞
1997年『マルタイの女』『ラヂオの時間』
報知映画賞
助演男優賞
1997年『マルタイの女』『ラヂオの時間』
Cine Paris Film Festival
最優秀主演男優賞
2023年『[窓]MADO』
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西村 まさ彦(にしむら まさひこ、1960年12月12日 - )は、日本の俳優。旧芸名は、西村 雅彦(読み同じ)。富山県富山市出身[3][4]。オフィスにしむら所属[5]。

来歴

東京サンシャインボーイズに入団

劇団文化座の劇団員を経て[1]、東京サンシャインボーイズ[1]を主宰する三谷幸喜に出会い、誘われて入団。1987年の『まさかり先生の愛と冒険』のアイアンドーフ役で初舞台を踏む。

その後、多くの三谷脚本作品に出演しており、1990年・1992年の『12人の優しい日本人』、1990年・1993年『彦馬がゆく』、1991年の『ショウ・マスト・ゴー・オン』などで、1994年の『罠』を最後に同劇団が活動休止するまで看板俳優として活躍する[1]。

三谷幸喜のドラマで注目

その後、三谷が脚本を手がけた1990年のドラマ『やっぱり猫が好き』シリーズの「やっぱり猫が好き殺人事件」の警察官役でテレビドラマ初出演。同じく、三谷脚本の1993年の『振り返れば奴がいる』の最終回で、復讐のため主人公をナイフで刺した平賀医師役で注目される。

1994年より開始した『古畑任三郎』シリーズの今泉慎太郎役が当たり役となり、知名度を上げた[1]。その後も、1995年の『王様のレストラン』、1997年の『総理と呼ばないで』、1998年の『今夜、宇宙の片隅で』、1996年の『竜馬におまかせ!』など、三谷の脚本作品では欠かせない存在となる[1]。

映画・アニメでも幅広く活躍

映画においても、三谷の初監督作品である『ラヂオの時間』(1997年)で妥協しつつも仕事を愛するラジオ番組のプロデューサーに扮し、作品の屋台骨を支えた。同年の伊丹十三監督『マルタイの女』と併せ、キネマ旬報賞、ブルーリボン賞、報知映画賞など多数の助演男優賞を受賞し、映画の世界でもその名を轟かせる[1]。

以後、映画やテレビドラマを中心に活躍し、多数の作品で存在感を発揮した。キャリアを通じて多数の受賞歴を持ち[6]、コミカルからシリアスまで幅広い役柄をこなすバイプレイヤーとして、TVドラマ、映画、舞台で活躍を続ける。

スタジオジブリの『もののけ姫』(1997)、『風立ちぬ』(2013)に声優として参加した[6]。

2010年代

2011年12月、『笑の大学』と同じ布陣(三谷脚本、近藤芳正出演)による二人芝居『90ミニッツ』に出演[7]。

2011年の東日本大震災以降、被害を受けた宮城県岩沼市のメロン農家を支援するボランティア活動を展開[8]。これが縁で2015年には、同じく岩沼市を支援している静岡県袋井市主催の「全国メロンサミットinふくろい」のメロン大使に就任した[9]。2013年は、いわぬま健幸大使にも就任している[10]。

俳優活動30周年を機に、「俳優としてやっていく決意声明」として2017年5月より本名の西村雅彦から初の芸名となる西村まさ彦へと改名[11]、当面は作品により旧表記と併用する。

2020年代

2020年に富山で「表現研究所」「ウェストビレッジアカデミー」を、2022年11月に劇団「演劇集団富山舞台」を立ち上げ、富山からプロの俳優を輩出すべく尽力している。富山舞台座長[12]。

2022年、"化学物質過敏症が引き起こす問題"をテーマにしたクローズドな社会派ドラマである映画『[窓]MADO 』で主演となる“家族のために訴訟を起こし奮闘する父親”というシリアスな役を演じた。同作品はCine Paris Film Festival 2023にて最優秀作品賞を、主演の西村は最優秀主演男優賞を受賞している。

エピソード

  • 趣味は写真撮影、ボウリング、裏道散策。
  • 『古畑任三郎』が大ヒットした影響で、テレビではあわて者でコミカルなコミックリリーフの配役が多かった。だが、 三谷幸喜や小林隆によれば西村の素顔は「繊細」で[13][14]、本来はシリアスな演技を得意とする役者であり、『古畑』を除く三谷作品では大半がシリアスな役や敵役である。現在ではむしろ、渋みのある演技派として定着している。 舞台版『笑の大学』における演技は、まるで「この芝居を十年も演じている」かのような余裕が感じられ、藤山寛美にも似た系統の「色気」があると小林信彦に評された[15]。
  • 過去にはCDを発売している。『古畑任三郎』の今泉慎太郎役や『王様のレストラン』の水原範朝役として歌う曲、キング・クリムゾンのカヴァーが2曲収められている。
  • 2012年には一般(シニア世代対象)から志望者を募り、稽古から公演までを行う「西村雅彦プロデュース いしかわマスターズ文化祭」を開催[16]。2016年4月からは富山県内の中学生を募り、西村が演技指導と演出を担うFMとやまのラジオドラマ番組『西村まさ彦のドラマチックな課外授業』を開始するなど、若手の育成に力を入れている。

親族

  • 劇団員だった20代のときに夫人と出会い、1995年に結婚。まもなく長男が誕生した[17]。
  • 2020年6月、離婚したことが報道された[18]。

受賞歴

1995年、『王様のレストラン』で第5回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞受賞[19]。

1996年、『古畑任三郎』にて第8回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞受賞[20]。

1996年、近藤芳正との二人芝居作品『笑の大学』(舞台版)が第4回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞。

1997年、『ラヂオの時間』により第21回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞。また『ラヂオの時間』、『マルタイの女』により、第71回キネマ旬報賞助演男優賞[21]、第40回ブルーリボン賞助演男優賞、第22回報知映画賞助演男優賞、第10回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞助演男優賞受賞。

2018年、『家族はつらいよ2』により第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。

2023年、『[窓]MADO』によりCine Paris Film Festival 2023にて最優秀主演男優賞受賞。

出演

テレビドラマ

映画

舞台

  • 天国から北へ3キロ(1989年)
  • 12人の優しい日本人(1990年)
    • 再演(1991年)
    • 再々演(1992年)
    • リモート版-YouTube Live-(2020年)
  • 彦馬がゆく(1990年)
    • 再演(1993年)
  • ショウ・マスト・ゴー・オン(1991年)
  • ヴァンプ・ショウ(1992年)
  • 1979(1994年・ナイロン100℃)
  • 笑の大学(1996年)
    • 再演(1998年)
  • ラ・テラス(2001年)
  • 地球ゴージャス『カルテ』(2002年) - ユルブリ 役[55]
  • エデンの南(2002年)
  • Wブッキング(2003年)
  • 音楽劇 兵士の物語(2003年)
  • GOOD(2004年)
  • 大騒動の小さな家(2004年)
  • ドレッサー(2005年)
  • 初仕事納め(2006年) - 企画・出演
  • 歌の翼にキミを乗せ―ロクサーヌに捧げるハイネの詩―(2007年)
  • コースター(2007年) - 企画・出演
  • どんまいマインド(2008年) - 企画・出演
  • ナンシー(2010年) - 企画・出演
  • 90ミニッツ(2011年)[7]
  • 地球の王様(2012年) - 出演・企画
  • ベートーヴェンと三人の女たち(2013年) - 語り
  • ブラザーブラザー(2013年) - 出演・企画
  • おくりもの〜あるクリスマスの出来事〜(2014年) - プロデュース・出演[56]
  • めんたいぴりり(2015年) - 岡村吾郎 役
  • Walk oN!〜さあ、新しいキミに会いに行こう〜(2015年) - 共同演出・主演・五十男 役[57]
  • 御宿かわせみ(2016年) - 神林通之進 役
  • COASTER2017(2017年) - 泥棒 役[58]
  • 大悲(2019年)[59]
  • 恋、燃ゆる(2020年)[60]
  • 真白の恋〜世界で最も美しい湾〜朗読劇(2022年) - 渋谷晴臣 / 愛犬タモ 役(二役)[61]
  • 音楽劇『ピーターとオオカミ』(2023年)[62]
  • 蒙古が襲来(2025年)[63]
  • ミュージック・ダイアリー(2025年) - 久遠泰平 役[64]

劇場アニメ

吹き替え

ラジオ

ラジオドラマ

配信ドラマ

バラエティ

ドキュメンタリー

料理番組

音楽番組

情報番組

  • シネマタクシー(CS放送ムービープラス)
  • 極上をドウゾ(2009年4月 - 2009年9月、TBS) - ナレーター
  • わが家の「地デジ」奮闘記(2010年3月、NHK総合)
  • 続・わが家の「地デジ」奮闘記〜おじいちゃんと姉を救え!〜 (2010年7月、NHK総合)
  • データソムリエ西村雅彦 (2011年4月7日-2012年3月、福岡放送)
  • 趣味Do楽(NHK Eテレ)
    • ゼロからはじめるデジタル講座 くらしのタブレット(2014年) - 生徒
    • 使える!タブレット アプリとことん活用術(2015年) - 生徒

CM

音楽

アルバム

  • DECO(1996年、ポニーキャニオン)
  • トンガリNo.5(『P-kies 20th Century New Trax』に収録、2000年7月1日)

参加作品

書籍

  • 僕のこと、好きですか(1997年、小学館)ISBN 4-09-402161-2
  • Collection's-西村雅彦ビジュアル本(1998年、演劇ぶっく社)ISBN 4-88317-329-1
  • 西村雅彦赤道大紀行〜4万キロの軌跡と奇跡の先に見えるもの(2009年、Gakken Mook - 学習研究社)ISBN 978-4-05-605388-3
  • 西村雅彦の俳優入門ーー1カ月で効果が出るセリフのメソッド(2016年、飛鳥新社)ISBN 978-4-86410-526-2

DVD

脚注

注釈

  1. ↑ テレビ放送終了後、月に2本ネット向けの特別篇(CBCとマイクロソフトと提携)が配信。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 西村まさ彦 - KINENOTE
  2. ↑ 西村雅彦 - 日本タレント名鑑
  3. ↑ “西村まさ彦(富山出身)、主演映画に込めた思い語る JMAXとやまで『[窓]MADO』舞台あいさつ”. 北日本新聞webunプラス. 2024年7月27日閲覧。
  4. ↑ “シニア演劇 一緒にやろう 西村まさ彦さんの劇団 役者募る:北陸中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年7月27日閲覧。
  5. ↑ “西村まさ彦プロフィール”. OfficeNishimura. 2024年2月15日閲覧。
  6. 1 2 “西村まさ彦:プロフィール・作品情報・最新ニュース”. 映画.com. 2024年2月15日閲覧。
  7. 1 2 “三谷幸喜大感謝祭のラストは…舞台『笑の大学』コンビの西村雅彦×近藤芳正が再び!”. ザテレビジョン (2011年9月29日). 2021年4月17日閲覧。
  8. ↑ “西村雅彦、「メロン熊」にかみつかれる「こんなことしているから非公認」”. SANSPO.COM. 2015年5月13日. 2018年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2015年5月14日閲覧.
  9. ↑ “西村雅彦 メロン大使で被災農家支援”. DAILY SPORTS ONLINE. 2015年5月14日. 2015年5月14日閲覧.
  10. ↑ “岩沼のイメージアップとまちづくりを支援するため、「いわぬま健幸大使」を創設” (PDF). 岩沼市 (2013年12月). 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月21日閲覧。
  11. ↑ 西村まさ彦. “緊急のお知らせ”. 有限会社オフィスにしむら. 2017年6月1日閲覧。
  12. ↑ “W.V.A・文化事業”. OfficeNishimura. 2024年2月15日閲覧。
  13. ↑ 三谷幸喜、清水ミチコ『むかつく二人』幻冬舎、2007年1月27日、187頁。ISBN 978-4-344-01275-2。
  14. ↑ 『面白さのツボ!三谷幸喜の全仕事』宝島社〈別冊宝島〉、2003年、[要ページ番号]頁。ISBN 4-7966-3785-0。
  15. ↑ 小林信彦「1998 69 『笑の大学」と西村雅彦のオーラ」『コラムは誘う エンタテインメント時評---1995-98---』新潮社、1999年3月30日、221頁。ISBN 4-10-331823-6。
  16. ↑ “シニア役者輝く69人、緊張の大舞台”. いしかわマスターズ文化祭 (2012年). 2018年5月21日閲覧。
  17. ↑ “西村まさ彦、離婚していた…還暦目前、元劇団員夫人との25年間に終止符 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2025年9月23日閲覧。
  18. ↑ “西村まさ彦、離婚していた…還暦目前、元劇団員夫人との25年間に終止符 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2025年9月23日閲覧。
  19. ↑ “助演男優賞 受賞結果 1位:西村雅彦|第5回 - ザテレビジョンドラマアカデミー賞”. ザテレビジョン. KADOKAWA (1995年). 2018年12月16日閲覧。
  20. ↑ “助演男優賞 受賞結果 1位:西村雅彦|第8回 - ザテレビジョンドラマアカデミー賞”. ザテレビジョン. KADOKAWA (1996年). 2018年12月16日閲覧。
  21. ↑ 『キネマ旬報ベスト・テン95回全史1924→2021』キネマ旬報社、2022年5月26日、574頁。ISBN 978-4-87376-873-1。
  22. ↑ “西村雅彦、イベントで「黙れ小童!」連発!裏話も披露しファン大喜び”. Sponichi Annex. 2016年12月17日. 2017年6月8日閲覧.
  23. ↑ “《2020年大河ドラマ》“美濃編” の出演者を発表!大河ドラマ 麒麟(きりん)がくる”. NHK (2019年3月8日). 2019年3月8日閲覧。
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  33. ↑ “分かれ道、いくつも越えてきた――。昭和の大人の男女の恋と人生を描き、1983年に映画化された名作に新たな命が吹き込まれる。『リバイバルドラマ 居酒屋兆治』NHK BSプレミアム/BS4Kにて3月28日(土)よる9時放送!”. 東映テレビ. 東映 (2020年3月18日). 2020年5月20日閲覧。
  34. ↑ “『古畑任三郎』パロディに西村まさ彦“今湖くん”参戦で視聴者爆笑「配役だけで大笑いした」の声”. テレビドガッチ (2021年2月13日). 2021年2月25日閲覧。
  35. ↑ “船越英一郎・内藤剛志らサスペンスドラマ界のベテラン競演、秋元康が手がける考察劇”. 映画ナタリー. ナターシャ. 2022年9月24日. 2022年9月24日閲覧.
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  38. ↑ 野村宏平、冬門稔弐「12月12日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、357頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
  39. ↑ “佐藤浩市&西村雅彦、息ぴったりの掛け合いを成島監督絶賛”. 映画.com (2012年7月27日). 2015年5月14日閲覧。
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外部リンク

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